男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」
学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
57: 名無しさん@読者の声:2017/10/8(日) 21:47:06 ID:NTv/urKps6
眼鏡2「……っ何故!?」
ジョジョ「俺には関係のないことだ。それに、テメーが助けて―んなら自分で助けることだな」
眼鏡2「うっ……」
ジョジョ「それがダメなら、普通は警察に通報するもんだぜ。俺に頼むのはお門違いってやつだ」
眼鏡2「……ああ、そうだな。アンタの言うとおりだ」クルッ
ジョジョ「……」
眼鏡2「こうなったら、一刻も早く赤色公園に戻り加勢しなくては!」ダッ
58: 名無しさん@読者の声:2017/10/8(日) 21:53:25 ID:NTv/urKps6
プルルルル プルルルル
眼鏡2「電話……眼鏡3から!」ピッ
眼鏡3『もしもし、ジョジョはどうだった!?』
眼鏡2「ダメだった!そっちの状況はどうだ!?」
眼鏡3『かなりやばいぜ!まだストさんは一発も食らってないけど、このままだと……』
眼鏡2「……くっそ!」ダダッ
シーン……
ジョジョ「やれやれだぜ……」
59: 名無しさん@読者の声:2017/10/26(木) 09:20:40 ID:R/HwdWiAzs
〜再び赤色公園〜
狂者「おおおおおお!!!」ブオッ
男「ぬおっ」ヒョイッ
狂者「ハァッ…ハァッ…よけんなやぁ……」ズズズッ
男(何なんだよコイツ……足を引き摺って、今にも倒れそうなくせに……)
狂者「……よけんなぁああああああああああ!!!」ダッ
男「っ!」
男(ホントに人間なのか!?)
60: 名無しさん@読者の声:2017/11/5(日) 12:29:28 ID:gstQM851QI
狂者「おらぁ!!!」
男「……クッソ!」
男(ダメだ、落ち着け!冷静になれ俺!)
ガシッ
男「!?」
狂者「……捕まえたぜぇえええ」ビキビキ
男(おお!?この力は……こいつ……!)ミシミシィ
狂者「……フッ!」ガッ
男「うおっ!?」
ズダーン
ズイッ
狂者「……逃がさねぇぜ」ニヤニヤ
男(ヤバい!馬乗りはアカン!)
61: 名無しさん@読者の声:2017/11/12(日) 10:27:18 ID:SxTAF/grt2
狂者「ようやくだ……ようやくてめぇをぶん殴れる……」
男「くっ……」
狂者「……死ねやぁ!!!」ブオッ
男「……ッ!!」バッ
……コロッ
狂者「…………!?」ピタッ
男「…………?」
男(なんだ……?急に止まった?)
コロコロ
狂者「その種……そうか……お前も…………」ブツブツ
男(…………種?)
男は狂者の目線の先を見た。
なんとなく、家を出るときにポケットに突っ込んだ禍々しく輝く赤い種が、地面に転がり落ちていた。
62: 名無しさん@読者の声:2018/2/15(木) 09:45:42 ID:kdZ22B6KQc
復 活
63: 名無しさん@読者の声:2018/2/16(金) 09:27:07 ID:kdZ22B6KQc
赤い種に気をとられ、狂者の拘束がわずかにゆるむ。
そこを見逃す男ではなかった。
男「ふん!」グイッ
狂者「お……」グラッ
バッ
男「はあっ、はあっ……」
男(あ……、危ねー!)
狂者「ちっ、まだ動けたか……まあいい」
狂者「……ところで」
狂者は地面に落ちている、赤い種を拾い上げる。
狂者「……お前、見逃してやるからよ。この種、俺にくれないか?」
64: 名無しさん@読者の声:2018/4/30(月) 14:53:32 ID:SwgcR2xVlU
狂者「この種があれば、俺はまた一段と強くなれる」
狂者「なんてったって、たった一粒飲んだだけで、あの恐ろしかった金髪やDQNを、半殺しにすることができたんだからな」
男「…………」
狂者「あれは、最高だった……まさしく、俺が生まれ変わった瞬間だった……俺の人生は……あの時始まったんだ……」
男「…………」
狂者「この種のおかげさぁ……この種のおかげで、俺は変わることができたんだ……もう一粒飲めば、俺はもっと変化できる……進化できる!!!」パクッ
男「!!!」
狂者「……ッハァアアアァァ!さっき、見逃してやると言ったが、ありゃ嘘だ」
狂者「やっぱりテメーは殺しとくぜぇえええ!!!」
男「お前は…………」
男「弱いまんまなんだな」
65: 名無しさん@読者の声:2018/4/30(月) 15:22:40 ID:SwgcR2xVlU
狂者「アァ!?」
男「お前見ていてわかったよ。俺が何をしたかったのか」
男「ジョジョに負けてから、喧嘩をやめて、公園西行くのをやめた。勉強をして、今までの自分から変わろうとしたんだ」
狂者「……何言ってんだてめぇ」
男「それでも毎日モヤモヤしてさ。なんだか俺がやりたいのって、こういうことじゃねーんだよなって、気付いてたけど、他にやらなきゃいけないこともあるからって、気付いてない振りをして後回しにしてたんだが……」
男「……そう、俺は『変わりたかった』んじゃあない。逆だった。俺は『変わりたくなかった』んだ。それに今、やっと気が付けた」
狂者「……『変わりたくなかった』?」
男「俺はこのままでいい。その種はお前にやるよ。飲んだら変わっちまうんだろ?なんて、お前はもう飲んじまったんだよな」
狂者「……ナにイッテンダおまエ?強ク生マれ変わレるんだぞ?」
男「俺はこのままお前を倒す。眼鏡の仇もあるしな」
狂者「ワケノワカランコトヲイウナァァアアアア」
男「一発だ」
66: 名無しさん@読者の声:2018/4/30(月) 15:31:35 ID:SwgcR2xVlU
狂者のフルスイングの右ストレート。
一切の躊躇いのない、自分のことも相手のことも、何一つ思慮にいれてない、無慈悲で残酷な拳。
その拳に全く怯むことなく、男は一歩間合いを詰めた。拳は空を切り、体勢を崩した狂者の目には、『公園の主』の姿が映る。
スト「俺が赤色公園の王だ。いつでもまた来な。相手になるぜ」
王の左拳が、狂者の目前に迫る。その拳を、避けることも、受けることも出来ぬまま、狂者はただただ目をつぶり……
そして、意識が吹っ飛んだ。
67: 名無しさん@読者の声:2018/4/30(月) 15:44:41 ID:SwgcR2xVlU
眼鏡3「( ゚д゚)ポカーン」
眼鏡2「ハァッ、ハァッ、眼鏡3!戦況はどうだ!?」
眼鏡3「( ゚д゚)ポカーン」
眼鏡2「おい、どうした」
眼鏡3「……病院の前を見張ってる、眼鏡4に連絡だ……」
眼鏡2「はぁ……?いや、ストさんは……」|д゚)チラッ
狂者「」チーン
スト「…………」
眼鏡2が覗くと、そこには倒れた狂者の姿と、無傷のままのストの姿が。
眼鏡2「……勝ったのか!?まさか、狂者に……!?」
眼鏡3「復活だ……完全復活だ……赤色公園の王……ストの完全復活だ!!!」
〜病院〜
眼鏡「ハッ!」
医者「うおっ!急に目が覚めたぞ!」
眼鏡「……ここは?」
眼鏡4「おーい、眼鏡が目を覚ましたぞー!」タタッ
眼鏡2「なに!?マジか!?」
眼鏡3「ということは……!?」
男「決着ゥウ─────────────────z_________________!!!!!!!」
〜第二部 完!!!〜
68: 名無しさん@読者の声:2018/4/30(月) 23:59:22 ID:SwgcR2xVlU
〜後日談〜
スト「よう、ジョジョ」
ジョジョ「……」
スト「俺のこと、覚えているか?3ヵ月くらい前、あんたにしこたま殴られた」
ジョジョ「……覚えてるぜ。赤色公園のスト」
スト「……!!そ、そうか。俺のこと、覚えているのか……」
ジョジョ「で、俺になんかようか?」
スト「ああ、いや、なんつーのかな。あんたにボコボコにされてから、俺はずっと考えてたんだよ。これから先、自分は何をしたいのか」
69: 名無しさん@読者の声:2018/5/1(火) 00:06:26 ID:0ThlEiJbYU
スト「あんたには勝てないと思って、それなら潔く身を引こうと、1度は闘いの場から去ったんだが」
スト「どうにもモヤモヤが残った。負けっぱなしというのは、俺の主義に反する」
スト「でもよ、今のままじゃ絶対に勝てない、だから、自分は変わらなきゃ、なんて思っても、それにもなんだか違和感を感じて、なにもできずにいた訳なんだが」
スト「……ようやく答えがでたよ」
70: 名無しさん@読者の声:2018/5/1(火) 00:17:26 ID:0ThlEiJbYU
スト「俺は俺のまま、何も変わらぬ俺のまま、あんたともう一度闘って、そして、勝ちたかったんだ」
スト「黒帯の柔道家に喧嘩で負けて、そんでそいつを倒すために柔道初めて、いつか自分も黒帯になってそいつともう一度闘うみたいな、そんな王道漫画の主人公みたいには、俺はなれない」
スト「……ただ、俺は白帯のまま、何も変わらぬ俺のまま、黒帯のお前を倒したい」
スト「なにいってるかわかんねーと思うが、俺もわからん。まあ、今までの話は聞き流してくれや。さて、本題だ」
スト「喧嘩しようぜ、ジョジョ!」
71: 名無しさん@読者の声:2018/5/1(火) 00:22:11 ID:0ThlEiJbYU
ジョジョ「やめときな。怪我じゃ済まねーぜ」
スト「ふっは、一回聞いたぜそのセリフ。あんたも変わんねーなぁ……嬉しいぜ!」
ジョジョ「…………」
スト「来な!それとも、こっちから行くか!?」
ジョジョ「……やれやれだぜ」
オラァ!!!
…………
………………
……………………
72: 名無しさん@読者の声:2018/5/20(日) 14:40:23 ID:pCV0qvlW.k
…………………………
……………………
………………
〜学校:屋上〜
後輩「……で、どうなったんすか?」
眼鏡「ん、どうやら負けてしまったらしい。しかし、その話をしてくれたときのストさんは、とても晴れ晴れとした顔をしていた」
後輩「しっかし、信じられねーっすねー。あのストさんが全く勝てない相手がいるなんて。俺も今度挑もうかな?」
眼鏡「いいんじゃないか?彼に勝ったら、お前が今度の青色公園の王だ」
後輩「んー、でも俺は、赤色公園の王になりたいんすよねー。そんで、2代目ストになる。目標っすからね」
眼鏡「ご自由に」
後輩「へーい、まあ今晩にでも青色公園に行ってみますよ」
眼鏡「……しかし、遅いな〜ストさん。昼休み終わっちゃうよ」
ドダダダダダッ
ガチャッ
後輩「お、噂をすれば」
73: 名無しさん@読者の声:2018/5/20(日) 14:46:39 ID:pCV0qvlW.k
眼鏡「ストさん、遅いですよ!昼休み終わっちゃうって」
スト「眼鏡!助けろ!」
眼鏡「へ?」
狂者「ああああああああ!!!」ドガッ
スト「うおっ」ヒョイッ
狂者「俺の焼きそばパンを返せぇええええええ!!!」
スト「だから、悪かったって!焼きそばパンそんなに食いたかったの!?」
狂者「うおおおおお!!!」
後輩「……まーたやってますね」
眼鏡「もういいや。俺たちも飯を食おう」
後輩「うぃーす」
〜後日談 完〜
74: 名無しさん@読者の声:2018/5/21(月) 01:06:45 ID:pCV0qvlW.k
高校一年生の夏。帰り道に立ち寄ったブックオフでエアマスターを全巻読破した俺は、何故だか無性に自分の力を試してみたくなり、近くの公園に喧嘩相手を探しにいった。
そこで出会ったのが、赤色公園の主、ストさんだった。
俺はストさんにこてんぱんにやられた。といっても、大きな怪我や後遺症はなかった。ストさんは、手加減してくれていたんだ。それぐらいの実力差が、俺とストさんにはあった。
そして、俺はストさんの舎弟になった。
この人のもとで闘えば、俺は更なる高みにいける。そして、いつの日かこの人を打ち負かし、俺が赤色公園の王になる!
これから始まる第三部は、そんな俺が主人公。
舞台は二部から半年後、俺が学校の屋上で、ストさんたちとダラダラ話しているところから始まる。
75: 名無しさん@読者の声:2018/5/21(月) 01:07:37 ID:pCV0qvlW.k
第三部 〜王への道〜
76: 名無しさん@読者の声:2018/5/27(日) 01:31:57 ID:Tk3RwswGHI
スト「ジョジョに挑みたい?」
後輩「はい。なんかアドバイスください」
スト「随分突然だな。ジョジョは俺より強いぞ?」
後輩「ええ。百も承知です。どれだけ強いのか気になって。弱点とかないんすか?」
スト「んん、そうだな……。ジョジョは、力もスピードも半端ないんだが、一番スゲーのは……」
後輩「一番スゲーのは?」
スト「……精神力、だな」
後輩「……精神力?」
なんか、拍子抜け。
スト「ま、とりあえずやってみな。俺は勝ったことないけど、お前なら勝てるかもな」
そう言って、ストさんは笑った。
後輩「なんで俺なら勝てるんすか?俺はストさんより弱いのに」
スト「なんとなく、だよ」
……なんとなく、ですか。根拠とかないんすね。
後輩「……ま、とりあえず行ってきますよ。勝ったら肉まんおごってください」
スト「おー、いいだろう。頑張ってきな」
こんな感じで、軽いノリで見送られてしまったが、
後輩「よっしゃー、行くかぁー」
ストさんと話すと、なんだが行ける気がしてくるから不思議なもんだ。
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