男「あー、ブックオフでバキ読んだら喧嘩強くなった気がするわ。誰かと殴り合いてーなー」
学校の帰り道、立ち寄ったブックオフでバキを全巻読破した高校一年生の少年は、その勢いで、自分が強いと勘違いしてしまう。
その日を境に、彼の世界は大きく色を変えるのであった……。
2: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:25:35 ID:2aaxSCyTRU
男「もう夜中の10時だが、公園に行けば誰かしらいるかもしれんな。行ってみよう」
男「ワクワクするぜ。今なら暴走族でも倒せる気がする」
男「楽しみだ」
3: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:31:00 ID:2aaxSCyTRU
〜公園〜
男「ずいぶん人が多いな。どうやら、どいつもこいつもポケモンGOをやってるらしい」
男「目障りだぜ、手当たり次第に吹っ掛けてみるか」
男「おい、テメー」
眼鏡「なんだい?」
男「喧嘩、しよーぜ」
眼鏡「!!」
4: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:40:55 ID:2aaxSCyTRU
眼鏡「……何故、僕と?」
男「特別目障りだったからな。ボコられたくなかったら、消えな」
眼鏡「……この公園には、ポケストップが二個あるし、何より、レアポケモンの巣がある。ついさっきおこうも使ったし、帰るわけにはいかないな」
男「ほう(うわ……ガチ勢だ……)」
眼鏡「受けてたとう。僕が勝ったら、僕はポケモンGOをやり続ける!明日も明後日もその次の日もその次の次の日も!」
男「行くぜオイ!」
5: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:50:08 ID:2aaxSCyTRU
男「先手必勝か!食らえや!」
ダダダダダッ
タンッ!
眼鏡「!!」
男「オラァ!!!」ズムッ!
男の飛び蹴りが眼鏡の腹にクリーンヒットした。
眼鏡「グフッ……」ドサッ
男「決着ゥーーーーーー!!!」
初勝利!
6: 名無しさん@読者の声:2016/7/31(日) 00:57:03 ID:2aaxSCyTRU
眼鏡「うぐぅ……僕のポケモンが……ああぁ……」
男「約束だ。消えな」
眼鏡「なんで、なんで僕だけ、こんな目に……」
男「運が悪かったな」
眼鏡「ちくしょう……復讐してやる……復讐してやるぞ!覚えてろよ!うわーん!」ダダダダダッ
男「……正直ちょっとすまんかったな。喧嘩はもうやめよう。後味が悪い。ポケモンGOやろ」
第一部 完!
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