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幼少から続いてる恐ろしい体験を話す

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Part3
67 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:23:01.76 ID:H74f5dFw0
俺「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・・え?」
ふ、と枕もとのお守りに目をやると、お守りに小さなひっかき傷のようなものが出来ていた。
それ以来、小学生の間、C菜が俺の夢に出てくることはなかった。
もちろん、外泊をする際は、お守りを持ち出していたことは言うまでもない。

68 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:23:34.86 ID:H74f5dFw0
こっから先にまた何かが起きるのは、俺が高校生になってから
こんな駄文に興味がある人がいたら書く。

69 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:24:13.14 ID:hcL9rWiN0
興味あるぜよ

70 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:25:45.93 ID:c15v/8ZH0
もうやめ…いや続けてください

71 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:25:48.92 ID:hvxsRKW40
よんでるよ、続き待ってる


72 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:25:49.58 ID:H74f5dFw0
分かった、じゃあちょっと待ってて

73 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:27:32.22 ID:VcQ2pq690
こえええ

74 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:31:29.69 ID:H74f5dFw0
お待たせ、続けるね

75 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:32:24.96 ID:H74f5dFw0
それからは、中学時代は何事もなく時が過ぎていき、無事に高校に入学した。
A男とは疎遠となり、D子は小学校5年の時に何処かに引っ越していった。
高校生活も、初めて彼女が出来たり、初体験をするなど、中々に充実した生活を送っていた。
そんな生活に陰りが見えたのは高校2年生の春。

76 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:33:06.25 ID:H74f5dFw0
彼女「ねえねえ、加奈子さんの噂って知ってる?加えるに奈良の奈に子って書くの」
俺「は?何それ」
彼女「夢でね、加奈子さんっていう女の子が現れて、死者の世界に連れて行こうとするの。寂しい寂しいって言いながら手を引っ張って来るんだって。」
俺「ふーん」
彼女「その子ね、目と歯が無くて、真っ黒な空洞なんだって!」
俺「う・・・」
一瞬、まさかC菜のことかと思ったが、C菜は加奈子なんていう名前ではない
彼女「で、それを拒否し続けると、こっちの世界にやって来て直接連れて行こうとするんだって!」
俺「くだらない話だな」
彼女「あ、信じてないでしょ!」
俺「よくある単なる噂でしょ」
どうせ、どこにでもある都市伝説の一つだろう、気にも留めなかった。

77 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:33:57.66 ID:H74f5dFw0
そんなある日
友人A「なあ、俺、加奈子さんの夢見ちまったんだ・・・」
俺「は?」
聞いてみると、俺が前に彼女に聞いた加奈子さんの夢を友人が見てしまったらしい。
俺「気にすんなって、どうせ怖い話し聞いちまったから夢で出てきただけだよ」
この友人Aは凄く良い奴なんだが、かなりのビビリなのだ。
友人A「そ、そうかな」
俺「そうだって、あんまり深く考えるなよ」
友人「そうか・・・」
しかし、本当のことを言えば、俺は妙に引っかかりを感じていた。

78 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:35:18.87 ID:VcQ2pq690
マジで怖いっての
誰か話そうぜ

79 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:35:32.60 ID:H74f5dFw0
その晩、俺は悶々と噂のことを考えていた。
小学生以来、何年も見ていない夢、それとそっくりな内容の夢が噂になっている。
真実かは分からないが、友人は実際に見てしまったとまで言っている。
俺「そうだ!お守り!!」
俺は常に枕下に入れておいたお守りを確認した。
俺「・・・・・え?」
お守りは確かにそこにあった。しかし、既にお守りの体は成していなかった。
お守りは、引きちぎったように二つにされており、赤い液体が付着していた。
俺は、顔面が真っ青になりお守りを放り投げた。
俺「ど・・・どうして」
その日は一睡も出来なかった。

80 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:36:46.25 ID:H74f5dFw0
翌日、俺は生きた心地のしないまま学校へと向かった。
そして学校の休み時間
俺は昨晩のショックが抜け切らず、頭を抱えていた。
どうしてお守りがあんなことに?
中学の時は何事も無かったのに何で?
もしかして加奈子さんの噂と関連があるのか?
疑問は尽きない。

81 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:37:28.62 ID:H74f5dFw0
クラスメートA「加奈子さんの噂って知ってる?」
クラスメートB「知ってる知ってる!」
俺は一瞬ビクッとなったが、クラスメートの会話に耳を傾けた。
クラスメートA「連れていかれるって噂だけど、B組のAさんは夢を見たって言ったっきり学校に来てないんだって!」
クラスメートB「こわーい!!」
俺「俺にもその話し、聞かせてくれないか」
クラスメートA「えっ」
突然の俺の登場に面食らった様子だったが、聞かない手はない。
クラスメートA「でも俺君ってそういうの信じないんじゃなかったっけ?」
俺「うん、でもまあ、ちょっと気になって」
クラスメート「ふーん、まあ良いけど」
こうして俺は、加奈子さんの噂の内容を聞いた。要約するとこうだ。

82 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:38:07.66 ID:H74f5dFw0
1、名前は加奈子さん
2、噂を聞いた人の夢に現れる
3、中学生か高校生くらいの女の子
4、長髪黒髪でチェックのシャツにスカートを履いている
5、眼球が無く、真っ黒であり、歯も舌もない
6、手を引っ張って連れて行こうとする
7、何日も夢を見ると、現実に現れて連れに来る

84 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:39:45.33 ID:H74f5dFw0
・・・ん?
俺は違和感を感じた。
俺が見ていた夢と比較してみてどうだろうか。
5、6は正に俺の見ていた夢と合致する。
しかし、1、2、3、4が不可解だ。

90 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:46:10.12 ID:H74f5dFw0
まず、C菜は加奈子なんて名前じゃない、更にはクセっ毛のC奈と比べて容姿がかけ離れている。
仮に加奈子さんの夢が俺の見ていた夢と同じだとしても
あくまでC菜は俺とA男を連れて行きたいのであって、他人の夢に現れる意味が分からない。
そして、中学生くらいの女の子・・・C菜が亡くなった時は小学校4年生だ、中学生、ましてや高校生と見間違える可能性は低い。
うーん、考えれば考えるほど分からなくなる。
俺の頭の中はクエッチョンマークだらけだった。

91 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:49:02.95 ID:H74f5dFw0
俺「何で加奈子さんの噂って言われてるの?」
俺は率直に尋ねてみた。
クラスメート「知らない、夢に出てくる女の子が加奈子さんっていうんじゃないの?」
俺「うーん」

92 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:49:53.73 ID:H74f5dFw0
C菜の夢とは相違点が多いものの、全く同じ部分もある。
目と舌と歯が無くて、手を引っ張って行く少女・・・これは偶然の一致なのか?
更には、引きちぎられたお守り・・・。
ダメだ、考えれば考えるほど分からなくなる。
様々な疑問を抱えたまま、俺は帰路に着いた。
その日、お守りが無くなったことにより、夢を見てしまうのではないかと危惧したが
夢を見ることはなかった。


93 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:50:45.56 ID:H74f5dFw0
それからは、何事もなく日常が過ぎていった。
C菜の夢を見ることもなく、平和だった。
しかし、相変わらず加奈子さんの噂は続いていたが・・・。
そんなある日を境に、友人Aが学校に来なくなった。
まさか・・・とは思ったが、さしたる証拠も無いのに安易な考えは出来ない。
そんな心配を他所に、クラスメート達は勝手に噂をしている。

94 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:51:41.35 ID:H74f5dFw0
クラスメートA「絶対、加奈子さんに連れて行かれたんだよー」
クラスメートB「夢を見たって言ってたもんねー」
クラスメート達の無神経さに軽い苛立ちを覚えたが、確かに友人Aのことは気になる。
俺「調べてみるか」

95 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:52:11.37 ID:H74f5dFw0
しかし、友人と言っても携帯の番号やアドレスを知っているほどの仲では無かったため、まずは友人Aと親しかったクラスメートに話しを聞くことにした。
俺「なあ、最近Aを見ないけど風邪か何かか?」
クラスメートC「俺も分からねえ、メールの返事も無いし電話しても出ないんだよ」
俺「そうか、ありがとう」

96 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:52:57.81 ID:H74f5dFw0
これは担任の先生に聞いてみるのが早いだろう。
俺「先生、最近Aって何で休んでるんですか?」
先生「んー家庭の事情だ」
俺「家庭の事情?」
先生「ああ、落ち着いたら来るんじゃないか」
俺「そうですか」
そう言いつつも、俺は何か釈然としない気持ちを抱えていた。

97 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:53:47.79 ID:H74f5dFw0
そこで俺は直接Aの家へ行って聞いてみることにした。
何でここまでしているのか俺にも良く分からない。
でも、やはりあの噂はあまりにも気になる。

98 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:54:09.68 ID:GjFM2dH90
おい見てしまったじゃないか
大丈夫だよな?

99 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:54:19.79 ID:H74f5dFw0
ここか・・・
翌日、俺はクラスメートに住所を教えて貰い、放課後の時間を使ってAの家までやって来た。
Aの家はさほど学校から離れておらず、ごく普通の住宅街にあった。
一軒家だったが、かなり古い作りで、所々がひび割れている。
俺「A、居るかな、居たとしても何を話せば良いんだろうか」
突然押しかけてきて、迷惑だよなあ・・・
そう思いながら、玄関のチャイムを押す。

100 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 01:55:18.24 ID:Hw04W1co0
面白くて気になって寝れん
大丈夫だ

101 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:55:25.14 ID:H74f5dFw0
・・・
・・・
返事がない。
俺「留守かな」
その後何度も押しても、誰かが出てくることはなかった。
ふ、と家を見上げてみる。
俺「ん?」
窓際の所、女性が立っている。
あんなにチャイム鳴らしたのに何で出ないんだろうか。
ずっと窓際を見ていると、女性がこっちを向いた。

102 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:56:37.50 ID:H74f5dFw0
俺「う・・・」
曇りガラスのせいでぼやけて見えないが、面と面で向き合った瞬間、なんとも言えない寒気がした。
俺「え?」
俺と目が合った後、女性はなぜか、腕を伸ばし、顔と腕をガラスに張り付けた。
掌と腕を、べったりと。

103 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:58:19.92 ID:H74f5dFw0
俺「お、おじゃましました!!」
あまりの不気味さに、俺は聞こえるはずもないのに声を出して、逃げるように去った。
何なんだよアレ・・・おっかねえ。
Aの姉か妹だろうか?何であんなに鳴らしたのに出てくれなかったんだろうか。
尤も、あんな不気味な人が出てこられても困るが・・・。

104 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 01:59:19.78 ID:H74f5dFw0
翌日、気になった俺はクラスメートに尋ねてみることにした。
俺「なあ、Aって姉か妹っていたっけ?」
クラスメートC「いやーアイツは一人っ子のはずだぞ」
俺「そ、そうか」
まあ、母親という可能性も0ではないが・・・
そこから何日も経過したが、相変わらずAは学校に登校して来なかった。

105 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:00:21.93 ID:H74f5dFw0
そして、ある日の晩
ちょっと小腹が減っていた俺は、コンビニまで自転車で走ることにした。
時間的には結構な夜中だったが、コンビニまですぐだし、気にしないことにした。
そんな中、コンビニへ向けて軽快に自転車を走らせている最中、後ろから大声で呼び止められた。

106 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:01:09.44 ID:H74f5dFw0
???「そこの君!!止まりなさい!!!」
俺「え?」
振り向いて見ると、自転車に乗っている警官だ。
俺は立ち止まり、警官が近づいてくるのを待った。
警官はかなり、怒った顔をしている。
やっば・・・、夜中に出たから怒られるのかな

107 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:02:00.76 ID:GjFM2dH90
2chmateならわかると思うが>>1の名前が椎名ってのも怖い

110 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:04:11.83 ID:85iuvRE50
>>107 偶然だろwwww偶然だと言ってくれ…

108 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:02:02.52 ID:PmrOEy8F0
やばい・・・こわい・・・
自分の後ろが気になる・・・

109 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:02:04.46 ID:H74f5dFw0
警官「二人乗りなんてしちゃダメじゃないか、そんなスピード出して!!」
俺「え?」
警官「後ろの子は・・・あれ?」
俺「俺、二人乗りなんてしてないっすよ」
警官「そんなはずはないだろう?女の子が後ろからしがみ付いているのが見えたぞ」

111 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:04:26.93 ID:H74f5dFw0
一瞬、ゾワッとした・・・そんなハズはないだろう。しかし警官は真剣な表情だ。
警官「み、見間違いか・・・いや、しかし確かに」
警官はブツブツ言っていたが、俺は気が気ではなかった。
警官「と、とりあえず夜中の外出は控えるように!」
その後、軽く小言を言われて俺は家に帰された。

112 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:05:34.68 ID:PmrOEy8F0
ギャアアアアアアアアアア!!!
急に水道から水が出た!!!!

113 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:05:46.78 ID:H74f5dFw0
なんと言うタチの悪い冗談なんだろう
きっと、俺を怖がらせて夜中の外出をさせないようにしたんだろうな!
きっとそうだ!
・・・・・・
俺の心は全く晴れなかった。
俺の中で何かが、ヤバイ、と警告していたのだ。
確実に俺の周囲で何かが起きている。

114 :C菜の夢 ◆OATxHqmYYE :2013/04/30(火) 02:06:48.56 ID:H74f5dFw0
すまない、眠気の限界が来てる
また明日の夜書くってことで良いかな?

115 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:07:34.55 ID:PmrOEy8F0
お、おう・・・(; ・`д・´)…ゴクリ…(`・д´・ ;)

116 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:16.63 ID:Ra0RqW1E0
やべえ 寒気が…

117 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:17.03 ID:9H2hWYI80
おつ
待ってるべ

118 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:25.35 ID:MyrxQyLSO
おいばか寝るな!寝たらヤバい!

119 :名も無き被検体774号+:2013/04/30(火) 02:09:46.51 ID:xR+cfz+U0
いま背中が重くなったぞ

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