ーむか〜しむかし、とある場所で
559: ◆WjgYlacz.c:2020/2/9(日) 12:33:05 ID:6px2x/JxmQ
巫女「…山神様、ですよね…?」
??「…」
巫女「返事をしてください!山神様!」
??「グオオッ!!」
巫女「ひっ…」
バッ!
海神「そこまでじゃ!」
バキイッ!!
??「オオオッ…!!」ヨロッ
海神「こやつ…ようやく見つけたわい!」
巫女「う、海神様!?」
海神「何をしとるか!お前たちはさっさと立ち去れい!」
巫女「で、でも…」
海神「死にたくなくば、全力で走れ!」
見張り壱・弐「巫女様!逃げましょう!」
巫女「…」
560: ◆WjgYlacz.c:2020/2/9(日) 12:33:33 ID:6px2x/JxmQ
??「ギャオオッ!!」ゴオッ
海神「ほっ!」ヒョイッ
ズズウウン…!!
巫女「……」
巫女(確かにここにいると只では済まなそうだけど…)
巫女(でも…ここで逃げたら、本当の事が分からないままになっちゃう…!)
巫女(私のやるべきことは…ただ一つ!)ギュッ
巫女「私に構わず、お二人は先に逃げてください!」
見張り壱・弐「えっ!?」
海神「なっ…!?」
巫女「村の方々にも知らせてください!なるべくここから離れるようにと!」
見張り弐「で、でもよ…」
見張り壱「待て。巫女様の事だ、何かお考えなんだろう」
巫女「…はい」
見張り弐「そういう事なら…」
見張り壱「無事に帰ってきてください!」
タッタッタ…
561: ◆WjgYlacz.c:2020/2/9(日) 12:34:04 ID:6px2x/JxmQ
海神「ふんぬっ!」ブン!
バキッ!
??「グガッ!?」
ズシーン…!
海神「まったく、何を考えておるのじゃおぬしは」
巫女「海神様こそ…その杖何でできてるんですか?」
海神「どうせ考えなどなかろう」
巫女「…流石神様です」
海神「儂の術がおぬしに効くのであれば無理やりにでもここから遠ざけるというに…」
巫女「海神様。あれは山神様…ですよね?」
海神「!」
??「グルル…」ズンッ
海神「…何故そう思う?」
巫女「山神様は、私が助けを求めるといつでも駆け付けてくださいました」
巫女「さっきそこの熊さんに襲われそうになった時も…山神様の事を呼んだんです」
巫女「そうしたら…あの蛇さんが現れました」
海神「…」
巫女「それに何となくですけど…さっき私の声に反応してくれたような気がします」
海神「なに?おぬしの声に…?」
562: 名無しさん@読者の声:2020/10/24(土) 10:27:31 ID:M4P1jWGw/A
続き、待ってます!
CCCCC
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