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勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
ワルキューレ編

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Part4
62 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:50:50.32 ID:h7sEMOtHo
近づく最中、少しずつ彼女の瞼が落ちていった。
初夜を迎えるかのような高鳴りが胸を内側から激しく叩く。
閉じ込められた子供が戸を叩き、出してくれと泣き叫ぶのにも似ている。
―――早く、解放したい。
願いながら、唇に意識を集中させて彼女はその瞬間を待つ。
唇が細かく震え続け、反比例するように心臓の鼓動は激しく律動する。
たった数秒が、ひたすらに長い。
―――あのワルキューレも、暗闇の恐怖に怯えている間はこうだったのだろうか。
そこまで考えたところで、唇に、待ちわびた感触が訪れる。
サキュバスA「んっ……うん、っ~~~!」
触れたと思った瞬間に、唇が激しく吸われた。
はしたなく麺を啜りこむような音が、触れた部分を伝わって頭蓋に響き渡る。
唇の皺を伸ばされ、舌先を滑り込まされて貪られる感触。
間髪入れずに前歯の根を舌で舐られ、その遠慮の無い接吻は、
荒々しく酒を注ぎ杯を溢れさせてもなお注ぎ続けるような、心を灼く粗暴な快感を届けた。
サキュバスA「あふっ……ん、ちゅ……や……やめ……!」
背筋に電撃が流されたように仰け反り、恐怖に近い快感が、休めてくれるように勇者への懇願と化ける。
しかし、火のついた情欲はもはや止められない。
懇願も虚しく、彼女は唇を貪られ続ける。
仰け反った拍子に、彼女の乳房が勇者の着ているシャツに押し付けられ、潰れる。
シルクの生地越しに感じた体温が、乳頭を経由して、いくらか彼女の感覚神経を落ち着かせた。
サキュバスA「はぁっ……ふ、ぁ……」

63 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:51:50.17 ID:h7sEMOtHo
にわかに潤んだ紫の瞳から、涙が零れ始める。
荒々しく唇を奪われる息苦しさに加え、雰囲気と目前の男の体温に酔い、行き場を失った感情が洪水と化した。
紛れもない「魔族」が、愛を受け取った際に歓喜に流す涙。
俗的な考えをすれば、もしもこの涙を瓶詰めにして人界へ持ち帰る事ができたら、
あるいはいかなる難病をも治す神薬として名が轟くのかもしれない。
あるいは比類の無い強力な魔術武器の、触媒になるのかもしれない。
だがここは魔界、「彼」の治める城。
この涙を拭い、舐め取る事が許されているのは、「彼」のみだ。
しかし、彼は目の前のそれがどんなに貴重な物質なのかにも興味を示さず、ただただ、彼女と唇を重ねあう。
これがあるべき姿であるかのように、恋人のように。
遂に、舌先が歯の間を割り、本格的に口内へと進入する。
いつしか、二人は指を絡め合っていた。
彼の右手と彼女の左手。
彼女の右手と彼の左手。
指という糸を一本一本、織り合うかのように一つに重ねて。
涙と、指と、密着させあう身体に反して、深く求め合うキスは、「粗暴」に尽きる。
舌先を突き合わせ、彼女の歯茎をなぞり、どちらの唾液かも分からぬほどに、互いの口元をぐっしょりと濡らし合う。
比喩ではなく現実に花のように甘い吐息が彼女の口から吐き出され、勇者の口内から鼻腔を楽しませる。
この甘い接吻に慣れてしまった今では、かつての宿敵が語ったように、人界の女では満足できないのだろう。
今となっては、淫魔達との、堕ちた女神との、煮詰めた糖蜜のように甘く、地獄のように燃え盛る夜が日常となってしまった。
ここへ来てしまった事へ想いを馳せながら、唇を貪り――いや、犯し続ける。
そして、すぐに思索を打ち切り、眼前の淫魔へと意識を向けた。

64 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:52:23.07 ID:h7sEMOtHo
ようやく口を離した時、彼女は、潤んだ眼で勇者を見つめ続けた。
大好きな玩具を取り上げられた子供のように、切なく潤んだ瞳で。
勇者「そんな目で見るなよ」
サキュバスA「……だっ…て……」
勇者「……これから、だろ?」
言って、勇者がシャツを脱ぎ捨てる。
次いでわざと背を向け、焦らすようにゆっくり、下半身を包む物を脱ぐ。
よく鍛えられ、細く締まった無駄のない身体が彼女の視界へ現れる。
思わず、心臓がどきりと跳ね上がってしまいそうになる。
鋭く尖った身体は、見ているだけで情欲が灯りそうだ。
―――これでは、立場が逆だ。
―――まるで、彼が「淫魔」で、私が「人間の女」ではないか。
彼女の心は、もはや、自分でもどこに行こうとしているのか分からない。
ただ、彼が再び向き直るまで、心臓を高鳴らせて見つめ続けるしかできない。
勇者「さて。どうする?」
サキュバスA「あ……」
彼女の視線は、勇者の下半身へと注がれている。
麗しい淫魔との濃厚な口付けを交わしたにも関わらず、それは逸り切っていない。
交わるには、未だ足りないのだ。
勇者「……舐めたい、か?」
サキュバスA「…………」
こくり、と彼女が頷く。
その顔色は限りなく赤く、目の前にいるのは、もう一人のサキュバスなのではないかとすら疑えもする。
勇者がベッドの上に、投げ出すように腰を下ろすと。
彼女は、まるで熱に浮かされたように、もぞもぞと起き上がり、股間へと這い寄ってきた。

65 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:53:43.37 ID:h7sEMOtHo
眼前に勇者のモノを迎えた時、心拍は最高潮に達した。
どきどきと跳ね上がる鼓動が、発作を起こしそうなまでに身体を熱く締め付ける。
―――これを、しゃぶりたい。
―――道具のように、扱って欲しい。
蕩けたような視線で見つめる彼女の心境を見透かすように、勇者の手が、彼女の後頭部へ添えられた。
その時、彼女には勇者が何を企てているのか。
いや、自分の願望を――叶えてくれようとしているのが、すぐに分かった。
勇者は、彼女が何を求めているのかが手に取るように分かった。
「七日間」で、彼女の性情は把握している。
加え、彼女が手淫に耽っていた理由も、分かっている。
半ばほど硬くなったそれを、後頭部に添えた手を引き込み、無理やり頬張らせる。
一切の躊躇なく、根元まで、喉下まで咥えさせた。
サキュバスA「おっ……ぐぅ……ぇ……!」
半勃起とはいえ、既に成人男性の勃起時とそう変わらないサイズ。
それを喉まで押し込められ、苦しげに呻いてしまう。
嘔吐感が押し寄せ、涙が零れ落ちる。
呼吸する隙間さえほとんど無くなく、喉を勇者のモノが塞ぐ。
ぼろぼろと零れた涙がベッドを濡らし、それでも呼吸を確保しようと細い息が漏れる。
―――苦しい。
―――吐きそう。
―――陛下、どうかお止しになって。
望んだ事であるのに、そんな言葉が出かかる。
だが、しかし……その屈辱感も、今の彼女には、快楽の潤滑油でしかない。
これこそが、あの螺旋階段で望んだ事だったのだから。
勇者「……動かす、ぞ」
そのまま、淫具を扱うかのように、彼女の頭を前後に揺さぶる。
後ろ髪を引っつかみ、亀頭まで唇を後退させ、すぐに、根元まで一気に頬張らせ。
唇が勇者の腰とぴったり張り付き、小さく慎ましい口内にモノを一杯に含んで、その度に涙の筋が増える。

66 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:54:42.98 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「う…ぉ……えぇ……ごほっ……!」
先端から迸り始めたカウパーが、喉奥に引っかかって幾度も咳き込ませる。
咳き込むたびにモノにべったりと張り付いた唾液が飛沫になり、跳ねる。
暗い寝室に、彼女の口から淫靡な旋律が奏でられる。
サキュバスA「っ……う……ごぶっ……」
勇者「……苦しいのか?」
サキュバスA「んっ…んー!……ぐ……」
問いかけながら、喉奥の垂体を目掛け、突き込む。
陰茎のように垂れ下がった部分をぬめりをまとうモノで突かれ、たまらずにもがき、「苦しむ」。
勇者「苦しいなら、やめよう」
サキュバスA「っ!……ん、おぅ……」
優しく言って、ぱっと手を離す。
偽りは無く、彼女が望むのなら、止めても構わない。
既に勃起状態にはなっているのだから、役割は果たしていた。
彼女が口を離すというのなら、この暴君のような口淫は中断するつもりだった。
ところが、自由を得ても――彼女は、口からモノを抜こうとはしない。
それどころか、扇情的な上目遣いで見てくる始末。
信じがたい事に、彼女は……これを、望んでいるのだ。
勇者「……そう、か……よ!」
再び彼女の頭を掴み、荒々しい口内への陵辱を再開する。
今度は両手でしっかりと押さえ込み、更に喉奥まで突き込んだ。


67 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:55:32.05 ID:h7sEMOtHo
がぽ、がぽと音を立てて咥えこむ彼女にもはや淫魔の面影はない。
瞳を彩るのは紛れもない悦楽であり、殺されかねないような口淫でさえも、快楽として得ていた。
膨れ上がったモノは、酸素の補給をほぼ完全に阻害させていた。
自発呼吸はもはや能わず、突き込まれるたびにピストンの原理で押し込まれる空気が、そのまま「呼吸」になる。
彼女は、全ての自由を奪われていた。
やめる事ができないのは、無論の事。
生命維持のための呼吸でさえ、彼の陵辱の副産物にまで堕ちてしまった。
発情した猫のように高く持ち上げられた臀部から、とろとろと蜜がこぼれ落ちる。
喉を犯されながら尿道が断続的に緩み、一定のペースで潮を吹き下ろした。
括約筋が弛緩するたび、最上部に位置する尻の窄まりも、ヒクヒクと蠢く。
悦びが満ち溢れ、愛液へと化けてマットレスを濡らしていく。
このような扱いを受けてなお、彼女は歓喜を覚えていた。
被虐を好む性情が発散されていく、得難い充足感。
重ねて言う。
彼女は、悦んでいる。
勇者「……そろそろ……だ……っ!」
サキュバスA「もごっ……っ…ぶぇ……」
勇者「っ!!」
サキュバスA「んぶっ……っ…!」
彼女の頭を深く引き込み、喉の奥へと亀頭を押し付ける。
白く濁った液が喉を叩き、直接、食道へと吐き出していく。
脈動し、続けて白濁液を吐き出すたびに、彼女の喉が鳴り、それを飲み下していく。
こくこくと飲まれていくが、勢いに追いつかない。
一度飲み込む間に、二回、三回と吐き出されるのだ。
追いつかず、喉から口内へと白濁が逆流を始め、口内を満たす。

68 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:55:54.88 ID:h7sEMOtHo
脈動が一頻り収まったのを見計らい、口中からモノを抜く。
ずるりと抜け落ちたそれは白い糸を引き、自体にもねばねばとした白濁をふんだんにまとっていた。
サキュバスA「…ぐ、ぇ……けほっ……けほっ……!」
抜かれた直後に、彼女が口内の液を吐き出し、激しく咳き込んだ。
どろりと垂れた白い粘性の液体が唇から存在を主張し、ベッドの上に吐き出されていく。
どこに収まっていたのかが不思議な量のそれは、とうてい片手には収まりそうにないだろう。
荒く息をつく彼女が落ち着いたのを見計らって、再び、勇者が口を開く。
気遣いの言葉ではない。
それよりも根深い、彼女の昂ぶりを、晴らすための言葉を。
勇者「尻をこちらへ向けるんだ」
サキュバスA「…は、はい……」
命令すると、そのままの姿勢で方向を変え、女豹のような姿勢で勇者に臀部を突き上げて見せる。
ドロドロに溢れた愛液は、幾筋もの糸を引いて垂れ、内腿は、まるで失禁したかのように濡れていた。
勇者「挿れてほしい?」
再び硬度を取り戻したそれに手を添え、白々しく問いかける。
返ってくる答えなど一つしかないと、分かりきっているのに。
サキュバスA「はい……。犯して、ください……ませ……めちゃくちゃにして、ください……」
亀頭の先を、彼女の秘裂にあてがう。
吐き出したばかりの勇者にも、散々に焦らされた彼女にも、等しく、小さな快感が届けられる。
彼を求めて幾度も跳ね上がる秘所は完全に出来上がり、来訪を待つのみ。
勇者「……いくぞ」

69 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:56:22.54 ID:h7sEMOtHo
柔らかく湿った肉を掻き分け、遂に、彼女が貫かれる。
内側で幾度も収縮を繰り返す肉襞が、意思を持つかのように飲み込んでいく。
腰を突き入れるまでもなく、底なし沼に沈むかのようにずぶずぶと。
サキュバスA「あ……入って……入って…きま、す……」
勇者「いやらしいな、お前は。……大方、ワルキューレを責めていた時もそうだったんだろう?」
サキュバスA「い、え……違います……そんな……!」
勇者「あいつも、思いもよらないだろうな。まさか、今はお前が虐められる側に回って喘いでるなんてな」
サキュバスA「………仰らないで……」
勇者「口をまるでオモチャのように扱われて、よがって。……しかも今は、犬みたいに犯されてるんだぞ?」
サキュバスA「…嫌……恥ずかしい……ですわ…」
言葉とは裏腹に、規則的に締め付けが増す。
丸見えになった尻穴も収縮を繰り返し、誘うようにヒクつく。
枕へ埋めた顔は真っ赤に染まり、自分の置かれた状況の、そして自分の肉体のはしたなさに涙さえ滲ませて。
勇者が、何かを思いついたような顔で、モノを根元まで沈ませたところで動きを止める。
そのまま身体を前に倒し、右手を伸ばして、重力に従って弛む乳房を乱暴に鷲掴みにした。
サキュバスA「くぅっ……!」
ぎりぎりと右の乳房を握り潰され、鈍い痛みが走った。
指が沈むような柔らかさゆえに、乳腺に直接力が加えられてしまうのだ。
さしもの彼女もこれにはたまらず、小さく悲鳴を上げる。

70 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:56:59.58 ID:h7sEMOtHo
勇者「……さて、このまま続けるのもいいが……今夜は、それじゃ面白くないだろ?」
サキュバスA「えっ……?」
勇者「趣向を変えようと思ってね。……いいものを、やるよ。欲しいか?」
サキュバスA「……はい……下さい、ませ……」
勇者「よし。……それじゃ、力を抜くんだ。こっちを見るなよ」
言って、握り締めていた乳房を離し、根元まで入っていたモノを引き抜き、身体を起こす。
左手で彼女の腰を捕まえながら、何かを準備する。
前を向かされたままの彼女は、期待に打ち震え、その時を待つ。
―――いったい、自分は何をされてしまうのか。
ばしぃん、と室内に快音が響く。
遅れて、彼女の尻肉から鋭い痛みが背筋を通って脳へと届けられた。
サキュバスA「いっ……痛……!」
勇者「……力を抜いてたからな。そりゃ、痛いだろうさ」
サキュバスA「痛い……痛い、ですわ……」
勇者「その割には…ずいぶん、嬉しそうな声じゃないか?」
間髪入れず、二発目の打擲。
左手で捕まえながら、右手で下から振りかぶっての、尻への鞭打。
サキュバスA「痛い……お尻……お尻……がぁ…」
三発、四発目。
手加減しているとはいえ、鍛えられた男に尻を張られて、少しずつ赤く腫らせていく。
右の尻肉がアンバランスに赤く膨れ、見た目にも痛々しい。
勇者「……さて、次は…反対だな」
言って、手の位置を切り替え、今度は右手で彼女の腰を固定させ、左手を振りかぶる。
――そして、手付かずだった左の尻への最初の一発。

71 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:57:32.86 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「ひいぃぃぃんっ!!」
まっさらな側の尻を張られ、背筋が跳ね上がり、上半身が起き上がる。
漏れたのは悲痛な叫びではなく、どこか甘やかな嬌声。
飲みきれなかった精液と唾液が混じった液体が口の端からとめどなく漏れ、
緩み通しの涙腺から涙が溢れている。
勇者「……何故だ?」
サキュバスA「ぎっ…ぃ…………痛……痛いぃ……」
勇者「止めろと言わないな、お前は」
サキュバスA「お尻……熱い……です…」
勇者「…喜んでるんじゃないか、お前」
サキュバスA「……ちが……ちがい……ます…」
勇者「違わないだろ?……お前は喜んでるんだよ。ケツを引っ叩かれて、よがってるんだ」
六度、彼女の尻を打つ。
思い切り力を入れて、丸みを残したままの左側のヒップへ平手が向かう。
サキュバスA「あっ……ああああ!あーーーーっ!」
ぷしゃあぁぁぁぁ。
尿道が決壊し、行き場を失った尿がほとばしる。
マットレスが湿り、べっちょりと濡れていった。
サキュバスA「やっ…見…見ないで、見ないでぇ……!」
尻を真っ赤に腫らし、がくがくと足を震わせて失禁しながら懇願する。
勢いづいた尿は止められず、恥そのものとなって吐き出されていく。
醜態を晒しながらも、彼女の心を塗り潰す、被虐の快感。
敬愛する「王」に見られている事も、もはや彼女に取っては快楽の要素でしかない。
暴走しきった性癖が、身の回りにある全ての要素を快楽として取り込む。
尻を張られ感じてしまった事、痛みとともに甘い声を上げてしまった事、
失禁する姿を間近で見られている事、遡れば、「姫」を抱くような無防備な姿で抱かれ、その姿を使用人達に見られた事。
もはや、暴走した快楽は止められない。
火のついた馬車馬のように、谷底へ向かっているのだ。

72 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:57:58.79 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「もう……嫌ぁ……」
勇者「嫌?……おかしな事を言うな。…………一度、言ってみたかった言葉だが」
指先が、治まった尿と愛液の滴をつぅっと掬い、しげしげと眺める。
尿以上に愛液の量が多く、指先に粘りつく。
勇者「……『体は、嫌とは言っていないぞ』」
赤く腫れた尻を優しく撫で回しながら、あえて古典的な科白を吐く。
痛覚を極限まで刺激された尻は、柔らかく撫でられる感覚に弱い。
熱く高まった部分から届けられるくすぐったさは、通常のそれとは桁違いだ。
サキュバスA「ひゃぁっ!?」
勇者「……あぁ、こんなに赤くなって。……可哀想に」
サキュバスA「なっ……あ、あうぅん!!」
両手で腰を引き寄せ、痛々しく腫れた尻へ舌を這わす。
わざとらしくべちょべちょと音を立て、唾液を塗りつけるかのように、尻たぶを嘗め回している。
撫でられるだけでも心地よさが背筋を持ち上げるというのに、今度は舌だ。
くすぐったさとも快感とも違い、もはや、恐怖ですらある。
サキュバスA「やぁ……ん。……やめ……お止めに……なって……!」
勇者「……こっちが、いいのか?」
求められ、舌での愛撫を止める。
代わりに先ほどまで用いていたペニスに手を添え、先端で彼女の秘裂をなぞった。
ガチガチに硬くなったそれは圧倒的な威容を放ち、屹立している。
人間の女に、それを受け入れられるのかどうかも不思議なほどだ。
サキュバスA「…………」
勇者「まぁ、ここまでくると治まらないな。……抉らせてもらうぞ」
サキュバスA「……はい…」
その膨れ上がったモノを、彼女の奥まで突き刺す。
数種の液体で濡れそぼった秘所は、その規格外の逸物ですら、容易く飲み込んだ。

73 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/27(火) 02:58:25.69 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「っ……!大き………!」
子宮の手前まで突き込まれ、たまらず喘ぐ。
背筋を上ってくる熱い感覚に打ち震え、身体が揺れた。
勇者「……っ…相変わらず……すごいな、お前の中……」
サキュバスA「……あぁ……いっぱい……です…!」
肉厚の秘所が紙のように薄くなり、勇者のモノを愛しく迎え入れている。
内部では無数の柔い粒が蠕動し、くまなく進入してきたモノを刺激して、射精を促し続ける。
人間では十秒ともたない妖器であろうに、彼は、慣れたように幾度もピストンを繰り返す。
その度に無数の粒がモノを舐め、心地よい振動とともに刺激を与えた。
勇者「くっ……!」
サキュバスA「陛…下ぁ……もっと……もっと、激しく……なさって……」
勇者「……壊れてしまうぞ?」
サキュバスA「いい、ですぅ……壊して……私を、壊して……ください」
勇者「…………なら、いいだろう」
言って、入り口近くまでモノを後退させる。
そして―――勢いをつけ、一気に、子宮口まで突いた。
サキュバスA「いひぃぃぃっ!!」
尻を張った時、いやそれ以上の音が鳴り響く。
内臓が持ち上がり、高所から飛び降りた時に似た、昂揚するような快楽が彼女の神経を焼いた。
同時に一気に内部を擦られ、瞬間的な摩擦係数が、最大瞬間風速として脳髄を焦がす。
サキュバスA「ひんっ!…あぁん!……ひゃっ……ぁ……!」
暴力的なピストンが続けられる度、鼻にかかった甘い声が響き渡る。
尻を持ち上げた状態で突かれ続けて、既に彼女は言葉さえ失った。
淫魔でさえない、一人の「メス」へと変わってしまった。

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