・ルール
参加希望者は1〜5レスを目処にSSを自由に作成して下さい。お題が欲しい場合は各自で希望して下さい。お題の提案や作品の感想は随時受け付けとします。覆面先生(SS作者)からのアドバイスも絶賛受け付け中とします。
325: 名無しさん@読者の声:2014/5/24(土) 20:47:54 ID:2MoMYIHHWs
あれから、どれくらい経つのだろうか。
君が最後に手を振った朝から。
僕らは友人だった。親友でもあった。恋人の時もあった。
あれは、高校三年の夏の終わりのある朝の事だった。
僕達二人は河川敷を歩いていた。
川を眺める僕。地面を見る君。
自分から呼んだのに何も話さない君。
よく見ると君は頬から涙が流れていて、それを隠すかのように地面へと視線を反らす。
ついには、僕よりも前へと歩く。
追いつこうと早く歩いても更に、早く歩く。
「ねぇ、どうしたのさ」
訪ねる僕。ふと、君の足が止まった。
「ごめんね、呼び出しておいて。 本当に、ごめんね」
それだけを伝えると、君はまた歩き始めた。
今度は、ゆっくりだった。
途中、君は歩きながら右手をあげ、軽く振った。
僕は立ち止まったまま、後ろ姿をじっと焼き付けていた。
326: 名無しさん@読者の声:2014/5/24(土) 20:55:14 ID:2MoMYIHHWs
あれから、どのくらい経つのだろうか。
君が手を振ったあの朝から。
僕らは友人だった。親友でもあった。恋人の時もあった。
その後、君は交通事故に遭いこの世を去った。
学校から聞いた話によると、事故にあったのはあの朝の事だったらしい。
最後に見た君の手を振る姿。
後ろ姿だった為、表情が見えなかった。
君は泣いていたのか。
君は笑っていたのか。
今になってはもう、わからない。
これからも、ずっと。
fin.
駄文すみません。もし良ければアドバイスお願いします。
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