・ルール
参加希望者は1〜5レスを目処にSSを自由に作成して下さい。お題が欲しい場合は各自で希望して下さい。お題の提案や作品の感想は随時受け付けとします。覆面先生(SS作者)からのアドバイスも絶賛受け付け中とします。
261: 名無しさん@読者の声:2014/3/13(木) 19:15:16 ID:paKYGlHFqU
「君には理解できないよ」
あの日、彼女は笑顔でそう言った。
彼女は不思議な人だ。無口で表情も乏しくて、それなのに強烈に人を魅了する。僕だけじゃない、彼女に惹かれて人生を狂わせられた人は。第一級危険物のような危ない存在、それが彼女だ。
ところが何時の間にか彼女と常に一緒にいるようになって、そして――
「君じゃあ私を助けられない」
その細い首筋から深紅の鮮血が飛び散るのを見ていることしか出来なかった。
彼女は前世の記憶を持つ人だった。否、前世だけじゃない。前世の更に前の前世の記憶――つまり彼女に宿る魂が存在したその時からの記憶をずっと持ち続けている。どれほど転生しても転生以前の記憶はなくならない、彼女はその事実に絶望した。だから自殺を図った。
僕とは違う存在であるということを、身を以て伝える為に。
嗚呼、本当に、僕には彼女が理解できなかったんだと。何より救うことすらさせて貰えなかったんだと、今、理解した。
構成も構想も何も思い浮かばず書いたもの…下手なんてレベルじゃないよ…
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