男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」
学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
87: 名無しさん@読者の声:2018/7/16(月) 14:52:05 ID:XxqK1Ikig2
〜青色公園〜
後輩「オラッ!」ブンッ
?「…………」ヒョイッ
後輩「このっ!」ブンッ
?「…………」ヒョイッ
後輩「はあっ、はあっ……」
後輩(……コイツ!俺の攻撃をギリギリのところで全て見切ってやがる……!!)
?「…………」
後輩「はあっ、はあっ……アンタ、何者?」
?「…………」
後輩「言うだけのことはあるっつーか……とにかく、避けるのが上手いっすね」
?「…………」
後輩「……でも、そういうキャラっつーのは、攻撃力が低いっすよね、大抵」
?「…………」
後輩「……ずばり、あんたは自分の攻撃力に自信がない!」
?「…………」ピクッ
後輩「図星っすか?今なら1発だけ殴らせてあげるずすよ?ほらほら」
88: 名無しさん@読者の声:2018/7/16(月) 23:08:27 ID:XxqK1Ikig2
?「…………」
後輩「おろ、どうしたんすか?やっぱり自信がない?」
?「…………いいだろう。誘いにのってやる」
後輩「お、どうぞどうぞ」
?「…………」ザッ
後輩「щ(゚д゚щ)カモーン」
?「…………フッ!!!」ブオッ
後輩「ぬぐっ!?」バキィッ
後輩(結構痛い!!……だが!!)ニヤッ
?「…………!?」ガッシリ
後輩「ようやく捕まえたっすよー」
?「…………チッ」
後輩「オラッ!!!」ブオンッ
ガシィッ!!!
89: 名無しさん@読者の声:2018/7/25(水) 01:57:22 ID:XxqK1Ikig2
後輩「…………!!」ググググッ
?「…………」ギリギリ
後輩(…………止められた!なんという反応速度!)
?「…………お前を、見くびっていた」バシッ
後輩「…………でしょ?」
?「…………少しはやるようだな」
後輩「どうも」
?「…………俺も本気で相手しよう」
後輩「…………アンタ、何者?」
?「…………俺は『フォルテ』と呼ばれている……」
後輩「フォルテ……?」
フォルテ「…………行くぞ。ガッカリさせるなよ」
90: 名無しさん@読者の声:2018/8/1(水) 00:48:36 ID:9VwOBNInok
フォルテ「…………」ヒュオッ
後輩「!!」
ズパパパンッ!
後輩「ぶぺっ!?」イテテ
フォルテ「……俺のジャブ、お前には速すぎたかな?」
後輩「クソッ!」ブンッ
フォルテ「…………」ヒョイッ
後輩「くっ……!!」ブンッ
フォルテ「……遅すぎる」スッ
バシバシバシバシバシバシィ!!!
後輩「グハッ……!?」ガクッ
フォルテ「…………ふん」見下し
91: 名無しさん@読者の声:2018/8/13(月) 11:32:03 ID:9XRNsYx5ak
後輩(つ……強い……!!!)
フォルテ「…………」
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
後輩(それに、この感じ……まだまだ実力を隠してるって感じ……似ている!あの時に……初めてストさんと闘ったあの時に、似ている!!!)
フォルテ「…………どうした、もうおしまいか?」
後輩(……だが!!!)
後輩「…………ッ」ムクッ
フォルテ「…………ほう」
後輩「……やろうぜ、フォルテ!」
フォルテ「…………」スッ
後輩(俺は、あの時よりも強い!!!)
後輩「だぁあああああ!!!」
92: 名無しさん@読者の声:2018/8/15(水) 17:05:50 ID:9XRNsYx5ak
警察「コラァー!お前らそこで何やってる!」
後輩「え!?」ピタッ
フォルテ「!?」ビクッ
警察「お前らだな、喧嘩してんのは!近所迷惑だろうがー!」
後輩「……警察!?誰かが通報したのか!?」アワワワ
警察「そこを動くなよー!」ダッ
後輩「うおっ、来た!」
フォルテ「……チッ!」ダッ
後輩「あっ、オイ」
フォルテ「…………あばよ」ダダダダダッ
警察「待たんかコラァ!」ダダダダダッ
後輩「うおお、やべぇ!」ダッ
警察「逃げるなガキ共!」ダダダダダッ
……その後、俺と警察の鬼ごっこは30分以上続いた。
93: 名無しさん@読者の声:2018/8/17(金) 01:10:42 ID:9XRNsYx5ak
後輩「はあっ、はあっ、ちくしょー!あの警官、俺ばっかり追いやがって!」
後輩「……ああ、疲れた。なんだか今日はツイてないっすね……ジョジョとも会えないし、よくわからん奴に煽られるし、警察官に追われるし……」
後輩「……今日はもう、帰ろうかな」
謎の男、フォルテとの邂逅。次に会ったときはボコボコにしてやると意気込んで、後輩は帰路に着いた。
94: 名無しさん@読者の声:2018/8/19(日) 21:33:47 ID:9XRNsYx5ak
〜2時間後:青色公園〜
ジョジョ「…………」ジーッ
……ジャリッ
ジョジョ「?」ピクッ
フォルテ「…………」ザッ
ジョジョ「…………フォルテか」
フォルテ「久しぶりだな、ジョジョ」
ジョジョ「…………おれに何か用か?」
フォルテ「まあな……その種、お前はどうするつもりだ?」
ジョジョ「…………」ピタッ
┣"┣"┣"┣"┣"
フォルテ「…………もしも、飲むつもりなら……」
ジョジョ「…………飲むつもりなら?」
フォルテ「…………貴様を潰す」
ジョジョ「…………ほーう」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
一方の後輩「おやすみ〜」スヤァ
95: 名無しさん@読者の声:2018/8/31(金) 12:09:47 ID:9XRNsYx5ak
〜深夜:赤色公園〜
眼鏡「ストさん、早くしないとホウオウいなくなっちゃいますよ!」
スト「おう、任せろ!狂者、お前も早くしろ!」
狂者「…………」
スト「どうした?早くしろよ」
狂者「……呼ばれている……」
スト「おう、早くしろよ」
狂者「…………行かないと」
スト「おう、早く行こうぜ」
狂者「…………」ダッ
スト「お!?おい、どこ行くんだ狂者!?」
眼鏡「ストさん、あと1分!」
スト「すまん眼鏡、後は任せた!」ダッ
眼鏡「ちょっと、ストさん!?」
\俺のスマホでもホウオウ捕まえとけよー!/
眼鏡「えええええ!?」
眼鏡2「仕方がない、我々だけで始めましょう!」
眼鏡3「やるしかない!」
眼鏡4「勝つ確率60%……」
眼鏡「眼鏡4お前今さらキャラ付けか?」
96: 名無しさん@読者の声:2018/9/2(日) 20:41:59 ID:CH9Br11/g2
──────────
───────
─────
〜深夜:教会〜
スト「……さて、追っかけてきたはいいが……」
ざわ‥ざわざわ‥
スト「ここは教会か?この街にこんなところがあるなんてな……」
ざわざわ‥ざわざわ‥‥
スト「それにしても、何でこんなところに集まってるんだお前ら?若者だけが、ざっと100人くらいはいそうだけど。一体何が始まるんです?」
狂者「…………」
スト「……反応なし、ね。周りの奴らも同じ感じだし……参ったなぁ」
スト(スマホ持ってくりゃ良かったぜ……俺ひとりの手には負えんかもしれん)
97: 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 17:50:14 ID:3Gz15T.AwE
スト(しかし、こいつら揃いも揃ってこんなところに一体何の用なんだ……?)
スト(皆あそこの朝礼台みたいなところに注目してるけど、誰かを待っているのか?)
ザッ……
スト(何か……嫌な予感がする……)
『久しぶりだね、ストくん』
スト「…………!?」
98: 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 18:04:13 ID:3Gz15T.AwE
俺はこの声を知っている……
ジョジョに負けて、燻っていた頃の俺の前に現れた……
俺の心の中を見透かし、赤い種を渡してきた……
この男!!!
スト(全く気配を感じなかったが、いつの間に俺の背後に……!?)
スト「…………どうも」
『君もここに来てくれたんだね。どうやら僕が渡した種は、まだ飲んでないようだけど』
ピクッ
スト「……ああ、あれね。捨てちまったよもう。悪いな」
ホントは今もズボンのポケットに入ってるんだけどな!!!
『フフ、嘘はいいよ。今もまだ持っているんだろ?大丈夫。飲む飲まないは君の自由さ』
スト(なに!バレてる!?)
そういうと、男は朝礼台へと向かっていった。
この男は何者なんだ……!?
99: 名無しさん@読者の声:2018/9/17(月) 01:05:28 ID:3Gz15T.AwE
『さて、諸君。こんな時間に集まってくれて、どうもありがとう』
男が集団に語りかける。
『僕が渡した【才能の種】の調子はどうだい?君たちの望みを叶えてくれたかな?』
スト(才能の種?……って、こいつのことか?)
ズボンのポケットから赤い種を取り出す。
ブブブブ…
スト(……振動している。アイツの呼び掛けに呼応しているのか?)
スト(それに、周りをよく見たら俺の高校の奴もちょくちょくいるじゃねーか。しかも、種を飲んだと噂されていた奴らだ)
『僕の渡した【才能の種】のおかげで、君達は一歩先の人類になった。今日集まってもらったのは、その恩返しを僕にしてもらいたいなと思ってね』
スト(恩返し?)
『と言っても、そんな難しいことは言わない。ただ、僕が君達を必要としているときに、僕を手助けしてくれる。それだけでいいんだ。僕の手助けをしてくれ。僕は君達の願いを叶えてあげたのだから、君達も僕の願いを聞くくらい、してくれたっていいだろう?』
スト「…………」
『フフ、そうだな……最初のお願いは……』
『疲れただろう?皆、その場に座ってくれ』
100: 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 12:32:20 ID:6t1wv.4Fig
ザザッ!
スト「…………!!!」
101: 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 22:42:59 ID:6t1wv.4Fig
男の一言で、数百人の若者が一斉に跪いた。
立っているのは俺だけだった。
ポケットの赤い種が激しく振動する。
スト「…………成る程ね」
俺は男を睨み付けた。
102: 名無しさん@読者の声:2018/10/8(月) 20:53:08 ID:0fjZyZ29V2
『さてと、今日はこれで解散だ。ありがとうみんな。これからもよろしく頼むよ』スッ
パンッ!
男が手を叩いた。
すると、集まっていた若者たちが虚ろ目なまま、ゾロゾロと広場から捌けていき……
教会の広場には、俺と黒ずくめ男だけが残った。
103: 名無しさん@読者の声:2018/10/22(月) 17:32:55 ID:0fjZyZ29V2
男が朝礼台から飛び降り、こちらに向かってくる。
それに呼応するように、ストも前へと歩き始めた。
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
そして、お互いに腕を伸ばせば届く距離まで歩みを進め、
ピタッ
ストは臨戦態勢へと入った。
104: 名無しさん@読者の声:2018/11/25(日) 00:53:07 ID:HPxlY6rWzM
『……今日はありがとう、と言いに来たのだけれど、どうやら怒らせてしまったようだね』
スト「お前にいくつか聞きたいことがある。答えな」
『脅さなくても答えるよ。なんだい?』
ゴソゴソ
スト「この種」スッ
スト「最初は麻薬かなんかかと思ってたが、どうやら違うみたいだな。麻薬では、こんな大人数の行動を制御できたりしないよな?」
『…………』
スト「この種の中身はなんだ?」
『…………』
『ノーコメント』
105: 名無しさん@読者の声:2018/11/28(水) 23:14:48 ID:zzXPOUBqCU
ブオンッ!
『うおっ……と!』
ストの右足が空を切る。
スト「俺の蹴りを避けれる、ということは、格闘の心得が全くないわけではないらしいな」
『いやぁ、危ない危ない。もう少し離れとこうかな』
男はそう言ってストから二、三歩離れた。
スト「ノーコメントってことは、非合法の麻薬かなんかってことか?」
『麻薬ではない、とだけは断言しておこう。中身に関してはこれで許してくれないかな。他の質問には答えるから』
スト「ほーう、まあいいだろう。もう一つ質問がある。お前の目的はなんだ?」
『目的?』
スト「こんなに大勢の人間を集めて、何をしようとしてるんだ?」
106: 名無しさん@読者の声:2018/12/1(土) 23:58:04 ID:3nQ1oEV.9o
『世界征服』
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