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勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
ワルキューレ編

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Part11
187 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/28(水) 04:05:39.72 ID:m9SRBgj7o
おまけを少しだけ投下

188 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/28(水) 04:07:16.05 ID:m9SRBgj7o
地下 ローパーの檻
サキュバスB「……そうだったんだぁ。かわいそう……」
ポチ「………」ウネウネ
サキュバスB「…え?『久しぶりに、媚薬注射触手を使いたかった』?……残念だったねー」
ポチ「………」ウネウネ
サキュバスB「『乳腺活性化注射と、尿道侵入型超微細触手も』?何だか変なのばっかりだね」
ポチ「……!」ウネウネ
サキュバスB「…『人間型と同じ責めでは、触手である意義が無い。触手ならではの多彩かつ濃密な責めこそが、触手の本分だ』?
        うーん、そういうのよくわかんないけど……」
勇者「……お前、それホントに言ってんだろうな」
サキュバスB「あ、陛下!どうしてここに?」
勇者「いや、お前こそ……ポチと何話してんだ。っていうか話せるのか?」
サキュバスB「はい、たまに会いに来るんですけど……なんか、元気がないみたいだったから……」
勇者「で、何で?」
サキュバスB「『あのワルキューレと遊びたかった』そうです。もー、ダメですよ、約束は守らないと!」
勇者「……すまん」
ポチ「……」ウネウネ

189 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/28(水) 04:09:05.17 ID:m9SRBgj7o
勇者「…ところで、本当にローパーと話せるのか?」
サキュバスB「話せますよ。確か、女騎士12人、女エルフ4人、村娘17人、トレジャーハンター2人」
勇者「何が?」
サキュバスB「何って、この子の経験人数ですよー。ちなみにその内、処女は合わせて19人。騎士とエルフは全員です」
勇者「そこまで聞き出せんの!?」
ポチ「………」ウネウネ
サキュバスB「うーん……そっか。…ねぇ、陛下から頼んであげてくれませんか?」
勇者「何をだ」
サキュバスB「何って、ワルキューレさんとさせてあげられません?」
勇者「すると何か?『ローパーの玩具になってくれませんか』と俺があいつに頼めと?」
サキュバスB「お願いします!……陛下は、この子が嫌いなんですか?」
勇者「いや、そんな事はないけど……マジで?」
サキュバスB「この子、真剣ですよ。真剣に、ワルキューレさんにえっちな事がしたいんです!」
勇者「ワルキューレ『と』じゃないのか」
サキュバスB「私からもお願いしますっ!何でもしますから!」
ポチ「………!!」ウネウネウネウネ
勇者「…分かったよ。言うだけだからな」
サキュバスB「あ、ありがとうございます。よかったね、ポチ」ナデナデ
ポチ「………♪」ウネウネ
勇者「………マジで…?」

190 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/28(水) 04:10:40.55 ID:m9SRBgj7o
―――――
勇者「……という訳で、頼むよ」
ワルキューレ「ふっ…ふざけるな!何で私がモンスターと!」
勇者「いや、約束しちゃってさ。……頼むって」
ワルキューレ「勝手に約束するな!とにかく、私は絶対にイヤだからな!?」
勇者「頼むよ、そこを何とか」
ワルキューレ「イヤだ。絶対に負からんぞ」
勇者「そこを何とか!」ガバァッ
ワルキューレ「や、やめないか!一国の王がそんな……!頭を上げるんだ!」
勇者「頼む、この通りだ!……なぁ、あれはモンスターだが、きちんと俺の言う事は聞くんだ。無茶な事はしないから」
ワルキューレ「……嫌なんだ。…頼む、困らせないでくれ」
勇者「………」
ワルキューレ「…その…私は……モンスターじゃなく、貴公に……なら……」
勇者「……分かったよ。無理を言って、すまなかった」
ワルキューレ「………」
勇者「つまり、俺との後ならローパーと」
ワルキューレ「そうじゃないだろっ!!」
続かない

191 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/03/28(水) 04:15:22.87 ID:m9SRBgj7o
おまけ終了です
>>165
予告をやると、どうにも引っ張られる気がして……
検討してみますー
それでは、また明日


192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/03/28(水) 04:27:40.47 ID:PDeM99nFo


197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2012/03/28(水) 08:04:51.52 ID:4ao4w79po

ポチ (´・ω・`)カワイソス

198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) :2012/03/28(水) 10:51:34.50 ID:t8vkuRPbo

いつの日かポチが報われると信じて

200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/28(水) 16:25:42.94 ID:+gXUgS6DO

隣国に行ったワルキューレならポチの出番も……

201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/28(水) 16:27:33.67 ID:kTyyg3qX0
ポチ…

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) :2012/03/28(水) 17:02:59.41 ID:059DrmBCo
ポチはいつ隣国さんたちに襲われるのかな?

203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) :2012/03/28(水) 22:27:01.33 ID:Rf+FYs+ho
ポチの永久就職場所決定だな

225 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 01:06:29.19 ID:Z9MQpudPo
護送されている間、彼女は白い土作りの民家が立ち並ぶ街を見ていた。
時期による温暖な気候もあってか、街ゆく人々―――といっても淫魔なのだが、皆薄着だ。
薄めの胸周りを一周するだけの紐のような、乳首だけを隠すような、衣とも呼べない代物であったりまでする。
彼女らは、大路を行く囚われのワルキューレを好機の視線で見ていた。
首と両手を横並びに木製の枷で縛められ、両足首も鉄の枷で繋いで、素早く動く事ができぬように封じてある。
彼女の整った顔は屈辱と羞恥に染まり、ときおり民衆から漏れ出す忍び笑いを耳にするたび、死んでしまいたくなるような衝動を覚えていた。
眼を伏せていた彼女がそれでも虚勢を張ろうと、笑い声の方角へ視線を飛ばす。
そちらへいた淫魔達は、思わず身を竦ませた。
戦闘能力が低く、とりわけ身体能力においてあまりに低い彼女らにとっては、ワルキューレは畏怖の象徴である。
重量を持つ武具を軽々と操り、鎧を着たまま機敏に動くための、ぎっちりと詰まった筋肉。
かといって女性としての魅力を備えていない訳でもなく、筋肉量が多すぎるという事はない。
彼女が、素直に従い、市中を引き回すようにされているのには理由がある。
彼女は、北方のヴァルハラから迷い込み、捕縛され、もう一人の仲間と離れ離れにされてしまった。
互いに別の国の支配者の城へと送り届けられた。
これからの運命を知るヒントがあるとしたら、この国も、隣の国も「淫魔」の国であるという事。
精を搾り取り、迷える人々を籠絡し、堕落させていく魔の眷属。
そんな存在に、捕らえられてしまったのだから。
この国の淫魔はみな、麗しい少女の姿をしていた。
今、彼女の両脇を固める二人と、前を行く一人は、隣の国に属する淫魔の兵士だ。
こちらは一般的に連想される淫魔として正しい姿をしており、背には蝙蝠の翼、悩ましく豊満な肉体を備えた、大人の美女の姿だ。
淫魔兵士A「……見えてきた?あれが、この国の、女王の城よ」
先頭の淫魔が、彼女へ言う。
舞い飛ぶ砂のベールの向こうに見えてきたのは、白亜の巨城。
淫魔兵士A「…覚悟しておいたほうがいいわよ。この国、おっかないから」
脅すような口ぶりにもたじろがず、彼女は、むしろ凱旋する勝者のように、胸を反らした。
虚勢には違いないが―――虚勢を張る以外の事など、できはしなかったからだ。

226 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 01:07:04.43 ID:Z9MQpudPo
それが、一日前。
今、彼女は―――城の、ある一室に幽閉されていた。
地下牢の一角だが、拷問や監禁を目的としてはいない。
重く分厚い扉の向こうには、異様に広い室内に、中心にこれまた大きなベッドが置いてある。
この国の淫魔であれば10人は寝転がる事ができるような、格別に大きなものだ。
漆黒のシーツは、まるで黒魔術に使う儀式台のようだ。
件のワルキューレは、黒い布で目隠しを施され、両手は、頭側の柵に手枷と鎖で繋がれていた。
大きく両手を上に伸ばす姿でベッドに寝かされ、秘められた腋の下までが露わにされて。
白くむっちりとした両足は全く手つかずのままで投げ出され、上半身側とは不釣り合いないやらしさを醸し出す。
もっとも目を引くのは、その、あまりに趣味の悪い衣装だ。
頭頂部には、誰の手によるものか桃色に透き通る大きなリボンが結ばれ、
丈の短い貫頭衣は裾が臍までしかなく、下半身は完全に露出されてしまっていた。
恐らくは淫魔達のサイズに合わせているためなのだろうが、上半身も皺が寄らぬほどに伸ばされ、
つぶれたままの胸が苦しいのか、時折、身をよじって気を紛らわそうとしていた。
彼女を責め苛むのは、この国の淫魔達。
見た目こそかわいらしい子供だが、その実、紛れもない「淫魔」でもあった。
情報を引き出そうとする尋問でも拷問でもなく、まるで、新しい玩具で遊ぶ子供のように無邪気で、打算が無い。
触れてくる指先は、蜻蛉の羽を千切って遊ぶものと、同じだった。
反応を示せば、さらに面白がって嬲ってくる。
昨日はただ身体を撫でられただけのようなものだが、今日は違う。
何故なら、その淫魔は―――「明日は、もっと遊びましょうね」と、ゾッとするような笑みとともに言ったのだ。

239 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 23:55:25.69 ID:Z9MQpudPo
下半身の涼しさと胸の圧迫感に耐えかねた頃、扉を開ける重い音が響き渡った。
地獄の門が開くような音と、目隠しされているがゆえの想像を掻き立てる恐怖は、彼女にさえ通じる。
扉が再び閉められると、淫魔が――いや、『淫魔達』が近寄ってくる、ひたひたという足音が聞こえた。
幼淫魔C「……お待たせ、お姉ちゃん。さみしかったでしょ?」
ワルキューレB「……ふん。誰が」
幼淫魔D「…強がっちゃってるね」
幼淫魔C「ああ、そうそう。今日は、わたしのお友達も呼んできたの。二人で、遊んであげるね」
広いベッドの上に、二人分の体重が乗せられ、沈み込ませながら両側から近づいてきた。
もはや、蜘蛛の巣にかかった蝶と並べても、違いはない。
動きを封じられ、蜘蛛が唾液を滴らせて近寄ってきても、逃げる術などない。
呼吸を落ち着かせようとしても、思うようにはいってくれない。
二倍に増えた恐怖は、容易ならぬ動揺を、ワルキューレをして、もたらしてしまった。
幼淫魔C「……えっと。女王陛下がね、お姉ちゃんを自由にしていいって言ってくれたんだよね」
ワルキューレB「……くだらん」
幼淫魔C「あっ、ひどいなー。……じゃ、遊ぼっか?」
言い終えると同時に、小さな手が、ワルキューレの乳房へと伸びる。
揉む、などという所作ではない。
薄い爪を食い込ませるように、薄布の上から思いっきり握り締めた。
ワルキューレB「くあぁっ!…い、……痛…!」
ただでさえ小さな服を着せられたまま、圧迫され続けていた乳房には、尋常ではない痛みが走る。
剃刀のような爪が食い込む鋭い痛みと、握り締められた鈍痛が同時に、乳房を痛めつける。

240 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 23:55:56.17 ID:Z9MQpudPo
目じりに涙が浮かぶが、目隠しを施されたままではそれは見えない。
見えていたからといって、この淫魔は止めないだろう。
その間にも指の力は強まり、引きちぎられそうな痛みが絶え間なく続く。
幼淫魔C「痛い?……ねぇ、痛いの?」
ワルキューレB「っ…ぐ……ふぅ…!…や、止めろ……止め……!」
幼淫魔D「かわいそーだし、止めてあげたら?傷が残っちゃうよ?」
幼淫魔C「そっか。……じゃ、やめたげよっか」
意外にもぱっと手が離され、束の間の平穏が訪れる。
全身に滲んだ脂汗が、びったりと衣を肌に張り付けた。
乳首まで透けて見えそうになるが、彼女は当然それに気づく事はできない。
先ほど嬲ったばかりの乳房の頂点にぷくりと浮き立つものを見つけると、
淫魔達は顔を突き合わせ、微笑を浮かべた。
幼淫魔C「……もしかして、きもちよかった?」
幼淫魔D「あれ?ひょっとして、止めない方が良かったかなぁ?」
幼淫魔C「あはは、変態さんー」
ワルキューレB「誰、が……あ、あぁん」
小枝のような指先が、浮いた乳首を摘む。
僅かな力で、薄布越しにきゅぅっ、と転がされ、抗議の声は甘く変わった。
こりこりとこね回され、硬くしこった乳首が、脳髄へとほろ苦い電流を走らせる。
痒みを超えども痛みには至らない、未知の感覚が、彼女の引き締まった体を打ち震わせる。
奪われた視界の中、その分に高まった触感が暴走し、普段では考えられないような領域へと彼女を上らせる。

241 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 23:56:41.08 ID:Z9MQpudPo
ワルキューレB「…嫌……嫌だ……やめて……ぇ……あ、ひぃ…」
幼淫魔D「うっわぁ…!すっごい気持ちよさそーだよぉ。……ドキドキ、してきちゃった……」
幼淫魔C「…どーしよっか。脱がせちゃう?」
幼淫魔D「うん。…それじゃ、せーのでね」
乳首への責めを中断し、淫魔達が、ワルキューレを守る薄衣へと左右から手をかける。
裾と襟元にはあらかじめ切れ込みを入れてあり、左右に強く引けば、それだけで容易く裂けてしまう。
ワルキューレB「や、やめろ!それだけは……嫌だ、離せ!離してくれ!!」
ワルキューレは青ざめ、先ほどの恍惚も忘れて暴れる。
みっともなく抵抗するもむなしく、手かせと鎖をか弱く鳴り響かせるだけ。
乳房への愛撫で腰の力は萎え、下半身全体を甘い倦怠感が支配していた。
質素な衣といえど、彼女の体を包む、最後の砦である。
脱がされてしまえば、肉体を、余すところなく淫魔達へと曝け出してしまう事になる。
その心細さを予想すれば、丈の短い貫頭衣とはいえ、脱がされたくなどない。
幼淫魔C「やぁね、お姉ちゃんったら。この服、そんなに気に入った?」
幼淫魔D「はやく脱がせちゃおうよ。それに、お姉ちゃんだって、お胸が苦しいんでしょ?」
幼淫魔C「そうなんだ?……じゃ、いくよ。いっ、せーの……でっ!」
両側からの力に耐えられ、二人の淫魔に手応えを届けたのは一瞬だ。
あっけなく中心から裂かれ、まるで腹を切り開くかのように、粗末な服は襤褸切れへと化してしまった。
同時に閉じ込められていた乳房がまろび出で、ぶるんと揺れながら、その存在を主張した。
蒸れた汗の匂いが、乳房の下部分を主に広がる。
赤く色気が差した乳房の頂点には、痛々しいほどに屹立した、薄い桃色の乳首がある。
乳輪はやや小さく、締まった肉体と比べるとどこか幼く、それが、ひどく背徳的に感じられた。

242 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/01(日) 23:57:39.74 ID:Z9MQpudPo
幼淫魔C「わぁ、おっきいんだ。…うらやましいなー」
幼淫魔D「ね。……私達、この先、ずっとこのまんまだもんね」
どこか年相応でありながら、それでいて哀しさを漂わせた言葉が口々に発せられる。
彼女たちは、子供の姿のまま、成長する事も老いる事もない。
死ぬまで、その姿はもう変わらないのだ。
小さな体は小さなまま、長くて200年の時を過ごす。
成長する事は、できない。
「大人」の体を得て、『隣の国』の淫魔のように、豊満な肉体を見せつける事などできない。
それ故、彼女たちは大人の体を持つ種族へ羨望の念を抱く。
柔らかく大きな乳房、張りのある臀部、すらりとした肢体、纏われる大人の色香。
それは、彼女たちが、絶対に手にする事のできないものだから。
幼淫魔C「……うらやましい、ね」
幼淫魔D「………うん」
呟き合い、こぞってその手をワルキューレの両乳房へと伸ばした。
先ほどの荒々しく無邪気な振る舞いとは打って変わり、優しく。
掌で摩り、指の腹で乳首を引っかけ、ゆるゆると愛でるように弄びながら、嗜虐の形を潜めてぽつぽつと言葉を漏らす。。
幼淫魔C「いい、なぁ。……おっきく、なりたいなぁ」
幼淫魔D「……うん」

243 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/02(月) 00:12:14.47 ID:ksHCc6SBo
しばらくそうしていた後、ワルキューレの胸中に複雑なものが込み上げる。
彼女らは、大人になる事などできない。
その事実を、やり取りから何とは無しに知ってしまったからだ。
護送される間にも、確かに「大人」の姿をした者は一人もいなかった。
大きくても人間の見た目に準じて15歳前後の「少女」が精々。
目につく大半は、下は8歳から、12歳ほどの幼い姿ばかりだった。
どこか沈んだ空気と、切なささえ覚える二人の言葉に、気を許しかけた。
その刹那。
ワルキューレB「…ひっ……!」
露わにされた乳房、その二つの天辺に生暖かく、湿った感触を覚えた。
硬いもので上下から乳首を挟まれ、柔らかくぬめぬめと動く何かが乳首の先端を、ほじるように蠢く。
痛みではない。
痛痒を超えた、くすぐったさを10倍したような感触が、ピンポイントで乳首のみを襲った。
全く不意打ちの襲撃に腰が浮き、氷を押し当てられたように背筋が反れて、全身の筋肉が硬く強張る。
足先までがピンと伸び、身をよじらせながら耐えていると、未だに未知の愛撫を加えられている乳首へ、更なる刺激が襲う。
硬いものに挟まれる感覚はなくなり、代わりに、砂のようにザラリとしたものが擦った。
相変わらずぬめぬめと動く何かに付随したそれは、彼女の意識を、更に高みへと持ち上げつつある。
ワルキューレ「っ…うっ…あ……ぁ……何……!何…して……ぇ…!」
その正体が、彼女らの「舌」であると、ワルキューレに気づく術はない。
少し頭を働かせれば分かるのかもしれないが、今の彼女に、平静に務める事などできはしない。
微細な棘が逆さに生えた舌の表面は、そうしている間にも、彼女の「正気」をこそげ落としていく。

259 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/04(水) 04:38:51.44 ID:D0j908wYo
二人の淫魔が、砂を塗したような質感を持つ舌で、彼女の両乳房を責め上げる。
猫科の動物にも似たそれは、さながらブラシのように、乳輪、乳首、淫靡にへこんだ先端を順になぞっていく。
ワルキューレB「あっ…く…ふぅ……、い…やぁ……」
彼女の声に甘さが紛れ込むと、幼き淫魔達は、次の段階へと進む。
小さな口を開き、乳首へと吸い付き、ちゅうちゅうと吸い込みつつ、舌先で転がす。
傍目には甘える幼子のようだが、その実、これは邪淫の責苦だ。
昂りきった感覚が淫魔に掌握され、彼女は、それでも意識を繋ぎ止めようともがくだけ。
乳房を吸われて、そこでようやく、彼女は責苦の正体に気付く。
それでも、快感に内包された恐怖は消えない。
吸われ、舐られ、軽く歯を立てられ、乳首はもはや快感の味を届ける、「飴玉」だ。
口内で転がされるたびにじわじわと全身に甘いしびれが広がり、尋常の思考さえも、こそげ取られていく。
ワルキューレB「…ひっ……ぅ…もう……やめ……やめへぇぇ………ぇ…」
口をついて出た声に、誰よりも驚いたのは彼女だ。
それが、自分の口から出た言葉とは思えず、信じたくもなかったのだ。
鼻にかかった甘ったるい声が、自分のものだとは思えない。
淫魔の瘴気に中てられたか、とも考える。
目隠しの布は涙でぐっしょりと濡れ、半開きの口からは涎が溢れ出し、絡み付いて舌も回らない。
みっともなく、懇願するような声しか出せない。
幼淫魔C「…っふぅ…。ほんとに、やめていいの?」
幼淫魔D「…やめたげようよ。これから、もっと楽しいことするんだからさ」
幼淫魔C「そーだね。……それじゃ、何しよっか?」
幼淫魔D「……こっちでしょ」


260 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/04(水) 04:39:41.59 ID:D0j908wYo
言うが早いか、ワルキューレの足の付け根に手が差し入れられる。
ワルキューレB「きゃんっ…!」
ぬめった手の感触を覚え、咄嗟に声が出る。
否、ぬめっていたのは淫魔の手ではなく―――。
幼淫魔D「わっ、すごいよこれ。…ヌルヌルじゃん」
幼淫魔C「え?…うわ、おもらししちゃったみたいだ」
洪水のようにベッドを濡らしていたのは、彼女自身から吐き出された、快楽の蜜。
シーツの黒がさらに深まり、遡れば、それは彼女の秘所に行きついた。
太腿を擦り合わせて淫魔の手を除けようとするが、抵抗にさえならない。
割れ目にそってなぞり上げられる小さな指は、羽のように、蜜を掬い取るだけ。
幼淫魔D「えへへ。……味見、しちゃお」
蜂蜜をつまみ食いするように、指先にまとった粘性の液を口へ運ぶ。
行儀悪く指全体をしゃぶる様は、淫魔というに相応しく、問答無用の蠱惑を孕んでいた。
高らかな水音は部屋中に響き渡り、ぺちょぺちょと指をしゃぶる音と交じり合い、不思議な耳ざわりの良さをも演出した。
幼淫魔D「ん……。おいし。……ねぇ、お姉ちゃん。すっごく、えっちな味がするよ?」
ワルキューレB「……っ…!」
幼淫魔C「…そろそろ、目隠し取ってあげよっか。お顔が見えないもん」
目隠しの布が取り払われ、彼女の顔が露わとなる。
改めて言うまでもなく、やはり、彼女は美しかった。
波打つ金色の長い髪、紺碧に澄んだ瞳、切なく白い肌、やや厚く、ぷくりと膨れた唇。
上がった眉からは少々強気な印象を受けるが、逆にそれが、たまらなく触れがたい美しさを醸し出している。

261 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/04/04(水) 04:40:32.78 ID:D0j908wYo
しかし、涙に濡れ、赤く腫れた眼はそれだけで戦乙女の厳かな雰囲気を消し去っている。
淫魔の凌辱にさらされ、彼女には既に逃れる術は無い。
武具も没収され、乳房への執拗な愛撫によって足腰は萎え、裸のまま拘束された事によって、
戦意を完全に喪失してしまったのが大きいだろう。
幼淫魔C「……へへっ。それじゃ、わたしにも……ごちそう、して?」
ぺろり、と舌なめずりしながら、ワルキューレの足の付け根へと、顔を近づけていく。
オーバーアクション気味の動作は、彼女の反応を楽しむためだろうか。
最中に幼淫魔Dが左足を、幼淫魔Cが右足を持ち、赤子のおしめを変える時のようなポーズを取らせる。
力の抜けた足は、見た目の肉付きに反して、容易く開かされてしまった。
ワルキューレB「なに…を……!やめろ!やめ……あうぅんっ!」
薄めの陰毛に守られた秘所へと、淫魔の舌が到達する。
やや盛り上がり、子供のようにピッチリと閉じた割れ目からは、絶え間なく清水が溢れ出す。
ちょん、と舌先が触れた程度で、彼女の声帯は震えた。
ワルキューレB「ひゃっ……あ……あぁ……きゃふっ…!」
割れ目にそってペロペロとなぞられ、嬌声が上がる。
乳房に感じたものと同じ微細な棘の生えた舌は、燃えるような未知の快感を届かせ、彼女の脳を侵略する。
幼淫魔D「あははっ!きもちよさそうにしちゃって……まるで、サキュバスみたい!」
ワルキューレ「ちが…………わた…し……はぁ……んあぁぁぁぁ!」

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