ベルトルト「新宿の巨人」ユミル「西口」
Part6
147 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:37:41 TzyT/6UU
ーー
バシュー
ビュン
エレン「いたか!?」
ミカサ「それらしきものは……!」
ベルトルト「こっちもだ!」バシュ
ベルトルト(飛んで時間は立っていないが3人で広範囲探した)
ベルトルト(もう遠くに行ってしまったのか……?)
ミカサ「!!」ピクッ
ミカサ「アルミンはあっち!!」
ベルエレ「!?」
148 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:38:15 TzyT/6UU
エレン「見つけたのか!?」
ミカサ「聞こえた!」
ベルトルト(?)
ミカサ「来て!!」バシュ
ベルトルト(……え?)
エレン「わかった!」
ベルトルト(何も聞こえないよ)
ベルトルト「どうしたんだいきなり!」ビュン
ミカサ「あっちからアルミンの声がする!」
ベルトルト(声?)
149 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:39:00 TzyT/6UU
エレン「本当だ!」ハッ
ベルトルト(ちょっと……なんにも聞こえないんだけど?)
ミカサ「アルミンが私たちを呼んでいる!」
ベルトルト「どういうこと!」
ミカサ「私はアルミンと別れる前に約束した!何かあったら呼んでと!駆けつけると!」
ミカサ「だからアルミンは呼んでいる!私たちを呼んでいる!」バシュー
ベルトルト(こいつらなんなの?)
エレン「ほらな!ミカサ!」
エレン「アルミンのやつあんなに威勢よく叫んでやがる……図々しいな!」ハハ
エレン「言っただろ!俺たちは3人で一緒だ!遠慮はなしだ!」ニコ
ミカサ「うん!」ニコ
ベルトルト(話が見えない……)
150 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:39:47 TzyT/6UU
その後、アルミンとクリスタを僕らは見つけた。西口の中央公園の、また向こうの路地裏で。
アルミンは不思議なくらいボロボロだった。そこまでの相手だったのか?
クリスタは自身の負傷を否定しつつ、頑なに雨具を脱ごうとはしなかった。本当は負傷していたのかも……。
その後皆でカラオケ。もう一生行かないと誓ったカラオケ。さすがのユミルも気まずそうだった。
僕は頃合いを見て、アルミンに鍵もとい“コニー”を紛失してしまったと謝った。
しかし、“コニー”はコニーが持っていた。え?なんで!確かに捨てたよ!あのくずかごに!
しかも彼は僕が置いてきたはずのフィルムカメラの現像までしていた。お前何者?
サシャとジャンは落ち込んで……あれ、元気になってない?
ライナーは『この世に女神はふたりいる』って言っていた。何それ?僕の心配を返せゴリラ。
151 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:41:49 TzyT/6UU
ーー2115 西口 センタービル展望室
みんな コソコソ
ベルトルト「皆が僕らに気を使っている……というか避けている」
ユミル「ベルトルさんの過激な趣味に引いてんだろ。つうかなんでコニーが写真持ってんだよ」
ベルトルト「ダークホースだったんだ彼は。優しく叱責しておいた」
ユミル「ベルトルさんでも見誤ることがあるのか」
ベルトルト「身長高くても見えないものはあるみたい」
ユミル「コニーはチビすぎて見えなかったんだな、きっと」
ユミル「まあしょうがねえ。もう1組、そこで2人きりにされてる奴らがいるし落ち込むなよ」
ベルトルト「ジャンとミカサ」
ユミル「ああ」
ベルトルト「……」
ユミル「……」
152 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:42:20 nMzRVIJA
フィルムげんぞうしてたのかよ!まずいじゃん!
153 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:51:42 TzyT/6UU
ベルトルト「……君はライナーと合流しろと言った」
ユミル「言ったな」
ベルトルト「ライナーがケイサツに追われることを知っていたの?」
ユミル「全く予想外だ。私は別の意味で言ったんだが……」
ベルトルト「どういう意味で?」
ユミル「ライナーは戻ってきたんだ。言う必要はないな」
ベルトルト「気になる」
ユミル「ここセンタービル53階は223mの高さだそうだ……ざっと、4人ないくらいかね」
ベルトルト「本当に殺しておけば良かった」
ユミル「ダハハ!帰還後殺すか?」
ベルトルト「まさか。今日この異世界だから君を殺そうとしただけ。打算的な君ならわかるだろ?」
ベルトルト「もちろん変な行動起こしたら消えてもらうけど」
ユミル「ああ。私は死にたくねえからな。今は黙ってるとしよう」
ベルトルト「それはよかった……」
154 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:04:05 TzyT/6UU
ユミル「……」
ベルトルト「……やっぱりこの先、僕はひとりぼっちになるのかな」
ユミル「……」
ベルトルト「さっきエレンとミカサがアルミンを見つけた。耳で見つけた。普通は聞こえない距離から、耳でだよ」
ベルトルト「意味がわからないよね。僕にはわからない。だってあり得ないだろ」
ベルトルト「決して離れない、以心伝心の特別な3人みたいな空気出しちゃってさ。ばかじゃないの」
ユミル「……」
ベルトルト「あいつらみたいなの……僕から見たら特別じゃないただの石ころだ」
ベルトルト「ここからの街明かりみたいに、どれがどれでも問題ない。踏んだってきっと気づかない」
ベルトルト「……ねえユミル」
ユミル「ん」
ベルトルト「なんで僕ら3人は、あの3人じゃないんだろう……」
ベルトルト「ライナーとアニが、とても遠い……」
ユミル「……」
ユミル「さあな。特別だからじゃねえの」
155 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:04:54 TzyT/6UU
ベルトルト「……」
ベルトルト「ハハ……そうだったね」
ユミル「……」
ベルトルト「はあ……まったく……羨ましいなあ」ウル
ユミル「泣くなよベルさん。本当に弱虫だな」
ベルトルト「……」グズ
ユミル「言ったはずだ。お前は間違っていない。だから頭をなでてやる」
ユミル ワシャワシャ
ベルトルト「……ありがとう」ニコ
ユミル ワシャワシャ
ベルトルト「ちょっと痛い」
ユミル グシャグシャ!
ベルトルト「ユミルひどい」
ユミル「今日のいろいろ仕返しだ」
156 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:12:16 TzyT/6UU
ベルトルト「じゃあついでに抱きしめてくれる?」
ユミル「は?」
ベルトルト「“超大型ぞうさん shinjuku night”のお駄賃がまだだよ」
ユミル「駄賃てお前」
ベルトルト「ねえ、ほら早く。さみしい僕を抱きしめて」
ユミル「どうせそれだけじゃ済まないんだろ」
ベルトルト「うん。お望みなら“超大型ぞうさん shinjuku night”を使ってもいい」
ユミル「あれならもう手元にないぞ」
ベルトルト「本当に君のじゃないの?」
ユミル「当たり前だろ」
ベルトルト「驚き」
ユミル「……」
ベルトルト「……」
157 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:19:32 TzyT/6UU
ユミル「……私はアニじゃない」
ベルトルト「だから充分いたぶりながら」
ユミル「いやだね」
ベルトルト「ですよね」
やるべきことはまだ残っている。
可能であれば帰還途中で物資落下事故を起こし、帰還後に荷台を破壊する。
できるかな、どうだろう。ライナーに相談しなくちゃわからない。
僕は方角がわかる、地図も読める、だけど決断できない臆病者だから
シンジュクダンジョン。あとユミル。僕は君が嫌いだよ。
ベルトルト「新宿の巨人」
ユミル「西口」
終わり
158 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:21:22 xsmPkpa2
乙!
面白かったよ!
159 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:21:38 bn5zce1I
乙!!面白かった!!
160 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:22:50 TzyT/6UU
以下単行本派ねたばれあり。すぐ終わる
161 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:23:23 TzyT/6UU
はい。スッ
じゃあ一番先に挙げた、ベルさん。立って
はい ガタッ
発言をどうぞ
今夜夏祭りがあるそうです
夏祭り?
出店がでたり、花火みたり、恋人同士がちゅっちゅしたりする夏祭りです
それがどうかしましたか
行きたいです
誰と
君と
162 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:24:04 TzyT/6UU
……
……
……やだ
なんで
主にちゅっちゅが
待って。僕らは恋人同士じゃない。だからそんなことしない
……
なに勘違いしてるの
腹立つ
期待してるの
殴りてえ
僕と行ってくれる?
やだね
そんな
163 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:24:51 TzyT/6UU
なんで私なんだ
君しかいないから
アニと行け
恥ずかしい
ばかなの?
アニは憲兵団に行ってしまったじゃないか
まあそうだ
つまり君しかいない
頭おかしい
僕はいつかアニと行く
あっそ
それまでに祭りの玄人になりたい
いいとこみせたいのか
164 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:25:21 TzyT/6UU
射的とかパーフェクト
うん
花火見る位置パーフェクト
うん
その後の口実パーフェクト
お持ち帰りか糞野郎
ちゅっちゅしたい
なるほど
だから君と行きたい夏祭り
……
……
165 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:26:02 TzyT/6UU
……はい。スッ
はいユミルさん。発言をどうぞ
私たちは今どこでしょう?
巨大樹の森
なぜいるのでしょう?
エレンと君をさらったから
夏祭り、行けますか?
行けませんね
ですよね
また来年にしましょうか
そうですね
終
167 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:29:08 /PsXXm2Y
乙!!
こういうの群像劇っていうのか?
いろんな視点からちょっとずつ全貌が明らかになってくの面白いな
次の視点も期待してる!
168 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:31:42 Vmnl2HM.
この会話をライナーとエレンの前でしてると思うと笑ってしまう
169 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/28(日) 00:07:30 VrzrMeSw
乙
ーー
バシュー
ビュン
エレン「いたか!?」
ミカサ「それらしきものは……!」
ベルトルト「こっちもだ!」バシュ
ベルトルト(飛んで時間は立っていないが3人で広範囲探した)
ベルトルト(もう遠くに行ってしまったのか……?)
ミカサ「!!」ピクッ
ミカサ「アルミンはあっち!!」
ベルエレ「!?」
148 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:38:15 TzyT/6UU
エレン「見つけたのか!?」
ミカサ「聞こえた!」
ベルトルト(?)
ミカサ「来て!!」バシュ
ベルトルト(……え?)
エレン「わかった!」
ベルトルト(何も聞こえないよ)
ベルトルト「どうしたんだいきなり!」ビュン
ミカサ「あっちからアルミンの声がする!」
ベルトルト(声?)
149 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:39:00 TzyT/6UU
エレン「本当だ!」ハッ
ベルトルト(ちょっと……なんにも聞こえないんだけど?)
ミカサ「アルミンが私たちを呼んでいる!」
ベルトルト「どういうこと!」
ミカサ「私はアルミンと別れる前に約束した!何かあったら呼んでと!駆けつけると!」
ミカサ「だからアルミンは呼んでいる!私たちを呼んでいる!」バシュー
ベルトルト(こいつらなんなの?)
エレン「ほらな!ミカサ!」
エレン「アルミンのやつあんなに威勢よく叫んでやがる……図々しいな!」ハハ
エレン「言っただろ!俺たちは3人で一緒だ!遠慮はなしだ!」ニコ
ミカサ「うん!」ニコ
ベルトルト(話が見えない……)
150 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:39:47 TzyT/6UU
その後、アルミンとクリスタを僕らは見つけた。西口の中央公園の、また向こうの路地裏で。
アルミンは不思議なくらいボロボロだった。そこまでの相手だったのか?
クリスタは自身の負傷を否定しつつ、頑なに雨具を脱ごうとはしなかった。本当は負傷していたのかも……。
その後皆でカラオケ。もう一生行かないと誓ったカラオケ。さすがのユミルも気まずそうだった。
僕は頃合いを見て、アルミンに鍵もとい“コニー”を紛失してしまったと謝った。
しかし、“コニー”はコニーが持っていた。え?なんで!確かに捨てたよ!あのくずかごに!
しかも彼は僕が置いてきたはずのフィルムカメラの現像までしていた。お前何者?
サシャとジャンは落ち込んで……あれ、元気になってない?
ライナーは『この世に女神はふたりいる』って言っていた。何それ?僕の心配を返せゴリラ。
151 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:41:49 TzyT/6UU
ーー2115 西口 センタービル展望室
みんな コソコソ
ベルトルト「皆が僕らに気を使っている……というか避けている」
ユミル「ベルトルさんの過激な趣味に引いてんだろ。つうかなんでコニーが写真持ってんだよ」
ベルトルト「ダークホースだったんだ彼は。優しく叱責しておいた」
ユミル「ベルトルさんでも見誤ることがあるのか」
ベルトルト「身長高くても見えないものはあるみたい」
ユミル「コニーはチビすぎて見えなかったんだな、きっと」
ユミル「まあしょうがねえ。もう1組、そこで2人きりにされてる奴らがいるし落ち込むなよ」
ベルトルト「ジャンとミカサ」
ユミル「ああ」
ベルトルト「……」
ユミル「……」
フィルムげんぞうしてたのかよ!まずいじゃん!
153 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 22:51:42 TzyT/6UU
ベルトルト「……君はライナーと合流しろと言った」
ユミル「言ったな」
ベルトルト「ライナーがケイサツに追われることを知っていたの?」
ユミル「全く予想外だ。私は別の意味で言ったんだが……」
ベルトルト「どういう意味で?」
ユミル「ライナーは戻ってきたんだ。言う必要はないな」
ベルトルト「気になる」
ユミル「ここセンタービル53階は223mの高さだそうだ……ざっと、4人ないくらいかね」
ベルトルト「本当に殺しておけば良かった」
ユミル「ダハハ!帰還後殺すか?」
ベルトルト「まさか。今日この異世界だから君を殺そうとしただけ。打算的な君ならわかるだろ?」
ベルトルト「もちろん変な行動起こしたら消えてもらうけど」
ユミル「ああ。私は死にたくねえからな。今は黙ってるとしよう」
ベルトルト「それはよかった……」
154 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:04:05 TzyT/6UU
ユミル「……」
ベルトルト「……やっぱりこの先、僕はひとりぼっちになるのかな」
ユミル「……」
ベルトルト「さっきエレンとミカサがアルミンを見つけた。耳で見つけた。普通は聞こえない距離から、耳でだよ」
ベルトルト「意味がわからないよね。僕にはわからない。だってあり得ないだろ」
ベルトルト「決して離れない、以心伝心の特別な3人みたいな空気出しちゃってさ。ばかじゃないの」
ユミル「……」
ベルトルト「あいつらみたいなの……僕から見たら特別じゃないただの石ころだ」
ベルトルト「ここからの街明かりみたいに、どれがどれでも問題ない。踏んだってきっと気づかない」
ベルトルト「……ねえユミル」
ユミル「ん」
ベルトルト「なんで僕ら3人は、あの3人じゃないんだろう……」
ベルトルト「ライナーとアニが、とても遠い……」
ユミル「……」
ユミル「さあな。特別だからじゃねえの」
155 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:04:54 TzyT/6UU
ベルトルト「……」
ベルトルト「ハハ……そうだったね」
ユミル「……」
ベルトルト「はあ……まったく……羨ましいなあ」ウル
ユミル「泣くなよベルさん。本当に弱虫だな」
ベルトルト「……」グズ
ユミル「言ったはずだ。お前は間違っていない。だから頭をなでてやる」
ユミル ワシャワシャ
ベルトルト「……ありがとう」ニコ
ユミル ワシャワシャ
ベルトルト「ちょっと痛い」
ユミル グシャグシャ!
ベルトルト「ユミルひどい」
ユミル「今日のいろいろ仕返しだ」
156 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:12:16 TzyT/6UU
ベルトルト「じゃあついでに抱きしめてくれる?」
ユミル「は?」
ベルトルト「“超大型ぞうさん shinjuku night”のお駄賃がまだだよ」
ユミル「駄賃てお前」
ベルトルト「ねえ、ほら早く。さみしい僕を抱きしめて」
ユミル「どうせそれだけじゃ済まないんだろ」
ベルトルト「うん。お望みなら“超大型ぞうさん shinjuku night”を使ってもいい」
ユミル「あれならもう手元にないぞ」
ベルトルト「本当に君のじゃないの?」
ユミル「当たり前だろ」
ベルトルト「驚き」
ユミル「……」
ベルトルト「……」
157 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:19:32 TzyT/6UU
ユミル「……私はアニじゃない」
ベルトルト「だから充分いたぶりながら」
ユミル「いやだね」
ベルトルト「ですよね」
やるべきことはまだ残っている。
可能であれば帰還途中で物資落下事故を起こし、帰還後に荷台を破壊する。
できるかな、どうだろう。ライナーに相談しなくちゃわからない。
僕は方角がわかる、地図も読める、だけど決断できない臆病者だから
シンジュクダンジョン。あとユミル。僕は君が嫌いだよ。
ベルトルト「新宿の巨人」
ユミル「西口」
終わり
158 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:21:22 xsmPkpa2
乙!
面白かったよ!
159 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:21:38 bn5zce1I
乙!!面白かった!!
160 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:22:50 TzyT/6UU
以下単行本派ねたばれあり。すぐ終わる
161 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:23:23 TzyT/6UU
はい。スッ
じゃあ一番先に挙げた、ベルさん。立って
はい ガタッ
発言をどうぞ
今夜夏祭りがあるそうです
夏祭り?
出店がでたり、花火みたり、恋人同士がちゅっちゅしたりする夏祭りです
それがどうかしましたか
行きたいです
誰と
君と
162 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:24:04 TzyT/6UU
……
……
……やだ
なんで
主にちゅっちゅが
待って。僕らは恋人同士じゃない。だからそんなことしない
……
なに勘違いしてるの
腹立つ
期待してるの
殴りてえ
僕と行ってくれる?
やだね
そんな
163 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:24:51 TzyT/6UU
なんで私なんだ
君しかいないから
アニと行け
恥ずかしい
ばかなの?
アニは憲兵団に行ってしまったじゃないか
まあそうだ
つまり君しかいない
頭おかしい
僕はいつかアニと行く
あっそ
それまでに祭りの玄人になりたい
いいとこみせたいのか
164 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:25:21 TzyT/6UU
射的とかパーフェクト
うん
花火見る位置パーフェクト
うん
その後の口実パーフェクト
お持ち帰りか糞野郎
ちゅっちゅしたい
なるほど
だから君と行きたい夏祭り
……
……
165 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:26:02 TzyT/6UU
……はい。スッ
はいユミルさん。発言をどうぞ
私たちは今どこでしょう?
巨大樹の森
なぜいるのでしょう?
エレンと君をさらったから
夏祭り、行けますか?
行けませんね
ですよね
また来年にしましょうか
そうですね
終
167 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/27(土) 23:29:08 /PsXXm2Y
乙!!
こういうの群像劇っていうのか?
いろんな視点からちょっとずつ全貌が明らかになってくの面白いな
次の視点も期待してる!
この会話をライナーとエレンの前でしてると思うと笑ってしまう
169 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/07/28(日) 00:07:30 VrzrMeSw
乙
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