・ルール
参加希望者は1〜5レスを目処にSSを自由に作成して下さい。お題が欲しい場合は各自で希望して下さい。お題の提案や作品の感想は随時受け付けとします。覆面先生(SS作者)からのアドバイスも絶賛受け付け中とします。
238: 1/3:2014/3/1(土) 22:56:05 ID:Sxuh3P77XM
A terrible man
昔々あるところに、神様への供物を用意できなかった村がありました。
それから、その村では疫病が流行ったり、赤ん坊が次々と消えていったりしました。
しかし、村人たちに神様の怒りを鎮める術はありませんでした。
そんな時、町から一人の若い医者がやってきました。
彼は村人を苦しめる疫病を研究し、直すつもりだと言いました。
しかし、村人たちは始め、聞く耳をもちませんでした。
「自分たちの治療法で必ず治る」と信じていたのです。
しかし医者は諦めず、少しずつ村人たちの心を開いて行きました。
239: 2/3:2014/3/1(土) 23:00:47 ID:wEh.JxV2So
やがて医者は村人達の信頼を得、村の暮らしや伝説、病気の治療法などから疫病の原因を探ろうとしました。
そしてある日、医者が、「疫病の特効薬を見つけた!」と言いました。
村人は大喜びしました。
医者は、「薬を配るので、病気の人は皆、今夜私の家に来てください」と言いました。
そうしてその夜、医者は自らの家に火を放ち、中にいた病人を焼き殺し、朝が来る前に村を出て行きました。
240: 3/3:2014/3/1(土) 23:21:13 ID:INQRxIaiPE
とある街に、お金持ちの大きなお屋敷がありました。
しかし、そこは夜になると女の恐ろしい声あやすすり泣きが聞こえる、窓に痩せこけた女の顔が映る部屋があるなどの噂があり、お化け屋敷と恐れられていました。
家の主人にはたいそう美しい奥様がいましたが、体が弱く、最近は病に臥せりがちになり、家の外に出られなくなってしまったようです。
奥様の病気も、きっと悪霊が取り付いたせいたろう。
街の人々はまことしやかに囁きました。
そんなある日、お屋敷に、有名な霊媒師を名乗る男が現れました。
彼は、一晩泊めてくれればこの屋敷の悪霊を追い払って差し上げます、と言いました。
始めは渋っていた主人ですが、だんだん霊媒師と打ち解けてきて、一晩くらいなら…と宿泊を許しました。
翌朝、お屋敷の旦那様とほとんど使用人が、霊媒師に殺されているのが発見されました。
奥様は攫われてしまった、と生き残ったメイドは言いました。
その数年後、遠い街で、手足を切り落とされた白骨死体が土の中から見つかりました。
その白骨は、歯型などから攫われた奥様のもので間違いなかったそうです。
さて、彼は悪い人でしょうか?
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