2chまとめサイトモバイル

百物語 第二回

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part78
269 :宏之助(代理投稿):2006/08/12(土) 04:45:47 ID:+b2E+JKw0
第78話 【しかと】
ばーさんVS鹿の、ある意味後日談。
私が住む実家とばーさんの甘味屋にほど近い。
たまにばーさんの甘味屋や寺に行く途中、鹿を見かける事があった。
その鹿は、例の佃煮の鹿とは違い、極々普通の鹿だ。
んで妙な話なんだが、鹿と会うと、ジーッと見られてる気がするのだ。鹿に。
私が鹿に目をやると鹿は目を反らすんだが、目を離すとまた視線を感じる。
鹿に睨まれるなんて、思い当たるふしがあるだけに気分が悪かった。
ウチのばーさんは、『信心があるのは良いが、人ん家のもんを持ってくのは許せん』と、
鹿がパクりに来る度に鹿を追いかけ、追い付いた時(たまに足の遅いのが来たらしい)は
ホウキで尻を叩いてたらしい。
鹿が私を見つめるのも、そういった先祖の因縁からかも知れない。
けどもただ睨まれてるのもしゃくなので、私はある遭遇日に
『うがーっ!』
吠えて鹿を脅かしてみた。
だが、鹿は私を小馬鹿に(私の主観だが)した様な顔で一別すると、
ソッポを向いて山に入っていった。
あのばーさんとライバルだっただけあって、山の鹿は手強かった。
【完】

怖い系の人気記事

本当に危ないところを見つけてしまった

スレタイの場所に行き知人が一人行方不明になってしまったHINA ◆PhwWyNAAxY。VIPPERに助けを求め名乗りでた◆tGLUbl280sだったが得体の知れないモノを見てから行方不明になってしまう。また、同様に名乗りでた区らしき市民 ◆34uqqSkMzsも怪しい集団を目撃する。釣りと真実が交差する物語。果たして物語の結末は・・・?

短編シリーズ

毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか

音楽をお供に、上質な怪談を味わってみませんか?

百物語

師匠シリーズ

唯一の友達の性癖が理解できない。

唯一の友達に唾液を求められ、VIPPERに助けを求める>>1。しかし運が悪いことに安価は「今北産業」で、スレの存在を友達に知られてしまう。そして事は予想だにしなかった展開に…!!

守護霊「ゴルゴマタギ」

かのゴルゴそっくりなマタギの守護霊が憑いている友人を持つ報告者。そしてたびたび危機に巻き込まれるが、そのゴルゴよって救われる友人。愉快な心霊話に終わるかと思いきや、事態は予想外に大きくなっていき、そして…

屋根裏から変な音する。獣害に詳しいやつ来てくれ

いっそ獣害だった方が救いはあった。

笑い女

あなたは最近いつ人に笑われましたか?その声は耳に残ってはいませんか?居た。居た。居た。

卒業式で一人の女子生徒にギョッとした

記憶違い?勘違い?スレ内のやりとりで固まりかけた>1の結論。しかし>287の書き込みで再び謎がよみがえる。