男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」
学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
92: 名無しさん@読者の声:2018/8/15(水) 17:05:50 ID:9XRNsYx5ak
警察「コラァー!お前らそこで何やってる!」
後輩「え!?」ピタッ
フォルテ「!?」ビクッ
警察「お前らだな、喧嘩してんのは!近所迷惑だろうがー!」
後輩「……警察!?誰かが通報したのか!?」アワワワ
警察「そこを動くなよー!」ダッ
後輩「うおっ、来た!」
フォルテ「……チッ!」ダッ
後輩「あっ、オイ」
フォルテ「…………あばよ」ダダダダダッ
警察「待たんかコラァ!」ダダダダダッ
後輩「うおお、やべぇ!」ダッ
警察「逃げるなガキ共!」ダダダダダッ
……その後、俺と警察の鬼ごっこは30分以上続いた。
93: 名無しさん@読者の声:2018/8/17(金) 01:10:42 ID:9XRNsYx5ak
後輩「はあっ、はあっ、ちくしょー!あの警官、俺ばっかり追いやがって!」
後輩「……ああ、疲れた。なんだか今日はツイてないっすね……ジョジョとも会えないし、よくわからん奴に煽られるし、警察官に追われるし……」
後輩「……今日はもう、帰ろうかな」
謎の男、フォルテとの邂逅。次に会ったときはボコボコにしてやると意気込んで、後輩は帰路に着いた。
94: 名無しさん@読者の声:2018/8/19(日) 21:33:47 ID:9XRNsYx5ak
〜2時間後:青色公園〜
ジョジョ「…………」ジーッ
……ジャリッ
ジョジョ「?」ピクッ
フォルテ「…………」ザッ
ジョジョ「…………フォルテか」
フォルテ「久しぶりだな、ジョジョ」
ジョジョ「…………おれに何か用か?」
フォルテ「まあな……その種、お前はどうするつもりだ?」
ジョジョ「…………」ピタッ
┣"┣"┣"┣"┣"
フォルテ「…………もしも、飲むつもりなら……」
ジョジョ「…………飲むつもりなら?」
フォルテ「…………貴様を潰す」
ジョジョ「…………ほーう」
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
一方の後輩「おやすみ〜」スヤァ
95: 名無しさん@読者の声:2018/8/31(金) 12:09:47 ID:9XRNsYx5ak
〜深夜:赤色公園〜
眼鏡「ストさん、早くしないとホウオウいなくなっちゃいますよ!」
スト「おう、任せろ!狂者、お前も早くしろ!」
狂者「…………」
スト「どうした?早くしろよ」
狂者「……呼ばれている……」
スト「おう、早くしろよ」
狂者「…………行かないと」
スト「おう、早く行こうぜ」
狂者「…………」ダッ
スト「お!?おい、どこ行くんだ狂者!?」
眼鏡「ストさん、あと1分!」
スト「すまん眼鏡、後は任せた!」ダッ
眼鏡「ちょっと、ストさん!?」
\俺のスマホでもホウオウ捕まえとけよー!/
眼鏡「えええええ!?」
眼鏡2「仕方がない、我々だけで始めましょう!」
眼鏡3「やるしかない!」
眼鏡4「勝つ確率60%……」
眼鏡「眼鏡4お前今さらキャラ付けか?」
96: 名無しさん@読者の声:2018/9/2(日) 20:41:59 ID:CH9Br11/g2
──────────
───────
─────
〜深夜:教会〜
スト「……さて、追っかけてきたはいいが……」
ざわ‥ざわざわ‥
スト「ここは教会か?この街にこんなところがあるなんてな……」
ざわざわ‥ざわざわ‥‥
スト「それにしても、何でこんなところに集まってるんだお前ら?若者だけが、ざっと100人くらいはいそうだけど。一体何が始まるんです?」
狂者「…………」
スト「……反応なし、ね。周りの奴らも同じ感じだし……参ったなぁ」
スト(スマホ持ってくりゃ良かったぜ……俺ひとりの手には負えんかもしれん)
97: 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 17:50:14 ID:3Gz15T.AwE
スト(しかし、こいつら揃いも揃ってこんなところに一体何の用なんだ……?)
スト(皆あそこの朝礼台みたいなところに注目してるけど、誰かを待っているのか?)
ザッ……
スト(何か……嫌な予感がする……)
『久しぶりだね、ストくん』
スト「…………!?」
98: 名無しさん@読者の声:2018/9/16(日) 18:04:13 ID:3Gz15T.AwE
俺はこの声を知っている……
ジョジョに負けて、燻っていた頃の俺の前に現れた……
俺の心の中を見透かし、赤い種を渡してきた……
この男!!!
スト(全く気配を感じなかったが、いつの間に俺の背後に……!?)
スト「…………どうも」
『君もここに来てくれたんだね。どうやら僕が渡した種は、まだ飲んでないようだけど』
ピクッ
スト「……ああ、あれね。捨てちまったよもう。悪いな」
ホントは今もズボンのポケットに入ってるんだけどな!!!
『フフ、嘘はいいよ。今もまだ持っているんだろ?大丈夫。飲む飲まないは君の自由さ』
スト(なに!バレてる!?)
そういうと、男は朝礼台へと向かっていった。
この男は何者なんだ……!?
99: 名無しさん@読者の声:2018/9/17(月) 01:05:28 ID:3Gz15T.AwE
『さて、諸君。こんな時間に集まってくれて、どうもありがとう』
男が集団に語りかける。
『僕が渡した【才能の種】の調子はどうだい?君たちの望みを叶えてくれたかな?』
スト(才能の種?……って、こいつのことか?)
ズボンのポケットから赤い種を取り出す。
ブブブブ…
スト(……振動している。アイツの呼び掛けに呼応しているのか?)
スト(それに、周りをよく見たら俺の高校の奴もちょくちょくいるじゃねーか。しかも、種を飲んだと噂されていた奴らだ)
『僕の渡した【才能の種】のおかげで、君達は一歩先の人類になった。今日集まってもらったのは、その恩返しを僕にしてもらいたいなと思ってね』
スト(恩返し?)
『と言っても、そんな難しいことは言わない。ただ、僕が君達を必要としているときに、僕を手助けしてくれる。それだけでいいんだ。僕の手助けをしてくれ。僕は君達の願いを叶えてあげたのだから、君達も僕の願いを聞くくらい、してくれたっていいだろう?』
スト「…………」
『フフ、そうだな……最初のお願いは……』
『疲れただろう?皆、その場に座ってくれ』
100: 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 12:32:20 ID:6t1wv.4Fig
ザザッ!
スト「…………!!!」
101: 名無しさん@読者の声:2018/9/24(月) 22:42:59 ID:6t1wv.4Fig
男の一言で、数百人の若者が一斉に跪いた。
立っているのは俺だけだった。
ポケットの赤い種が激しく振動する。
スト「…………成る程ね」
俺は男を睨み付けた。
102: 名無しさん@読者の声:2018/10/8(月) 20:53:08 ID:0fjZyZ29V2
『さてと、今日はこれで解散だ。ありがとうみんな。これからもよろしく頼むよ』スッ
パンッ!
男が手を叩いた。
すると、集まっていた若者たちが虚ろ目なまま、ゾロゾロと広場から捌けていき……
教会の広場には、俺と黒ずくめ男だけが残った。
103: 名無しさん@読者の声:2018/10/22(月) 17:32:55 ID:0fjZyZ29V2
男が朝礼台から飛び降り、こちらに向かってくる。
それに呼応するように、ストも前へと歩き始めた。
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
そして、お互いに腕を伸ばせば届く距離まで歩みを進め、
ピタッ
ストは臨戦態勢へと入った。
104: 名無しさん@読者の声:2018/11/25(日) 00:53:07 ID:HPxlY6rWzM
『……今日はありがとう、と言いに来たのだけれど、どうやら怒らせてしまったようだね』
スト「お前にいくつか聞きたいことがある。答えな」
『脅さなくても答えるよ。なんだい?』
ゴソゴソ
スト「この種」スッ
スト「最初は麻薬かなんかかと思ってたが、どうやら違うみたいだな。麻薬では、こんな大人数の行動を制御できたりしないよな?」
『…………』
スト「この種の中身はなんだ?」
『…………』
『ノーコメント』
105: 名無しさん@読者の声:2018/11/28(水) 23:14:48 ID:zzXPOUBqCU
ブオンッ!
『うおっ……と!』
ストの右足が空を切る。
スト「俺の蹴りを避けれる、ということは、格闘の心得が全くないわけではないらしいな」
『いやぁ、危ない危ない。もう少し離れとこうかな』
男はそう言ってストから二、三歩離れた。
スト「ノーコメントってことは、非合法の麻薬かなんかってことか?」
『麻薬ではない、とだけは断言しておこう。中身に関してはこれで許してくれないかな。他の質問には答えるから』
スト「ほーう、まあいいだろう。もう一つ質問がある。お前の目的はなんだ?」
『目的?』
スト「こんなに大勢の人間を集めて、何をしようとしてるんだ?」
106: 名無しさん@読者の声:2018/12/1(土) 23:58:04 ID:3nQ1oEV.9o
『世界征服』
107: 名無しさん@読者の声:2018/12/2(日) 00:05:58 ID:3nQ1oEV.9o
スト「……は?」
『なんてね。冗談だよ、冗談』
スト「…………」
スト(冗談に聞こえなかったがな……)
『そうだなぁ。スト君が僕に協力してくれるというのなら、教えてあげてもいいんだけど』
スト「それこそ冗談だろ」
『こっちは本気だよ。僕は君のことを買っている』
スト「そりゃどうも」
『残念だ。君が協力してくれたら、とても心強いんだけど』
108: 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 02:24:46 ID:zzXPOUBqCU
『君に渡したその種は特別でね。今の君なら、その能力を十全に発揮することができるだろう』
スト「能力ぅ?」
『得られるものは、純粋な力だよ』
『例えば、そこの狂者くん。彼も随分変わったよね。昔のいじめられっ子だった彼とはもう、似ても似つかない』
『彼は種を飲むことで、大きな力を手に入れることができた』
『殴られ蹴られ、脅されて、それが当然かのように、誰も助けてくれなかった。そんな状況に打ち勝つ力を、彼は手に入れたのさ』
『彼は、いじめっ子たちを病院送りにできるほど強くなった。そして今、赤色公園の王、ストの隣で一緒に学校生活を送っている……』
スト「…………」
狂者「」ボーッ
『種は、その人が望んだ力を与えてくれる。彼が望んだ精神力は、長年自分が置かれていた状況を一変させた』
『そして、君に渡したその種は、狂者くんに渡したものとは格別の力を持っている』
109: 名無しさん@読者の声:2019/2/24(日) 11:40:07 ID:zzXPOUBqCU
スト「こんなちっこい種にそんな力がねぇ……」
『飲んでみなよ。その瞬間に君の力は、この世に比肩するものがなくなる』
『ジョジョやその他の公園の王たち、オリンピックの選手やボクシングの世界チャンピオンだって、君に勝つことができなくなる』
『君がまだジョジョに勝ちたいんだとしたら、更なる高みを目指したいんだとしたら……』
『その種を飲「いらねぇ」
110: 名無しさん@読者の声:2019/3/17(日) 20:45:37 ID:1VkapZ3/a6
スト「俺は俺のまま、ジョジョより弱い俺のまま、ジョジョに戦いを挑む」
スト「それが俺のスタイルだ」
『…………』
スト「俺とお前の考えは、一生相容れないんだろうよ。話してよくわかったぜ」
スト「世界を変えたいお前のことを、変わりたくない俺が止めてやる!!!」バッ
ブオッ!
『……素晴らしい』ニヤッ
バキィッ!
111: 名無しさん@読者の声:2019/3/30(土) 22:00:47 ID:KWsBk/2UWk
『うぐっ……痛いな……』
スト「オラッ!」ブンッ
パシッ
スト「……!」
『やっぱり君は最高だ。是非とも僕の仲間に欲しい!』
スト「まだ抜かしやがるか!」ブオッ
『おっと!』ヒョイッ
スト「……ッ!」
『フフ……こうなったら力ずくで仲間になってもらうしかないかな』
スト(…………野郎!!!)
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