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シンジ「強くてニューゲーム」

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Part18
14 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 15:22:03.49 ID:uBt6IcJA0
ー467回目ー
オールルート攻略完了、酒池肉林のハーレムが完成する。
何か忘れてるような気もするけど別に良いや、ははは
そして…

16 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 15:31:40.52 ID:uBt6IcJA0
ー492回目ー
ようやく我に帰る、あんな爛れた関係保ってたら僕の望んだ結末にはならないと強く反省、あと疲れるし、あれ。
で、とにかく何かに付けてアスカの精神面がネックになる事が多いのでそこから手をつける。
試しに弐号機の事を説明してみる。
何故今までやらなかったか?それは弐号機の中の魂と会話出来るようになって、ようやくそれがアスカの母親だって確信出来たからだ。
そして、結果は最悪だった。
僕は二度とアスカにはエヴァの秘密は漏らさないと誓った。
そして…

17 :しょーちゃん ◆TDMjmouVqg :2014/05/11(日) 15:39:25.59 ID:uBt6IcJA0
ー506回目ー
アスカの対処法を把握した所で別の問題に着手してみる
それまでも色々と試したがどうしても加持さんが死んでしまう。
………もうめんどくさいからミサトさんのヒモに仕立て上げよう、これで駄目なら諦める方向で。
そして…

18 :しょーちゃん ◆TDMjmouVqg :2014/05/11(日) 15:50:39.19 ID:uBt6IcJA0
ー数えなくなったので不明ー
全ての使徒を倒し、あらゆる事を調整し、あと一つ、たった一つの事を済ませてしまえばそれで終わる。
約束の時が来る。
全て上手く行った。
なんの憂いもなくここまでこれた。
僕の望んだ結末は、すぐそこにある。
なのに、どうしても先に進めない。
何度頼んでも、カヲルくんは僕の願いを拒む。
あの時
遥か遠い、あの時のように。
この繰り返される運命に堕ちる前の僕がしたように
カヲルくんが、僕を殺せば全て終わる筈なのに。
………………
…………
………


19 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 16:20:39.57 ID:uBt6IcJA0
ー前回ー
ミサト「…………そう、それが真実なのね」
シンジ「種として行き詰まった群体である人類を人工的に、単一の生命として強制的に進化させる計画、それが人類補完計画です……この辺りは加持さんからも聞いてますよね、ミサトさん」
ミサト「………ええ」
シンジ「……そして、それこそがサードインパクトと呼ばれる大災害でとある」
ミサト「止める方法は?」
シンジ「エヴァの破壊、もしくはネルフそのものをこのジオフロントごと消滅させる事、かな…」
ミサト「…………貴方達チルドレンは?」
シンジ「全員殺して下さい、僕らだけでなく、セカンドインパクトと同一日に産まれた全ての子供も」
ミサト「………そこまでして…」
シンジ「……老人達からすれば、寄代となる者は代理品で構わないし、エヴァも破壊されればまた作れば良い話です、時間は掛かるでしょうけど」
シンジ「…だから、全て壊して下さい、このネルフごと、チルドレンも、エヴァも、なにもかも」
ミサト「………それが、私に託された役目なの?シンジくん」
シンジ「ミサトさんでなければ無理なんです、他の人じゃ」
ミサト「何故?」
シンジ「…………僕らを殺したって事を背負う覚悟を持てないから、ミサトさんならその覚悟、持てるから」
ミサト「…………酷い話ね」
シンジ「はい、酷いですよ……出来ればこんなこと、僕だってさせたくないですし」
シンジ「……じゃあ、僕行きます………カヲルくんの所に」
ミサト「……一つ、教えて……貴方は、どうして死にに行くの?」
シンジ「…………なんでだろ、そうだな……」
シンジ「疲れた、からかな……」
ミサト「…………そう」


20 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 16:30:48.40 ID:uBt6IcJA0
…………2001年
ゲンドウ「……………」
ミーンミーン
ジーワッジーワッジジジジジ…
ゲンドウ「…この子は」
ユイ「…はい、なんです?」
ゲンドウ「この地獄のような世界で生きて行かねばならんのだな…」
シンジ「………」
ユイ「あら貴方…生きてさえいれば、そこは天国ですよ…どんな所だって」
ゲンドウ「……そうか、そうだな…」

21 :しょーちゃん ◆TDMjmouVqg :2014/05/11(日) 16:42:57.84 ID:uBt6IcJA0
ゲンドウ「…ユイ」
ユイ「はい、シンジを抱きたいのね?はい」
シンジ「………」
ゲンドウ「…………」スッ
ユイ「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ、シンジは貴方の子供なのよ?」クスッ
ゲンドウ「……ああ」ギュッ
シンジ「クサッ」
ゲンドウ「!?」ビクッ
ユイ「どうかしました貴方?」
ゲンドウ「………い、いや…なんでもない」
シンジ「……ニヤリ」
ゲンドウ「!?」ビクッ
ユイ「貴方?」
ゲンドウ「い、今シンジが笑って…!!」
ユイ「…?」
シンジ「キャッキャッ!!」
ユイ「ふふ、パパに抱っこされてごきげんでちゅねーシンジーふふふ」ニコニコ
ゲンドウ「そ、そうか、そうだな……」ドキドキ
シンジ「クセェ」ペッ
ゲンドウ「ユイ!!今シンジが!!」オロオロ
ユイ「はい?」
シンジ「…………」
ユイ「…どうかしました?」
ゲンドウ「…………いや………なんでもない」
………………

22 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 17:04:04.07 ID:uBt6IcJA0
………2004年ゲヒルン実験棟
冬月「…………」
シンジ「………」ペコリ
冬月「……何故子供が居る?今日は大事な日だとわかって居るのか碇よ」
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………」スタスタ
ユイ『私が連れて来たんです、冬月先生』
冬月「……ユイ君」
ユイ『この子には人の未来を見せて起きたかったんです』
シンジ「…………」ピタッ
ナオコ「…あら、何かよーお僕?」ナデナデ
シンジ「……んしょ」ヨジヨジ
ナオコ「あらあら、僕ダメよ?お仕事中だから、ね?」
シンジ「…………」カタカタカタカタ!!
ナオコ「あ、こ…こらやめなさい!!」ハシッ
冬月「…どうしたかね、赤城博士」
ナオコ「い、いえそれが…この子がプログラム弄ってしまって」
シンジ「…………」タタタ
冬月「……碇、ちゃんと見張っておけ、赤城博士はプログラムの修復を頼む」
ゲンドウ「………シンジ、こっちへ来なさい」
シンジ「………」タタタ
ゲンドウ「……父さんから離れたら駄目だぞ、いいな?」
シンジ「……ふっ」ニヤリ
ゲンドウ「…………」
ユイ『シンジ、おとなしくしててね?お母さんと約束』
シンジ「うん」コクリ
ナオコ「……あら?ぐちゃぐちゃにされたと思ったのに……おかしいわね?」

23 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 17:19:26.41 ID:uBt6IcJA0
…………
ナオコ「…あら?碇所長のお子さんですか?あれ……でも確か男の子」
綾波「…………」
ゲンドウ「親戚の子供を預かりましてね、名前はレイと言います」
ナオコ「こんにちはレイちゃん」ニコリ
シンジ「………あ、綾波だ」スタスタ
ゲンドウ「!?」ギョッ
綾波「……?あなただれ?」
シンジ「ぼくシンジ」
ナオコ「……シンジくんだっけ?あなたもお父さんと一瞬に来たのね?」
ゲンドウ「シンジ、何故居る」
シンジ「来たから居るんだよ父さん」
ゲンドウ「………だからどうやってだ」
シンジ「電車だよ父さん」
ゲンドウ「………ここにはどうやって入った」
シンジ「ジオフロントの工事現場のおじさんにお父さんに会いに来たって言ったら通してくれたよ?」
ゲンドウ「誰だ、規則違反をして……」
シンジ「さあ?知らないよ」
ナオコ「…えーと?」
綾波「…?」

24 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 17:20:45.04 ID:uBt6IcJA0
ん?てす

25 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 17:22:24.84 ID:uBt6IcJA0
何故いきなり酉が変わったんだ

26 :しょーちゃん ◆TDMjmouVqg :2014/05/11(日) 17:35:03.76 ID:uBt6IcJA0
シンジ「もういい?綾波行こう?」ギュッ
綾波「………でも」チラッ
ゲンドウ「……行って二人で遊んでいなさい、他の人の迷惑にならんようにな」
シンジ「はーい」
綾波「わかりました」コクリ
ゲンドウ「……………」
ナオコ「………ふふ、かわいい子達ですね?所長」
ゲンドウ「……………ああ」
ナオコ「…………所長……ん…っ…」
ゲンドウ「……………」
シンジ「………」コソコソ
綾波「………?」キョトン
シンジ「……」つカメラ
綾波「………?」
シンジ「…………」カシャ、カシャカシャ
綾波「……………」

27 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 17:55:37.28 ID:uBt6IcJA0
…………
ナオコ「………ふぅ、今日はこんなものかしら」
ナオコ「MAGI の基礎プログラム…ようやく目処が立ったわね…」カタカタ
ナオコ「……あら?なにかしらこのフォルダ?こんなもの作ったかしら?」カチッ

ナオコ「………は?なにこれ」
ナオコ「え?うそなんで…」オロオロ
シンジ「………おばさーん」タタタ
ナオコ「う、え、シンジくん!?なに?」ササッ
シンジ「はい、これ」
ナオコ「ノートPC?なにするの?」
シンジ「拡散されてるよ、それ」

ナオコ「」
綾波「………」トタトタ
ナオコ「れ、レイちゃん…?」
綾波「これあげるわ、ばあさん」
「GENDO,NAOCO,LOVELOVE(*≧∀≦*)」
ナオコ「」
ナオコ「」
ナオコ「」
……………
………
……

28 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 18:06:36.08 ID:uBt6IcJA0
ヒソヒソ
ザワザワ
ゲンドウ「……………」
冬月「………碇よ」
ゲンドウ「…なんだ冬月」
冬月「ゲヒルンは本日付けで解体、これよりここは特務機関ネルフとなる訳だがな」
ゲンドウ「ああ」
冬月「MAGI システムの立役者である赤城博士…どうするのだ」
ゲンドウ「………先日これが郵送されてきた」

冬月「………他の職員が噂していること、事実なようだな馬鹿者が」
ゲンドウ「…………押し付けて逃げた者に用は無い、赤城ナオコ博士の席には代わりの者を用意する」
綾波「……これでよかったの?」
シンジ「うん、ありがとう綾波」
綾波「うん」コクリ
ゲンドウ「………何故まだ居る、シンジ」
シンジ「………………ふっ、良かったねめんどくさい人から解放されて」ニヤリ
ゲンドウ「」ビクッ
冬月「……………」
綾波「…………?」

29 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 18:10:46.40 ID:uBt6IcJA0
ちょっと休憩(´・ω・`)ノ

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/11(日) 18:51:16.52 ID:WAaHnu5o0

続きが読めて嬉しい

33 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 20:23:34.22 ID:uBt6IcJA0
……現在。
リツコ「………そう、あの子が死んだの…」
リツコ「泣かないでおばあちゃん、仕方なかったのよ、寿命だったのねきっと」
リツコ「…ええ、そうね、一度顔見せるわ…うん、しばらくそっち行っていないのだし」
リツコ「それと母さんにもね、会いたいから」
リツコ「………そう、今パートに出てるのね?うん…良いわ、元気ならそれで」
リツコ「それじゃ、またねおばあちゃん、うん……」
ガチャ
リツコ「……そう、あの子がね………」
リツコ「………母さん可愛がってたのにショック受けてないかしら……また塞ぎ込まなきゃいいけど………」ハァ
リツコ「…………親子共々大馬鹿ね……ホント…」

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/11(日) 20:28:49.47 ID:GCy9cpEN0
久々だな 期待してるよ

35 :しょーちゃん ◆kQgryZtCus :2014/05/11(日) 20:36:50.18 ID:uBt6IcJA0
…………
シンジ「……こんな感じかな…ごめん、長かったよね」
綾波「…ううん、いい」フルフル
シンジ「思い出した?ずっと前に会ってたの」
綾波「忘れてた訳じゃないわ、ただ…あの時の子が碇くんだって分からなかったから」
シンジ「………たぶんだけど、綾波のその身体、その記憶力に限界があるんだと思うよ」
綾波「…どういうこと?」
シンジ「リリンを模した身体だけど、それを維持するのはすごい大変だし、リリンのそれより脆弱なんだよ」
綾波「……そう」
シンジ「綾波、学校の成績も良くないし、あんまり」
綾波「そうね」コクリ
シンジ「………約束の時までの繋ぎの身体、だから父さんはそれで構わないと思ったんだね、きっと」
シンジ「僕にとっては冗談じゃないけどさ」
綾波「…………そう」

36 :しょーちゃん ◆TDMjmouVqg :2014/05/11(日) 20:59:08.72 ID:uBt6IcJA0
シンジ「………リツコさん、居るんでしょ?」
リツコ「………全てお見通し、ね…参っちゃうわね」
綾波「赤城博士…」
リツコ「…………なら何故来たのか、分かるのよねシンジくん」
シンジ「ダミーシステムの破壊ですよね、わりますよ」
リツコ「……ええ、そうよ」
シンジ「必要ありませんよ、リツコさんが壊したいのは綾波のダミーシステムですし」
リツコ「……?どういうこと?」
シンジ「現在のダミーシステムのプログラム、構築者は僕ですし、稼働可能状態のダミーシステムに入っているのは綾波じゃないって事です」
リツコ「…………まさか、ではあそこにあるのは……」
シンジ「綾波の身体の事ですか?そんなの飾りに決まってるじゃないですか」
シンジ「……僕があんなもの、そのままなんてする訳ないじゃないか」
リツコ「…………では、ここにいるレイは」
シンジ「一人目だし、死んだら次はありません」
綾波「…………」
シンジ「このまま綾波はリリンの中に交ざって、そのままリリンと同じように暮らして行くんだ」
リツコ「……不可能よ、だって……」
シンジ「不可能じゃない、だから、僕は頑張ったんだ」
リツコ「…………そう、ではもう一つだけ」
シンジ「……なんです?」
リツコ「レイではないのなら、ダミーシステムの中は誰が?」
シンジ「僕に決まってるでしょ、他の誰の魂でも、あの3号機の時に捨て駒にするのは気分悪くなりますし」
リツコ「…………そう」

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