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スト
[8] -25 -50 

1: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:22:01 ID:2aaxSCyTRU
男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」

学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。

その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。


2: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:25:35 ID:2aaxSCyTRU
男「もう夜中の10時だが、公園に行けば誰かしらいるかもしれんな。行ってみよう」

男「ワクワクするぜ。今なら暴走族でも倒せる気がする」

男「楽しみだ」
3: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:31:00 ID:2aaxSCyTRU
〜公園〜

男「ずいぶん人が多いな。どうやら、どいつもこいつもポケモンGOをやってるらしい」

男「目障りだぜ、手当たり次第に吹っ掛けてみるか」

男「おい、テメー」

眼鏡「なんだい?」

男「喧嘩、しよーぜ」

眼鏡「!!」
4: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:40:55 ID:2aaxSCyTRU
眼鏡「……何故、僕と?」

男「特別目障りだったからな。ボコられたくなかったら、消えな」

眼鏡「……この公園には、ポケストップが二個あるし、何より、レアポケモンの巣がある。ついさっきおこうも使ったし、帰るわけにはいかないな」

男「ほう(うわ……ガチ勢だ……)」

眼鏡「受けてたとう。僕が勝ったら、僕はポケモンGOをやり続ける!明日も明後日もその次の日もその次の次の日も!」

男「行くぜオイ!」
5: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:50:08 ID:2aaxSCyTRU
男「先手必勝か!食らえや!」

ダダダダダッ

タンッ!

眼鏡「!!」

男「オラァ!!!」ズムッ!

男の飛び蹴りが眼鏡の腹にクリーンヒットした。

眼鏡「グフッ……」ドサッ

男「決着ゥーーーーーー!!!」

初勝利!


6: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:57:03 ID:2aaxSCyTRU
眼鏡「うぐぅ……僕のポケモンが……ああぁ……」

男「約束だ。消えな」

眼鏡「なんで、なんで僕だけ、こんな目に……」

男「運が悪かったな」

眼鏡「ちくしょう……復讐してやる……復讐してやるぞ!覚えてろよ!うわーん!」ダダダダダッ

男「……正直ちょっとすまんかったな。喧嘩はもうやめよう。後味が悪い。ポケモンGOやろ」

第一部 完!
7: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:58:06 ID:2aaxSCyTRU
第二部 〜眼鏡の逆襲〜
8: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 01:09:32 ID:2aaxSCyTRU
男「あー、バキ読んだらまた喧嘩したくなってきたー。昨日の相手は弱すぎたから、もっと骨のある奴とやりてーなー」

初勝利から一夜明け、今日も公園へと足を運ぶ少年。

眼鏡「ふふふ、待ってたよ」

男「なにっ!?」

そこに待ち構えていたのは、昨日の眼鏡と、3人の仲間たちであった!
9: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 12:39:03 ID:2aaxSCyTRU
眼鏡「君を倒すために、今日は仲間を呼んできたよ」

男「ほーう」

眼鏡2「潰す」

眼鏡3「埋める」

眼鏡4「謝らせる」

眼鏡「今回のは喧嘩じゃない。何故なら、君が一方的にボコボコにされるだけだからね。フフフフフ、フハハハハハハ!」

男「……」
10: 名無しさん@読者の声:2016/8/2(火) 01:51:33 ID:QlgHrqnqVk
男「テメーらに1つだけ聞きたいんだが」

眼鏡「ん〜?」

男「蟻が4匹集まった程度で、倒せるライオンがいるか?」

眼鏡「……やれやれ、今謝れば許してあげよう」

男「来いよザコ共」

眼鏡「行くぞ!みんな!」

眼鏡234「おう!」
11: 名無しさん@読者の声:2016/8/2(火) 18:45:45 ID:QlgHrqnqVk
男「オラァ!」ゲシッ

眼鏡「ぬはっ……」ドサッ

男「お前は相変わらず弱いね!」

眼鏡2「うおおっ!」ブンッ

パシッ

眼鏡2「ぬ、離せ!」

男「甘いぜ、少年!」バキッ

眼鏡2「うぐぅ…… 」ドサッ

眼鏡3「つ、強い……!!」

男「オラ、次来いやぁ!!」

眼鏡4「二人同時だ!行くぞ!」
12: 名無しさん@読者の声:2016/8/2(火) 20:23:51 ID:QlgHrqnqVk
男「むっ」

眼鏡3「前から俺が!」

眼鏡4「後ろからは俺が!」

男「ほーう」

眼鏡34「行くぞ!クロスボンバー!」ダッ


13: 名無しさん@読者の声:2016/8/19(金) 05:40:27 ID:iz6PUpQk9I
眼鏡増えすぎぃ
続けて欲しいC
14: 名無しさん@読者の声:2017/3/15(水) 05:02:09 ID:FKLh3C.gQA
7ヶ月以上休んでいた伝説が今、復活……!!!
15: 名無しさん@読者の声:2017/3/15(水) 05:11:38 ID:FKLh3C.gQA
〜7ヶ月後〜

眼鏡「おーい、ストさん」

男「おう、眼鏡。来たか」

7ヶ月のあの夜、眼鏡四人を同時にぶちのめした俺はその後も公園に次々と現れる強敵たちと闘い、その全ての闘いに勝利した。

そして、俺は公園の主となった。人は俺をストリートファイトの王、『スト』と呼ぶ。眼鏡は俺の舎弟となり、共に激動の日々を駆け抜けた戦友だ。

ある日、俺より強い奴の噂を眼鏡が聞き付けた。
俺は今からそいつに会いに行く。

俺より強い奴に会いに行く。
16: 名無しさん@読者の声:2017/3/15(水) 05:21:04 ID:FKLh3C.gQA
眼鏡「どうやらそいつは隣町の公園の王らしく、この夜中の時間内にはほぼ確実にいるらしいです」

男「ほーう。公園の王とは、俺に似ているな」

眼鏡「そいつの名前は上場太郎(かんばたろう)というらしく、周りの奴らからは『ジョジョ』って呼ばれてるらしいです」

男「ジョジョ、ねぇ……」

ザッ

眼鏡「あっ、アイツだ!」

男「……!!」
17: 名無しさん@読者の声:2017/3/15(水) 05:51:24 ID:FKLh3C.gQA
ジョジョ「……なんかようか?」

大きな男であった。身長は190cm前後。頭に同化した帽子を被り、学ランのポケットに手を突っ込んでいる。

男「俺はスト。アンタがジョジョ?」

ジョジョ「確かにおれは、上場でジョウジョウ、それを言い替えてジョジョと呼ばれているが」

男「アンタと喧嘩がしてみたい」スッ

ジョジョ「やめときな。怪我じゃ済まねーぜ」

男「来な。それとも、こっちから行くかい?」

ジョジョ「……やれやれだぜ」

18: 名無しさん@読者の声:2017/4/22(土) 04:03:57 ID:WBEjxRUfDg
バギすげぇぇぇ
朝になったらブックオフ行って立ち読みしてくる

続き楽しみにまってる
つ試演
19: 名無しさん@読者の声:2017/5/7(日) 12:17:15 ID:Hr7ZK.DJII
ジョジョとの闘いから約2か月が経過した。
俺は高校二年生になった。

あの時、ジョジョにしこたま殴られ、最後の最後に時が止められたみたいに速いラッシュを喰らって敗北した俺は、次第に闘いの場から遠ざかるようになった。

負けたことがなかった俺は、闘って負けるということに恐怖を覚えてしまったのだ。

今は夜の公園に通うこともなくなり、波風のたたない平穏な生活を送っている。

この春からは塾にも通い始めた。俺は来年の受験に向けて、日々勉強に勤しんでいる。

そんなある日、ゴールデンウィークも終わりを迎えた日曜日に、俺の前に奇妙な男が現れた。
20: 名無しさん@読者の声:2017/5/16(火) 12:22:31 ID:nXx5LyFLb2
『力が欲しいかい?赤色公園の王「スト」くん』

男「は?誰だおまえ」

『そんなに警戒しないでおくれ。僕は君の味方だよ』

男「いや、だから誰なの?なんの用?」

『フフフ、今日は君に渡さなくてはいけないものがあるんだ』

真っ黒のローブで全身を包んだ謎の男は右の手のひらを突き出してきた。

そこには真紅に透き通る、ビー玉ほどの種?のようなものが置かれていた。

『力が欲しいならこの種を飲んでみてくれ。きっと素晴らしい力を君に与えてくれるよ』

そして、俺に向かってその種を投げてきた。

反射的にキャッチする。

男「おい、待てよ。いらねーぞこんなもの」

『フフフ、その種は、飲めばどんな願いだって叶えてくれるんだ。君が欲してやまない力も。そう、例えば……』



『例えば、青色公園の王「ジョジョ」、彼にだって勝てる力とか、ね』

言いながら、黒い男の口元がひどく歪んだ。




21: 名無しさん@読者の声:2017/5/27(土) 21:26:24 ID:Hr7ZK.DJII
あれから20日が経過した。

俺は未だにこの種を、飲むことも捨てることもできずにいた。

『謎の人物に渡された、なんでも願いが叶う種』なんて、怪しすぎる。こんなもの信じる奴なんていない。普通だったらすぐに捨てるだろう。

しかし、あの男の声色には妙な説得感があった。

俺とジョジョのことを知っていたし、俺を騙そうというのには、あまりにも内容が稚拙すぎる。

一体この種は何なんだ?

眺めてみても、種は赤色を禍々しく光らせるだけだった。

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