書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10
基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984
注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。
684: 1:2012/11/2(金) 22:11:49 ID:7RuR6mIcnA
女戦士「ああもう帰ろ帰ろ!不幸から守ってくれとか、馬鹿じゃねえのか!」
女勇者「お願いだから助けてよー!」
女戦士「そんなに助けてほしかったら魔王に守ってもらえばいいだろ!」
女勇者「……そうだね。強くて優しくてかっこいい魔王の力があれば、不幸からも守ってもらえるかも///」
女戦士「うっぜえええ!どこまで自慢したら気が済むんだよ!私だって彼氏に守ってほしいよ、ちくしょう!」
女僧侶「……恐らくですけど、魔王さんも今頃似たようなリアクションしてるんでしょうね」
女戦士「あ〜、それっぽいなあ。あいつも恋愛に関して馬鹿げた思考してるし」
女僧侶「こうして見ると、価値観や性格等がそっくりですよね、あの二人は」
女戦士「最初から結ばれる運命にあったのかねえ……」
女勇者「女魔法使い、悪いけど移動魔法で魔王城に連れてってよ」
女魔法使い「!?」
女戦士「……女魔法使いは犠牲になったのだ。女勇者の惚気の犠牲にな」
女僧侶「女魔法使いさん、ご愁傷様です……」
685: 1:2012/11/2(金) 22:12:31 ID:7RuR6mIcnA
側近「……魔王様。何でザビエルみたいなポーズしてるんですか?」
魔王「いやね、いつ襲い来るかわからない不幸に備えて一応ね」
側近「それってザビエルっぽいポーズで防げる物なんですか?」
龍人「どこに何を布教するつもりなんだよ、てめぇは……」
女勇者「魔王!」
魔王「女勇者ちゃん!」パアア
女勇者「魔王に会いたくって来ちゃった……急にごめんね。迷惑だった?」
魔王「そんなことないよ!今いろいろ不安だったんだけど、女勇者ちゃんが来てくれたおかげで元気になれたよ!」
女勇者「私も不安で仕方なくて……魔王に守ってほしくって……」
魔王「女勇者ちゃんは俺が一生守り抜くよ!」
女勇者「ありがとう、魔王。やっぱりかっこいいね///」
魔王「女勇者ちゃんはかわいいよ///」
龍人「ああぁ!!」ドンッ
ドラゴン「龍人、気持ちはわかるけど、壁殴ったって何にもならないよ……」
686: 1:2012/11/2(金) 22:13:15 ID:7RuR6mIcnA
魔王「女勇者ちゃん///」
女勇者「魔王///」
ゾンビ「……これは側近様とハーピーのカップル以上にむかつく感じだなあ」
スライム「とんでもないバカップルが生まれてしまったね……」
側近「待てこら。お前ら、その言い分だと俺とハーピーもむかつくカップルだと言いたいのか?」
ゾンビ「側近様とハーピーは自然なんですよ。理想的なまでに自然に愛し合えてて、負け犬としては嫉妬に狂うしかないわけです」
スライム「魔王様と女勇者は露骨ですね。これでもかってくらいイチャイチャしてるから、何かもうイライラしてきます」
ドラゴン「本当に……なん、何で俺らは、もっ、モテないん、でしょう……?」ポロポロ
側近「知らねえよ。泣くなよ……」
龍人「魔王も側近もうぜぇよぉ……俺だってモテてぇよぉ……」ポロポロ
側近「……どう収拾つけたらいいんだよ、これ?」
687: 1:2012/11/2(金) 22:14:17 ID:7RuR6mIcnA
龍人「これで不幸とか言ってんだぞ、こいつ……じゃあ俺らは何なんだよ……」ポロポロ
魔王「いやー女勇者ちゃんは本当にかわいいなー///」
側近「……これ本当にどうすればいいんだろ?」
側近「とりあえず魔王様をヘッドロックにでも仕留めよう」メキメキ
魔王「あだだだだ!急に何するんよ!?」
女勇者「魔王をいじめないであげて!」
側近「その前にお前ら……魔王様、周りを確認していただけますか?」
魔王「うん……え?何で皆泣いてるの?」
側近「魔王様。まだ女勇者と付き合ってない頃、ハーピーと付き合ってる俺を見てどう思ってました?」
魔王「何だこのリア充爆発しろよって思ってたよ。悔し涙に明け暮れる日々だったね」
側近「それですよ。だから周りの皆が泣いてるんですよ」
魔王「……ああ!そういうことか……俺は何て残酷なことを……」
688: 1:2012/11/2(金) 22:14:57 ID:7RuR6mIcnA
魔王「皆、ごめん!俺は自分の幸せに酔って、皆のことを想ってなかった……!」ウルウル
魔王「負け犬の気持ちを知りながら、それでも俺は皆を傷つけてしまった……!」ブワッ
魔王「本当にごめん……!俺は……最低だ!」ポロポロ
女勇者「そんなことないよ!過ちを犯しても、こうして魔王は反省できるじゃない!」
女勇者「過ちは誰しもが犯すことよ!重要なのは、それに気付いて未来に繋げることよ!」
女勇者「魔王はそれを出来るし、私も魔王を支える。だから顔をあげて。二人でやり直して行こう!」
魔王「女勇者ちゃん!」
女勇者「魔王!」
側近「いや、感動路線っぽくしようとしてますけど、茶番でしかないですからね?」
龍人「うぜぇよぉ……」ポロポロ
689: 1:2012/11/2(金) 22:16:04 ID:7RuR6mIcnA
側近「……」
側近(ドラゴン達、俺とハーピーの付き合い方もうざいとか言ってたな)
側近(ここまでのレベルじゃないにしても、これに準する物があるのか……)
側近(……ハーピーとの付き合い方、少し直した方がいいのかな)
ドラゴン達の言い分を変に気にして、試しにハーピーに冷たく接してみた結果、ガチ泣きされて側近が慌てふためくのはこれより三日後のことだった。
それぞれの反応、おしまい
女魔法使い「誰か助けて……」←魔力の酷使でダウン中
690: 1:2012/11/2(金) 22:19:22 ID:7RuR6mIcnA
今日はここまでにします。
つい最近気付いたことがあるんですけど。
「はぶてる」って方言だったのか!って。
「はぶてる」は「いじける、すねる」の意味合いで使われる言葉ですね。
それで、さっき気付いたんですけど、このスレの中でも普通に使っちゃってました。
らめえ出身がばれちゃうぅ!田舎者だってばれちゃうのおお!って思いました。
……この前管理人さんに>>1の内容を一部変更してもらったんですけど。
ここの部分も直してもらってもいいかなあ。こんな頻繁に頼むのはちょっと気がひけます。
もし今後検索とかして上記の単語で引っ掛からなかったら、その時は察してくださいwww
今回のまとめです。
それぞれの反応>>678-689
……他に方言使っちゃってる部分とかなきゃいいけど。
691: 名無しさん@読者の声:2012/11/2(金) 22:44:15 ID:iZ9zckTbyk
お疲れ様です
いつも楽しく読ませて
いただいてます。
作者さんって中国地方の方ですか?
692: 名無しさん@読者の声:2012/11/2(金) 23:10:21 ID:HZWQXcGV/Y
龍人は彼女がほしいと言っている
女戦士は彼氏がほしいと言っている
俺は彼氏がほしいと言っている
>>1さんは彼氏がほしいと言っている
じゃあ突き合っちゃいますか(´∀`)9 ビシッ!
693: 名無しさん@読者の声:2012/11/3(土) 02:52:54 ID:9ZMBJTs0O.
タンスがガタガタ…だと…!?
これは分かってるんだろ?
フリだろ?フリなんだろ?
よろしい。魔王の後ろにしっかりメッセージボックスを表示してあげよう。心配はいらない。みか鬼だ
画面端に支援
C
694: 名無しさん@読者の声:2012/11/3(土) 09:25:24 ID:J9RmPEgaKU
今更ですが乙です!!
書きためが少ない→終わりが近い、と考えてたらほんとでした(T∀T)
でもまだまだ小話が読めるようで楽しみです!!
受験s(ry
CCCCCCCCCC
695: 名無しさん@読者の声:2012/11/3(土) 09:41:32 ID:49S3Ybz1KY
>>1このスレ1000までいこうぜ
昨日のルパンの名言
戸がね開かないの (´・ω・`)
696: 名無しさん@読者の声:2012/11/3(土) 09:53:28 ID:5j15m2A/Rg
魔王に…あやかりたい!
つ支援
697: たくさんの支援やレスをありがとうございます:2012/11/3(土) 22:26:01 ID:7RuR6mIcnA
>>691
いつも読んでいただいてるようで、ありがとうございます。
残りはもう番外編的な要素しかありませんけど、これからもがんばります。
>作者さんって中国地方の方ですか?
うん。
とりあえず何県かまでは言わないことにしときます。
教えないからってはぶてないでね。
>>692
後半おかしいですよね?絶対何かおかしいですよね?
とりあえずまずはお互いの性別を思い出してみましょう。
そして恋愛は普通、異性同士で行うものだということも思い出しましょう。
最後に、俺は普通です。おかしいのは頭と顔で、恋愛に関しては普通の感性のはずです。
>>693
わかってますよー。だからこそ新しい魔王城ですよ。
ただ、美香ちゃんも青鬼状態で来られたら嬉しくないですよwww
魔王「いや、俺はどんな状態でも女の子を受け入れる!美香ちゃん、俺の胸に飛び込んでおいで!」
GAMEOVER
698: たくさんの支援やレスをありがとうございます:2012/11/3(土) 22:27:09 ID:7RuR6mIcnA
>>694
書き溜め途中でスレ立てたんですけど。
どうにか完結まで安定した更新が出来てよかったです。
これからは若干不定期気味に小話を頑張る予定です。
とはいっても、空けても一日か二日程度にしたいとは思ってますけど。
受験頑b(ry
>>695
ゴエゴエはTVスペシャルでちゃっかり女性といろんなフラグ立ててるので羨ましいですよ。
まあそのせいで危機的状況に陥ることも少なくないですけど。
しかしまあ、あの「戸がね開かないの」は何か可愛かったですよね。
……いや、俺は普通ですからね!692さんに嘘ついてるとかはないですから!
1000までいけるといいですね。とりあえず頑張るとしましょう。
>>696
ほんと魔王様にあやかりたいですよね。
もう純粋にただ一言で事足りますよ。モテてえ!
699: 1:2012/11/3(土) 22:28:37 ID:7RuR6mIcnA
ファンクラブの今後
会長「皆さん知っての通り、女勇者様が魔王様とお付き合いすることになりました!」
会員「おめでとうございます!」
女勇者「あ、ありがとう」
会長「いやーやっぱり女勇者様でしたかー。敵いませんね、ほんと」
女勇者「いやいや、私が魔王と付き合えたのは奇跡だよ。それまでは皆に可能性があったよ」
会長「……本気で言ってますか?」
女勇者「え?ほ、本気だよ、もちろん。魔王っていろんな女の子を褒めるじゃない。皆が彼女候補だったと思うよ」
会長「……似てますね、お二人とも。もう本当にベストカップルと言うしかないですよ」
女勇者「ありがとう。魔王とベストカップルか……嬉しいなあ///」
会長「めっちゃ浮かれてますね……まあ私も女勇者様の立場なら浮かれますね、確かに」
700: 1:2012/11/3(土) 22:30:00 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「……でも、私と魔王が付き合っちゃったら、ファンクラブはどうするの?」
女勇者「活動は続けるの?私はまだ会員としていてもいいの?」
会長「活動はもちろん続けますよ!」
会長「私達は魔王様ファンクラブですからね。魔王様が自らお選びになられた方との交際がうまくいくよう応援するのがファンでしょう」
会長「そして女勇者様は魔王様が自ら選ばれた大切な人です。そんな偉大な人物が我がファンクラブから生まれたんです」
会長「会長としてこれ以上誇らしいことはありませんよ!女勇者様は名誉会員ですよ!」
女勇者「会長……会長だって魔王が好きなのに……ありがとう」
会長「……まあ、悔しくないって言うと嘘になりますよ。でも、女勇者様なら仕方ないかって感じですね」
会長「魔王様のお相手は女勇者様しかいませんよ。私達は魔王様を、そして魔王様が選んだ女勇者様をこれからも支えます」
女勇者「皆……本当にありがとう」ウルウル
会長「泣くのは駄目です。魔王様は女性が泣くのを良しとしませんからね。笑ってありがとうが正解ですよ」
女勇者「うん……皆、ありがとう!」ニコッ
会長「……」
女勇者「ど、どうしたの会長?急に黙っちゃって」
会長「この笑顔の破壊力……そりゃ魔王様も落ちますね」
701: 1:2012/11/3(土) 22:31:23 ID:7RuR6mIcnA
会長「さて、次に新しい会員の紹介でもしましょうか」
女勇者「あれ?また新しく入ったんだ?」
会長「今回の新入会員はですね、なんと異世界からの希望者ですよ」
女勇者「おお、異世界から!」
異世界っ娘1「こっちの世界に魔王様のファンクラブがあると聞いてきました!」
異世界っ娘2「私達も魔王様を支えたくて入会しました!よろしくお願いします!」
女勇者「異世界でも魔王人気は凄いねー」
異世界っ娘1「異界王の支配から救ってくれた英雄ですからね!」
異世界っ娘2「その上優しくてイケメンで……好きにならない方が難しいんじゃないですか?」
女勇者「そうだよね!さすが入会するだけあって、わかってるね!」
異世界っ娘1「女勇者様にそう言ってもらえると励みになりますね」
女勇者「あれ、私のこと知ってるんだ?」
異世界っ娘2「もちろんですよ!この前異世界に魔王様と一緒に来てたじゃないですか!」
女勇者「ああ、そうだね。本編の最後でね」
異世界っ娘1「女勇者様の御容姿を確認させていただいて、私達で勝てる相手じゃないなと即座に諦めましたからね」
女勇者「そんな、私は綺麗じゃないよ。皆の方が素敵だと思うよ」
異世界っ娘2「こういうところは魔王様とそっくりですね」
会長「ですよね」
702: 1:2012/11/3(土) 22:33:31 ID:7RuR6mIcnA
異世界っ娘1「とにかく、交際が儚い夢ならば、せめて魔王様を支えようと入会しに来たんですよ!」
異世界っ娘2「魔王様、そして女勇者様の力になれるよう頑張ります!」
女勇者「異世界からも会員かあ……魔王の輪が世界にどんどん広がるね!」
会長「大変喜ばしいことですね」
会長「……今回報告するのはこんなところですね。とにかく、今後の活動はそんな感じでいきます」
会長「というわけで、今日は魔王様の中で女勇者様の好感度が落ちないよう考えていきましょう」
女勇者「なんか私、お世話になりっぱなしだね……」
会長「魔王様の心を射止め続けるには……やっぱりゲームといじめですかね」
女勇者「こうして聞いてると、とんでもないラインナップだよね……」
会長「ゲームはやはりパーティゲームみたいな、皆で楽しく遊べるのがいいですね」
女勇者「そういうのを練習してうまくなればいいのかな?」
会長「いや、うまくなっちゃいけないんですよ」
女勇者「え?何で?」
会長「パーティゲームって、要するに対戦するわけですからね」
会長「それでうまくなったら、魔王様を負かし続けることになります」
会長「大好きで自信のあるゲームで負ける……こうなってしまうと、魔王様の中で緩やかに不満が生まれる原因になるでしょう」
女勇者「……あっ!確かに側近が、昔格ゲーでボコったら泣いたって言ってた!」
703: 1「会長はこう言ってますけど女性なら負かして大丈夫です」:2012/11/3(土) 22:35:05 ID:7RuR6mIcnA
会長「うまくなるのは、完全に強力プレイするゲームだけでいいんです。対戦系のゲームでうまくなりすぎると魔王様を負かして悲しませてしまいます」
女勇者「なるほど!気を付けた方がいいね……」
女勇者「……なんか会長、凄い研究してるね」
会長「魔王様ファンクラブの会長ですからね!」
女勇者「うまくなりすぎず、いい感じで勝負できるよう頑張る……そういう感じで大丈夫なんだね!」
会長「ゲーム対策は大丈夫ですね!」
女勇者「次は……いじめることかな」
会長「これは……私はどうしようもないですね」
女勇者「うん……私もどうすればいいのか……」
会長「……鞭、とか?」
女勇者「ろ、蝋燭とか……」
会長「それで魔王様は喜んでくれるんでしょうかね?」
女勇者「わかんないね……」
会長「だ、誰か、そういうのに詳しい方はいないんですか?」
会員達「……」
会長「いませんね……」
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