アンパンマンは涙を流せない
Part3
84 :続き:[]2009/12/06(日) 18:14:18.12 ID:8+fcfG650
「上だ!」一人が叫ぼうとする。
しかし最初の一文字すら発音させてもらえない。
叩きつけるように振るわれた拳によって、
そいつは単なる地面の赤い染みと化した。
我々は、なんと脆く醜い生き物なのか。
彼の拳に対し、腐った果実を握り潰すような、
湿り気を帯びた音を立てることしか出来ない。
空に飛ばされ、キラリと光って消えていくことも出来ず、
赤黒いペンキをそこらにぶち撒けるだけ。
それにしても、我が部隊も残り少なくなったものだ。
そこのお前、情けない悲鳴をあげるんじゃない。
どうせ銃弾など当たりはしないのだ。たとえ当たったところで、
傷の一つも付けられない。
冗談のような存在。
御伽噺の主人公。
あれだけの血の雨を降らせたというのに、
なぜ一滴たりともその身に浴びていないのか。
ああ、なんて彼は、美しいのだ。
85 :続き:[]2009/12/06(日) 18:16:31.16 ID:8+fcfG650
「くふ」
尊敬と畏怖の念が口から漏れ出した。
それは笑い声に聞こえた。
「くふふふふふふ」
いや男は笑っていた。彼の者の姿を目の当たりにし、笑っていたのだ。
微塵の気配すら感じさせず、彼は自分の脇を通り抜ける。
後ろを振り向かずとも分かる。
轟音を響かせながら、主力戦車がハリボテの如く吹き飛ばされたのだ。
ものの数分の出来事だった。もうこの場には彼と自分しか居ない。
冷たい風が、頬を撫でた。
「ああ、君は素晴らしいよ。アンパンマ」
男の意識はそこで途切れた。
105 :遅くなってすいません:[]2009/12/07(月) 23:05:57.23 ID:kdXKz3Mj0
「君たち、やめるんだ!」
食パンマンが叫ぶ。
それは悪を戒め、人々に勇気を与える言葉。
聞いた相手が怯んでしまうようなセリフ。
けれど、今は違う。
「やめてくれ!」
食パンマンは懇願するように叫ぶ。そこに力強さを感じることは出来ない。
何も無い空間を掴むように腕を伸ばす。
その先には、男が居た。
106 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/07(月) 23:08:08.03 ID:kdXKz3Mj0
町は、住人達は、その姿を変えていた。
ある者はその愛くるしい顔を恐怖で歪ませ。
ある者は自身に似つかわしくない悲鳴をあげ。
ある者はもう何も言えない体になっている。
周囲は倒壊した建物が並び、勢いの収まらない炎が瓦礫の山を明るく照らしている。
その中に男が居た。
足元には住人達が寝転んでいる。
半分は食パンマンを見つめたまま、体を震わしていた。
半分は地面の一点を見つめたまま、ピクリとも動かない。
男が小銃を住人の頭へ押し当てる。
「やめるんだ!」
食パンマンが拳を振りかぶった。
その瞬間、男は小銃から手を放し、両手を顔の前へ上げた。
「分かったよぉ食パンマン。もう二度としないよぉ」
「ほ、本当かい?今度は、本当、かい?」
「あぁ本当だよぉ。嘘なんてつかないよぉ。もう悪いことなんてしないよぉ」
食パンマンは短く荒い息を吐いた。
107 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/07(月) 23:09:57.59 ID:kdXKz3Mj0
良かった。この後どうすれば良いのかなら分かる。
もう嫌だ。
これで終わりだ。早く終わりにするんだ。
「じゃあすぐに町の人達を離すん」
食パンマンの声は途中で遮られる。
笑い声と共に銃声が鳴り響いた。
住人は自身を貫く銃弾に合わせ、小刻みに体を揺らせる。
そして、音が鳴り止むと共に、一切の動きを止めた。
「ぐひひひひひひ。ごめんよぉ食パンマン。嘘ついちゃったぁ」
口から涎を吐き出しながら男が笑う。
「ぐひ、ぐひひひひ」
下水管が詰まったような笑い声。
何度目だろうか。
何度この笑い声を聞いたのだろうか。
私は、何も間違っていないはずなのに。
簡単な話だったじゃないか。いつもなら終わる話じゃないか。
これしか知らぬ私に、どうしろと言うんだ。
誰か・・・誰か・・・
再び男が小銃を住人へと向ける。
108 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/07(月) 23:11:56.41 ID:kdXKz3Mj0
「ほらぁ撃っちゃうぞぉ」
握った拳は、力を込めすぎてブルブルと震えている。
その拳を大きく振りかぶる。
「ぐひひ。やっぱりやめとくよぉ。悪いことはしちゃいけないもんなぁ」
大量の涎が地面へとこぼれ落ちる。男は肩を上下させ笑っている。
食パンマンは拳を下ろすことが出来ない。
その表情は苦痛に耐えるように歪んでいる。
「う、うあああ」
食パンマンの喉から搾り出された叫び。
気高き、正義の、鋼鉄なる拳を
男へと向けてしまった。
110 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:02:29.43 ID:x8eKg/7IO
食パンマン様ーーーーーーっっっ!!!!!!!
112 :さらに続き:[]2009/12/08(火) 00:29:36.98 ID:iD4UBn/r0
食パンマンの拳は、男の頭を振り抜いてはいなかった。
男の眼前で止まっていた。
いつ、現れたのか。
力強い手の平によって食パンマンの拳は受け止められている。
「この男を倒してはダメだろう?食パンマン」
アンパンマンが、二人の間に立っていた。
113 :ID変わったけど1です:[]2009/12/08(火) 00:34:18.07 ID:iD4UBn/r0
「アンパンマン・・・」
食パンマンが呆けたように言った。
「こいつは、もうしないと言っている。そうしたら、許してあげないといけないよ」
「しかし、しかしですね」
食パンマンの声が上擦る。
アナタだって、知っているのでしょう?
喉まで出かかっていたセリフが上手く言葉にならない。
「食パンマン」
そんな考えを読んだかのように、アンパンマンは語気を強めた。
「君は、食パンマンだろう?」
励まされたのでは無い。叱咤されたわけでも無い。
言葉の通り、それは確認だった。
114 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:35:12.24 ID:iD4UBn/r0
「ぐひひひ。さすがはアンパンマンだぁ。格好良いよぉ」
男は腹を抱え、嬉しそうに体を揺らした。
「アンパンマンの言うとおり、もうしないから、許してくれよぉ」
「待ってくださいアンパンマン!この男はさっきもそう言って」
アンパンマンは何も言わず、食パンマンの顔を見つめ、首を横に振った。
「食パンマンにもごめんなさぁい」
男の口からは次から次へと涎が溢れてくる。
アンパンマンは男に背を向けたまま、その肩に手を置いた。
「ぐひ?」
ぶん、と風を切る音がした。すぐ後に続く、何かが潰れる音。
近くの壁に叩きつけられた男は、自ら吐き出した涎のように、その体を地面へと滴らせた。
115 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:37:43.85 ID:iD4UBn/r0
状況が何一つとして飲み込めない。
あの男は、今、どうなったんだ?
誰が、何をしたんだ?
「食パンマン」
両肩を掴まれ、食パンマンの焦点がアンパンマンに合わされる。
「これは、何なんですか?何がどうなってるんですか?」
「悪い奴らがやってきたんだよ」
「違います!この状況を良く見てください。ああ、町が、みんなが・・・」
「まずは、落ち着くんだ。そんなんでは、君のハンサムな顔が台無しだよ」
「これが落ち着いていられますか!この状況が分かっているんですか?」
「僕は、ちゃんと分かっているよ」
「アンパンマン、どうしたんですか。私は一体どうすれば良いんですか!?」
「食パンマン、ちゃんと、現実を見るんだ」
「見てますよ!さっきから何を言っているんですか、アンパンマン・・・」
「いいかい食パンマン。今、悪い奴らがやって来ている。そして多くの町の人達が困っている。
それを助けるのが、食パンマン、君の役目だろう?」
アンパンマンは、子供に言い聞かせるように、ゆっくりと、丁寧に言った。
その時になって食パンマンはやっと気づいた。
アンパンマンの顔が普段と違う。斑に焦げ、所々が引き攣っている。
「・・・アナタは、どうするんですか?」
「僕も戦うよ」
「私と、同じように?」
アンパンマンは黙ったまま何も答えない。
116 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:38:51.06 ID:iD4UBn/r0
食パンマンの肩から手が離された。
「アナタは!」
ふわりと宙に浮いたアンパンマンを引き止めるように、食パンマンが言った。
「食パンマン。この世界は君が守るんだ」
「待ってください!」
その声が届く前に、アンパンマンは飛び去っていった。
一人立ちすくむ食パンマンは空を見つめ、彼が消えていった方向へとつぶやいた。
「アナタは、いったい、誰なんですか・・・?」
127 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 15:37:59.29 ID:CHRJgh9/O
追いついた
なにこれおもしろい
135 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 20:42:29.24 ID:6xjFLm6x0
これは現代の大人達読むべき
153 :1です:[]2009/12/09(水) 21:52:31.33 ID:dEJfRLz80
「助けて!」
子供達は寄り添いあい、震えている。
それを取り囲むように小銃を持った男達が立っていた。
恐怖のあまり子供達は声を出せずにいた。
耳をつんざくような音の嵐。
目の前で繰り広げられる銃撃。
無数の弾丸をすり抜けるように空を舞う影。
「助けて!」
声が聞こえる。
子供達は息を吸い、吐くだけでも精一杯だった。
悲鳴すらあげられない。
「助けて、カレーパンマン!」
なのに助けを求める声が聞こえる。
「待ってろ。今助けてやるからな!」
カレーパンマンが答える。頼もしいセリフで、声で。
それを聞いた男達の顔は、皆嘲笑するかのごとく歪んでいた。
154 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 21:57:22.13 ID:dEJfRLz80
向かい来る銃弾を視界に捕らえる。
一つ一つはかわすに造作無い速さだとしても、
四方八方を飛び交う銃弾を避けるには、わずかな隙間を縫うように飛ばなくてはならなかった。
たとえ当たったところで、顔で無ければ傷一つ付くことは無いだろう。
しかしミスは許されない。許してはいけない。
自分自身が、許すことなど出来ない。
156 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 21:58:58.88 ID:dEJfRLz80
カレーパンマンは得意げに言った。
「へっへへーん。お前らの攻撃なんて全然当たらないんだからな」
その言葉の通り、カレーパンマンはひらりひらりとアクロバティックに飛んでいる。
ただただ銃弾だけが空に消える状況の中、小太りな男が不安そうに隣を見上げた。
「お、おい君、本当に大丈夫なのか?さ、さっきから全然当たってないじゃないか」
吃音交じりの、聞き取りにくい声。
隣に立つ男が張り付いたような笑顔で答えた。
「ご安心ください大尉。我々にはこの通り人質がおります」
小太りな男は後ろを振り返り、怯えた子供達を目にすると、ニタニタと笑った。
「そ、そうだったな。いざとなったらコ、コイツ等を使えばよい」
「ええその通りです。万が一なことがあったとしても、彼なら大尉だけは傷つけたりしないでしょう。
なにせ彼は、かの有名なカレーパンマンですから」
158 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:02:08.50 ID:dEJfRLz80
「あ、ああ。なら良かった。お、おい!そこのお、お前!全然当たってないぞ。し、しっかりやれ!」
小太りな男は安心したのか、急に部下に向かって声を荒げた。
それをなだめる様に隣の男が言う。
「大尉、気持ちも分かりますが落ち着きください。大尉には大尉の役目があるんですから」
「おお、そうだった。す、すまんな。つい興奮してしまってな」
「それでは、まだお続けになりますか?」
「も、もちろんだ。まだカレーパンマンの力が、ぜ、全然見れてないからな。
ウチの部隊も、全滅とはならないだろう?」
「ええ、もちろん。いざとなったら、はっきりと、大声で、降参するように指示してあります」
「うん。な、なら良いんだ」
「それでは大尉。そろそろ、お願いします」
「よ、よし。任せとけ」
小太りな男が、張り切った声で空に向かい叫んだ。
「助けて、カレーパンマン!」
159 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:03:54.39 ID:dEJfRLz80
「待ってろ。今助けてやるからな」
しかしカレーパンマンは悔しそうな声で続けた。
「とは言ったものの全然近づけねぇや。こっちに飛んでくる、
このスイカの種みたいなのが邪魔だなぁ。
ん?スイカの種?」
カレーパンマンは空中で目まぐるしく飛びながら、腕を組んだ。
「そういや前にパン工場のみんなでスイカを食べた時、
チーズが上手く口から種を飛ばしていたな。
・・・そうだ!」
何かを思いついたかのように、手のひらをポンと叩く。
「よーし、それならこっちも同じ手だ!」
大きく息を吸ったカレーパンマンは頬を膨らました。
「これでもくらえー」
いくつもの小さなカレーの塊が、口から勢い良く飛び出す。
的確な狙いで地面に居る男達の顔へと降り注いだ。
160 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:07:32.11 ID:dEJfRLz80
刺激臭と熱さで男達がその動きを止める。
「よし、今だ!」
一瞬にしてカレーパンマンは男達との距離を詰める。
瞬く間に男達の中心へと降り立っていた。
そして一人の男の腹部目がけて拳を振るった。
砲弾のように硬く重い拳が男へと向けられる。
しかし拳は、男に触れると同時に止まっていた。
そこからもう一度力を込め、男を投げ飛ばすように拳を振りぬく。
数メートルほど宙を舞った男は、地面に叩きつけられ意識を失った。
カレーパンマンすぐさま次の男へ向き直った。
目にも留まらぬ速さで一連の動作を次々と行う。
そこに居た男達は皆同じ方向へ飛ばされ、山のように積みあがり、
怪我一つ無く気を失っていった。
161 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:10:16.88 ID:dEJfRLz80
拍手が聞こえる。
「そこまでだカレーパンマン」
男が地面に横たわるピョン吉くんに銃を押し付けている。
隣では小太りな男が手を叩いて笑っている。
カレーパンマンは堪えるように拳を握り締めた。
「この~。卑怯だぞ!子供達から手を離せ!」
「す、凄い!凄いなカレーパンマン!一瞬にして全員を気絶させた。
し、しかも部隊の誰も、き、傷を負っていないじゃないか」
カレーパンマンを無視するように小太りな男が叫んだ。
「どうしますか、大尉?」
ピョン吉くんに拳銃を押し当てたまま、男が聞く。
「ん、うん。もう、ま、満足した。もう終わりにして良い」
「そうですか。かしこまりました」
「何ごちゃごちゃ話してんだ。くらえ!」
二人の話を遮るかのように、男の顔へとカレーが飛んできた。
男はうろたえること無く、カレーを手のひらで受け止める。
「くっそ~」
「はぁ。全く、君らは本当に、融通が利かないのだな。可哀相になるよ」
男はため息をつきながら首を振った。
「なぁカレーパンマン。もうこのくだらない茶番なんてさっさと終わらせよう」
それを聞いた、カレーパンマンの表情が変わる。
茶番?
茶番だって?
ふざけるな
そんなの、最初から分かっていたさ。
164 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:17:34.70 ID:dEJfRLz80
「このカレーが正にそうだ。君の力なら容易く手のひらごと頭蓋骨を打ち抜けるだろうに。
その鋼鉄の拳を振るうときですら、君は縛られている」
オレは、縛られてなんかいない。
「助けを求められたなら、たとえそれが誰であろうと、助けに向かわずには居られない。
弱き者は守らずには居られない」
そうだ。
オレは、“そう”なんだ。
「この世界では、誰も死なないそうだな。血すら流れない。
何をしようが、反省すれば全てが許される」
それがこの世界、オレ達の世界だ。
「素晴らしい世界だね。全く、素晴らしすぎて反吐が出るよ」
お前らに、何が分かる。
この世界は何も変えさせない。
165 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:21:25.91 ID:dEJfRLz80
ごめんよ。出来れば子供達を助けてやりたかった。
ずっと隙を窺ってはいたが、やっぱりオレでは無理だった。
この世界に生きるオレでは無理だった。
しかし
オレは決して、お前らのルールなど持ち込ませない。
この世界はオレ達のものだ。
いいかよく聞け。
オレはカレーパンマン。
それ以上でもそれ以下でも無い。
悪を砕き弱きを助け、この世界で生きる、ジャムおじさんが作った正義の味方
カレーパンマンだ!
166 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:24:03.72 ID:dEJfRLz80
男は拳銃をピョン吉くんからカレーパンマンへと向けた。
「動くなよ?カレーパンマン。少しでも動いたら、
子供達が君の見たことの無い姿に変わる」
拳銃から銃弾が発射される。
カレーパンマンからすれば容易に避けられる速度。
ピクリとも動かず、迫り来る銃弾を見つめた。
オレが傷ついていいのは、その後すぐに助けが来る時だけなのに・・・
「くそ、ここで終わるのか」
カレーパンマンは男に聞こえないよう呟く。
そして誰も居ない空へと、声にならぬ叫びをあげた。
後は任せたぜ。アンパンマン!
169 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 00:27:09.60 ID:RArGCKDP0
カレーパンマン死なないで!
170 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 00:37:51.73 ID:T3itaEpS0
何なんだこのクソおもろい話は、、、、
178 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 10:44:39.23 ID:u0j07IJSO
くそ!こんな時にホラーマンは何やってんだ!
186 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 20:38:23.04 ID:2WE2/Xbm0
ダンテも言ってたろ?
悪魔は泣かない って
209 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/12(土) 09:23:13.36 ID:cFr3JQp1O
なんだこのスレ…凄い物語じゃないか。もう泣かさないで欲しいんだけど、やっぱり最後まで書いてくれ。
「上だ!」一人が叫ぼうとする。
しかし最初の一文字すら発音させてもらえない。
叩きつけるように振るわれた拳によって、
そいつは単なる地面の赤い染みと化した。
我々は、なんと脆く醜い生き物なのか。
彼の拳に対し、腐った果実を握り潰すような、
湿り気を帯びた音を立てることしか出来ない。
空に飛ばされ、キラリと光って消えていくことも出来ず、
赤黒いペンキをそこらにぶち撒けるだけ。
それにしても、我が部隊も残り少なくなったものだ。
そこのお前、情けない悲鳴をあげるんじゃない。
どうせ銃弾など当たりはしないのだ。たとえ当たったところで、
傷の一つも付けられない。
冗談のような存在。
御伽噺の主人公。
あれだけの血の雨を降らせたというのに、
なぜ一滴たりともその身に浴びていないのか。
ああ、なんて彼は、美しいのだ。
85 :続き:[]2009/12/06(日) 18:16:31.16 ID:8+fcfG650
「くふ」
尊敬と畏怖の念が口から漏れ出した。
それは笑い声に聞こえた。
「くふふふふふふ」
いや男は笑っていた。彼の者の姿を目の当たりにし、笑っていたのだ。
微塵の気配すら感じさせず、彼は自分の脇を通り抜ける。
後ろを振り向かずとも分かる。
轟音を響かせながら、主力戦車がハリボテの如く吹き飛ばされたのだ。
ものの数分の出来事だった。もうこの場には彼と自分しか居ない。
冷たい風が、頬を撫でた。
「ああ、君は素晴らしいよ。アンパンマ」
男の意識はそこで途切れた。
105 :遅くなってすいません:[]2009/12/07(月) 23:05:57.23 ID:kdXKz3Mj0
「君たち、やめるんだ!」
食パンマンが叫ぶ。
それは悪を戒め、人々に勇気を与える言葉。
聞いた相手が怯んでしまうようなセリフ。
けれど、今は違う。
「やめてくれ!」
食パンマンは懇願するように叫ぶ。そこに力強さを感じることは出来ない。
何も無い空間を掴むように腕を伸ばす。
その先には、男が居た。
106 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/07(月) 23:08:08.03 ID:kdXKz3Mj0
町は、住人達は、その姿を変えていた。
ある者はその愛くるしい顔を恐怖で歪ませ。
ある者は自身に似つかわしくない悲鳴をあげ。
ある者はもう何も言えない体になっている。
周囲は倒壊した建物が並び、勢いの収まらない炎が瓦礫の山を明るく照らしている。
その中に男が居た。
足元には住人達が寝転んでいる。
半分は食パンマンを見つめたまま、体を震わしていた。
半分は地面の一点を見つめたまま、ピクリとも動かない。
男が小銃を住人の頭へ押し当てる。
「やめるんだ!」
食パンマンが拳を振りかぶった。
その瞬間、男は小銃から手を放し、両手を顔の前へ上げた。
「分かったよぉ食パンマン。もう二度としないよぉ」
「ほ、本当かい?今度は、本当、かい?」
「あぁ本当だよぉ。嘘なんてつかないよぉ。もう悪いことなんてしないよぉ」
食パンマンは短く荒い息を吐いた。
107 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/07(月) 23:09:57.59 ID:kdXKz3Mj0
良かった。この後どうすれば良いのかなら分かる。
もう嫌だ。
これで終わりだ。早く終わりにするんだ。
「じゃあすぐに町の人達を離すん」
食パンマンの声は途中で遮られる。
笑い声と共に銃声が鳴り響いた。
住人は自身を貫く銃弾に合わせ、小刻みに体を揺らせる。
そして、音が鳴り止むと共に、一切の動きを止めた。
「ぐひひひひひひ。ごめんよぉ食パンマン。嘘ついちゃったぁ」
口から涎を吐き出しながら男が笑う。
「ぐひ、ぐひひひひ」
下水管が詰まったような笑い声。
何度目だろうか。
何度この笑い声を聞いたのだろうか。
私は、何も間違っていないはずなのに。
簡単な話だったじゃないか。いつもなら終わる話じゃないか。
これしか知らぬ私に、どうしろと言うんだ。
誰か・・・誰か・・・
再び男が小銃を住人へと向ける。
「ほらぁ撃っちゃうぞぉ」
握った拳は、力を込めすぎてブルブルと震えている。
その拳を大きく振りかぶる。
「ぐひひ。やっぱりやめとくよぉ。悪いことはしちゃいけないもんなぁ」
大量の涎が地面へとこぼれ落ちる。男は肩を上下させ笑っている。
食パンマンは拳を下ろすことが出来ない。
その表情は苦痛に耐えるように歪んでいる。
「う、うあああ」
食パンマンの喉から搾り出された叫び。
気高き、正義の、鋼鉄なる拳を
男へと向けてしまった。
110 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:02:29.43 ID:x8eKg/7IO
食パンマン様ーーーーーーっっっ!!!!!!!
112 :さらに続き:[]2009/12/08(火) 00:29:36.98 ID:iD4UBn/r0
食パンマンの拳は、男の頭を振り抜いてはいなかった。
男の眼前で止まっていた。
いつ、現れたのか。
力強い手の平によって食パンマンの拳は受け止められている。
「この男を倒してはダメだろう?食パンマン」
アンパンマンが、二人の間に立っていた。
113 :ID変わったけど1です:[]2009/12/08(火) 00:34:18.07 ID:iD4UBn/r0
「アンパンマン・・・」
食パンマンが呆けたように言った。
「こいつは、もうしないと言っている。そうしたら、許してあげないといけないよ」
「しかし、しかしですね」
食パンマンの声が上擦る。
アナタだって、知っているのでしょう?
喉まで出かかっていたセリフが上手く言葉にならない。
「食パンマン」
そんな考えを読んだかのように、アンパンマンは語気を強めた。
「君は、食パンマンだろう?」
励まされたのでは無い。叱咤されたわけでも無い。
言葉の通り、それは確認だった。
114 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:35:12.24 ID:iD4UBn/r0
「ぐひひひ。さすがはアンパンマンだぁ。格好良いよぉ」
男は腹を抱え、嬉しそうに体を揺らした。
「アンパンマンの言うとおり、もうしないから、許してくれよぉ」
「待ってくださいアンパンマン!この男はさっきもそう言って」
アンパンマンは何も言わず、食パンマンの顔を見つめ、首を横に振った。
「食パンマンにもごめんなさぁい」
男の口からは次から次へと涎が溢れてくる。
アンパンマンは男に背を向けたまま、その肩に手を置いた。
「ぐひ?」
ぶん、と風を切る音がした。すぐ後に続く、何かが潰れる音。
近くの壁に叩きつけられた男は、自ら吐き出した涎のように、その体を地面へと滴らせた。
115 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:37:43.85 ID:iD4UBn/r0
状況が何一つとして飲み込めない。
あの男は、今、どうなったんだ?
誰が、何をしたんだ?
「食パンマン」
両肩を掴まれ、食パンマンの焦点がアンパンマンに合わされる。
「これは、何なんですか?何がどうなってるんですか?」
「悪い奴らがやってきたんだよ」
「違います!この状況を良く見てください。ああ、町が、みんなが・・・」
「まずは、落ち着くんだ。そんなんでは、君のハンサムな顔が台無しだよ」
「これが落ち着いていられますか!この状況が分かっているんですか?」
「僕は、ちゃんと分かっているよ」
「アンパンマン、どうしたんですか。私は一体どうすれば良いんですか!?」
「食パンマン、ちゃんと、現実を見るんだ」
「見てますよ!さっきから何を言っているんですか、アンパンマン・・・」
「いいかい食パンマン。今、悪い奴らがやって来ている。そして多くの町の人達が困っている。
それを助けるのが、食パンマン、君の役目だろう?」
アンパンマンは、子供に言い聞かせるように、ゆっくりと、丁寧に言った。
その時になって食パンマンはやっと気づいた。
アンパンマンの顔が普段と違う。斑に焦げ、所々が引き攣っている。
「・・・アナタは、どうするんですか?」
「僕も戦うよ」
「私と、同じように?」
アンパンマンは黙ったまま何も答えない。
116 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 00:38:51.06 ID:iD4UBn/r0
食パンマンの肩から手が離された。
「アナタは!」
ふわりと宙に浮いたアンパンマンを引き止めるように、食パンマンが言った。
「食パンマン。この世界は君が守るんだ」
「待ってください!」
その声が届く前に、アンパンマンは飛び去っていった。
一人立ちすくむ食パンマンは空を見つめ、彼が消えていった方向へとつぶやいた。
「アナタは、いったい、誰なんですか・・・?」
127 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 15:37:59.29 ID:CHRJgh9/O
追いついた
なにこれおもしろい
135 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/08(火) 20:42:29.24 ID:6xjFLm6x0
これは現代の大人達読むべき
153 :1です:[]2009/12/09(水) 21:52:31.33 ID:dEJfRLz80
「助けて!」
子供達は寄り添いあい、震えている。
それを取り囲むように小銃を持った男達が立っていた。
恐怖のあまり子供達は声を出せずにいた。
耳をつんざくような音の嵐。
目の前で繰り広げられる銃撃。
無数の弾丸をすり抜けるように空を舞う影。
「助けて!」
声が聞こえる。
子供達は息を吸い、吐くだけでも精一杯だった。
悲鳴すらあげられない。
「助けて、カレーパンマン!」
なのに助けを求める声が聞こえる。
「待ってろ。今助けてやるからな!」
カレーパンマンが答える。頼もしいセリフで、声で。
それを聞いた男達の顔は、皆嘲笑するかのごとく歪んでいた。
154 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 21:57:22.13 ID:dEJfRLz80
向かい来る銃弾を視界に捕らえる。
一つ一つはかわすに造作無い速さだとしても、
四方八方を飛び交う銃弾を避けるには、わずかな隙間を縫うように飛ばなくてはならなかった。
たとえ当たったところで、顔で無ければ傷一つ付くことは無いだろう。
しかしミスは許されない。許してはいけない。
自分自身が、許すことなど出来ない。
156 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 21:58:58.88 ID:dEJfRLz80
カレーパンマンは得意げに言った。
「へっへへーん。お前らの攻撃なんて全然当たらないんだからな」
その言葉の通り、カレーパンマンはひらりひらりとアクロバティックに飛んでいる。
ただただ銃弾だけが空に消える状況の中、小太りな男が不安そうに隣を見上げた。
「お、おい君、本当に大丈夫なのか?さ、さっきから全然当たってないじゃないか」
吃音交じりの、聞き取りにくい声。
隣に立つ男が張り付いたような笑顔で答えた。
「ご安心ください大尉。我々にはこの通り人質がおります」
小太りな男は後ろを振り返り、怯えた子供達を目にすると、ニタニタと笑った。
「そ、そうだったな。いざとなったらコ、コイツ等を使えばよい」
「ええその通りです。万が一なことがあったとしても、彼なら大尉だけは傷つけたりしないでしょう。
なにせ彼は、かの有名なカレーパンマンですから」
158 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:02:08.50 ID:dEJfRLz80
「あ、ああ。なら良かった。お、おい!そこのお、お前!全然当たってないぞ。し、しっかりやれ!」
小太りな男は安心したのか、急に部下に向かって声を荒げた。
それをなだめる様に隣の男が言う。
「大尉、気持ちも分かりますが落ち着きください。大尉には大尉の役目があるんですから」
「おお、そうだった。す、すまんな。つい興奮してしまってな」
「それでは、まだお続けになりますか?」
「も、もちろんだ。まだカレーパンマンの力が、ぜ、全然見れてないからな。
ウチの部隊も、全滅とはならないだろう?」
「ええ、もちろん。いざとなったら、はっきりと、大声で、降参するように指示してあります」
「うん。な、なら良いんだ」
「それでは大尉。そろそろ、お願いします」
「よ、よし。任せとけ」
小太りな男が、張り切った声で空に向かい叫んだ。
「助けて、カレーパンマン!」
159 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:03:54.39 ID:dEJfRLz80
「待ってろ。今助けてやるからな」
しかしカレーパンマンは悔しそうな声で続けた。
「とは言ったものの全然近づけねぇや。こっちに飛んでくる、
このスイカの種みたいなのが邪魔だなぁ。
ん?スイカの種?」
カレーパンマンは空中で目まぐるしく飛びながら、腕を組んだ。
「そういや前にパン工場のみんなでスイカを食べた時、
チーズが上手く口から種を飛ばしていたな。
・・・そうだ!」
何かを思いついたかのように、手のひらをポンと叩く。
「よーし、それならこっちも同じ手だ!」
大きく息を吸ったカレーパンマンは頬を膨らました。
「これでもくらえー」
いくつもの小さなカレーの塊が、口から勢い良く飛び出す。
的確な狙いで地面に居る男達の顔へと降り注いだ。
160 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:07:32.11 ID:dEJfRLz80
刺激臭と熱さで男達がその動きを止める。
「よし、今だ!」
一瞬にしてカレーパンマンは男達との距離を詰める。
瞬く間に男達の中心へと降り立っていた。
そして一人の男の腹部目がけて拳を振るった。
砲弾のように硬く重い拳が男へと向けられる。
しかし拳は、男に触れると同時に止まっていた。
そこからもう一度力を込め、男を投げ飛ばすように拳を振りぬく。
数メートルほど宙を舞った男は、地面に叩きつけられ意識を失った。
カレーパンマンすぐさま次の男へ向き直った。
目にも留まらぬ速さで一連の動作を次々と行う。
そこに居た男達は皆同じ方向へ飛ばされ、山のように積みあがり、
怪我一つ無く気を失っていった。
拍手が聞こえる。
「そこまでだカレーパンマン」
男が地面に横たわるピョン吉くんに銃を押し付けている。
隣では小太りな男が手を叩いて笑っている。
カレーパンマンは堪えるように拳を握り締めた。
「この~。卑怯だぞ!子供達から手を離せ!」
「す、凄い!凄いなカレーパンマン!一瞬にして全員を気絶させた。
し、しかも部隊の誰も、き、傷を負っていないじゃないか」
カレーパンマンを無視するように小太りな男が叫んだ。
「どうしますか、大尉?」
ピョン吉くんに拳銃を押し当てたまま、男が聞く。
「ん、うん。もう、ま、満足した。もう終わりにして良い」
「そうですか。かしこまりました」
「何ごちゃごちゃ話してんだ。くらえ!」
二人の話を遮るかのように、男の顔へとカレーが飛んできた。
男はうろたえること無く、カレーを手のひらで受け止める。
「くっそ~」
「はぁ。全く、君らは本当に、融通が利かないのだな。可哀相になるよ」
男はため息をつきながら首を振った。
「なぁカレーパンマン。もうこのくだらない茶番なんてさっさと終わらせよう」
それを聞いた、カレーパンマンの表情が変わる。
茶番?
茶番だって?
ふざけるな
そんなの、最初から分かっていたさ。
164 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:17:34.70 ID:dEJfRLz80
「このカレーが正にそうだ。君の力なら容易く手のひらごと頭蓋骨を打ち抜けるだろうに。
その鋼鉄の拳を振るうときですら、君は縛られている」
オレは、縛られてなんかいない。
「助けを求められたなら、たとえそれが誰であろうと、助けに向かわずには居られない。
弱き者は守らずには居られない」
そうだ。
オレは、“そう”なんだ。
「この世界では、誰も死なないそうだな。血すら流れない。
何をしようが、反省すれば全てが許される」
それがこの世界、オレ達の世界だ。
「素晴らしい世界だね。全く、素晴らしすぎて反吐が出るよ」
お前らに、何が分かる。
この世界は何も変えさせない。
165 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:21:25.91 ID:dEJfRLz80
ごめんよ。出来れば子供達を助けてやりたかった。
ずっと隙を窺ってはいたが、やっぱりオレでは無理だった。
この世界に生きるオレでは無理だった。
しかし
オレは決して、お前らのルールなど持ち込ませない。
この世界はオレ達のものだ。
いいかよく聞け。
オレはカレーパンマン。
それ以上でもそれ以下でも無い。
悪を砕き弱きを助け、この世界で生きる、ジャムおじさんが作った正義の味方
カレーパンマンだ!
166 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/09(水) 22:24:03.72 ID:dEJfRLz80
男は拳銃をピョン吉くんからカレーパンマンへと向けた。
「動くなよ?カレーパンマン。少しでも動いたら、
子供達が君の見たことの無い姿に変わる」
拳銃から銃弾が発射される。
カレーパンマンからすれば容易に避けられる速度。
ピクリとも動かず、迫り来る銃弾を見つめた。
オレが傷ついていいのは、その後すぐに助けが来る時だけなのに・・・
「くそ、ここで終わるのか」
カレーパンマンは男に聞こえないよう呟く。
そして誰も居ない空へと、声にならぬ叫びをあげた。
後は任せたぜ。アンパンマン!
169 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 00:27:09.60 ID:RArGCKDP0
カレーパンマン死なないで!
170 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 00:37:51.73 ID:T3itaEpS0
何なんだこのクソおもろい話は、、、、
178 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 10:44:39.23 ID:u0j07IJSO
くそ!こんな時にホラーマンは何やってんだ!
186 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/10(木) 20:38:23.04 ID:2WE2/Xbm0
ダンテも言ってたろ?
悪魔は泣かない って
209 :ローカルルール変更議論中@VIP+:[]2009/12/12(土) 09:23:13.36 ID:cFr3JQp1O
なんだこのスレ…凄い物語じゃないか。もう泣かさないで欲しいんだけど、やっぱり最後まで書いてくれ。
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