百物語2014
Part14
248 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:34:17.22 ID:bIEXoD6G0
【第七十七話】 タメ人参◆i.m1cVbrghng 様
『真夜中のタクシー』
(1/3)
六年ほど前の話です
季節は1月で冬真っ只中の本当に底冷えする寒い時期でした
その日は仕事終わりに友人と居酒屋で飲んでまして、飲みが終わったのは2時頃でした
友人とは帰る方向が真逆という事で友人とは別々のタクシーに乗って帰る事にしました
居酒屋からタクシーを呼んで一台先に着たので友人を先に
僕は次のタクシーを待っていました
タクシーが着いたという事で僕は足早に表に出ました
もう寒い寒い
急いでタクシーに乗り込みました
ハァーと一息ついて…
ですが、ドライバーさん中々ドアを閉めない
タクシーの中には寒い風
いい加減イライラしたので僕が言おうとした時、ドアは、ようやく閉まりました
ドライバー「どちらまでいきましょう?」
僕「○○の○○付近までお願いします」
ドライバー「かしこまりました」
居酒屋から自宅付近までは約20分ほど
僕は仕事の疲れと酒の酔いでボーとしてました
249 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:35:29.50 ID:bIEXoD6G0
(2/3)
少し車を走らせた所で
ドライバー「お疲れですね
ご苦労様です」
僕「最近残業とか休みもなくて疲れがたまってますね…
寝ちゃいそうです(笑)」
と、遠回しに話しかけないでと言ったつもりだったんですが
もうドライバーさん
喋る喋る(笑)
関西っていう事もあるのかな
1人で喋ってる
僕は頷くだけ(笑)
でもね突然ドライバー黙りだしたんです
ようやく静かになったかと安堵した俺
でも急に黙るから気になるじゃないですか
後ろからドライバーさんの顔覗きこんだんです
そしたらドライバーさん
汗だくになってて目がウルウルしてる
何事かと
僕「どうしたんです
具合悪いんです?」
ドライバー「い…いえ大丈夫です…」
250 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:36:39.43 ID:bIEXoD6G0
(3/3)
気になりますよね
やはり俺も関西人
つっこみます
僕「何かあったんですか?
どうしたんです?
具合悪いならここで降ろして貰って構わないですよ」
ドライバー「大丈夫…なんですがいやあの〜」
しどろもどろのドライバーさん
ドライバー「実はお客さんのお連れ様の方が…突然…いなくなられまして…」
これ聞いた瞬間ドライバーさんに無理言って逃げるように降りましたよ
何なの本当
一気に酔いがさめましたよ
【了】
252 :仮の人 ◆sFvsmjhswAfh :2014/08/24(日) 02:38:22.45 ID:ixm8gm6D0
【第七十八話】
『異物』
みなさん、餅つきってやったことあります?
お正月にやるあれですよ。
幼稚園のイベントでその餅つきをすることになったんですね。
と言っても、子供が突くのは危ないと言うことで父兄が交代で突くことになってるんですけど。
それで、私も参加することになりまして。
突く方じゃなくてお餅をひっくり返す方になりました。
ぺったん、よいしょ、ぺったん、よいしょ。
杵が持ち上げられたタイミングでお餅をこねります。
ぺったん、よいしょ、ぺったん、よいしょ。……ぐに。
突然手に異物感。
うん?ゴミでも入ったのかな。
突くのを止めてもらい、手探りでその異物を探します。
「あったあった」
探し当て、掴み上げた異物は…………目玉。
ピンポン玉大で、大きさからいって恐らく人の目玉のようでした。
「うげえっ!」
思わずお餅の上に投げつけてしまいます。
すると、どうでしょう。
その目玉はぎょろりと私を一睨みした後、ぷるん、と、身震いするかのようにお餅の中に潜り込んでしまいました。
その後、いくら探してもその目玉は見つからなかったのです。
あれは、なんだったのでしょうか。
【了】
254 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:42:51.90 ID:bIEXoD6G0
【第七十九話】 木造 ◆R8AXMlbca. 様
『アパート』
(1/4)
それは今から数十年前のこと。
自分(M)は大学生で親元を離れて独り暮らしをするために、古ぼけたアパートに引越しをすることになりました。
バイパス道路沿いにある築20年の2階建ての木造アパートでしたが賃貸募集の部屋は2階にあり、
車の音は少々聞こえるものの当時は貧乏学生だったので家賃が安かったことが何よりも魅力だったのです。
ただ一つ、その部屋には問題がありました。
前の居住者が家賃を滞納したまま、夜逃げ同然で姿をくらましてしまったらしく、連絡が全く取れないそう・・・
部屋の中には荷物が置きっぱなしで、その荷物を処分しなければならないとのことでした。
ただ大家さんの話によると、自分が賃貸契約を結んでくれるのなら、警察に相談して荷物は撤去すると話してくれました。
その旨もキチンと契約書に一筆添えるということで、自分は納得したのです。
数日後、不動産屋さんと大家さんを挟んで契約を済ませると、大家さんはこう言いました。
「一週間後が引越しの期日ですので、それまでに部屋の荷物は片付けておきますから」
自分は返事をして、その日から引越しの準備に取り掛かり、一週間が慌しく過ぎていきました。
引越しの当日、大家さんから連絡が入りました。
「大変申し訳ないのですが昨晩、行方不明だった前の借主が連絡をしてきたんですよ。
それで部屋の荷物を早急に撤去してくれとお願いしたら、一週間待ってくれと言ってきかないんです」
大家さんの話によると、前の借主は女性らしいのだが、結構な衣装持ちで荷物もかなり多いとのこと。
全てを処分することは可能だったが、できることなら自己処理をして欲しかったのだろう・・・
ついつい女性の言い分を聞いてしまったというのだ。
「これでは契約違反じゃないか?」
自分はそう言い掛けたが、大家さんはこう付け足してくれました。
255 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:44:32.59 ID:bIEXoD6G0
(2/4)
「もちろん、Mさんも今日が引越し日ですので、このままじゃ困ると思います。
ですので、契約をされた下の部屋が空いていますので、良かったらそちらで一週間ほど待ってくれませんか」
自分が契約した部屋は2階の部屋、その真下の1階は同じ間取りではあったが
アパートの前に幹線道路があったため、窓を開けると2階よりも車の走る音が少々うるさいのだ。
しかし大家さんはこう続ける・・・
「代わりといっちゃ申し訳ないのですが、今月のお家賃は半額にしますから・・・」
貧乏学生にとって、この「半額」という言葉は殺し文句だった。
僕は大家さんの提案を呑み、一時的に契約した部屋の真下に自分の引越しの荷物を運んだのです。
4、5日過ぎた深夜、部屋の上から聞こえる物音で目が覚めました。
ベッドに横たわったまま天井を見つめると
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」と音が響いてきます。
時計は深夜の3時過ぎ・・・
「こんな時間になんて迷惑な・・・」
自分はそう思った瞬間、ふと大家さんの言葉を思い出しました。
「2階の人は大荷物で・・・」
そうか、きっと昼間に出入りしづらいのかもしれない・・・
だからこんな夜中に夜逃げのような引越しをしているのかも?
そう考えてる間にも例の音は聞こえてきます。
256 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:46:11.25 ID:bIEXoD6G0
(3/4)
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
昼間のバイトで疲れていた自分は、上から聞こえる物音に少々イライラしながらも
契約した2階の部屋が無事に空く事を期待して、そのまま眠りについたのでした。
ところが、その翌日の晩のこと。
再び深夜の3時頃に2階から物音が聞こえてくるのです。
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
昨晩と同じような何かを引きずるような音でした。
さすがに2日連続となるとイライラも募ります。
自分は天井に向かって、軽く長い棒のようなモノで「ドンドン」と突いたのです。
それは「深夜なのだから、静かにしてくれ」と軽く注意を促す程度のものでした。
するとそれまで響いていた2階からの音がピタッと止まったのです。
それっきり音は聞こえなくなりました。
自分はホッとして、そのままベッドで再び眠りについたのです。
翌日、そろそろ約束の一週間が近づいてきた日のことです。
昼間、外が異常に騒がしいのでふと玄関の扉を開くと、そこには警察官が数名が大家さんと話をしていました。
周囲にはロープが張ってあり、パトカーも止まっています。
「何事か?」と思い、同じアパートの住民に訪ねてみると、こんな話を聞かされたのです。
自分が契約していた上の階の部屋の女性が自殺をしていたというのです。
話を聞いて、自分は飛び上がるほど驚きました。
だって昨晩、荷物を整理していたはずなのに・・・
まさか、自分が天井を「静かにしてくれ」と突いたから??
そんなことを考えていたのですが、真相はもっと驚くべき内容だったのです。
257 :50@投稿代理 ◆YJf7AjT32aOX :2014/08/24(日) 02:48:58.77 ID:jSil/F2Bi
(4/4)
数時間後、大家さんから聞いた話はこういったものでした。
上の女性は首吊り自殺をしていたということ。
そして遺体から推測された死亡推定日時は約5日ほど前・・・
大家さんが「2階の借主と連絡がついた」と話した翌日、
つまり、それは自分が引っ越したその日の夜のことだったのです。
それじゃあ自分は5日間、女性がぶら下がっている真下で生活していたということに・・・
でもでも、そうなると、あの音はいったい何の音だったのでしょう?
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
本当に女性が亡くなった期日が5日前だとしたら、あれは女性の霊が何かを探す物音?
それとも誰かが自殺に見せかけて、女性を上の部屋で紐で吊っていた物音?
いずれにせよ、気味の悪い話です。
大家さんは自分にこう言いました。
「こんなことがあった後で大変申し上げにくいのですが・・・
一応、2階の部屋はキチンと掃除をして綺麗にしておきますので
Mさんさえ良かったら、上の部屋、、、いかがでしょうか?」
自分が暫し無言でいると、大家さんはこう付け加えてきました。
「2階の方が静かですよ・・・」
その部屋は丁重に断りました。
もちろん数日後、自分はそのアパートから、逃げるように引越しをしたのでした。
【了】
259 :50@投稿代理 ◆YJf7AjT32aOX :2014/08/24(日) 02:50:14.17 ID:jSil/F2Bi
【第80話】 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM様
『真っ暗な部屋』
友人の話。
ある夜、独り暮らしをしているマンションへ帰宅した時のこと。
鍵を開けてリビングに入ったところ、何故か違和感を覚えた。
部屋が真っ暗なのだ。
いつもは向かいの建物の明りが、カーテンの隙間から覗いているのに。
「そんなにピッチリと閉めたかなぁ」と訝しみつつ、窓に近よる。
するといきなり目の前に、白い光の筋が現れた。
普段の帰宅時に目にしている、カーテンの隙間から洩れてくる明りだ。
「あれっ?」
驚いて足を止めたすぐ横を、何か生暖かいモノが通り抜けていった。
硬直している彼の背後で、ドアがガチャリと開く音がして、そして閉まった。
我に返るや否やドアに走り寄り、廊下を確認してみた。
明るく長い廊下のどこにも、動くものの姿は見えなかったという。
「それって、誰かが暗い部屋の中で、カーテンの前に立っていたってこと?」
そう私が聞くと、彼は顔を顰めた。
「いや、もしもそうだとしたら、人型がうっすらと、カーテン越しの明りで
見えていた筈なんだよね。
遮光カーテンとはいえ、まったく光を通さない訳はないんで。
それ以上は何も起こってないけど、気持ち悪いよなぁ」
現在彼は、毎日のようにベランダと玄関に盛り塩をしているそうだ。
【了】
261 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:54:33.91 ID:JoeU4egI0
(1/4)
パチンコ屋で知り合ったオッサンに、万発超えをしたから美味いものでもご馳走してやると誘われて何人かで一緒に寿司を食いに出かけた。
リストラの憂き目に遭ってギャンブルに溺れ、退職金を使い果たして女房と子供に見捨てられたと云うオッサンは、
数ヶ月程前から随分と羽振りがよくなっていて、その頃は随分頻繁に酒や食事をご馳走になった。
その日も俺や他にも常連を二、三人連れて寿司を食い、何件か飲み屋をはしごしていたものの、
一人減り二人減り、とうとう俺だけが残されて、ぐでんぐでんのオッサンを家まで送っていく事になった。
家には帰りたくない。まだ飲もうと唸るオッサンを説得し、住まいを聞き出しタクシーで向かう道中でオッサンが急に胸を押さえて丸くなったままヒクヒク痙攣し始めた。
心臓発作か何かだったか覚えていないが、持病があるというオッサンの言葉に驚き、一旦は運転手と最寄の病院へと進行方向を変えようかなどと話していたが、
家はもうすぐそこだというし、頓服のようなものがあるので取ってきてくれと頼まれて、俺はオッサンをタクシーに残し鍵を借り、薬と保険証とを取ってくる為に家へ入った。
262 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:56:10.22 ID:JoeU4egI0
(2/4)
オッサンの家は小さな平屋で、生活スペースも6畳程の茶の間に凝縮されているようだった。
敷きっ放しの布団にコタツ、壁際に小さな茶箪笥がひとつあり、指示された引き出しを開けた瞬間に俺は誰かと目が合った。
まったく馬鹿な話だが茶箪笥の30センチ四方も無いだろう小さな引き出しの中に、みっちりと言った感じに折りたたまれた子供が此方を向いているように見えたのだ。
思わず声を上げ視線が逸れて、もう一度そこを覗いた時には言われた通り、保険証やら診察券が輪ゴムで一括りになって収まっている。
酔っていたのだし、見間違いなのは確実だ。
自分にそう言い聞かせて俺は保険証と薬を手にしてその家を出た。
オッサンを病院に送り届けて、そのまま家に帰った俺は妙な違和感に苛まれながら眠りに付いた。
一人の筈の家の中に誰か居るような気配がしていて、そいつはじっと自分を見ているように思える。
案の定その日は悪い夢を見て目が覚めた。
どことも知らない薄暗がりを、大勢の恐ろしい何かに追われて必死に逃げる。
追いかけてくる何かの正体はまるで分からず、夢の中の自分は何度その夢を見ても夢の中ではそれが夢だと気付かないまま汗だくになって逃げ回り、酷い頭痛と胃袋が裏返るような吐き気と共に目が覚める。
そんな事が繰り返し起きるようになり、俺は段々オッサンのように家に帰るのが嫌になってきた。
仕事が終わるとパチンコや雀荘に行き、勝った金でキャバクラや風俗に通い詰めていた。
幸い外では恐ろしい夢を見る事もなく、資金が尽きる事もなかった。
パチンコに行けば連荘が止まらず、さほど強くも無い麻雀でさえ勝ちが続いた。
ただ、誰かに見張られているような妙な気配はいつまでたっても収まらなかった。
264 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:58:07.94 ID:JoeU4egI0
(3/4)
ある日、着替えの為に家に戻って風呂に入っている時だった。
やっぱり誰かの視線を感じ、風呂桶の中に目を遣ると湯沸かし器と繋がっている穴の中に目玉が見えた。
その瞬間に、ガツンと頭を殴られたような痛みがあって、もう一度そこを覗くと目玉は消えてなくなっていた。
目玉はいつも俺を見ている。
全体が見える事は殆ど無かった。
カーテンの隙間。ほんの少しだけ開いた襖の向こう。換気口。
ありとあらゆる暗がりや、隙間の向こうから俺を見ている。
そして目が合うたびに、ドスンと何か重いもので殴られたような痛みに襲われる。
それは腹だったり、顔面だったり、その都度息が止まって蹲る程に酷い痛みでとても我慢できるようなものではなかった。
誰かに相談しようかと思ったが、やめた。
その時にはもう、何となく自分がパチンコや麻雀で勝ち続けている幸運と、この目玉の主との関係に気付き初めていたからだ。
一度だけ、目玉の主の全身が見えたことがある。
台所のシンク下、普段開ける事なんか滅多に無かった観音開きの物入れを開けた時だった。
そこには不自然に身体を折って、首を真横に傾けながら此方を見ている全裸の子供が収まっていた。
ひどく痩せこけて、肌の色は灰色がかり、頭と目玉だけが妙に大きく見える程に骨ばった性別さえも分からない子供のカサついてひび割れた唇が裂けるように開き、節がやけに目立つ指が顔を覆って耳を劈くような悲鳴を上げながら俺を睨んだ。
鳥のような猫のような、人間とは思えない耳障りな悲鳴と共に俺はこれまで味わった事も無いような痛みを感じて気を失った。
265 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 03:00:04.21 ID:JoeU4egI0
(4/4)
その時俺は、ようやくあの子がオッサンの家の茶箪笥の中に居たものなのだと気が付いた。
探し出したオッサンはひどく痩せこけ、数ヶ月の間に何年も歳を取ったように老け込んでいて、素人目にも容態が良く無い事が分かった。
それなのに気味が悪い程ギラギラした目でパチンコを続け、台から視線を離そうとしない。
闇金から金を借り、あの幸運の日々が忘れられずにパチンコを打ち続けている。
俺もああなってしまうんじゃないか。
初めて現実の恐怖を感じた俺は、あの子供から逃げる事にした。
方法ならもう分かっている。
誰かが俺の家であの子供を見つけてくれさえすればいい。
例え今までの事が全て幻覚だったとしても、その時はそうする事が一番のように思われた。
俺は友人を家に招いて、探し物を頼む事にした。
案の定友人は探し物と同時に子供を見付け、子供は友人と共に出て行った。
俺はパチンコで勝つ事も麻雀で勝つ事も滅多に無くなってしまったけれど、平穏な暮らしを手に入れた。
今でもたまに、隙間から誰かに覗かれているようで落ち着かない事がある。
それに他人の家に上がるのはなるべく控える事にしている。
特に探し物を頼まれた時は決してどこかをあけたりはしない。
【了】
【第七十七話】 タメ人参◆i.m1cVbrghng 様
『真夜中のタクシー』
(1/3)
六年ほど前の話です
季節は1月で冬真っ只中の本当に底冷えする寒い時期でした
その日は仕事終わりに友人と居酒屋で飲んでまして、飲みが終わったのは2時頃でした
友人とは帰る方向が真逆という事で友人とは別々のタクシーに乗って帰る事にしました
居酒屋からタクシーを呼んで一台先に着たので友人を先に
僕は次のタクシーを待っていました
タクシーが着いたという事で僕は足早に表に出ました
もう寒い寒い
急いでタクシーに乗り込みました
ハァーと一息ついて…
ですが、ドライバーさん中々ドアを閉めない
タクシーの中には寒い風
いい加減イライラしたので僕が言おうとした時、ドアは、ようやく閉まりました
ドライバー「どちらまでいきましょう?」
僕「○○の○○付近までお願いします」
ドライバー「かしこまりました」
居酒屋から自宅付近までは約20分ほど
僕は仕事の疲れと酒の酔いでボーとしてました
249 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:35:29.50 ID:bIEXoD6G0
(2/3)
少し車を走らせた所で
ドライバー「お疲れですね
ご苦労様です」
僕「最近残業とか休みもなくて疲れがたまってますね…
寝ちゃいそうです(笑)」
と、遠回しに話しかけないでと言ったつもりだったんですが
もうドライバーさん
喋る喋る(笑)
関西っていう事もあるのかな
1人で喋ってる
僕は頷くだけ(笑)
でもね突然ドライバー黙りだしたんです
ようやく静かになったかと安堵した俺
でも急に黙るから気になるじゃないですか
後ろからドライバーさんの顔覗きこんだんです
そしたらドライバーさん
汗だくになってて目がウルウルしてる
何事かと
僕「どうしたんです
具合悪いんです?」
ドライバー「い…いえ大丈夫です…」
250 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:36:39.43 ID:bIEXoD6G0
(3/3)
気になりますよね
やはり俺も関西人
つっこみます
僕「何かあったんですか?
どうしたんです?
具合悪いならここで降ろして貰って構わないですよ」
ドライバー「大丈夫…なんですがいやあの〜」
しどろもどろのドライバーさん
ドライバー「実はお客さんのお連れ様の方が…突然…いなくなられまして…」
これ聞いた瞬間ドライバーさんに無理言って逃げるように降りましたよ
何なの本当
一気に酔いがさめましたよ
【了】
252 :仮の人 ◆sFvsmjhswAfh :2014/08/24(日) 02:38:22.45 ID:ixm8gm6D0
【第七十八話】
『異物』
みなさん、餅つきってやったことあります?
お正月にやるあれですよ。
幼稚園のイベントでその餅つきをすることになったんですね。
と言っても、子供が突くのは危ないと言うことで父兄が交代で突くことになってるんですけど。
それで、私も参加することになりまして。
突く方じゃなくてお餅をひっくり返す方になりました。
ぺったん、よいしょ、ぺったん、よいしょ。
杵が持ち上げられたタイミングでお餅をこねります。
ぺったん、よいしょ、ぺったん、よいしょ。……ぐに。
突然手に異物感。
うん?ゴミでも入ったのかな。
突くのを止めてもらい、手探りでその異物を探します。
「あったあった」
探し当て、掴み上げた異物は…………目玉。
ピンポン玉大で、大きさからいって恐らく人の目玉のようでした。
「うげえっ!」
思わずお餅の上に投げつけてしまいます。
すると、どうでしょう。
その目玉はぎょろりと私を一睨みした後、ぷるん、と、身震いするかのようにお餅の中に潜り込んでしまいました。
その後、いくら探してもその目玉は見つからなかったのです。
あれは、なんだったのでしょうか。
【了】
254 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:42:51.90 ID:bIEXoD6G0
【第七十九話】 木造 ◆R8AXMlbca. 様
『アパート』
(1/4)
それは今から数十年前のこと。
自分(M)は大学生で親元を離れて独り暮らしをするために、古ぼけたアパートに引越しをすることになりました。
バイパス道路沿いにある築20年の2階建ての木造アパートでしたが賃貸募集の部屋は2階にあり、
車の音は少々聞こえるものの当時は貧乏学生だったので家賃が安かったことが何よりも魅力だったのです。
ただ一つ、その部屋には問題がありました。
前の居住者が家賃を滞納したまま、夜逃げ同然で姿をくらましてしまったらしく、連絡が全く取れないそう・・・
部屋の中には荷物が置きっぱなしで、その荷物を処分しなければならないとのことでした。
ただ大家さんの話によると、自分が賃貸契約を結んでくれるのなら、警察に相談して荷物は撤去すると話してくれました。
その旨もキチンと契約書に一筆添えるということで、自分は納得したのです。
数日後、不動産屋さんと大家さんを挟んで契約を済ませると、大家さんはこう言いました。
「一週間後が引越しの期日ですので、それまでに部屋の荷物は片付けておきますから」
自分は返事をして、その日から引越しの準備に取り掛かり、一週間が慌しく過ぎていきました。
引越しの当日、大家さんから連絡が入りました。
「大変申し訳ないのですが昨晩、行方不明だった前の借主が連絡をしてきたんですよ。
それで部屋の荷物を早急に撤去してくれとお願いしたら、一週間待ってくれと言ってきかないんです」
大家さんの話によると、前の借主は女性らしいのだが、結構な衣装持ちで荷物もかなり多いとのこと。
全てを処分することは可能だったが、できることなら自己処理をして欲しかったのだろう・・・
ついつい女性の言い分を聞いてしまったというのだ。
「これでは契約違反じゃないか?」
自分はそう言い掛けたが、大家さんはこう付け足してくれました。
(2/4)
「もちろん、Mさんも今日が引越し日ですので、このままじゃ困ると思います。
ですので、契約をされた下の部屋が空いていますので、良かったらそちらで一週間ほど待ってくれませんか」
自分が契約した部屋は2階の部屋、その真下の1階は同じ間取りではあったが
アパートの前に幹線道路があったため、窓を開けると2階よりも車の走る音が少々うるさいのだ。
しかし大家さんはこう続ける・・・
「代わりといっちゃ申し訳ないのですが、今月のお家賃は半額にしますから・・・」
貧乏学生にとって、この「半額」という言葉は殺し文句だった。
僕は大家さんの提案を呑み、一時的に契約した部屋の真下に自分の引越しの荷物を運んだのです。
4、5日過ぎた深夜、部屋の上から聞こえる物音で目が覚めました。
ベッドに横たわったまま天井を見つめると
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」と音が響いてきます。
時計は深夜の3時過ぎ・・・
「こんな時間になんて迷惑な・・・」
自分はそう思った瞬間、ふと大家さんの言葉を思い出しました。
「2階の人は大荷物で・・・」
そうか、きっと昼間に出入りしづらいのかもしれない・・・
だからこんな夜中に夜逃げのような引越しをしているのかも?
そう考えてる間にも例の音は聞こえてきます。
256 :OMT@投稿代理 ◆lkP/qpIb6E :2014/08/24(日) 02:46:11.25 ID:bIEXoD6G0
(3/4)
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
昼間のバイトで疲れていた自分は、上から聞こえる物音に少々イライラしながらも
契約した2階の部屋が無事に空く事を期待して、そのまま眠りについたのでした。
ところが、その翌日の晩のこと。
再び深夜の3時頃に2階から物音が聞こえてくるのです。
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
昨晩と同じような何かを引きずるような音でした。
さすがに2日連続となるとイライラも募ります。
自分は天井に向かって、軽く長い棒のようなモノで「ドンドン」と突いたのです。
それは「深夜なのだから、静かにしてくれ」と軽く注意を促す程度のものでした。
するとそれまで響いていた2階からの音がピタッと止まったのです。
それっきり音は聞こえなくなりました。
自分はホッとして、そのままベッドで再び眠りについたのです。
翌日、そろそろ約束の一週間が近づいてきた日のことです。
昼間、外が異常に騒がしいのでふと玄関の扉を開くと、そこには警察官が数名が大家さんと話をしていました。
周囲にはロープが張ってあり、パトカーも止まっています。
「何事か?」と思い、同じアパートの住民に訪ねてみると、こんな話を聞かされたのです。
自分が契約していた上の階の部屋の女性が自殺をしていたというのです。
話を聞いて、自分は飛び上がるほど驚きました。
だって昨晩、荷物を整理していたはずなのに・・・
まさか、自分が天井を「静かにしてくれ」と突いたから??
そんなことを考えていたのですが、真相はもっと驚くべき内容だったのです。
257 :50@投稿代理 ◆YJf7AjT32aOX :2014/08/24(日) 02:48:58.77 ID:jSil/F2Bi
(4/4)
数時間後、大家さんから聞いた話はこういったものでした。
上の女性は首吊り自殺をしていたということ。
そして遺体から推測された死亡推定日時は約5日ほど前・・・
大家さんが「2階の借主と連絡がついた」と話した翌日、
つまり、それは自分が引っ越したその日の夜のことだったのです。
それじゃあ自分は5日間、女性がぶら下がっている真下で生活していたということに・・・
でもでも、そうなると、あの音はいったい何の音だったのでしょう?
「ゴトゴト・・・ズズズズ・・・」
本当に女性が亡くなった期日が5日前だとしたら、あれは女性の霊が何かを探す物音?
それとも誰かが自殺に見せかけて、女性を上の部屋で紐で吊っていた物音?
いずれにせよ、気味の悪い話です。
大家さんは自分にこう言いました。
「こんなことがあった後で大変申し上げにくいのですが・・・
一応、2階の部屋はキチンと掃除をして綺麗にしておきますので
Mさんさえ良かったら、上の部屋、、、いかがでしょうか?」
自分が暫し無言でいると、大家さんはこう付け加えてきました。
「2階の方が静かですよ・・・」
その部屋は丁重に断りました。
もちろん数日後、自分はそのアパートから、逃げるように引越しをしたのでした。
【了】
259 :50@投稿代理 ◆YJf7AjT32aOX :2014/08/24(日) 02:50:14.17 ID:jSil/F2Bi
【第80話】 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM様
『真っ暗な部屋』
友人の話。
ある夜、独り暮らしをしているマンションへ帰宅した時のこと。
鍵を開けてリビングに入ったところ、何故か違和感を覚えた。
部屋が真っ暗なのだ。
いつもは向かいの建物の明りが、カーテンの隙間から覗いているのに。
「そんなにピッチリと閉めたかなぁ」と訝しみつつ、窓に近よる。
するといきなり目の前に、白い光の筋が現れた。
普段の帰宅時に目にしている、カーテンの隙間から洩れてくる明りだ。
「あれっ?」
驚いて足を止めたすぐ横を、何か生暖かいモノが通り抜けていった。
硬直している彼の背後で、ドアがガチャリと開く音がして、そして閉まった。
我に返るや否やドアに走り寄り、廊下を確認してみた。
明るく長い廊下のどこにも、動くものの姿は見えなかったという。
「それって、誰かが暗い部屋の中で、カーテンの前に立っていたってこと?」
そう私が聞くと、彼は顔を顰めた。
「いや、もしもそうだとしたら、人型がうっすらと、カーテン越しの明りで
見えていた筈なんだよね。
遮光カーテンとはいえ、まったく光を通さない訳はないんで。
それ以上は何も起こってないけど、気持ち悪いよなぁ」
現在彼は、毎日のようにベランダと玄関に盛り塩をしているそうだ。
【了】
261 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:54:33.91 ID:JoeU4egI0
(1/4)
パチンコ屋で知り合ったオッサンに、万発超えをしたから美味いものでもご馳走してやると誘われて何人かで一緒に寿司を食いに出かけた。
リストラの憂き目に遭ってギャンブルに溺れ、退職金を使い果たして女房と子供に見捨てられたと云うオッサンは、
数ヶ月程前から随分と羽振りがよくなっていて、その頃は随分頻繁に酒や食事をご馳走になった。
その日も俺や他にも常連を二、三人連れて寿司を食い、何件か飲み屋をはしごしていたものの、
一人減り二人減り、とうとう俺だけが残されて、ぐでんぐでんのオッサンを家まで送っていく事になった。
家には帰りたくない。まだ飲もうと唸るオッサンを説得し、住まいを聞き出しタクシーで向かう道中でオッサンが急に胸を押さえて丸くなったままヒクヒク痙攣し始めた。
心臓発作か何かだったか覚えていないが、持病があるというオッサンの言葉に驚き、一旦は運転手と最寄の病院へと進行方向を変えようかなどと話していたが、
家はもうすぐそこだというし、頓服のようなものがあるので取ってきてくれと頼まれて、俺はオッサンをタクシーに残し鍵を借り、薬と保険証とを取ってくる為に家へ入った。
262 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:56:10.22 ID:JoeU4egI0
(2/4)
オッサンの家は小さな平屋で、生活スペースも6畳程の茶の間に凝縮されているようだった。
敷きっ放しの布団にコタツ、壁際に小さな茶箪笥がひとつあり、指示された引き出しを開けた瞬間に俺は誰かと目が合った。
まったく馬鹿な話だが茶箪笥の30センチ四方も無いだろう小さな引き出しの中に、みっちりと言った感じに折りたたまれた子供が此方を向いているように見えたのだ。
思わず声を上げ視線が逸れて、もう一度そこを覗いた時には言われた通り、保険証やら診察券が輪ゴムで一括りになって収まっている。
酔っていたのだし、見間違いなのは確実だ。
自分にそう言い聞かせて俺は保険証と薬を手にしてその家を出た。
オッサンを病院に送り届けて、そのまま家に帰った俺は妙な違和感に苛まれながら眠りに付いた。
一人の筈の家の中に誰か居るような気配がしていて、そいつはじっと自分を見ているように思える。
案の定その日は悪い夢を見て目が覚めた。
どことも知らない薄暗がりを、大勢の恐ろしい何かに追われて必死に逃げる。
追いかけてくる何かの正体はまるで分からず、夢の中の自分は何度その夢を見ても夢の中ではそれが夢だと気付かないまま汗だくになって逃げ回り、酷い頭痛と胃袋が裏返るような吐き気と共に目が覚める。
そんな事が繰り返し起きるようになり、俺は段々オッサンのように家に帰るのが嫌になってきた。
仕事が終わるとパチンコや雀荘に行き、勝った金でキャバクラや風俗に通い詰めていた。
幸い外では恐ろしい夢を見る事もなく、資金が尽きる事もなかった。
パチンコに行けば連荘が止まらず、さほど強くも無い麻雀でさえ勝ちが続いた。
ただ、誰かに見張られているような妙な気配はいつまでたっても収まらなかった。
264 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 02:58:07.94 ID:JoeU4egI0
(3/4)
ある日、着替えの為に家に戻って風呂に入っている時だった。
やっぱり誰かの視線を感じ、風呂桶の中に目を遣ると湯沸かし器と繋がっている穴の中に目玉が見えた。
その瞬間に、ガツンと頭を殴られたような痛みがあって、もう一度そこを覗くと目玉は消えてなくなっていた。
目玉はいつも俺を見ている。
全体が見える事は殆ど無かった。
カーテンの隙間。ほんの少しだけ開いた襖の向こう。換気口。
ありとあらゆる暗がりや、隙間の向こうから俺を見ている。
そして目が合うたびに、ドスンと何か重いもので殴られたような痛みに襲われる。
それは腹だったり、顔面だったり、その都度息が止まって蹲る程に酷い痛みでとても我慢できるようなものではなかった。
誰かに相談しようかと思ったが、やめた。
その時にはもう、何となく自分がパチンコや麻雀で勝ち続けている幸運と、この目玉の主との関係に気付き初めていたからだ。
一度だけ、目玉の主の全身が見えたことがある。
台所のシンク下、普段開ける事なんか滅多に無かった観音開きの物入れを開けた時だった。
そこには不自然に身体を折って、首を真横に傾けながら此方を見ている全裸の子供が収まっていた。
ひどく痩せこけて、肌の色は灰色がかり、頭と目玉だけが妙に大きく見える程に骨ばった性別さえも分からない子供のカサついてひび割れた唇が裂けるように開き、節がやけに目立つ指が顔を覆って耳を劈くような悲鳴を上げながら俺を睨んだ。
鳥のような猫のような、人間とは思えない耳障りな悲鳴と共に俺はこれまで味わった事も無いような痛みを感じて気を失った。
265 :K ◆IZLbs9qZm. :2014/08/24(日) 03:00:04.21 ID:JoeU4egI0
(4/4)
その時俺は、ようやくあの子がオッサンの家の茶箪笥の中に居たものなのだと気が付いた。
探し出したオッサンはひどく痩せこけ、数ヶ月の間に何年も歳を取ったように老け込んでいて、素人目にも容態が良く無い事が分かった。
それなのに気味が悪い程ギラギラした目でパチンコを続け、台から視線を離そうとしない。
闇金から金を借り、あの幸運の日々が忘れられずにパチンコを打ち続けている。
俺もああなってしまうんじゃないか。
初めて現実の恐怖を感じた俺は、あの子供から逃げる事にした。
方法ならもう分かっている。
誰かが俺の家であの子供を見つけてくれさえすればいい。
例え今までの事が全て幻覚だったとしても、その時はそうする事が一番のように思われた。
俺は友人を家に招いて、探し物を頼む事にした。
案の定友人は探し物と同時に子供を見付け、子供は友人と共に出て行った。
俺はパチンコで勝つ事も麻雀で勝つ事も滅多に無くなってしまったけれど、平穏な暮らしを手に入れた。
今でもたまに、隙間から誰かに覗かれているようで落ち着かない事がある。
それに他人の家に上がるのはなるべく控える事にしている。
特に探し物を頼まれた時は決してどこかをあけたりはしない。
【了】
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