男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」
学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
102: 名無しさん@読者の声:2018/10/8(月) 20:53:08 ID:0fjZyZ29V2
『さてと、今日はこれで解散だ。ありがとうみんな。これからもよろしく頼むよ』スッ
パンッ!
男が手を叩いた。
すると、集まっていた若者たちが虚ろ目なまま、ゾロゾロと広場から捌けていき……
教会の広場には、俺と黒ずくめ男だけが残った。
103: 名無しさん@読者の声:2018/10/22(月) 17:32:55 ID:0fjZyZ29V2
男が朝礼台から飛び降り、こちらに向かってくる。
それに呼応するように、ストも前へと歩き始めた。
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
そして、お互いに腕を伸ばせば届く距離まで歩みを進め、
ピタッ
ストは臨戦態勢へと入った。
104: 名無しさん@読者の声:2018/11/25(日) 00:53:07 ID:HPxlY6rWzM
『……今日はありがとう、と言いに来たのだけれど、どうやら怒らせてしまったようだね』
スト「お前にいくつか聞きたいことがある。答えな」
『脅さなくても答えるよ。なんだい?』
ゴソゴソ
スト「この種」スッ
スト「最初は麻薬かなんかかと思ってたが、どうやら違うみたいだな。麻薬では、こんな大人数の行動を制御できたりしないよな?」
『…………』
スト「この種の中身はなんだ?」
『…………』
『ノーコメント』
105: 名無しさん@読者の声:2018/11/28(水) 23:14:48 ID:zzXPOUBqCU
ブオンッ!
『うおっ……と!』
ストの右足が空を切る。
スト「俺の蹴りを避けれる、ということは、格闘の心得が全くないわけではないらしいな」
『いやぁ、危ない危ない。もう少し離れとこうかな』
男はそう言ってストから二、三歩離れた。
スト「ノーコメントってことは、非合法の麻薬かなんかってことか?」
『麻薬ではない、とだけは断言しておこう。中身に関してはこれで許してくれないかな。他の質問には答えるから』
スト「ほーう、まあいいだろう。もう一つ質問がある。お前の目的はなんだ?」
『目的?』
スト「こんなに大勢の人間を集めて、何をしようとしてるんだ?」
106: 名無しさん@読者の声:2018/12/1(土) 23:58:04 ID:3nQ1oEV.9o
『世界征服』
107: 名無しさん@読者の声:2018/12/2(日) 00:05:58 ID:3nQ1oEV.9o
スト「……は?」
『なんてね。冗談だよ、冗談』
スト「…………」
スト(冗談に聞こえなかったがな……)
『そうだなぁ。スト君が僕に協力してくれるというのなら、教えてあげてもいいんだけど』
スト「それこそ冗談だろ」
『こっちは本気だよ。僕は君のことを買っている』
スト「そりゃどうも」
『残念だ。君が協力してくれたら、とても心強いんだけど』
108: 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 02:24:46 ID:zzXPOUBqCU
『君に渡したその種は特別でね。今の君なら、その能力を十全に発揮することができるだろう』
スト「能力ぅ?」
『得られるものは、純粋な力だよ』
『例えば、そこの狂者くん。彼も随分変わったよね。昔のいじめられっ子だった彼とはもう、似ても似つかない』
『彼は種を飲むことで、大きな力を手に入れることができた』
『殴られ蹴られ、脅されて、それが当然かのように、誰も助けてくれなかった。そんな状況に打ち勝つ力を、彼は手に入れたのさ』
『彼は、いじめっ子たちを病院送りにできるほど強くなった。そして今、赤色公園の王、ストの隣で一緒に学校生活を送っている……』
スト「…………」
狂者「」ボーッ
『種は、その人が望んだ力を与えてくれる。彼が望んだ精神力は、長年自分が置かれていた状況を一変させた』
『そして、君に渡したその種は、狂者くんに渡したものとは格別の力を持っている』
109: 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 11:40:07 ID:zzXPOUBqCU
スト「こんなちっこい種にそんな力がねぇ……」
『飲んでみなよ。その瞬間に君の力は、この世に比肩するものがなくなる』
『ジョジョやその他の公園の王たち、オリンピックの選手やボクシングの世界チャンピオンだって、君に勝つことができなくなる』
『君がまだジョジョに勝ちたいんだとしたら、更なる高みを目指したいんだとしたら……』
『その種を飲「いらねぇ」
110: 名無しさん@読者の声:2019/3/17(日) 20:45:37 ID:1VkapZ3/a6
スト「俺は俺のまま、ジョジョより弱い俺のまま、ジョジョに戦いを挑む」
スト「それが俺のスタイルだ」
『…………』
スト「俺とお前の考えは、一生相容れないんだろうよ。話してよくわかったぜ」
スト「世界を変えたいお前のことを、変わりたくない俺が止めてやる!!!」バッ
ブオッ!
『……素晴らしい』ニヤッ
バキィッ!
111: 名無しさん@読者の声:2019/3/30(土) 22:00:47 ID:KWsBk/2UWk
『うぐっ……痛いな……』
スト「オラッ!」ブンッ
パシッ
スト「……!」
『やっぱり君は最高だ。是非とも僕の仲間に欲しい!』
スト「まだ抜かしやがるか!」ブオッ
『おっと!』ヒョイッ
スト「……ッ!」
『フフ……こうなったら力ずくで仲間になってもらうしかないかな』
スト(…………野郎!!!)
112: 名無しさん@読者の声:2019/7/15(月) 11:15:56 ID:LFW6uP2gKM
パチンッ
ズラッ
スト「!!」
『この7人は、君たち公園の王の強さをベースに才能を与えた奴らでね。そうだな、ひとりひとりがジョジョを越えてると思ってくれると早いかな』
スト(なんだと……!?)
『さて、とりあえずは気絶させて、種を飲んで貰おうか。やってくれ、みんな』
ザッザッザッ
スト「…………来な!」
──────────
────────
──────
…………
113: 名無しさん@読者の声:2019/7/15(月) 11:26:39 ID:LFW6uP2gKM
〜翌日〜
眼鏡「…………」
後輩「眼鏡先輩うぃっすー。ストさんいますかー?」
眼鏡「……後輩か、どうしたその顔の傷は?」
後輩「いや、昨日ジョジョと戦うつもりが、何故かフォルテとかいう奴と戦ったんすけどね。なかなか強くて……」
眼鏡「フォルテか。よくそれだけですんだな」
後輩「つーか今日、人が少なくないすか?ストさんもいないし、狂者先輩も来てないんすか?」
眼鏡「二人とも今日は学校を休んだよ」
後輩「へ!珍しい!」
眼鏡「俺も帰る。じゃあな」
後輩「え、なんかあったんすか?」
眼鏡「……いや?なんもねーよ。お前も早く帰りな」
後輩「あ、おつかれっしたー」
その日から、ストさんと狂者先輩と眼鏡先輩が、俺の前から姿を消した。
114: 名無しさん@読者の声:2019/8/20(火) 00:22:06 ID:WQNVSMvB0k
『スト?ああ、あいつね、今日も来てないよ』
『眼鏡も来てないよ。あいつが休むなんて珍しいよな』
『チャラ男なんて一週間も来てないよ』
『狂者のやつも、三日前から来なくなっちまったし』
『……最近俺らの周りで休んでる奴ら多くね?』
『ああ、最近休んでる奴ら、夜中に集まってんの見たな。何してんのか聞いたらさ』
夜中の公園に現れる不良たちを成敗してるんだって
『おっかねーな。夜中に公園に行くのはやめとくか』
後輩「…………ストさん」
115: 名無しさん@読者の声:2020/10/22(木) 22:14:14 ID:liBfWwfrqM
ストさん……
つCCCCC
116: 東京名無しンピック2020:2020/12/20(日) 22:50:06 ID:ZC3669QYcU
支援ありがとう!
1年の沈黙を破り復活!!!
117: 東京名無しンピック2020:2020/12/20(日) 22:58:46 ID:ZC3669QYcU
〜深夜:赤色公園〜
後輩「今日もストさん達が来ない……」
後輩「昼間の噂話……深夜に不良を狙ってる奴らがいるらしいが、そいつらも来ない……」
後輩「襲われたら返り討ちにして、知ってることを聞き出そうと思ってたんだが……」
後輩「どうやら空振りみたいっすね……」
118: 東京名無しンピック2020:2020/12/20(日) 23:04:33 ID:ZC3669QYcU
後輩「このまま待ってても仕方がない。帰るか……」
後輩「……いや、待てよ?もしかしたら、違う公園にならいるのかも……」
後輩「そうだ、青色公園に行こう」
後輩「ジョジョならストさん達のこと、何か知ってるかもしれないし」
後輩「不良狩りの奴らがいたら、それはそれで何か手掛かりが掴めるかもしれない」
後輩「我ながらナイスアイディア!行くっすよ〜!」ダッ
119: 東京名無しンピック2020:2020/12/20(日) 23:23:37 ID:ZC3669QYcU
〜青色公園〜
後輩「……って、誰もいないんかーい!!!」
後輩「噂が間違ってんのか?それともジョジョも不良狩りにやられたとか?」
後輩「こうなったらもう虱潰しだ!黄色公園行くぞ!」ダッ
120: 東京名無しンピック2020:2020/12/20(日) 23:48:13 ID:ZC3669QYcU
〜黄色公園〜
金属バット「……で?な〜んでお前と組まなきゃならねーのかね?」
鉄パイプ「保険だとよ。ストって奴の件もあるし」
金属バット「あ〜、アイツね……」
鉄パイプ「7人がかりでも少し手こずったからな。それにここの公園の主は、3日間で雑魚が10人やられている。確実に潰すために、俺とお前が呼ばれたってわけ」
金属バット「ま、いいよ……とにかく俺はこの金属バットでかっ飛ばせればいい。頭でも、腹でもね。……さて、」
金属バット「お前が黄色公園の主だよな?」
フォルテ「…………」
121: 東京名無しンピック2020:2020/12/28(月) 00:40:45 ID:ZC3669QYcU
鉄パイプ「黒のジャージ、オレンジ色のニット帽、灰色のネックウォーマー……コイツがフォルテで間違いなさそうだ」
金属バット「そうか。ちゃっちゃと終わらせちまおう」
鉄パイプ「待て待て。その前にやることがあるだろ」ゴソゴソ
金属バット「んー?」
鉄パイプ「おい、フォルテ。これをやる」ヒョイッ
フォルテ「……」パシッ
鉄パイプ「その種飲んで、俺達の仲間にならないか?」
122: 東京名無しンピック2020:2020/12/29(火) 00:45:05 ID:ZC3669QYcU
フォルテ「……」ポトッ
フォルテは種を足元に落とすと、
パキッ
そのまま右足で踏み潰した。
鉄パイプ「……交渉決裂ってわけね」
フォルテ「……」
金属バット「おし、やるか」ブンッ ブンッ
鉄パイプ「とりあえず、半殺しで」
フォルテ「……」
123: 東京名無しンピック2020:2020/12/29(火) 01:08:10 ID:ZC3669QYcU
金属バット「フッ!!!」ブオッ
金属バットの少年が、正面から襲い掛かる。
バットを振り上げ、躊躇無く叩き下ろす。
フォルテ「……」タンッ
スカッ
ガキーン!
しかしバットは空を切り、そのまま地面と激突した。
金属バット「おっ!?」ビリビリ
金属バットの少年が、地面を打った衝撃に気を取られた一瞬の隙に、フォルテは右足で金属バットを蹴り上げた。
バシッ
金属バット「なにっ!?」
思わず手から離れた金属バットはカランカラーンと音を立てながら、あらぬ方向へと飛ばされていく。
そのバットの行く末を見届ける間もなく、少年の眼前にはフォルテの拳が迫っているのだった。
124: 東京名無しンピック2020:2020/12/29(火) 02:44:48 ID:ZC3669QYcU
バキッ!
鉄パイプ「……!」
鉄パイプ(予想以上に強いな…………だが!!)
フォルテ「…………ん」ググググ…
金属バット「…………やるじゃねーか」ググググ…
フォルテ「…………タフだな」
金属バット「フンッ!」ババッ
金属バットの少年が両の腕でフォルテを掴みに掛かる。
フォルテ「…………」バシバシバシバシ
それらをすべていなしながら、カウンターを狙うフォルテだったが……。
鉄パイプ「オラッ!」ブオンッ
フォルテ「…………チッ」ヒュッ
鉄パイプが参戦してきたところで、少しだけ距離をとった。
125: 東京名無しンピック2020:2020/12/29(火) 17:59:20 ID:ZC3669QYcU
その隙に、金属バットの少年はバットを拾いに身を翻す。
追撃しようとしたフォルテの前に、鉄パイプの少年が立ちはだかった。
鉄パイプ「おっと、少しだけ待っててもらうぜ?」
フォルテは構わず間合いを詰める。
鉄パイプの少年は鉄パイプを野球選手のように構え、一気に振り抜いた。
ブオンッ!
あまりにも大振りな、破壊力に特化した一振り。それ故に、容易くフォルテに避けられてしまう。
しかし、足止めとしての機能は十分に果たされた。
そのままフォルテは軸足に蹴りを喰らわし、鉄パイプの少年を転ばした。
と、同時に、金属バットの少年が地面に落ちていたバットを掴んだ。
フォルテ「……チッ」
それを視界の端で捉えたフォルテは、舌打ちをしながら取り敢えず、鉄パイプの少年の顔面を蹴り上げた。
126: 東京名無しンピック2020:2020/12/30(水) 16:34:54 ID:ZC3669QYcU
鉄パイプ「いっ……てぇ!」
フォルテ「…………」
金属バット「待たせたなぁ〜」
鉄パイプ「おい、挟み撃ちするぞ!」
ザザッ
フォルテ「…………」
前門の鉄パイプ 後門の金属バット!
127: 東京名無しンピック2021?:2021/2/7(日) 22:48:42 ID:vQ2SivyWEg
鉄パイプ「もう好き勝手やらせねーぞ」
金属バット「最後になにか言い遺すこととかあるか?」
フォルテ「…………」
金属バット「ねーならもう終わらすぞ」
フォルテ「…………さっさと来い」
金属バット「よし、行くぞ鉄パイプ」
鉄パイプ「了解」
128: 東京名無しンピック2021?:2021/2/27(土) 23:57:43 ID:vQ2SivyWEg
物心ついた頃からピアノを習い、絶対音感と天性のリズム感覚で数々のコンサートで受賞してきた天才音楽少年。
ピアノの練習に没頭し、遊びに疎かった少年は、高校1年生の春になんとなく立ち寄った、ゲームセンターに大きな衝撃を受けた。
この世には、ピアノよりも奥深い世界がたくさんある。
以降、少年は学校終わりに毎日ゲーセンに通い、ジャンルを問わずすべてのゲームでランキングを総ナメしていく。
彼のHNは『F』
人は彼を「フォルテ」と呼ぶ。
129: 東京名無しンピック2021?:2021/2/28(日) 11:22:12 ID:M4Mu4wpjGI
ゲームにハマっていく過程で、フォルテはピアノのレッスンでは気付けなかった、自分の才能に気付いていく。
驚異的な動体視力と、圧倒的な反応速度。
特に音ゲーが得意だった彼は、見たことも聞いたこともない初見の譜面を、その動体視力と反応速度で強引にクリアしていった。
それらの才能は音ゲー以外にも様々な場面で発揮されることになる。
ある日、ストUで相手をハメまくっていたフォルテは、ブチギレた相手にリアルファイトを申し込まれる。
喧嘩などしたこともなかったフォルテは当然断るが、怒りの収まらぬ相手に強引に黄色公園に連れ出された。
130: 東京名無しンピック2021?:2021/2/28(日) 11:31:42 ID:M4Mu4wpjGI
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
が、それはまた別のお話。
閑話休題。話を現在に戻そう。
131: 東京名無しンピック2021?:2021/3/14(日) 11:59:55 ID:vnzOWIRiFE
鉄パイプが正面から近付いてくるのと同時に、金属バットが真後ろからバットを振りかぶる。
というわけで、フォルテは真横に回避した。
そのまま2人から距離を取り、地面から石を拾う。
そして、金属バットの顔面目掛けて、すぐさま全力で投げつけた。
132: 東京名無しンピック2021?:2021/3/20(土) 22:32:21 ID:vnzOWIRiFE
ヒトはもっとも上手に物を投げられる動物である。原人から新人にいたるまで、投石はもっとも基本的な狩猟の攻撃方法だった。
人間対人間の闘いでも、投石は重要かつ効果的な戦術であった。『旧約聖書』に登場するペリシテの巨人兵士ゴリアテは小柄なダビデの投石で打ち倒されるなど、古代から体格の不利を補う威力をもつと知られていた。
投石の特徴として、投石のみで相手に致命傷を与えるのではなく、ダメージを与えてさらに攻撃を加える、または逃げることができる点がある。特に顔面や目への投石は効果が高い。現代においては防犯用のカラーボール、喧嘩や護身術として相手に多数の硬貨やパチンコ玉、砂を投げつける行為も、広義の投石と言える。
133: 東京名無しンピック2021?:2021/6/6(日) 10:08:59 ID:k9ZIMxhCj6
突然目の前に現れた物体に、思わず顔をのけぞり手をかざす金属バット。
しかしフォルテの投げ放った石は、そのまま金属バットの左こめかみにクリーンヒットした。
134: 東京名無しンピック2021?:2021/7/10(土) 22:08:56 ID:r3CwqCdNlI
あまりの衝撃にその場に倒れる金属バット。
それに構わず鉄パイプはフォルテに襲い掛かる。
フォルテは冷静に鉄パイプの攻撃を躱し、足払いをし、倒れたところに馬乗りになり、そのまま拳を振り下ろし、振り下ろし、振り下ろし、振り下ろし…………。
金属バットが立ち上がることができるまで回復する間に、鉄パイプの少年の意識はなくなっていた。
135: 東京名無しンピック2021?:2021/7/10(土) 22:21:46 ID:r3CwqCdNlI
金属バット「て……てめぇ……」
フォルテ「……さて、そろそろ終わらすか……」スッ…
金属バット「!」ビクッ
フォルテ「……どうした?来ないのか?」スタスタ
金属バット「……」ザザッ
フォルテ「……」スタスタ
金属バット「来……来るな!」ズザザ
フォルテ「……」スタスタスタ
金属バット「来るんじゃねぇ!」ブン
スカッ
フォルテ「……消えろ!」
ガンッ!!!
136: 東京名無しンピック2021?:2021/7/13(火) 23:03:11 ID:Sg7DX3fT4g
後輩「ハァ……ハァ……ようやく黄色公園に着いたっすよ……」
後輩「……ん?」
\キエロ! ガンッ!!!/
後輩「……あいつは!」
後輩「おい、フォルテ!」
フォルテ「……お前か」
後輩「この間はよくも俺に警察官を押し付けやがって!ゆるさん!」
フォルテ「……知らんな」プイッ
後輩「あっ、てめぇ!」
137: 名無しなのよ:2023/3/17(金) 20:33:48 ID:X.UKuz2ELg
フォルテ「……さて」グイッ
金属バット「ぅ……」
後輩「何するんすか?」
フォルテ「…………」ググググ…
後輩「ちょっと?」
フォルテ「…………折る!」グッ!
金属バット「ぁが!?」
\バキッ!/
フォルテ「…………何をする?」
後輩「あっ、スマン。思わず殴っちまった」
フォルテ「……邪魔をするな」
後輩「やりすぎっすよ。何があったか知らないけど」
後輩「これ以上やるってんなら、相手になるぜ」
138: 名無しなのよ:2024/1/1(月) 00:32:59 ID:w5h0lx/616
フォルテ「…………まあ、いい」フイッ
後輩「おろ?聞き分けいいな」
ブオンッ!
バキッ!
後輩「いぎっ!?」ドテッ
フォルテ「……一発は、一発だぜ」
後輩「……!んにゃろう!勝負だ!てめー!」
フォルテ「…………仕方がない、やるか」
?「待てーい!!!」
フォルテ・後輩「!?」
139: 名無しなのよ:2025/2/22(土) 22:44:38 ID:Gt8GJEhoFY
\オウゴンバーット/
\バット バット /
\ドコカラクルノカ オウゴンバーット/
後輩「……なんだこの歌?一体どこから……」
フォルテ「…………」
\コーウモリダケーガシーッテイル/
ビシッ!
ボゥン!
黄金バット「黄金バット参上!」
140: 名無しなのよ:2025/2/22(土) 23:20:28 ID:Gt8GJEhoFY
黄金バット「フハハハ丿\丿\丿\!」
後輩「な、なんだこの金ピカ髑髏マスク!」
フォルテ「…………」
黄金バット「その2人を渡してもらおう。彼らは私の仲間だ」
金属バット「うぅ……」
鉄パイプ「黄金バット……助けてくれ……」
フォルテ「……断る。こいつらにはもう少し聞きたいことがあるからな」
後輩「おい!フォルテお前!」
黄金バット「……ならば力付くだ!」ダッ!
フォルテ「……!!!」
141: 名無しなのよ:2025/3/9(日) 12:59:52 ID:4licjghgKU
黄金バット「シルバーバトン!!!」ブォン!
フォルテ「……」ヒュッ…
ガシッ
フォルテ「……!?」
金属バット「油断したな?」ニヤッ
フォルテ「……!!」
バキイッ!!!
142: 名無しなのよ:2025/3/10(月) 16:33:24 ID:/kpNuSr1rA
フォルテ「〜〜〜〜〜ッ!!!」ビキビキビキ
黄金バット「左手で防いだか。だがもう使い物にならない」
フォルテ「……ッ!」ダラーン
後輩(い、今スゲー音が……折れたか!?)
黄金バット「とどめだ、黄色公園の王よ」スッ
フォルテ「…………チッ」ググ…
黄金バット「ハアーッ!!!」ブオン!
後輩「うおーっと!」ドンッ!
黄金バット「ムオッ!?」グラッ
後輩「やりすぎっすよ、それ以上は」
143: 名無しなのよ:2025/3/14(金) 07:46:46 ID:6VVnGWVA/A
後輩「やりすぎ、良くない。ダメね?」
黄金バット「邪魔をするな」
後輩「お前らに聞きたいことがある」
黄金バット「む?」
後輩「赤色公園のスト、どこにいるのか教えやがれ」
144: 名無しなのよ:2025/3/14(金) 11:42:05 ID:6VVnGWVA/A
黄金バット「貴様に教える義理はない」
後輩「……ということは、知ってるってことだな?」ニヤッ
黄金バット「!」
後輩「悪いが力尽くで教えてもらうぜ」コキッ
黄金バット「フン!邪魔をするなら貴様からだ!」
後輩「来な!!!」
145: 名無しなのよ:2025/3/15(土) 08:18:33 ID:N4Ob2pLNk2
黄金バットが間合いを詰めながら、シルバーバトンを振り被る。
後輩は振り下ろされる瞬間を狙い、カウンターをする準備に入った。
後輩(武器を持っている分、攻撃は読みやすい)
後輩のこの判断は概ね正しい。
しかし、誤算があるとすれば。
ビュオッ!
ヒョイッ
後輩「ッシャア!!!」ズドンッ!
後輩(完璧クリーンヒット!勝った!)
黄金バット「…………」スッ…
後輩「えっ」
黄金バット「ヌンッ!」ブォン!
ズガンッ!!!
146: 名無しなのよ:2025/3/15(土) 17:15:01 ID:N4Ob2pLNk2
後輩「ガハッ!?」ドサッ
後輩(い、息が……できない……!?)
黄金バットの一撃で、シルバーバトンが左肩にめり込んだ。
黄金バット「……身体を捻って直撃を避けたか。だが、その左肩へのダメージ。もはや立ち上がることはできまい」
クルッ
黄金バット「さて、待たせたなフォルテ…………!?」
振り向き、フォルテに向き直ろうとする黄金バット。
しかし、先程までの場所にフォルテはいなかった。
147: 名無しなのよ:2025/3/16(日) 15:52:04 ID:M80yG6BrZg
黄金バット「…………逃げた、か?」キョロキョロ
シーン…
黄金バット「ぐぬぬぬ……この雑魚のせいで!!!」キッ
後輩「はあっ、はあっ」
黄金バット「…………まあいい。さらばだ」
フハハハ丿\丿\丿\!
黄金バットは倒れた金属バットと鉄パイプを楽々担ぎ、高笑いをしながら去っていった。
そして黄色公園には、倒れた後輩だけが取り残された。
148: 名無しなのよ:2025/3/16(日) 16:07:02 ID:M80yG6BrZg
後輩「ぅぐ……痛てて……」ムクッ
後輩(……ようやく少し動けるようになった。しかしあの野郎、なんて馬鹿力だ。左腕がまだピクリとも動かない……)
後輩(……あいつ、ストさんのこと知ってたな。ストさんは無事なのだろうか……。まさか、あの化物にやられてしまったのか?)
後輩「……いや、それはないな。俺がカウンターを決められる相手に、あのストさんが負けるはずがない」
後輩「……と、とにかく今日は家に帰ろう……。ストさん捜索はまた明日だ。一刻も早く回復して、次はあの骸骨野郎にストさんの居場所を吐かせてやる……!」
後輩、帰宅。応急処置をして就寝。
フォルテ、消息不明。
To be continued…
149: 名無しなのよ:2025/3/25(火) 19:09:15 ID:M80yG6BrZg
〜翌朝〜
後輩「う……朝か……いっ!?」ズキッ
後輩「左肩がいてぇ……さすがに一晩では治らねーか……」
後輩「でも、泣き言なんか言ってられねーや。もしかしたら学校にストさんたちが来ているかも知れないし、休む訳にはいかないぜ」ムクッ
ズキッ
後輩「いててて!動くたびにいてーや!ちくしょう!あの骸骨野郎、絶対に許さん!」
150: 名無しなのよ:2025/3/30(日) 18:15:21 ID:M80yG6BrZg
〜放課後〜
後輩「あ〜、やっと終わったー!結局ストさん達はいなかったな」
後輩「ま、気を取り直して捜しに行きますか〜」
フォルテ「…………」
後輩「ぅおっ!?フォルテ!?」
151: 名無しなのよ:2025/3/30(日) 19:00:31 ID:M80yG6BrZg
フォルテ「…………」
後輩「びっくりした。お前無事だったんすね!」
フォルテ「…………」
後輩「…………で、何か用っすか?」
フォルテ「…………ついてこい」クルッ
後輩「え、ちょっと……俺、今からストさん達を捜しに……」
スタスタスタスタ
後輩「あー、おい!ちょっと!待ってよ!」ダッ
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【うpろだ】
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