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★★★★★オカルト話投稿スレ Part1★★★★★
[8] -25 -50 

1: 名無しだぜひゃっほう!:2014/3/11(火) 08:44:22 ID:Kww/4jcd2s
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89: 84:2014/8/13(水) 12:29:48 ID:GHcs/xcPpg
すみません。雑談だと気付きませんでした。

それだけでは微妙なので、母方親戚宅へ行った時の話
小学校低学年の時、盆の挨拶とかでやけに広い屋敷に行った。山奥にある屋敷で、囲炉裏があったりする古めかしい家。遠い親戚達も集まっていた。親達が話をしている邪魔になると言うことで、広い部屋の一室に小学生の子供が集められた。
子供は5人。話をしたり昼寝したりと思い思いのことをしていた。
私は割と暇をしていると微かに空いていた障子の向こう側に、こちらを見ている子供が二人いた。
「この部屋から出たら怒られるよ。こっちおいでよ」と言うと、赤い着物と紫の着物を着た女の子達は、どこかへ行ってしまった。追いかけようとしたら、ちょうど話が終わった親達が迎えに来た所だった。
屋敷に居た子供は全員5人。あの二人は誰だったんだろう。
90: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/14(木) 12:42:30 ID:4QRj43xFqc
つ座敷わらし!!
91: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/15(金) 15:33:46 ID:uEyIuZmKnY
小学校低学年の時、夏休みには祖父母宅に遊びに行っていた。

随分山奥にある家で隣家は直ぐ隣にあるが、空き家…他の家は10キロ近く遠い等凄く田舎だった。
空き家と言っても夏休みには一時的に隣人も帰ってきて生活していたようだったが。

畑仕事にも足手まといだった為、留守番が多かった。事前に買って貰っていたシャボン玉を家の裏でしていた時

「綺麗だねー」
と後ろから声を掛けられた。浴衣を着た若い男の人だった。田舎の為、子供は私と兄だけだったのもあり、よく周りの人からは声を掛けられた。周りの人は高齢者の方ばかりだったので、若い男の人で驚いた。
「シャボン玉する?」
と聞くと、やりたいと言われ暫く二人でシャボン玉をしていた。
男の人がシャボン玉を出して私が潰していく等色々工夫して遊んだ。
「シャボン玉って綺麗だねー。楽しいねぇ。こんなに遊んだのは久しぶりだ」
と言うので「仕事が忙しいの?」と聞くと
「忙しいと言えば忙しいかな。ほら、ここって人が減って来てるだろ。君達みたいな子供って居ないし」
男の人の言葉の意味が分からなかった。
「どれどれ。もう行かないと。そろそろ私も引っ越ししないといけないんだ。もう人が居なくなるし」と男の人は言った。

92: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/15(金) 15:51:03 ID:tESUVJJK0E
男の人が言った意味が分からなかった。「またね」と言われ頭を撫でられた。そして、男の人が来た道とは反対側に回って居なくなると男の人が来た道から母が来た。
「お留守番出来た?」
「男の人とシャボン玉した」
その男の人はどっちに行ったと言うので行った方を指差すと母が、行った方に行ってしまった。
そして一周して帰ってきた。
どうやら玄関近くに隣人も居たらしく母が話を聞いたらしい。
「男の人なんて居なかった」と言った。
シャボン玉のストローは二本あったが、私が使ったことにされた。解せぬ。
93: よー:2014/8/21(木) 07:44:49 ID:t5YsQVGMM6
これはおれが中2の時の話
書き込むの始めてだから、優しい目でみてやってください

メンヘラって言葉を最近よく耳にするようになって、おれの元カノも完璧それだったなって思ったから、そのことを書いていこうとおもう
94: よー:2014/8/21(木) 07:51:38 ID:t5YsQVGMM6
2年生になってすぐに、自分でいうのもなんだけどモテキってのがきて、クラスの半分ぐらいの子に告白され続けてた
でもなんか好きになるタイプじゃなかったし、おれには好きな子がいたから全部断ってた
そんな時告白してきた子が、のちにメンヘラを爆発させるkという子だった
その子とは、話したことないってぐらい関わりがなかったんだけど、その子からの猛烈ぷっしゅでこんなに好きになってくれるなら付き合おうって思って付き合うことになった
95: よー:2014/8/21(木) 07:52:40 ID:t5YsQVGMM6
付き合った当初はすごく良い子だった
気も使えるし、優しいし、良い子と付き合えたなって思ってた



雲行きが怪しくなってきたのは、付き合って半年程経った頃だった…

当然束縛が激しくなったんだよね

クラスの女の子と挨拶するだけで、
「あの子のこと好きなの?私のこと嫌いになった?」って聞いてきたり、アドレス帳の女の子全部消してって言ってきたり…
バレンタインには、友達からもらったチョコを見て
「私が見てる目の前でこのチョコ返してきて」って…


さすがに怖くなって、別れようって彼女に告げた



これが恐怖の始まりだった…
96: よー:2014/8/21(木) 07:53:35 ID:t5YsQVGMM6
次の日から、携帯に考えられないほどのメールと電話の嵐
5分に一回ぐらいのペースで携帯が鳴っていたと思う


怖くなって着拒したんだ
アドレスも変えた



すると今度は家に電話がかかってくるようになってしまった



夜中でもお構いなしに鳴る電話…



イライラして、電話線を引きちぎってしまったよ



そのあと親に驚くほど怒られたんだけどね笑


家の近くに幼馴染が住んでるんだけど、そいつからすごく怖い話を聞いた



kちゃんが毎日、家を眺めてるよ…



??!?!!
うそだろ?!?!!



本当に怖くなってきた
97: よー:2014/8/21(木) 07:54:19 ID:ved42BfiLk
一ヶ月程そんなことが続いたある日、携帯に知らない番号から電話が来た
普段は知らない番号からの電話は出ないんだけど、その時は何故か分からないけど出てしまったんだよね



k「…」
電話の後ろから波の音が聞こえる
ザァ…ザァ…と、なんか嫌な予感がした
k「今海に来てる」
胸騒ぎがする
k「海って寒いね」
怖くなってくる
k「別れるって気持ち変わってないよね」

k「私死ぬから、気持ち変わらないなら死ぬから」



それを最後に電話が切れた
死なれたら困る
それしか考えられなくなった
いてもたってもいられなくなったおれは、彼女がいるであろう海に向かった



…が、そこには彼女はいなかった
98: よー:2014/8/21(木) 07:55:23 ID:t5YsQVGMM6
月曜になり学校に登校
彼女はけろっとした顔で学校にきていた


…なんだったんだ…




放課後呼び出され、彼女と会うことになった
k「本当に別れるの?」
…うん



いきなりあばらに、右ストレートが飛んできた
…なんで?


なにも言わずに彼女はその場からいなくなった

翌日、友人からすごいことをみみにした


友人「k、先輩と付き合ってるらしいよ」



??!!?



ふざけんなよ



おれは、お前のおかげで着信音が鳴る度にびくびくするぐらい、着信音恐怖症になったんだぞ
あの時間を返してくれ…



こんなお話です


いたらない点多く存在いたしますが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました
99: 奇妙な夢:2014/8/24(日) 08:55:32 ID:6Xqddv/IAk
この様な場所に書き込むのは初めてなので、誤字脱字等変な所があってもあたたかく見守って欲しい。

俺は昔から奇妙な夢を見る事が多かった。
奇妙な夢を見る時、必ず夢を見ているという意識がある。
予め言っておくが、これは『猿夢』とは違う。
しかし、この奇妙な夢には1つだけ共通している点がある。
それは…“俺が何らかの方法で死ぬ”、というものだ。
この奇妙な夢は、今まで3回だけ見ている。
中でも一番最初に見た夢だけは、飛び抜けて恐ろしく…今でもはっきりと覚えている。

その夢は、俺の記憶と混ざっていた。
俺は母親と2人で帰宅している。
しかしその帰宅している場所は昔住んでいた場所だった為、当時俺は直ぐにこれが夢である事に気が付いた。
その際夢の中の俺と母親とのやりとりを聞いていた、俺は夢の中の俺の中からその様子を見ていた。

夢俺「ねえママ?いつおうちにつくの?」
夢母「危ないからじっとしてな」

このやりとりも俺の記憶の中のものだ。
夢の中の俺は眠くなったのか、後部座席で横になり眠り始めた。
この時外は昼間で、太陽が強く照っていた。

夢の中での俺の意識が戻った時、相変わらず車は揺れていた。
しかし、何だか様子がおかしい。
窓の外を見た時、俺は思わず目を疑った。
それと同時に気付いてしまった、これは俺の記憶ではない事に。

夢俺「ねえおかあさん…!?」

俺は運転席に居た母親に声を掛けようとして、言葉に詰まった。
運転席に居た筈の母親は居らず、俺1人だけ車に乗っていた。
100: 奇妙な夢 続き:2014/8/24(日) 09:29:51 ID:YDR0adIOWk
車は母親が居ないのに動いている、その事実が怖くて俺はドアを開けようとした。
しかしドアは開かない。
カギは開いているのに、ドアだけが開かなかった。
俺はパニック状態になり、泣きながら車のドアを叩いた。

夢俺「だして!だしてよぉ!」

しばらくして、車は停車した。
それと同時に開かなかったドアが開き、俺は車から転がり落ちるように外に出た。
外は…やはり俺の記憶にはない見知らぬ光景が広がっていた。

見える箇所全てが真っ赤に染まっていて、所々黒煙が吹き出していた。
車に戻った方が良いのかどうかで迷ったが、また誰も運転していないのに車が動いている状態に成るのは嫌だったから戻らなかった。
しかし降りてみたは良かったが、見知らぬ土地も車も怖い。
俺は段々うずくまり、其処で泣いていた。

すると何処からか声が聞こえてきた、声…というよりは歌の方が正しいかも知れないが。
やがてその声は大きくなり、この時この声は呪文か何かなのではないかと考えてゾッとした。
ただただ怖くて、俺は顔を上げてしまった。
すると、俺の側に奇妙な3人組が現れた。

1人は上半身が無い男性、その状態で生きているとは思いたく無かったが動いているので生きているのだろう。
1人は見た事無い服装を着たほぼ全裸に近い女性、何故か胸を両手で2回叩いた後尻を1回叩いて腰を振っている。
もう1人は性別が分からなかったが人骨でカラカラと自身の体を鳴らしていた、此方も生きているとは思いたく無かったが動いているから生きているのだろう。

はたから見れば怖くないのだろうが、見知らぬ光景に見知らぬ人達に囲まれた俺は怖くて怖くてたまらなかった。
すると、彼等は何を思ったのか…俺目掛けてのしかかってきた。
俺は懸命に抜け出そうとしたが、暑さと苦しさで身動きが取れず…そのまま意識を失った。
失ったと同時に俺は目を覚ましたが、当時はまだ小学生だった事もあり…怖くて怖くて仕方なかった。

友人にこの話をしたら、笑われた。
無理もない、友人も幼かったのだから。
俺は一刻も早くこの夢を忘れたかったが、中々忘れられそうに無かったのでこうして書いてみた。
因みに、今はもう俺が死ぬ夢は見ていない。
偶に軽い予知夢のようなものを見るようには成ったが。
101: あね:2014/8/25(月) 00:05:28 ID:wXSVIL9DtA
彼の後ろにはいつも〇〇がいた。
雨の日も晴れの日も台風で傘が半壊するような日も、必ず〇〇を後ろに連れて歩く。
そんな彼と付き合っていた頃の話。


今回は彼と私、そして〇〇について書きたいと思う。


皆にとっての散歩は私達のデートであった。
近隣が山と海に囲まれ、忙しい毎日の中でもゆっくり過ごす時間を見つけられる地域に私達は住んでいた。

お互いにアウトドア派ではなく、だからといってインドア派というわけでもない。
のめり込むほどの趣味もなく、ただ同じ時間を同じ行動をすることで共有したくて散歩を提案し、彼も快く賛同してくれた。

毎回のデートが散歩でも、自然豊かな地域のおかげで飽きることなく四季を感じられ、彼と過ごす日々はある一点を除いてとても穏やかだった。

彼の背後には必ず〇〇がいた。
彼と〇〇は離れていたり、引っ付いていたりと距離感は様々であったが居ることに変わりはなかった。
〇〇は子供を嫌っているようで、公園や海等の子供達を良く見かける場所では彼の後ろでソワソワしていた。
また、〇〇は大きな気が好きのようで、大きな木を見つけると彼から少し離れ、木によく巻き付いていた。

私が見えている事には気づいているのか分からない。彼には〇〇は見えておらず、また認識もされていなかった。
不安にさせたくなくて私から〇〇について伝えたり、心当たりを聞くこともなく毎日を過ごしていた。
はじめの頃は〇〇から悪意を感じなかったからだと思う。

悪意を感じるようになったのは、彼と付き合って1年程経過した頃だったと思う。
その頃私と彼にとって悲しい事故が起きた。そして、その頃から周囲で異変が起き始め、穏やかな日常は少しずつ崩されていった。



102: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/25(月) 20:18:33 ID:uEyIuZmKnY


夜中暑苦しくて目を開けた
笑顔の男に抱き締められていた
問答無用で殴っておいた
睡眠妨害の罪って重いよね☆

男は痛そうに壁に透けて消えた。ざまあみろ。
103: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/25(月) 21:39:06 ID:FQaHpCbaag
夢ってなんらかの形での警告なんだよね。
104: あね:2014/8/25(月) 21:59:59 ID:ojCU9ls5Nc
彼の後ろにはいつも〇〇がいた。
雨の日も晴れの日も台風で傘が半壊するような日も、必ず〇〇を後ろに連れて歩く。
そんな彼と付き合っていた頃の話。


今回は〇〇から悪意を感じるきっかけとなった悲しい事故について話したい。


彼には4つ歳の離れた妹がいた。
とても可愛らしくて私にもとても懐いてくれていた。
妹は彼の後ろに居る〇〇に気づいており、私とよく〇〇について考察していた。
やはり妹も、彼を不安にさせたくなくて伝えてはいなかった。
妹も私達と一緒に散歩へいくことがあった、といっても妹は学生であった為に散歩への参加頻度は少なかったし途中参加や途中で抜け出すこともあった。


ある日、相変わらずなデートをしていた彼のケータイに妹から途中参加のメールが来た。
近くの公園が待ち合わせだったので、〇〇を引き連れ私と彼は公園のベンチで休んでいた。
ドン!と何かがぶつかる音と急なブレーキ音、私達は顔を合わせ公園を飛び出した。


角を曲がってすぐの信号、真っ赤になった人が横断歩道の真ん中で仰向けで倒れていた。
私も彼も呆然とした、事故だ。
誰かの悲鳴と慌てて発進する車の音と誰かの怒鳴り声と、全て混ざった音の中で真っ赤な人は妹であることに気付いた。
走りよる、隣で「え、あ。え?」と言う彼より早く動いた。


妹はまだ生きていた、そして私を見て痛々しく笑うと「お願い、お兄ちゃんと幸せになって。大好き。」
そして、後からきた彼に微笑むと「私だめみたい、はっきり見えるよ。私の代わりに近くで守ってね。」
彼は「守るよ!私ちゃんもお前も守るよ!だから頑張れよ!」
泣きながら彼を見る、涙が止まる。
後ろの〇〇が、すごい勢いで左右に鞭打つように動いていた。
もう一度妹を見る、妹は彼の後ろの〇〇を見て僅かに頷いていた。


妹は、わたし達との会話を最後に救急車到着時には息を引き取っていた。
お通夜から納骨まで、〇〇の姿は見えなかったが納骨後に彼の家に帰るといつの間にか彼の後ろへ戻ってきていた。
その日から〇〇から悪意を感じるようになっていった。


最後に、犯人は逮捕後自殺している。



105: あね:2014/8/27(水) 00:39:18 ID:U2zwvSfJq2
彼の後ろにはいつも〇〇がいた。
雨の日も晴れの日も台風で傘が半壊するような日も、必ず〇〇を後ろに連れて歩く。
そんな彼と付き合っていた頃の話。

これは彼と後ろの〇〇と私が出会った話。


彼との出会いは私の部活の先輩の紹介である。
恋愛経験皆無、というより恋愛というものがよく分かってない私に、何故か早く彼氏を作れと訴えていた先輩だった。
いい人ではあったが、どうでもいいと思う部分もあり恋愛の話になると適当に流していた。

部活での休憩中に「紹介したい人がいるんだけど、あっちも大人しい人みたいだし、どう?」といきなり言われた。
先輩からの紹介はこれまで幾度となくあり、ほとんどが興味を持てなかった。
最近はずっと断っており、今回も断るつもりだったが先輩は既に私の連絡先を送ってしまっていた。
「えっ、断らせる気ないじゃないですか。」と、文句を言いつつも教えてしまったものは仕方ないと連絡を取り始めた。それが彼だった。

工業高校に通う彼は、これまでの相手と対応が全く違っていた。
というより、出会いなど求めていないような人だった。
どうやら先輩の彼氏の後輩らしく、半ば無理矢理連絡先を伝えられたという。
同じような状況に共感し、メールからも分かる穏やかさに少しの興味を持った。
彼も私に興味を持ってくれたようで、1度会うことになった。

放課後に実際に会ってみると、やはり穏やかで落ち着いた雰囲気を持ち合わせていた。
お互いの家も近かった事も知り、その日数時間だけの関わりで距離感は徐々に縮んでいった。
ただ、どうしても引っかかる事があった。
彼の後ろに何か居るのだ。
感情を感じられない事が何より不気味であったが、その日だけかもと思い、その日は極力視界に入れないように彼と接した。

その後もメールでのやり取りは続き、休日に出掛ける事となった。
あまり遠くへ行くつもりもなく、だからといって家に招くわけにも、逆に行くつもりも無かった私達は近くの海へ行くことになった。
季節は春なので、泳ぐよりも砂遊びを目的とした。

当日、待ち合わせ場所に行くと既に彼は来ていた。
そして彼の後ろの何かも来ていた。
その日は、後方の何かが気になりすぎていて、彼の告白も「あぁ、はい。」と流すように受け取り、私達は付き合うこととなった。

恋仲になったその日、海から帰ると弟が待っていた。
弟は険しい顔をしながら「海で見た、あれ彼氏?」と尋ねてきた為、今日から彼氏と報告した。
「何かよく分からんのが居ったやろ。やめとけって。」
「あー、あれ何かわかる?私よく分からんから、もういいやーって思ってるんだけど。」
「何か分からんからやめとけって言ってんの。姉ちゃんも見えてる上で付き合うのならいいけど、家に彼氏呼ぶときは先に教えてね。」
「なんで、あいさつすっと?」
「ばか、その時家に居らんようにすっとよ。」

弟にここまで言わせるアレにとりあえず名前を付けようと提案すると、「〇〇で十分。」と一括されてしまった。
その日から彼の後ろに居る何かは〇〇と呼ばれるようになり、たまに弟へ観察の報告しながら彼と順調に付き合い始めることとなったのだ。



106: あね:2014/8/28(木) 00:11:31 ID:0BDDfCJBtI
彼の後ろにはいつも〇〇がいた。
雨の日も晴れの日も台風で傘が半壊するような日も、必ず〇〇を後ろに連れて歩く。
そんな彼と付き合っていた頃の話。


〇〇が子供を嫌う理由。


これは散歩デートが日課のようになっていた初夏の日
彼との散歩はとても穏やかで楽しめた。
毎日大きな変化があるわけではないが、同じ空間を無理なく共有できたし話題も尽きなかった。
さらに私は、彼の後ろにいる〇〇を観察することも楽しみの1つとしていた。

山と海に囲まれた地域には公園もいくつか設備されており、子供達や犬の散歩で賑わっていた。
私達は基本ベンチで他愛のない話で盛り上がり、時々遊具で遊ぶことで小さい頃を懐かしんでいた。
子供達にとって、遊具で遊ぶ学生は恰好の的であり、何かしらの勝負を仕掛けられたり、いつの間にか一緒に遊ぶこともあった。

〇〇は子供が嫌いらしい。
初めてそれに気付いた時、何が起こるのかとドキドキしつつも少しの恐怖があった。
子供達に対して何かしようとしてるように思えたからだ。
と言っても、○○は子供が近づくと小刻みに上下に揺られるだけだったのだが。

後に大きな出来事に気付く、基本子供嫌いな〇〇は自分の姿を見ることができる子供を特に嫌っていた。
というのは、公園で遊ぶ中に男二人兄弟がいてどうやら二人とも見えているようであった。
彼を見るとき彼の後方を見ていて、〇〇が震えると二人ともいつもビクッとびっくりするからだ。
そしてそんな兄弟が、〇〇に近づこうとすると○○は公園内の1番大きな木にスルスルと登り逃げていくのだ。

〇〇はなんで二人に見られていると気づいているんだろうと不思議に思い、彼がトイレに行く間兄弟に心当たりを聞いてみた。
すると彼は私と出会う前からよく公園に来ており兄弟と接していたらしい。
兄「あの兄ちゃんさ、後ろになんか居るやん?あれに向かって、見えてるぞ!って言ったことがある。その時兄ちゃんは聞こえてなかったみたいだけど。」
私「それだけ?」
兄「その日の夜、あれが部屋に来て弟に乗ってた。怖くなってとにかく大声出しながら弟ひっぱたいたら、ゆっくり離れていなくなったと。」

つまり、〇〇は兄弟に見られたのを面白くないと考えてちょっかい出しに行ったら一撃くらって逃げ帰り、子供なあげく見える子が怖くなったということか!と推理した。

〇〇に対して可愛らしいと思えたものの、ただ見えると言っただけで弟のお腹に変なあざが出来るまで乗るなんて、と恐怖もあった。
私は変なものが見えてしまううえ小心者。
兄弟達のように見えると告げただけで、圧力掛けられたらひっぱたく余裕もないし、その後を考えるとゾッとする。

私が見えてることを気づかれていたら、もしかしたら今頃私はここにいなかったかもしれない。
107: あね:2014/8/28(木) 11:06:25 ID:0BDDfCJBtI
彼の後ろにはいつも〇〇がいた。
雨の日も晴れの日も台風で傘が半壊するような日も、必ず〇〇を後ろに連れて歩く。
そんな彼と付き合っていた頃の話。

私の家族

現在私は、祖母と母と私の3人で暮らしている。
弟は大学生になり一人暮らし、父は仕事で年に数回会う程度であった。
彼と付き合っていた頃は、弟も一緒に暮らしていた。

父以外の私を含めた家族は、よく分からないものが見えるタイプであった。
祖母は体験談を姉弟に聞かせる事を楽しみとしており、母は見えるのは怖いけどオカルトやホラーが好きであった。
そんな2人と暮らしていた私はオカルトやホラーが好きで、でも本当に危ない時は逃げるタイプ。
弟はオカルトやホラーが苦手で、変なものには絶対に近づかないタイプになった。

彼との付き合いを知った家族の反応は様々であった。
祖母は彼に対して歓迎するものの、時折険しく目を光らせていた。
母は○○について色々聞きたそうであったが、私に止められひたすら観察していた。彼氏としては歓迎してくれた。
弟は彼に「幻の弟」と言われるほどに姿を現さなかった。

弟がここまで怖がりというか、用心深くなったのは悪いものや変なものに1番影響を受けやすい体質だったからだ。
さらに、変なものによく好かれるようで毎日お守り持って過ごしていた。

現在、彼も○○も居なくなって祖母が口にした言葉がある。
「〇〇は私にも良く分からない、妹さんの事があってから危ない物になっていたが、それまでは本当に無だったから。彼にも妹さんにも悪いが、あんな風になった〇〇の近くにいたお前が今生きてて本当に良かった。」
しみじみ言われ、〇〇を軽視し家族がどんな気持ちでいたかを考えなかった自分は実は〇〇の影響を受けていたのではないかと思う。


108: 名無しだぜひゃっほう!:2014/9/1(月) 12:45:56 ID:TZJgtHXKCE
続きを待ちの間にちょっとした話

小さい頃、本当に色々なものを見ていたし会って話をして遊んで貰っていた。遊んで貰った話等は既に書いているので割愛します。
幽霊なのか分からない者達と遊べなくなったのが、小学校上がってすぐだった。小学校に上がった時に友人が出来たからかもしれない。
ある日、友人とも遊ぶ気にならず久しぶりに自宅で絵を描いていた。
絵を描いていると幽霊なのか分からない者達が来て「上手い」やら「自分を描いて」等言いたい放題が常だったが、出て来てはくれなかった。
タンスの隙間を見てもいなかったので諦めて、タンスの前で寝そべりながら描いていた。
すると、足首を掴む手がある。そのままグイッと引っ張られた。
慌てて後ろを見ると、いつも遊んでくれていた男の人が私の足首を掴んで笑っていた。男の人は掴んでいない方の手の人差し指を、自分の口に持ってきた。「しーっ」と言ってるようだった。
男の人は、そのまま更に引っ張った。元々、下半身は卓袱台の下に入れていたので、男の人が引っ張ったことで頭と手が完全に卓袱台の下になった瞬間
タンスが倒れた。
地震だった。
後は、パニックになりながら母と家を出た。
男の人が引っ張ってくれていなかったら、タンスの下敷きになっていただろう。
この間、タンスを移動した際持ち上げたら物凄く重くて背筋に冷たいものが走った。
長くてごめん。
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