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神娘「人間など嫌いだ」
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1: 亀更新かもです ◆WjgYlacz.c:2015/12/10(木) 10:06:43 ID:I.XMW0eHSk



ーむか〜しむかし、とある場所で





232: ◆WjgYlacz.c:2016/7/14(木) 20:51:05 ID:QQwVJeRR3s
神娘「あやつと話していたら、急に聞こえてきてしまってな」

神娘「とても正気ではいられなかった」

村娘「…なんて」

神娘「ん?」

村娘「なんて言ってたんですか?神様の御心は…」

神娘「……」

神娘「…あやつと…男とこのまま共に過ごしたいと言っていた」

村娘「!」

神娘「どうやら私はあやつと一緒にいたいと思っていたようだ」

村娘「神様…」

神娘「まったく、愚かなものよ。いつの間にそれほど情が移っていたのか…」

村娘「ずっと一緒にここまで来たんですから。当然ですよ」

神娘「そういうものだろうか」

村娘「ごく自然な事です。神様に御心がある以上…」

神娘「……」

村娘「ま、気付くのに時間がかかり過ぎですけどね」

神娘「お前も言うようになったな」
233: ◆WjgYlacz.c:2016/7/14(木) 20:51:39 ID:QQwVJeRR3s
村娘「でも良かったです!」

神娘「何がだ」

村娘「もちろん神娘様が私の村に来てくださるのは嬉しいですけど…」

村娘「昨日からのお二人の姿を見てたら、やっぱり一緒にいた方が良いと思ってました」

神娘「何を見てそう思ったのだ…」

村娘「え〜っと…雰囲気ですかね?」

神娘「訳の分からぬ事を言うな」

村娘「言葉じゃ表せないんですよ。そういうものって」

神娘「う〜む…」

村娘「ほら、神娘様も男さんと一緒にいると安心するというか落ち着くというか…ないですか?」

神娘「……まあ、心当たりがないわけでは…ない」

村娘「でしょ!」

神娘「しかしだな…」

村娘「とにかく!神娘様がそう思ったなら行動すべきです!」

神娘「……」

村娘「大丈夫ですよ!きっと、男さんと一緒に帰る方法が何かありますって!」

神娘「駄目だ」

村娘「山神様にも協力してもらっ……え?」
234: ◆WjgYlacz.c:2016/7/14(木) 20:52:08 ID:QQwVJeRR3s
神娘「その口ぶりからするに…修行の定めを山神殿から聞いたな?」

村娘「はい…」

神娘「ならばこうも聞いているはずだ。『定めは絶対のものだ』と」

村娘「……」

神娘「駄目なのだ。この地を離れる選択をする事は私にはできぬ」

村娘「でも…」

神娘「本神になれなければ、私は消滅する!!」

村娘「…っ!」

神娘「修行にも時間の限りがあるのだ!そうなれば今までに重ねてきた全てが無駄となる!」

神娘「このような一時の感情で目的を見失うわけにはいかんのだ!」

村娘「か、神娘様…」

神娘「……すまん」

神娘「お前が私のためを思い、言ってくれているのは分かる」

神娘「だが、定めを破る事はできん。この感情も封じなければならんのだ」

村娘「そ、そんな…」

神娘「私はもうあやつに会わない方がいいだろう」

村娘「!」

神娘「達者で暮らせと…伝えておいてくれ」
235: ◆WjgYlacz.c:2016/7/14(木) 20:52:43 ID:QQwVJeRR3s
村娘「だ、駄目です神娘様!せめて、せめて最後くらい…」

神娘「ならぬ。会えばきっと、寂しくなるだけだ」

村娘「あっ、そうだ!男さんにこちらに来てもらうようお願いしてみるのは…」

神娘「それもならぬ。あやつの村はまだ開拓したばかりと聞いた」

神娘「男手が必要な時期だ。村を抜ける事はできないだろう」

村娘「…」

神娘「私の都合であやつをこれ以上振り回すわけにはいかん」

村娘「本当に…どうにもならないのですか…?」

村娘「このまま神娘様は自分の想いを封じて、生きていくのですか…?」

神娘「元々、私たちは離れ離れだったのだ」

神娘「私は私の、男は男の生きるべき場所で暮らす。元通りになるだけの事だよ」

村娘「……」

神娘「では、村娘。男のこと、しっかり見送ってやってくれ」

村娘「ま、待って…」

神娘「頼んだぞ」ザッ

村娘「待ってください!神娘様!」

神娘「…」スッ

タタンッ!

村娘「あっ…」

村娘「神娘様…」

村娘「うっ……うぅ…」
236: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:55:07 ID:KD3d6echOg
――――
―――
――


男「なんと…」

村娘「それで、あっという間に姿が見えなくなってしまって…」

山神「……」

村娘「私はこのままだなんて嫌です!」

男「もちろんです。探しに行きましょう」

村娘「はい!」

山神「…待ちなさい、二人とも」

村娘「山神様…?」

山神「あの子の気持ちも考えてあげて」

山神「目的のために自分の心を隠す事を神娘は選んだわ」

山神「今、あの子に会ってその選択を揺らがせて…どうするつもり?」

男「……」

山神「その事には何の意味もない。定めには逆らえないのだから」

山神「ただ神娘を苦しめるだけになるのよ」

山神「それでも行くと言うのなら…私は神として許すわけにはいかないわ」

村娘「ひ、ひどいです、山神様!」

山神「さて、どうするかしら?男さん」

男「……」
237: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:55:55 ID:KD3d6echOg
男「…山神様の仰る通りです」

村娘「お、男さん…!」

男「村娘さん。神様には神様の生き方というものがあります」

男「私の我がままでそれを邪魔だてするわけにはいきません」

村娘「そんな…」

山神「分かってくれたのね」

男「しかし…このまま別れる気もないです」

山神「何ですって?」

男「神様には恩があります」

男「神様がいなければ見ることも、感じることもできなかった事をたくさん受け取りました」

男「それに対して、私はまだ何のお礼も言えておりません」

山神「……」

男「山神様、もしこのまま神様と別れる事となれば」

男「私は死ぬまで後悔する事となるでしょう」

山神「……」

男「もし、山神様が本当に私に恩を感じていらっしゃるのでしたら…」

男「ほんの少しで良いです。神様とお話しをさせてくださいませんか」

村娘「男さん…」

山神「……」

山神「…なるほどね」

男「?」
238: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:56:47 ID:KD3d6echOg
山神「神娘が言っていた意味が分かったわ」

男「何ですか?」

山神「面倒な人間だこと」

男「…」

山神「この私が駄目だと言っているのに反抗してくるなんてねぇ」

男「いくら山神様の仰る事でも譲れないことはあります」

山神「そう」

男「山神様、お願いいたします」

男「神娘様の後ろ髪を引くような真似は致しません」

山神「…」

男「どうか、神娘様の居場所を教えてください」

山神「…」

男「…」ジリッ

村娘「…」アセアセ

山神「…うふふっ」

男「?」

山神「分かったわ。私の負けね」

男「山神様…」
239: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:57:33 ID:KD3d6echOg
山神「ごめんなさいね。脅かすようなことを言って」

村娘「や、山神様?」

山神「あなたの覚悟を聞きたかったのよ」

山神「私の事を押し退けてでも行くほど、伝えたい事があったのかどうか探りたかった」

男「そうだったのですか…」

山神「あそこにひときわ大きな木が見えるかしら?」

男「はい」

山神「あれはこの山で一番大きな杉の木」

山神「神娘はあそこにいるはずよ」

男「あそこに…」

山神「いい?さっきあなた自身が言った事は守ってね」

男「はい」

山神「長居しては駄目。言うべき事だけ言いなさい」

男「分かっております」

山神「私はあなたのこと信用する。だから…見張ったりはしない」

山神「しっかりと話してきなさい」

男「ありがとうございます。では…」タタッ

山神「行ってらっしゃい」

村娘「男さん、お気を付けて!」
240: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:58:33 ID:KD3d6echOg
タタタ…

山神「……」

村娘「…山神様」

山神「驚いた?」

村娘「当たり前ですよっ!」

山神「ふふっ、ごめんなさいね」

村娘「本当に山神様が向かってきたら勝てるわけないんですから」

山神「まあいざという時は…ね?」ニコッ

村娘「怖いです…」ゾクッ

山神「…でも、これで良かったかしら?」

村娘「?」

山神「結局、男さんと神娘は一緒には生きられない」

山神「そこはどうしても、私も譲るわけには行かなかった…」

村娘「…男さんも神娘様もそれで納得しているんでしたら、私に口出しできません」

村娘「本当は、一緒にいてほしかったんですけど…」

山神「あなたは本当に優しいわね」

山神「他人の幸せを心から願ってあんなに必死になれるのだから」

村娘「空回ってただけです…」

山神「うふふ、でもあなたのおかげで男さんに神娘の決意が伝わったのだから」

山神「決して無駄な空回りではなかったんじゃない?」

村娘「…そうでしょうか」
241: ◆WjgYlacz.c:2016/7/19(火) 20:59:17 ID:KD3d6echOg
村娘「…でも私、反省しなきゃ」

山神「?」

村娘「自分の感情だけで一人相撲して…神娘様の気持ち、少しも考えてなかった…」

山神「……」

村娘「いろいろ滅茶苦茶にしちゃうところでしたね…」

村娘「こんなので巫女なんてできるのかなぁ…」シュン

山神「…巫女。そうやって反省して改めていくのが人間よ」

村娘「山神様…」

山神「まだまだ未熟なのは当然。少しづつ成長していきなさい」

山神「大丈夫よ。あなたはちゃんと分かってる」

村娘「…ありがとうございます」

山神「ほら、あなたに湿っぽいのは似合わないわ!元気出しなさい!」バシッ

村娘「わっ!羽根で叩かないでくださいよ!」

山神「さて、転移の準備を進めるわ。巫女も手伝って」

村娘「は、はいっ!」
242: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:22:57 ID:Ist3L1G472





・・・・・・・・・





243: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:24:02 ID:Ist3L1G472
ヒュウウウ…

神娘「……」ボケーッ

神娘(やはりこの木の上は気持ちが休まるな)

神娘(昔も気疲れした時はよくここへ来たものだ)

神娘(それに、ここにいればあやつも見つける事はできまい)

神娘(…まあ、探しに来る事もないだろうがな)シュン

神娘(いや、寂しがってはいかん!寂しがっては…)ブンブン

「神様ーっ!!」

神娘「っ!?」ビクッ

男「神様ー!出てきてくださーい!」

神娘(なっ、なっ……)コソッ

神娘(なんであやつ、ここに…!?)

男「神様ー!」

神娘(…ま、まあいい。会わぬと決めたからには会わぬ)

神娘(このまま黙っておればあやつも諦めるだろう)

男「しかし高い木だ。この上にでもいらっしゃるのだろうか」

男「そうだとしたら…馬鹿と煙は高いところが好きだとはよく言ったものだ」

神娘「誰が馬鹿だ!」ガサッ

男「あっ」

神娘「あっ」
244: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:24:45 ID:Ist3L1G472
神娘(し、しまった…つい乗せられてしまった)

男「やはりいらっしゃいましたか!」

神娘「ぐぬぬ…」

男「神様、お話ししたい事があります!降りてきてください!」

神娘「は、話す事などない!さっさと立ち去れ!」

男「そんな事仰らずに!お願いです!」

神娘「やかましい!早く自分の村へ帰れ!」

男「このままでは帰れません!」

神娘「ふ、ふん!ならばそこでいつまでもそうしていろ!」ガササッ

神娘(…ほだされるな。このまま相手にしなければよい)

男「…隠れてしまった」

男「ふむ、降りてきてくださらないなら仕方ない」

神娘(…?何をする気…)コソッ

男「よっと」ガシッ

神娘「!?」

男「せいっ!」パシッ

神娘(あ、あやつ…この木を登っているだと!?)

神娘「ば、馬鹿!そんな事して、落ちたら死ぬぞっ!」アワワ

男「大丈夫ですよ…っと!」ギシッ

男「木登りなら昔から大の得意でしたから」ググッ

神娘「子どもの遊びと一緒にするな!」
245: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:26:41 ID:Ist3L1G472
男「要領は同じですって」

神娘「同じではない!すぐに降りるのだ!」

男「でしたら神様がこちらへ来てくださいよ」

神娘「ぐっ…そ、それは断るっ!」

男「では私の方から参るまでです」

神娘「あっ、あっ!そこの枝は脆くなっているぞ!」ハラハラ

男「おっと、ありがとうございます」スタッ

男「さて、そんな事を言ってる間に…あと少しですが」

神娘「……」ポカーン

神娘(あっという間にこんな高くまで…)

神娘「この化け物め」

男「はっはっは。何とでも仰って…」

ズルッ

男「うわっ!」ガシイッ

神娘「おい!」アセッ

男「お、落ちる…!神様、手をお貸しください…!」

神娘「……」

男「落ちたら死んでしまいます〜」バタバタ

神娘「…お前、わざとだろ」

男「ばれましたか」

神娘「本当にうっとおしい奴だ…」
246: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:27:20 ID:Ist3L1G472
男「…ふう〜、なかなかに良い運動でした」ヨイショット

神娘「はぁ…帰れと言ったのに」

男「無理やり帰らせようとすればできたと思うのですが」

神娘「うるさい黙れ」

男「いや〜良い眺めですね。このような大きな木に初めて登りました」

神娘「…何故ここにいると分かった」

男「山神様からお教えいただきました」

神娘「やはりか。まったく余計な事を…」

男「山神様に罪はありません。私が無理やり聞き出したのです」

神娘「…村娘からいろいろ聞いただろう」

男「はい」

神娘「私の気持ちはあの時言った通りだ」

神娘「お前には…来てほしくなかった」

男「申し訳ありません」

男「しかし、どうしても神様とお話しさせていただきたくて」

神娘「……」

神娘(どうせ、共に来てほしいとか言うに決まっ…)

男「神様、お別れの挨拶にあがりました」ザッ

神娘「えっ」
247: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:28:01 ID:Ist3L1G472
男「えって何ですか」

神娘「な、何でもないぞ。続けよ」

男「おほん、では…」

男「私は神様のおかげでこの数日、貴重な体験をする事ができました」

男「村の外へ出て旅をしたこと」

男「月を見上げながら野宿をしたこと」

男「幻影の村の中を歩き回ったこと」

男「何もかもが私にとって感慨深いことばかり」

神娘「……」

男「私はこの数日間の事、生涯忘れません」

神娘「…うむ」

男「いえ、この数日間の事ばかりではありません」

男「神様とお会いしてからの日々全て、忘れる事はないでしょう」

神娘「なかなかに濃い日々だったからな」

神娘「お前が頼みもしないのに漬物や猪肉を持ってきたこと」

神娘「採ってきた茸でひどい目にあったこと」

神娘「鰻を踊り食いさせられそうになったこと」

神娘「私も忘れられそうにないぞ」

男「割とひどい思い出ですね」

神娘「ほとんどお前のせいだな、うん」
248: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:28:30 ID:Ist3L1G472
男「神様、今日この日まで…」

男「本当に、本当にありがとうございました」ペコッ

神娘「…」

神娘「…お前に頭を下げられるような事、私は何もしておらぬ」

男「……」

神娘「以前も言ったが…お前から貰ったものが多すぎる」

神娘「このままお前に何の恩も返せず別れるのが心苦しいほどだ」

男「いえ、そのような…」

神娘「ここは素直に受け取れ。本当に感謝しておる」

男「ははっ」

神娘「お前とお前の村の多幸、心から祈っておるぞ」

男「ありがとうございます」

男「…では神様、名残惜しくなります故」

神娘「ああ。もう行くがいい」

男「失礼致します」スクッ

ギシッ

ギシッ…



神娘「…」



神娘「……」



神娘「…っ」
249: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:29:04 ID:Ist3L1G472
男「よっと」スタッ

男「さて、では社へ戻…」

「待て、男!」

男「!」

スタッ

神娘「ふぅ」

男「神様?どうかされましたか?」

神娘「気が変わった」

男「え?」

神娘「私はこの地で生き、修行する。それは動かせん」

神娘「だが、私はお前の事が……」

男「…!」

神娘「…え〜…その、気に入っておる」

男「……」

神娘「だから、ここで今生の別れとするのは止めだ」

神娘「またお前に会いに行くことにしよう」

男「本当ですか!」

神娘「修行が一段落し、落ち着いたら…会いに行く」
250: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:29:38 ID:Ist3L1G472
神娘「お前が待っていてくれるのなら…約束しよう」

男「当然、お待ちしております」

神娘「…良かった」

男「しかし、ここから私の村まではかなり距離がありますが」

神娘「私は神だぞ?この程度の距離、短いものだ」

男「流石です」

神娘「地は続いておる。どうという事はない」

神娘「距離は遠くとも所詮、同じ地上に生きる者同士だ」

男「はは、そうですね」

神娘「その時はまたくだらない話を聞かせてくれるか?」

男「いくらでも」

男「漬物もたくさん用意しておきますし」

男「肉や魚もたくさん獲っておきますよ」

神娘「餅米も作っていると言っていたな」

男「はい。その折には餅を搗きましょう」

神娘「わはは」

男「その日までに、神様が驚かれるような立派な村にしますよ」

神娘「うむ、楽しみにしておくぞ」
251: ◆WjgYlacz.c:2016/7/24(日) 11:30:59 ID:Ist3L1G472
神娘「…ん、そうだ。これを」チリッ

男「それはあの鈴ですか」

神娘「えいやっ」プチッ

男「か、神様?」

神娘「さて、二つに結えてあった鈴を再びちぎったわけだが…」

神娘「この片割れをお前に託す」スッ

男「何故ですか」

神娘「再会の約束の証だ」

男「しかし、これは大切なものなのでは?」

神娘「そうだな。よく分からぬが大切なものだろう」

神娘「だからこそお前に託すのだ。また取りに行かねばならんからな」

男「それで再会の約束と…」

神娘「そういう事だ。必ずお前の元へ参る」

男「このような品…私が持っていても大丈夫でしょうか」

神娘「神力が宿っているのは間違いないが…お前が持っていて危険な物ではない」

男「もしや、これを使えば私も神力が使えるように…」

神娘「ならん」

男「あ、はい」
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sage:


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