姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
622: ◆qoozyz1NgY:2011/11/13(日) 21:45:01 ID:a/d3N7/7Ow
姫「……」 ハッ
姫「……王子?」
───それから数時間後、本国と隣国の戦争が勃発する。
戦場となったのは、両国の国境付近に位置する荒原。
剣がぶつかり、血が飛ぶ戦いの日々が、幕を開けた。
623: ◆qoozyz1NgY:2011/11/13(日) 21:47:47 ID:Cd/PMBqUCQ
──戦争が始まって、1週間経った頃。
本国の戦陣にて。
ロイ「──隣国の王子を捕虜にした?」
兵士「はい」
ロイ「マジで!?お前それ、超手柄だぞ」
兵士「ありがとうございます!」
ロイ「……で?」
兵士「はい?」
ロイ「何番目の王子?」
兵士「第2王子と思われます」
ロイ「ふーん…」
兵士「戦場から少し離れた場所で自慰をしていたので後ろから拘束しました」
ロイ「は?」
624: 名無しさん@読者の声:2011/11/13(日) 21:50:54 ID:m5A7HqHqoI
おいwwww
625: 名無しさん@読者の声:2011/11/13(日) 21:51:05 ID:OSGANJ/Nfc
ちょwww自慰とかwww
626: ◆qoozyz1NgY:2011/11/13(日) 21:52:10 ID:l5Pa902z2Y
ロイ「……まぁいいや。そのまま本国に送って」
兵士「会わなくていいんですか?」
ロイ「俺もまたすぐ戦いに行かなきゃなんねぇから。本国で詰問させて、なんか情報得られたら連絡させて」
ロイ「それに、今は俺たちの方が優勢だし…焦る必要もねぇだろ」
兵士「わかりました。では、第2王子とその他捕虜を本国へ送ります」
ロイ「ごほっ、ごほっ」
ロイ「…あぁ、頼むわ」
627: 名無しさん@読者の声:2011/11/13(日) 21:58:39 ID:XZM9R81ObI
第2王子!第2王子!
628: 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 01:17:45 ID:AY51fdUhxg
おめでと愛してるうぅぅぅぅぅ!
629: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 08:25:30 ID:ZwYLXgVxwU
うおおおぉ…!( ゚Д゚)
い、1位や…!1位…!!
何か未だにまだ信じられませんが、支援&投票してくださった方ありがとうございます!!!
今回は大波乱だったみたいで…
お、オラは何もしてねぇぞ…!
圧力とかかけてねぇからな…!
すみませんw
でも、もうすぐ完結なんで、次のランキングからは華麗にいなくなる予感(ノ∀`)
ていうか、ホントは先週中に完結させるつもりだったのに、どんどん延びてく…((汗 ゴメンナサイ...
レス返とかもできてませんが、支援とかコメくると度に小踊りしております←
いつも支援してくださる方々ありがとう!!
何はともあれ本当に嬉しいです!皆さん大好きちゅっちゅ
これからもよろしくお願いします!m(*__)m
それでは、また夜に更新しに参ります。
>>628
ありがと私も愛してるうううう!
630: 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 11:59:31 ID:Ga85pR.zOs
ランキング入りおめでとうございます。
631: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:04:13 ID:O9oYtu06ZI
>>630
ありがとうございます!!
632: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:04:49 ID:m5A7HqHqoI
───本国、城
第2王子「いったぁ!押すなよバカ!」
兵士「うるさい、つべこべ言わず歩け!」
第2王子「ボク左腕折れてんの!傷だらけなの!わかってる!?」
兵士「自慰してたくせに何を言う」
第2王子「生理現象だよ!あとちょっとでイキそうだったのに邪魔しやがって!お前それでも男かよ!」
兵士「……」
633: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:07:55 ID:yTWeyWMdBg
大臣「──そろそろ捕虜が到着する頃ですな」
王「第2王子を捕らえたと言っていたな、確か。どんな男かのう」
大臣「とりあえず、隣国の軍隊の状況などについて聞かなければなりませんね」
王「そうだな」
姫「……お父様」
王「ん?」
姫「これからここに、第2王子って奴が来るのよね。私もここにいていいかしら」
王「……」
王「うむ。かまわんよ」
姫「ありがとう」
634: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:11:49 ID:KdRzS59wow
コンコン
姫「あ」
王「来たようじゃな」
ガチャ
兵士「──失礼します。隣国の第2王子を連れてきました」
兵士「さぁ、入れ」
第2王子「うるさいなー」 ブツブツ
仏頂面をした第2王子が、渋々と王間へ足を踏み入れる。
姫「……」
第2王子「…あ、お姫様」
姫「……」 ジー
第2王子「……?」
第2王子「…ボクの顔に何かついてるかな」
姫「え …あ、ごめん」
第2王子「…ま、無理もないかぁ。兄弟の中ではボクと王子が一番似てるもんねぇ。アイツほど女顔じゃないけど」
635: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:15:45 ID:.Km5JWzyXY
姫「……王子」
姫「王子は今、隣国の軍隊にいるのよね」
第2王子「はぁ?」
姫「は?」
兵士「こら、姫さまに無礼な口を叩くな!」
王「よい。好きに喋らせろ」
第2王子「……あぁ、そっかぁ。君たちはまだ、裏切られたまま、なんだね」
姫「……裏切られたまま?」
636: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:20:26 ID:HFamDqVsHc
第2王子「あんたたちは、王子に裏切られたと思ってるんでしょ?戦争のために王子がここへ潜りこんでいたって」
姫「そうよ。だって、王子がそう言ったもの」
第2王子「へぇ、信じてるんだ」
姫「……なによ。言いたいことがあるならさっさと言いなさいよ」
第2王子「どうしよっかなぁ。ボク、そんなこと教えてあげる義理ないし」
姫「……あんた、自分の立場わかってる?敵国に捕まってるのよ」
第2王子「じゃ、ボクが何も言わなかったらボクを殺す?それとも拷問でもする?ボクは──」
第2王子「ボクはどっちも嫌だな」
兵士「嫌なのかよ」 ペシッ
637: 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 20:24:03 ID:UjZCWpAm.I
第2王子かわいすぎる……!
つ 支援
638: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:24:32 ID:OEv/Nma8qg
第2王子「……まぁいいや。王子のこと教えたからって今より戦況が不利になるわけでもないし」
姫「!」
第2王子「それに、お姫様ちょっと可愛いし」
姫「は、はぁ!?」
第2王子「王子ともう寝た?」
兵士「おら!」 スパコーン!!
第2王子「いったああぁぁっ!!さっきからお前なんだよ、ツッコミばっか入れてくんじゃねーよ童貞!」
王「……」
大臣「……」
639: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:28:02 ID:CFz6aP7Usc
姫「い、いいから早く王子のこと教えてよ」
第2王子「んーと… まず、アイツが本国に来た本当の理由ね」
「!」
第2王子「まぁ、本国を油断させるやら軍の準備をさせないってのはまんま合ってるよ。それで、本国に隣国からの奇襲に対応できないようにさせようとした」
王「……」
第2王子「でも、ここからが王子とボクたちの感性が食い違ってるところなんだ。ボクたちは、奇襲からそのまま本国を滅ぼせばいいと思ってた」
第2王子「一方王子は、戦わずして本国を降伏させようと思ってたみたい。誰一人傷つけずにね」
姫「え…」
640: ◆qoozyz1NgY:2011/11/14(月) 20:30:51 ID:esacBCDh.U
大臣「し、しかし、どちらにせよ王子も本国を貶めるつもりだったんでしょう。隣国の奇襲に手を貸していたわけですから…」
第2王子「うん、そーだね。少なくともはじめはそのつもりだったと思うよ」
第2王子「王子も、隣国には本国の土地が必要だって理解してたから… 無血開城させて、人々を傷つけないことを条件に本国から一部土地を貰おうと思ってたんでしょ、たぶん」
姫「たぶんって… あんたたち話し合って決めたんじゃないの?」
第2王子「話し合ったよ。だから、当初の隣国の予定は王子の意志を汲んで無血開城作戦だった。そうしないと王子が本国に行かないって言うから、一応ね」
第2王子「……ま、結局予定が変わって戦争することになったんだけど… 何で変わったかは、わかる、よね?」
641: 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 20:34:17 ID:lNbS31iwTM
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