真紅「いってらっしゃいジュン」
Part4
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:00:58.35 ID:1AGcdBUy0
「……誰?」
聞き覚えのある声。
高圧的な女性の声。
正確にはドールの声だ。
「水銀燈……か?」
「真紅の……マスター?」
どちらも、互いがここで出会うなんて思ってもいなかったのだろう。
驚きが隠せないようだ。
「何しに来たの。人間」
「お前こそこんなところで何してんだよ。それに僕にはジュンって名前がある」
「ちょっとした野暮用よ」
「そこにあるのは、人間の死体だな?」
「……それが何か?」
「その三人は僕の知っている人物で……僕が殺すはずの人物のはずだ」
「あなたをいじめて、そして真紅たちをジャンクにしたクズ。そうでしょう?」
「……見てたのか」
「ええ。結構前から見てたわよ。あなたのみっともない姿」
「うるさい」
「あなたがそんなにみっともないから、真紅たちは壊れてしまった」
「…………」
事実であるため、ジュンは言い返せない。
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:06:04.30 ID:1AGcdBUy0
「それで、あなたはこのクズに復讐するつもりだったのね?」
「…………」
ジュンは答えない。
「まあいいわ。もう私が殺しちゃったけど」
水銀燈は平然と言ってのける。
「そのレインコート、やけに血がついてるけど、残り二人はあなたが殺しちゃったわけ?」
「ああ、そうだよ」
「あらそう。つまんなぁい。私が殺そうと思っていたのだけど」
「お前はなんでこいつらを殺したんだ?」
ジュンにはそれがわからなかった。
普通だったら真紅たちが壊れされたからという理由だ妥当だ。
しかし水銀燈は真紅と仲が悪い。
それに本気でアリスを目指しているから、ドールたちが壊れるのは彼女にとって好都合なはずなのだ。
「多分ね、あなたと同じ理由よ」
遠くを見ながら、水銀燈は切なげに言った。
「このクズがのうのうと生きてるのが、我慢ならなかった」
水銀燈はふっと笑う。
「おかしな話よね。私は真紅が大嫌いだったし、あの子たちが壊れるのはむしろ好都合なはずなのに」
――ああ、そうか。こいつも結局は……
「私たちは姉妹だったのよ。誰かが欠ければ、凄く悲しい。こんな感情があるなんて、以外だったわ」
「本当に同じ理由なんだなぁって、よくわかるよ」
ジュンはその場にしゃがむ。
「こいつらの四肢、全部切断したんだろ? 羽あたりで切ったのか」
「じゃああなたも?」
「ああ」
ジュンはリュックからノコギリを取り出して見せた。
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:09:42.05 ID:1AGcdBUy0
「あっはっは。本当に同じこと考えてたのねぇ」
「だな。僕たち気が合うかもな」
「馬鹿いわないでよぉ。私があなたなんかと気が合うわけないでしょぉ」
「それにしてはニヤニヤしてるじゃないか」
笑い声が夜の公園に響く。
「どうかしてるよな僕ら」
「そうねぇ。姉妹がいなくなってしまったいうのに」
「大切な人形がいなくなったっていうのに」
「笑っているなんて。気が狂ってるとしか言いようがない」
二人は同時に、言う。
それに気付き、二人はもう一度、声を出して笑った。
「お前はこれからどうするんだ? やっぱりアリスを目指すのか?」
「そうねぇ。私が倒したわけでもないのにあの子たちがいないのは癪だから」
水銀燈は羽をばさっと広げる。
「あの子たちが戻ってくるまで、待つわ」
「そうか」
「それじゃ、もう会うことはないかもしれないけれど」
「ああ、じゃあな」
「さようならぁ」
水銀燈は羽を羽ばたかせ、空へと飛んでいった。
ジュンに見送られ、漆黒のドールは夜の闇に溶けていった。
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:12:20.01 ID:1AGcdBUy0
「ただいま」
玄関をくぐり、家の中へと入っていく。
レインコートとリュックは捨てた。
傍から見ても人を殺したようには見えないだろう。
「おかえりぃジュン君。どこ行ってたのよぅ。お姉ちゃん心配しちゃった」
「ちょっとした野暮用だよ」
「あれ? 真紅ちゃんたちは? てっきりジュン君と一緒にいるのかと思ってたけど」
ジュンはその問いに少し言葉を詰まらせる。
「真紅たちはまだ帰ってこないよ。詳しいことはまた明日話すから」
そう言って、階段を早足で上る。
「疲れてるから夕飯はいらない。もう寝るよ」
ジュンは自室に戻る。
のりはその姿を心配そうに見ていた。
翌朝。
土曜日のため、ジュンは学校が休み。
珍しくのりも部活が休みだった。
二人して、寝坊して昼前に起きる。
「ジュン君何食べる?」
「なんでもいいよ。適当に作ってくれて」
「適当っていうのが一番困るんだけどなぁ」
といいつも、のりはニコニコしながらキッチンに向かう。
その様子を見て、ジュンは自室へ戻る。
部屋の中には蒼星石と金糸雀がいた。
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:14:43.25 ID:j89aizz60
蒼星石もっと早く出てこいよww
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:15:26.38 ID:1AGcdBUy0
「思ったより来るのが早かったな」
「ジュン君から大事な用があるなんて珍しい話だからね。それに人工精霊を使ったのも以外だ」
「カナも同じかしら。というよりもジュンから直接呼び出されるのは始めてかしら」
そんな二人の周りをベリーベルとスィドリームがくるくると回っている。
ジュンが人工精霊に頼んで呼んだのだ。
「二人とも驚かないでほしい」
そう言って、ジュンは鞄を取り出すと、中身を床に出す。
「っ!!!」
「なんで!?」
床に転がる、真紅、翠星石、金糸雀のパーツ。
「どうか落ち着いて聞いてほしい」
ジュンはあくまで冷静に話を続ける。
「なぜ真紅たちがこうなってしまったのか。僕の罪の話だ」
ジュンは全ての事情を話し始めた。
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:16:12.05 ID:LBCFkYQd0
かなり…あ…?
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:10.15 ID:aGgArKYs0
あ、ありのまま(略
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:27.12 ID:YweFD+Cg0
カナリアww
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:47.45 ID:nwsTS1/V0
カナリアしんでいいのに・・・
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:27.16 ID:2PEnUMFoO
ひないちご の みがわり!
ひないちご に かわって かなりあ が こうげき を うけた !
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:34.17 ID:1AGcdBUy0
――。
――――。
―――――――――。
「そんな……」
「うぅ……」
蒼星石は愕然とし、金糸雀は泣きじゃくっている。
「全ては、僕のせいだ。謝って許されることじゃないけど」
ジュンはその場で土下座する。
「本当に申し訳ない」
「違うよ……ジュン君が悪いんじゃない」
「そうかしら……その男子たちが……」
金糸雀はおもむろにその場で立ち上がる。
「許せない……許せないかしら……。カナが仇を……」
「やめるんだ金糸雀!」
「離して蒼星石! カナが……カナが……」
「大丈夫だよ金糸雀」
優しい声で、ジュンは金糸雀を止める。
「しかるべき罰はもう与えた。お前が手を汚すことはない」
金糸雀はその言葉を聞くと、その場にへにゃりと崩れた。
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:59.33 ID:H0gMIm7BO
金糸雀瞬殺www
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:59.33 ID:VjhTSRF30
カバンを見てたカナリアがそのカバンから出てきたってまるでヌケサクだなw
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:20:45.62 ID:aGgArKYs0
>>249
俺もそれ思ったwww
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:21:11.73 ID:h+x94At/0
金糸雀「気がつけば死んでいたかしら」
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:22:07.81 ID:1AGcdBUy0
「悔しい……悔しいかしら……」
「僕もだよ金糸雀」
蒼星石は金糸雀を抱きしめる。
「でも、受け入れなきゃならない。そうでしょ? ジュン君」
「ああ」
ジュンはそのまま金糸雀が泣き止むのを待った。
「お前たちに、これを受け取ってほしい」
ジュンはそう言って、ある物を取り出した。
「これは……ローザミスティカ」
ジュンが取り出したのは二つのローザミスティカ。
「翠星石のを蒼星石に、雛苺のを金糸雀に」
ジュンはローザミスティカに渡す。
「真紅のはどうしたのかしら?」
金糸雀はひとつだけ見当たらないローザミスティカに疑問を抱く。
「真紅のローザミスティカなら、今頃お前たちのお姉さんのところにいってるはずさ」
蒼星石と金糸雀の姉。
つまりローゼンメイデン第一ドールだ。
「なぜ水銀燈のところに? 彼女は真紅を嫌っているはずだ」
「そうかしら! 水銀燈に渡す意味がわからないかしら」
「詳しくは言えないが、あいつにも持っててもらいたいんだ。これは僕の我がままなんだけど」
「でも!」
「金糸雀、ジュン君がそういうなら、信じようよ」
「蒼星石……」
「僕の大好きな姉が大好きだったジュン君。僕は君を信じるよ」
ミスに今気付いた。
金糸雀じゃねーよ雛苺だよまったくもう。
誰かタイムマシンちょうだい。
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:22:50.59 ID:GNFQ9CHd0
>>254
気にすんな雛苺のパーツも巴のところのはずだ
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:24:14.15 ID:uuw3lDwf0
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:24:34.82 ID:1AGcdBUy0
「ああ、ありがとう」
ジュンは嬉しそうに答える。
少しの沈黙。
「最後に」
ジュンがそれを破る。
「お前たちに聞きたいことがある」
「なあに?」
「なにかしら」
「あいつらがいなくなっても、お前たちはこの時代に居続けるのか?」
少しの沈黙。
「カナはまだこの時代に居続けるわ。みっちゃんと一緒にいたいから」
「僕も居続けるよ。マスターが心配だからね。それに」
「それに?」
「真紅たちがいなくなって、ジュン君が寂しいだろうから、たまに遊びに行ったりしてあげたいしね」
「か、カナも遊びにいくかしらー」
そんな二人を見て、ジュンは思わず微笑む。
「ありがとうな。でも……」
ピンポーンと、インターフォンが鳴る。
「○○署の者ですが――」
「その必要は多分ないよ」
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:27:05.76 ID:sxslLVzX0
現場の包丁を調べるまでもなかっただろうな
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:27:49.78 ID:1AGcdBUy0
ジュンはその場で立ち上がる。
「ああ、でも姉ちゃんが一人になって寂しいと思うから、時々遊びに来てくれ」
「?」
金糸雀はジュンが言っていることが上手く理解できないようだ。
「ジュン君……まさか君は」
蒼星石は気付いたみたいだが、そこから先を言わない。
「言ったろう、しかるべき罰を与えたって」
ジュンは部屋の扉を開ける。
「もう会えないかもしれないな」
「待ってジュン君!」
蒼星石が制止しようとするが、その前にジュンは扉を閉めた。
「僕も、しかるべき罰を受けなきゃな」
階段をゆっくりと下りていく。
玄関にしどろもどろののりと、コートを着た刑事らしき人が見える。
無意識のうちに、足の動きが止まる。
――まいったな。僕はやっぱり情けない。
手には二通の手紙。
のりと巴に向けた、一連の騒動についてのことを書いた手紙だ。
――これを姉ちゃんに渡して、刑事についていけば、全てが終わるんだ。
階段の途中で止まっていた足をもう一度、動かし始め、全てを終わらせるために、玄関へと向かう。
「いってらっしゃいジュン」
そんな真紅の声が、聞こえたような気がした。
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:30:24.51 ID:1AGcdBUy0
とまあ、これで終わりです
エピローグもあるんだが、見たい人いるか?
僅か3レスだし質も本編に比べて落ちるが
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:31:58.92 ID:tkiMk9/K0
>>273
勿論見たいに決まっている!さぁ早く!
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:32:31.32 ID:1AGcdBUy0
エピローグ。
町の外れにあるドールショップ。
柏葉巴はそこで働いていた。
人形を作る先生と巴だけの小さなお店だ。
巴は店の中の商品の整理をしていた。
「このブローチはここで……」
あの騒動から十年以上の時が流れた。
雛苺たちは壊れ、ジュンは殺人の罪で捕まってしまった。
巴はドールたちのことが忘れられず、ドールショップで働いていた。
いつも頭にあるのは、雛苺たちとジュンの姿。
あの出来事以来、のりと会うことも少なくなり、ジュンに関する情報はほとんどなかった。
「ぐだぐだ考えてもしかたないよね」
商品の整理がひと段落つき、汗をぬぐう。
チリーンという鈴の音。
扉が開き、お客が入ってきた。
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:33:16.15 ID:OsNPhPqhO
俺も真紅たちが来たときのために仕事やめて
引きこもりになってたほうがいいって事だな
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:35:19.70 ID:IiTTE1GD0
>>283
俺も明日から学校行くの止めるわ
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:35:26.44 ID:1AGcdBUy0
「いらっしゃいませー」
店に入ってきたお客は一目散に巴のもとに近づいてくる。
巴はそのお客の顔に懐かしさを感じる。
昔どこかで見たような顔。
一瞬にして昔の思い出が蘇ってくる。
雛苺たちと過ごした短い期間の記憶。
「桜田……君?」
巴がそう呟くと、お客は目を見開いて、巴の顔を見る。
「柏葉……なのか?」
「うん、そうだよ。もうこっち出てきたんだね」
「ああ。そんなことより、ここの先生を呼んでくれないか」
「先生?」
「ああ、どうしてもお願いしたいことがあるんだ」
「でも先生は今作業中だから……」
「頼む、呼んでくれ」
「……わかったわ」
お客――ジュンの熱意に負け、巴は店の奥にある工房へと入っていく。
「先生、お客様です。どうしても今話したいことがあると」
「わかった。今行こう」
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:38:37.36 ID:1AGcdBUy0
「桜田君」
巴が工房から出てくる。
その後ろから、背の大きい男性が現われた。
外国人なのだろう。
金髪で青い目をしている。
「やあ、何の御用かな」
流暢な日本語で、ジュンに話しかける。
「ああ、僕は――」
簡単な自己紹介。
「桜田ジュンです」
「ジュン君か。それで、僕に話とは?」
「大事な、大事なお願いがあります」
「ほう、そのお願いとは?」
「僕に――」
――あの笑顔を、あの日常をもう一度。
「僕に人形の作り方を教えてください」
――Fin
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:39:29.02 ID:G/Iawv8Z0
乙!!!
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:39:54.31 ID:OQYFznZoO
>>1
乙
なかなかだった
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:41:47.02 ID:iETJrg12O
>>1乙
カナの凄みを感じられて
ピチカー党員としても満足です
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:41:51.69 ID:1AGcdBUy0
ここまで見てくれた人ありがとうございました
最初はだいぶレスがなくて落ち込んでたけど
真紅壊れたあたりからいきなり増えてびびったよ
あと>>235のミスは痛かった。泣きたくなったまじで
とにかくありがとうございました
311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:42:34.73 ID:YFYfvIuR0
>>310
おつおつ
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:45:03.53 ID:erS5nAlfO
おつ
良かったよ
326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:49:08.47 ID:1AGcdBUy0
>>323
長編も今回以上のクオリティを出せるように頑張りたい
それではノシ
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:50:42.52 ID:h+x94At/0
>>1おつ
「……誰?」
聞き覚えのある声。
高圧的な女性の声。
正確にはドールの声だ。
「水銀燈……か?」
「真紅の……マスター?」
どちらも、互いがここで出会うなんて思ってもいなかったのだろう。
驚きが隠せないようだ。
「何しに来たの。人間」
「お前こそこんなところで何してんだよ。それに僕にはジュンって名前がある」
「ちょっとした野暮用よ」
「そこにあるのは、人間の死体だな?」
「……それが何か?」
「その三人は僕の知っている人物で……僕が殺すはずの人物のはずだ」
「あなたをいじめて、そして真紅たちをジャンクにしたクズ。そうでしょう?」
「……見てたのか」
「ええ。結構前から見てたわよ。あなたのみっともない姿」
「うるさい」
「あなたがそんなにみっともないから、真紅たちは壊れてしまった」
「…………」
事実であるため、ジュンは言い返せない。
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:06:04.30 ID:1AGcdBUy0
「それで、あなたはこのクズに復讐するつもりだったのね?」
「…………」
ジュンは答えない。
「まあいいわ。もう私が殺しちゃったけど」
水銀燈は平然と言ってのける。
「そのレインコート、やけに血がついてるけど、残り二人はあなたが殺しちゃったわけ?」
「ああ、そうだよ」
「あらそう。つまんなぁい。私が殺そうと思っていたのだけど」
「お前はなんでこいつらを殺したんだ?」
ジュンにはそれがわからなかった。
普通だったら真紅たちが壊れされたからという理由だ妥当だ。
しかし水銀燈は真紅と仲が悪い。
それに本気でアリスを目指しているから、ドールたちが壊れるのは彼女にとって好都合なはずなのだ。
「多分ね、あなたと同じ理由よ」
遠くを見ながら、水銀燈は切なげに言った。
「このクズがのうのうと生きてるのが、我慢ならなかった」
水銀燈はふっと笑う。
「おかしな話よね。私は真紅が大嫌いだったし、あの子たちが壊れるのはむしろ好都合なはずなのに」
――ああ、そうか。こいつも結局は……
「私たちは姉妹だったのよ。誰かが欠ければ、凄く悲しい。こんな感情があるなんて、以外だったわ」
「本当に同じ理由なんだなぁって、よくわかるよ」
ジュンはその場にしゃがむ。
「こいつらの四肢、全部切断したんだろ? 羽あたりで切ったのか」
「じゃああなたも?」
「ああ」
ジュンはリュックからノコギリを取り出して見せた。
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:09:42.05 ID:1AGcdBUy0
「あっはっは。本当に同じこと考えてたのねぇ」
「だな。僕たち気が合うかもな」
「馬鹿いわないでよぉ。私があなたなんかと気が合うわけないでしょぉ」
「それにしてはニヤニヤしてるじゃないか」
笑い声が夜の公園に響く。
「どうかしてるよな僕ら」
「そうねぇ。姉妹がいなくなってしまったいうのに」
「大切な人形がいなくなったっていうのに」
「笑っているなんて。気が狂ってるとしか言いようがない」
二人は同時に、言う。
それに気付き、二人はもう一度、声を出して笑った。
「お前はこれからどうするんだ? やっぱりアリスを目指すのか?」
「そうねぇ。私が倒したわけでもないのにあの子たちがいないのは癪だから」
水銀燈は羽をばさっと広げる。
「あの子たちが戻ってくるまで、待つわ」
「そうか」
「それじゃ、もう会うことはないかもしれないけれど」
「ああ、じゃあな」
「さようならぁ」
水銀燈は羽を羽ばたかせ、空へと飛んでいった。
ジュンに見送られ、漆黒のドールは夜の闇に溶けていった。
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:12:20.01 ID:1AGcdBUy0
「ただいま」
玄関をくぐり、家の中へと入っていく。
レインコートとリュックは捨てた。
傍から見ても人を殺したようには見えないだろう。
「おかえりぃジュン君。どこ行ってたのよぅ。お姉ちゃん心配しちゃった」
「ちょっとした野暮用だよ」
「あれ? 真紅ちゃんたちは? てっきりジュン君と一緒にいるのかと思ってたけど」
ジュンはその問いに少し言葉を詰まらせる。
「真紅たちはまだ帰ってこないよ。詳しいことはまた明日話すから」
そう言って、階段を早足で上る。
「疲れてるから夕飯はいらない。もう寝るよ」
ジュンは自室に戻る。
のりはその姿を心配そうに見ていた。
翌朝。
土曜日のため、ジュンは学校が休み。
珍しくのりも部活が休みだった。
二人して、寝坊して昼前に起きる。
「ジュン君何食べる?」
「なんでもいいよ。適当に作ってくれて」
「適当っていうのが一番困るんだけどなぁ」
といいつも、のりはニコニコしながらキッチンに向かう。
その様子を見て、ジュンは自室へ戻る。
部屋の中には蒼星石と金糸雀がいた。
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:14:43.25 ID:j89aizz60
蒼星石もっと早く出てこいよww
「思ったより来るのが早かったな」
「ジュン君から大事な用があるなんて珍しい話だからね。それに人工精霊を使ったのも以外だ」
「カナも同じかしら。というよりもジュンから直接呼び出されるのは始めてかしら」
そんな二人の周りをベリーベルとスィドリームがくるくると回っている。
ジュンが人工精霊に頼んで呼んだのだ。
「二人とも驚かないでほしい」
そう言って、ジュンは鞄を取り出すと、中身を床に出す。
「っ!!!」
「なんで!?」
床に転がる、真紅、翠星石、金糸雀のパーツ。
「どうか落ち着いて聞いてほしい」
ジュンはあくまで冷静に話を続ける。
「なぜ真紅たちがこうなってしまったのか。僕の罪の話だ」
ジュンは全ての事情を話し始めた。
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:16:12.05 ID:LBCFkYQd0
かなり…あ…?
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:10.15 ID:aGgArKYs0
あ、ありのまま(略
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:27.12 ID:YweFD+Cg0
カナリアww
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:17:47.45 ID:nwsTS1/V0
カナリアしんでいいのに・・・
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:27.16 ID:2PEnUMFoO
ひないちご の みがわり!
ひないちご に かわって かなりあ が こうげき を うけた !
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:34.17 ID:1AGcdBUy0
――。
――――。
―――――――――。
「そんな……」
「うぅ……」
蒼星石は愕然とし、金糸雀は泣きじゃくっている。
「全ては、僕のせいだ。謝って許されることじゃないけど」
ジュンはその場で土下座する。
「本当に申し訳ない」
「違うよ……ジュン君が悪いんじゃない」
「そうかしら……その男子たちが……」
金糸雀はおもむろにその場で立ち上がる。
「許せない……許せないかしら……。カナが仇を……」
「やめるんだ金糸雀!」
「離して蒼星石! カナが……カナが……」
「大丈夫だよ金糸雀」
優しい声で、ジュンは金糸雀を止める。
「しかるべき罰はもう与えた。お前が手を汚すことはない」
金糸雀はその言葉を聞くと、その場にへにゃりと崩れた。
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:59.33 ID:H0gMIm7BO
金糸雀瞬殺www
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:18:59.33 ID:VjhTSRF30
カバンを見てたカナリアがそのカバンから出てきたってまるでヌケサクだなw
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:20:45.62 ID:aGgArKYs0
>>249
俺もそれ思ったwww
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:21:11.73 ID:h+x94At/0
金糸雀「気がつけば死んでいたかしら」
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:22:07.81 ID:1AGcdBUy0
「悔しい……悔しいかしら……」
「僕もだよ金糸雀」
蒼星石は金糸雀を抱きしめる。
「でも、受け入れなきゃならない。そうでしょ? ジュン君」
「ああ」
ジュンはそのまま金糸雀が泣き止むのを待った。
「お前たちに、これを受け取ってほしい」
ジュンはそう言って、ある物を取り出した。
「これは……ローザミスティカ」
ジュンが取り出したのは二つのローザミスティカ。
「翠星石のを蒼星石に、雛苺のを金糸雀に」
ジュンはローザミスティカに渡す。
「真紅のはどうしたのかしら?」
金糸雀はひとつだけ見当たらないローザミスティカに疑問を抱く。
「真紅のローザミスティカなら、今頃お前たちのお姉さんのところにいってるはずさ」
蒼星石と金糸雀の姉。
つまりローゼンメイデン第一ドールだ。
「なぜ水銀燈のところに? 彼女は真紅を嫌っているはずだ」
「そうかしら! 水銀燈に渡す意味がわからないかしら」
「詳しくは言えないが、あいつにも持っててもらいたいんだ。これは僕の我がままなんだけど」
「でも!」
「金糸雀、ジュン君がそういうなら、信じようよ」
「蒼星石……」
「僕の大好きな姉が大好きだったジュン君。僕は君を信じるよ」
ミスに今気付いた。
金糸雀じゃねーよ雛苺だよまったくもう。
誰かタイムマシンちょうだい。
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:22:50.59 ID:GNFQ9CHd0
>>254
気にすんな雛苺のパーツも巴のところのはずだ
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:24:14.15 ID:uuw3lDwf0
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:24:34.82 ID:1AGcdBUy0
「ああ、ありがとう」
ジュンは嬉しそうに答える。
少しの沈黙。
「最後に」
ジュンがそれを破る。
「お前たちに聞きたいことがある」
「なあに?」
「なにかしら」
「あいつらがいなくなっても、お前たちはこの時代に居続けるのか?」
少しの沈黙。
「カナはまだこの時代に居続けるわ。みっちゃんと一緒にいたいから」
「僕も居続けるよ。マスターが心配だからね。それに」
「それに?」
「真紅たちがいなくなって、ジュン君が寂しいだろうから、たまに遊びに行ったりしてあげたいしね」
「か、カナも遊びにいくかしらー」
そんな二人を見て、ジュンは思わず微笑む。
「ありがとうな。でも……」
ピンポーンと、インターフォンが鳴る。
「○○署の者ですが――」
「その必要は多分ないよ」
現場の包丁を調べるまでもなかっただろうな
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:27:49.78 ID:1AGcdBUy0
ジュンはその場で立ち上がる。
「ああ、でも姉ちゃんが一人になって寂しいと思うから、時々遊びに来てくれ」
「?」
金糸雀はジュンが言っていることが上手く理解できないようだ。
「ジュン君……まさか君は」
蒼星石は気付いたみたいだが、そこから先を言わない。
「言ったろう、しかるべき罰を与えたって」
ジュンは部屋の扉を開ける。
「もう会えないかもしれないな」
「待ってジュン君!」
蒼星石が制止しようとするが、その前にジュンは扉を閉めた。
「僕も、しかるべき罰を受けなきゃな」
階段をゆっくりと下りていく。
玄関にしどろもどろののりと、コートを着た刑事らしき人が見える。
無意識のうちに、足の動きが止まる。
――まいったな。僕はやっぱり情けない。
手には二通の手紙。
のりと巴に向けた、一連の騒動についてのことを書いた手紙だ。
――これを姉ちゃんに渡して、刑事についていけば、全てが終わるんだ。
階段の途中で止まっていた足をもう一度、動かし始め、全てを終わらせるために、玄関へと向かう。
「いってらっしゃいジュン」
そんな真紅の声が、聞こえたような気がした。
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:30:24.51 ID:1AGcdBUy0
とまあ、これで終わりです
エピローグもあるんだが、見たい人いるか?
僅か3レスだし質も本編に比べて落ちるが
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:31:58.92 ID:tkiMk9/K0
>>273
勿論見たいに決まっている!さぁ早く!
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:32:31.32 ID:1AGcdBUy0
エピローグ。
町の外れにあるドールショップ。
柏葉巴はそこで働いていた。
人形を作る先生と巴だけの小さなお店だ。
巴は店の中の商品の整理をしていた。
「このブローチはここで……」
あの騒動から十年以上の時が流れた。
雛苺たちは壊れ、ジュンは殺人の罪で捕まってしまった。
巴はドールたちのことが忘れられず、ドールショップで働いていた。
いつも頭にあるのは、雛苺たちとジュンの姿。
あの出来事以来、のりと会うことも少なくなり、ジュンに関する情報はほとんどなかった。
「ぐだぐだ考えてもしかたないよね」
商品の整理がひと段落つき、汗をぬぐう。
チリーンという鈴の音。
扉が開き、お客が入ってきた。
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:33:16.15 ID:OsNPhPqhO
俺も真紅たちが来たときのために仕事やめて
引きこもりになってたほうがいいって事だな
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:35:19.70 ID:IiTTE1GD0
>>283
俺も明日から学校行くの止めるわ
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:35:26.44 ID:1AGcdBUy0
「いらっしゃいませー」
店に入ってきたお客は一目散に巴のもとに近づいてくる。
巴はそのお客の顔に懐かしさを感じる。
昔どこかで見たような顔。
一瞬にして昔の思い出が蘇ってくる。
雛苺たちと過ごした短い期間の記憶。
「桜田……君?」
巴がそう呟くと、お客は目を見開いて、巴の顔を見る。
「柏葉……なのか?」
「うん、そうだよ。もうこっち出てきたんだね」
「ああ。そんなことより、ここの先生を呼んでくれないか」
「先生?」
「ああ、どうしてもお願いしたいことがあるんだ」
「でも先生は今作業中だから……」
「頼む、呼んでくれ」
「……わかったわ」
お客――ジュンの熱意に負け、巴は店の奥にある工房へと入っていく。
「先生、お客様です。どうしても今話したいことがあると」
「わかった。今行こう」
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:38:37.36 ID:1AGcdBUy0
「桜田君」
巴が工房から出てくる。
その後ろから、背の大きい男性が現われた。
外国人なのだろう。
金髪で青い目をしている。
「やあ、何の御用かな」
流暢な日本語で、ジュンに話しかける。
「ああ、僕は――」
簡単な自己紹介。
「桜田ジュンです」
「ジュン君か。それで、僕に話とは?」
「大事な、大事なお願いがあります」
「ほう、そのお願いとは?」
「僕に――」
――あの笑顔を、あの日常をもう一度。
「僕に人形の作り方を教えてください」
――Fin
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:39:29.02 ID:G/Iawv8Z0
乙!!!
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:39:54.31 ID:OQYFznZoO
>>1
乙
なかなかだった
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:41:47.02 ID:iETJrg12O
>>1乙
カナの凄みを感じられて
ピチカー党員としても満足です
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:41:51.69 ID:1AGcdBUy0
ここまで見てくれた人ありがとうございました
最初はだいぶレスがなくて落ち込んでたけど
真紅壊れたあたりからいきなり増えてびびったよ
あと>>235のミスは痛かった。泣きたくなったまじで
とにかくありがとうございました
311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:42:34.73 ID:YFYfvIuR0
>>310
おつおつ
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[sage] 投稿日2008/09/24(水) 00:45:03.53 ID:erS5nAlfO
おつ
良かったよ
326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:49:08.47 ID:1AGcdBUy0
>>323
長編も今回以上のクオリティを出せるように頑張りたい
それではノシ
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:[] 投稿日2008/09/24(水) 00:50:42.52 ID:h+x94At/0
>>1おつ
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