未解決じゃなく、解決した不気味な事件教えて
Part5


129 :名無しさん@おーぷん :2015/05/02(土)06:34:06 ID:5zm
白鳥なんたらのことも詳しく

130 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)01:37:55 ID:okf
これも不気味でも何でもないが……不気味を通り越して「何なのこの人」としか思えない事件。
白鳥由栄(しらとり・よしえ 1907年7月31日ー1979年2月24日)
別名「昭和の脱獄王」。怪物じみた肉体能力と精神力で、26年間の服役中に4度の脱獄に成功した。
名言「人間の作った房ですから人間が敗れぬはずがありませんよ」「毛布をもう一枚ください。さもないと脱獄します」
 
1・逮捕までの経緯
青森県出身の白鳥は2歳で豆腐屋の養子となった。
頑固な性格だが真面目で馬鹿正直だったという。だが博打などで身を持ち崩し、悪の道へ。
1933年、悪友らと共に窃盗を働いた際、発見した家人ともみあいになり、結果、殺傷してしまった。
このときは「やべぇ!」と皆で逃げたが2年後、仲間が逮捕されたことを知り
「自分だけが逃げるわけにはいかない」と出頭した。
 
2・初めての脱獄
白鳥は青森刑務所に収監された。
悪人ではあるが根は真面目な性格なので、何もなければ大人しく服役していたはずなのだが
彼は真面目で馬鹿正直であると同時に物凄くプライドが高く、一種偏執狂めいたところがあった。
受けた恩は必ず返すが、受けた攻撃もまた必ず返すのである。
看守から「人殺しめ!おめーはどうせ死刑だ、カーッ!ペッ!」と痰を吐きかけられたことで復讐を決意。
基本、白鳥は独房に入れられていたが、簡易便器の中のものを捨てに行くときだけは
厳重な監視のもとで独房の外に出ることを許されており、このときに周囲の様子を細かく観察。
また、このときにこっそり拾った針金を加工して鍵を作り、これで独房の扉を開けて見事脱出。
1936年、白鳥28歳のときである。まあ3日後には捕まって連れ戻されたのだが
このときの脱獄は逃亡が目的ではなく、あの看守に恥をかかせてやるためだったのでOK。
事実、この看守は脱獄を防げなかった咎でクビになった。
 
3・秋田刑務所
白鳥はその後、小菅刑務所(現・東京刑務所)に移送された。ここでは真面目に服役していた。
基本、特に何もなければ模範囚なのである。
だがその後、秋田刑務所に移された際「あいつは脱獄したことがある」「注意して監視しないとな」と
窓もない独房に、手錠をはめられたまま放り込まれてしまった。
そういう扱いを受けるとムカつくらしく、再び脱獄を決意。
天井を這いあがる特訓をしながら、落ちていたブリキ片と釘を使って即製ノコギリを開発。
そして高さ4mのところにまで這い上がって、天窓をノコギリで少しずつ破壊していく。
看守の目を盗みつつ1日10分の作業の結果、ある暴風雨の夜、ついに天窓を破壊して脱走。
作業場にあった丸太を足場にして塀を乗り越え脱獄した。白鳥34歳。
その3か月後、白鳥は小菅刑務所で世話になった小林良蔵戒護主任宅にフラリとやってきた。
優しい小林さんからお茶をもらって嬉し泣きし、秋田刑務所での扱いが酷すぎることを訴えたという。
白鳥は小林さんに付き添われて出頭。逃亡罪で懲役3年の刑が言い渡されたが、小菅刑務所に戻りたいという願いは叶わず
それどころか日本最強の網走刑務所に送られてしまった(当たり前だけど)。

131 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)01:38:10 ID:okf
4・網走刑務所にて
1942年。真冬の網走刑務所は零下30度、独房内は少しマシだがそれでも零下10度近い。
そんな中、白鳥は凶悪犯用の特別懲罰隔離房に収監された。
一日中手錠・足枷をはめられ、服装は夏物一枚。
息をするだけで鼻が凍傷になるほどの極限状態に置かれ、白鳥またも激怒。
何度も手錠を筋力で破壊し、より厳重な、鎖と20sの重りつき手錠をはめられた。
手足の肉が裂け、腐り、蛆が湧いた。食事のときすら手錠は外されず、口で直接器を咥えなければいけない。
トイレも許されず糞尿垂れ流し、一週間に一回、水を浴びせられるのみ。
しかし白鳥は、隙を見て少しずつ手錠をかじって弱めていった。
また視察孔の鉄格子に味噌汁をかけ、少しずつ腐らせていったという話もある。
そして1944年、停電で所内が少しパニックになった隙を見計らい、鉄格子と手錠を破壊。
首だけを視察孔に突っ込むと、肩の関節を外してニュルリと独房から出た。
まさか小さな視察孔から人間が出てくるとは思わなかった、警備の隙をついたのである。
さしもの最強監獄・網走刑務所も、こんな化け物の存在までは想定していなかった。
脱走後、白鳥は2年ほど山中に潜伏した。そうこうしているうちに気が付けば太平洋戦争が終わっていた。
1946年、たまたまスイカ畑の横を歩いていたところ、不意に襲撃される。
襲撃者はスイカ畑の持ち主で、泥棒が出るので(火垂るの墓のお兄ちゃんみたいな子が多かった)警備していたのだ。
揉みあっているうちに、また相手を殺害してしまう。
白鳥のような人間凶器を泥棒と間違ってしまった(泥棒より悪い脱獄犯だが)農家のおじさんは運が悪かった。
白鳥は再び逮捕され、最初の強盗殺人も加えると2人も殺しているので今度ばかりは死刑判決が出た。
半ば「死刑だろうなあ」とは思っていたものの、こちらの正当防衛の主張を全く聞き入れない判事に激怒。
判決の際、白鳥は判事や検事を睨みつけ「必ず脱獄して寝首をかいてやる」と告げた。
そこで判事と検事は自宅から表札を外した。

132 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)01:38:24 ID:okf
5・札幌刑務所
収監した札幌刑務所では、24時間体制で白鳥を監視。
壁、窓、扉ーーすべてを「対・白鳥用」に補強された独房に入れられた。
しかし白鳥は床を掘って建物の外に逃げた。雪が積もっていたため、塀を乗り越えるのも簡単だった。
300日後、札幌市街で職務質問を受ける。
この際、警官が煙草を差し出してあげたところ「優しくされた」と感激。
この警官に手柄を立てさせるため、自ら脱獄した死刑囚であることを明かした。
札幌高裁で審議が再開され、農夫殺しの件は一部正当防衛が認められ懲役20年に減刑され
府中刑務所に送られた。1948年のことである。
列車での護送は(GHQが「そんなデンジャラスな奴は警戒するに越したことはアリマセーン」と言ったため貸切)
1週間の旅路となったが、その間、看守たちは24時間体制で白鳥を監視。
白鳥が眠らず平気でいることに驚きの色を隠せなかったという。
 
6・その後
府中刑務所の所長は、今度こそ完璧な「対・白鳥作戦」を展開した。
それは「特に何もしないこと」である。
こちらが何もしなければ白鳥も何もしないことに、ようやく気が付いたのである。
白鳥は最初のうちこそ多少荒れていたが、後は黙々と模範囚として過ごした。
府中刑務所の塀の高さは2m余。白鳥にとっては無いも同然だったはずだが、逃げなかった。
1961年に仮釈放。その後は日雇いの建設作業員として黙々と働いた。
1日に120キロを平気で走り、煙突の支柱を素手で引っこ抜いた化け物は
しかし出所後は特に何も変わったことをしていない。
作業員としては優秀だったらしいが(基本真面目だし、肉体能力は怪物級だし)
際立って目立つようなこともしないし、犯罪にも手を染めなかった。
1979年、71歳で死去。
身内がいなかったため無縁仏として埋葬されそうになったが
仮出所の際に仲良くしていた近所の女の子(当時5歳、白鳥死亡時は大人になっていた)が遺骨を引き取り
責任を以て供養したという。

133 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)02:18:34 ID:Yyh
>>132
なんか無駄に脱獄なんかしなければ、初めの犯罪だけで早く出所してそれなりの職人になれたろうに色々勿体ないやつだなぁ

134 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)03:53:45 ID:nEa
プライドが高くて
攻撃を受けたら十倍返しの人生って
生きにくいだろうなあ

135 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)07:31:20 ID:8qp
まとめが上手くて読みやすかったよ
昔話に出てくる妖怪みたいな人だな、基本悪い奴じゃないって点とか
最後の近所の少女との交流とか、彼にとってささやかではあるがやっと訪れた平穏な時だったんだろうな

136 :名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)09:57:39 ID:0rD
まとめ乙!
読みやすくて面白かった
性格がもうちょっとゆるく流せるタイプだったら
何かの職人にでもなってそっちでの名声を得たかもなあ

137 :名無しさん@おーぷん :2015/05/04(月)02:14:58 ID:zi0
>>130-132
小説より生成りすぎて笑いがこみ上げてくる
どんだけ身体能力が高いんだと思いウィキってみたら
 
> 地中深く突き立てられた煙突の支柱を素手で引き抜き、40歳を過ぎてなお、
> 米俵を両手に持って手を水平にすることができるなど、その怪力ぶりは群を抜いていた。
> 身体の関節を簡単に外すことができる特殊体質を持っていたとされ、頭が入るスペースさえあれば、
> 全身の関節を脱臼させて、容易に抜け出したという。
 
「米俵60kgを片手ずつ持って水平」これオリンピック選手並みかそれ以上かも
育ちと時代と性格さえ違っていたら…惜しいというよりもう別人か

138 :名無しさん@おーぷん :2015/05/04(月)03:18:56 ID:A2S
そうそうwwwだんだん笑えてくるのな
自分は復讐を宣言された判事と検事が表札を外した部分が好き
脱獄されることが前提になってるwww
でもシャバでは別に目立ったことをしていないことを考えると
完全に脱獄に特化した能力の持ち主だったんだな

139 :名無しさん@おーぷん :2015/05/04(月)03:45:19 ID:hyz
>>130-132
まとめ乙です!とても読みやすい、素敵!見習わなきゃですね
殺人を何度も犯してるとはいえ全てが短絡的な動機だし
俺個人の印象だけど白鳥は極悪人なんかじゃなく、むしろ敵か味方かの判断しかできなかった可哀想な人に思えた
きっと>>136の言う通り、もう少しスルースキルがあれば道を踏み間違えずに真面目なマッスルだったんだろうなぁ
もし凶器を用いてなかったとしたら、殺人ではなく並外れた身体能力ゆえの殺意無き傷害致死なんじゃないかとすら
あとバキにいそうだと思ったwww

140 :名無しさん@おーぷん :2015/05/04(月)04:10:54 ID:c4D
その身体能力を活かしてせめてシティーハンターみたいな犯罪を起こしたとしても、誰かの為に動いてたら良かったろうに
なんか宝の持ち腐れ過ぎて気の毒w今の時代ならその技術を活かして、完全な刑務所とか防犯対策万全のマンション開発出来たんじゃね?

141 :名無しさん@おーぷん :2015/05/04(月)22:02:57 ID:sh7
白鳥愛されてんなwwwww
自分も、その前の永山事件について感想を書き込もうとしたが
白鳥脱獄記録読んだら全部ぶっ飛んだwwwwww
確かにレジェンドだけある
こいつならストーンオーシャンの刑務所からも脱獄できるな
それに亡くなった2人には申し訳ないが何か憎めないというか、どこか物悲しいものを感じる
確かに主のゆーとおり人間関係が敵味方しかない奴っているよな

143 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)00:52:26 ID:awE
札幌両親殺害事件も気色悪いぞ
気色いい殺人事件なんてないけどさ

144 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)05:23:04 ID:MqY
お嬢様育ちの美人女子大生がクズみたいな男に引っかかった挙句に
その男にプレイで完全に洗脳されたんだか何だかで
仲を引き裂こうとした両親を殺害する(+金目の物を盗む)手助けをしたというアレか
男の方は普通にクズなだけだけど
まっとうな家庭環境で何不自由なく育った女子大生が
わりと積極的に両親殺害に関与しているのが怖い

145 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)19:30:46 ID:GDc
>>144
はははははwwww
その女子大生と私は、同大学、同学年、同学部同学科のクラス違いでした。
知り合いじゃなかったけど。

146 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)23:21:24 ID:MqY
マジでか

147 :名無しさん@おーぷん :2015/05/07(木)00:49:09 ID:0n8
本当に美人だった?
マスコミは(だけじゃないかも)若けりゃ何でも「美人」と言うからな

148 :名無しさん@おーぷん :2015/05/07(木)17:11:05 ID:rGK
>>147
ごめん、顔知らない。
ただ、その男と付き合いだして夏休み明けたら別人のように派手になってたらしい。
確か冬に事件があって、「そういえばあの子夏休み明けから化粧バリバリだったよねー」とか噂になってた。
当時あの学校はジーンズ+Tシャツ+すっぴんが制服みたいな所だったからちょっと目立ってたらしい。
悪い男に目をつけられるくらいだから美人だったんじゃないのかな(適当)。
夏休み明けてからしばらくしたら学校に来なくなってた(伝聞)。
たしか、同じ頃に大学裏手の林の中で在学生の首つり自殺もあったのよ。
それをチャプレンがカンジキでウォーキング中に発見、不謹慎ながらカンジキを想像してフイタ記憶が。
んで、その大学というのが、現在植村隆が非常勤講師を務める北星学園大学ね。
植村隆であれだけ騒がれた北星なのに、20数年前の彼女の事件を思い出す人がいなくて卒業生としてはラッキーと思ってたけど。
なんかもうどうでもいいや。

150 :名無しさん@おーぷん :2015/05/07(木)19:07:42 ID:hOL
一応知らない人のために載せときますね
札幌両親強盗殺人事件
1991年。当時24歳の会社社長の男と19歳の学生が同棲を始めるが、男の会社の経営不振から生活費に困窮するようになり女のホステス収入に頼るようになる。
同年、女の両親に同棲先を突き止められた際に、強盗目的に加えて邪魔な存在を消すため女の両親の殺害を共謀、両親を刺殺した。
保険金を解約したり両親宅の物を売るなどして約680万円を得て、遺体を車ごと燃やし湿地帯の地中に遺棄、自殺に見せかける為に偽の遺書を作るなどしたが、2か月後に遺体が発見され同日に二人は逮捕された。
裁判では男は「女が主犯だ」と主張し、一方女は「男が主犯だ」と主張。双方に無期懲役判決が下り、1999年にこれが確定した。
付き合ってわずか半年で両親を殺害、逮捕後は一転して罪のなすりあい
女にとっては愛情ゆえの犯行かと思ったら、こうも脆いとは醜すぎるな
>>148
貴重な情報ありがとう
何て声かけていいか分からんけど、当時色々大変だっただろうな
すまないが、事件以上にあの植村に講師やらせ続ける大学には疑問を感じてしまったよ

158 :名無しさん@おーぷん :2015/05/10(日)20:44:22 ID:KDb
テレクラ殺人事件の気持ち悪いところを書く。
最初の被害者Aはラブホテルでメッタ刺しされたんだけど、事件発覚直後は、近くでタクシーに暗い感じの女を乗せたっていう情報があったりして、すぐに犯人は捕まると思われてた。
でも、被害者Aはテレクラマニアで、当時は携帯電話はまだ普及してなかったから手帳に細かくテレクラで知り合った女の子の情報を書き留めていて、その数が尋常ではなかった。
今から思えば全員とエッチしたとは限らないんだけど百を超える人数のテレクラで話をした女子の情報があったという事実が報道されて、Aの遺族=妻と子供が気の毒でならなかった。
159 :158 :2015/05/10(日)21:01:18 ID:KDb
犯人が捕まったのは、被害者Bが行方不明→最後に会ったやつが犯人→犯人死んでるってよ?→死んでたのBさんじゃね?
って流れで、じゃー犯人どこよ?で手配されて捕まったわけなんだけど。
Bさんは犯人の家で、睡眠薬飲まされてガス自殺(偽装)で亡くなっていて、犯人の母親は、娘の家で自殺してたんだから娘でしょ的に確認、葬式で、Bさんの指輪をしてたのをBさん母に見とがめられて『娘(犯人)の形見』と言ってた。
「娘の顔を見間違えるでしょうか?」っていうBさん母の訴えも悲痛だった。
160 :158 :2015/05/10(日)21:11:29 ID:KDb
裁判で明らかになったのは、犯人が確かバツ2で、犯行時は医大生と付き合ってたけど、ほぼ破局状態。直前に中絶してて、その関係で腰を傷めてセクロスうまくできなかったらしい。
んで、医大生に冷たくされて、死ぬつもりで刃物持ち歩いて、なんとなくテレクラにかけて、優しい?声をかけてくれたAとホテルへ。
で、セクロス後に「全然良くない」って言われたので激昂。殺害に及んだと。
なので、この事件の話題には『一番悪いのは医大生』と言い出すやつが現れる。
161 :158 :2015/05/10(日)21:24:03 ID:KDb
Bさん殺害に至っては、教会の知り合いで、悩み事を聞きに家まで来たBさんに「大変なことをしてしまった」と言ったらBさんが『例え人を殺したとしても、神様に告白して悔い改めれば赦されるの』と答えたから、やだーバレてる?で殺してしまった。
すぐに自分ではないとばれるかと思ったら、ばれなかったラッキーで、市内を転々としてたが、結局バレたのを知って自首→お縄。
ある意味、Bさんの件がなかったら迷宮入りしていたかもしれない。
でも、身勝手な殺人二件で無期懲役なんだな。
吉田涼子。闇は濃い。

163 :名無しさん@おーぷん :2015/05/12(火)08:14:09 ID:kLn
>>160
>この事件の話題には『一番悪いのは医大生』と言い出すやつが現れる
ああ、いるなあそういう斜に構えた奴
確かに人間としてどうかと思う部分もあるし「責任の一端はある」ぐらいならまだしも
どう考えても一番悪いのは、やっちゃった奴なのに

172 :名無しさん@おーぷん :2015/05/13(水)21:57:17 ID:2Sv
トリカブト保険金殺人事件
最初の検視した医師がいなければ、きった完全犯罪だった事件
1986年。犯人の妻が急死し、死因は急性心筋梗塞と診断されるも医師の機転により血液サンプルを保管、5年後に発覚するこの毒殺事件の決定的な証拠となる。
妻にかけていた保険金は1億8,500万円だったが、保険会社が病歴の告知義務違反などを理由に支払いを保留したため犯人は支払いを求め裁判を起こした。
地裁では犯人が勝訴し保険会社が控訴した。しかし高裁において妻を検視した医師が「死因が毒物であるある可能性が高い」と当初からの疑念を証言した。
これは当時未発覚であるはずの核心を突いた証言であった為、犯人は訴訟を取り下げている。
1991年。犯人は横領の別件で逮捕し、5年前の妻の急死が殺人であった可能性が浮上したため犯人を再逮捕した。
この逮捕には、当初は5年も前の事件に物的証拠が無いと危惧されたところ、医師が保存してあった急死した妻の血液サンプルからトリカブト毒が検出されたという背景があった。
さらに犯人が大量のフグを購入したいた事実が発覚し、改めて血液サンプルを検査したところフグ毒も検出された。
公判ではアリバイが争点になった。
トリカブト毒は即効性があるにも関わらず、妻は犯人と別れてから1時間40分後に苦しみだしているからだ。
これに対し検察はカプセルを用いることで遅行性を持たせると反論したが、実験の結果5~10分しか遅らせられないことが判明した。
しかし、5年前の妻の検視の際に血液サンプルを保持しておいた医師は
「トリカブト毒はNa+チャネルを活性化させ、一方でフグ毒はNa+チャネルを阻害するという互いに拮抗する作用をもつ。
 これらを同時に服用した場合、トリカブト毒よりもフグ毒の方が半減期が短い為、時間の経過によって拮抗作用が崩れ最終的にトリカブト毒で死に至る」と証言。
この証言により、犯人のアリバイは完全に崩れた。
1994年に無期懲役判決。控訴・上告するがともに棄却され、2000年にこれが確定。
2012年、犯人は獄中で病没。享年73歳。

173 :名無しさん@おーぷん :2015/05/13(水)22:38:44 ID:KNT
犯人も相当アレだが血液サンプルを残した医者がすげえな

174 :名無しさん@おーぷん :2015/05/13(水)22:42:41 ID:2Sv
トリカブトちょろっと追記
犯人は1986年に死亡した妻の以前に2人の妻を亡くしているが、恐らくこの点は殺人事件として立件されていない。
1人目、1965年結婚。看護師。1981年に38歳の若さで心筋梗塞で死亡。
2人目、1人目が死別する前の1971年から愛人関係。経理課女性上司。1,000万円の保険金をかけて結婚。1985年に急性心不全で死亡。
3人目、2人目の死亡から4ヵ月後に結婚。ホステス。1986年死亡(上述)。
デスノートかってくらいの急死連発。1,2人目も被害者なのかもね。
機転きかせて5年も物証保管してみたり、裁判で二度も核心突いた医者グッジョブすぐる

176 :名無しさん@おーぷん :2015/05/14(木)04:29:37 ID:uJt
ただ、かなり朧な記憶で恐縮だが
トリカブトの犯人は自身に疑いがかけられた際、取材陣を前にして胸を張り
「私にはアリバイがある! 妻が苦しみだしたのは私と別れてから1時間40分後!
 トリカブトの毒は即効性があるので私が犯人ではあり得ない!
 仮にカプセルを使ったとしても5〜10分しか遅れることはないのだ!」
と(その辺のことが公判で明らかになる前に)主張するもんだから
何か、列車もののアリバイミステリで
「ふふふ、その犯行は私には不可能ですね。
 何故なら時刻表を見てもらえば分かると思いますが
 この列車がこうで、この列車が何時何分発だから
 どうやっても私がその犯行時刻に現場に行くことは不可能だからです。
 わはははははは」とか言う犯人と同じように
「お前、実は疑われたいのか? 突っ込み待ちか?」
みたいに言われていた記憶があるwww

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