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愛憎の狭間でお煎餅を焼いたけど君には結局届かずに一週間寝込んだ話
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1: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/16(土) 23:56:00 ID:0JIt4J9r32


を、だれかしてくれません?


32: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 20:02:50 ID:q5Sf0369gA
やべっ!
寝てたらめっちゃスレたまってるよ・・・。
>>23-29
長編とはやるな。
だがまだいけるだろ?
>>30
濡れせんべいうまいがいくらなんでも短すぎるぜ?
>>31
ちょっと無理が出てきてないかみんな?
お前らの本気を見せてくれよ!
33: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 20:33:36 ID:QWKkgR91fw
>>23->>29はかなりの力作だと思うんだが;-)
やっぱ一週間寝込むのがキビシイんだよw
34: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 20:40:55 ID:GriouPw.r6
俺は>>23-29みたいなの好きだ
こういうの期待してた
35: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 21:09:44 ID:8uKbgHD6iE
(アイツが浮気してたなんて…)

彼氏の浮気が未だに信じられない彼女は気を紛らわすために煎餅を焼いていた。だが頭の中では見てしまった彼氏の浮気現場だけがぐるぐると巡っている。
ピロリン♪

携帯電話に誰からかメールが着たらしい。受信ボックスを開くと彼氏からだった。何でももうすぐバイトが終わるらしくそれから会えないか、ということだ。30分後にいつものファミレスで、と返事してから出来上がった煎餅を冷ましてから袋に入れた。

***

30分後。彼女は待ち合わせ場所のファミレスにいた。目の前には彼氏と浮気相手。そしてテーブルには袋に詰められたお手製の煎餅。

「だから別れよう、彼女。確かに浮気してしまったから俺が全面的に悪い。けど煎餅を焼く女なんてやっぱりちょっと…」

男は言葉を濁して話すが言いたいことが分からないほど彼女は馬鹿ではなかった。

(やっぱり、煎餅を焼く女なんて嫌われるしかないのね…)

「分かった。別れましょう。…よかったらこの煎餅、そちらの彼女さんと食べない?」

「いや、結構だ。…それじゃ」

男は元浮気相手とともに出ていった。後には元彼女と彼女が焼いた煎餅が残っていた──。

***

その日、帰宅してから目を腫らすほど泣いた彼女は自殺したが失敗し、一週間昏睡することとなった。
36: 煎餅さんの愛:2013/3/17(日) 21:34:21 ID:9g7QjuOfUQ
ポリスとの暑い一夜を過ごした後、自宅療養中という煎餅さんの見舞いに行った。

煎餅さんは「じいさんやぁ」「ばあさんやぁぁ」の一人芝居の真っ最中だった。
平常運転、万歳。

煎餅さんに愛について尋ねてみると「トゥゲェザァーしようぜ」とエア合コンを始めるという懐の深さ。

メンバーにケンコバを交え、一時の団らんを楽しんだと思いたい。

酔いつぶれた煎餅さんは「ダチョウクラブの上島竜兵って誰だっけ」と呟くと「あれだろ崖の上で押せよ押せよとか言う奴」と得意気に語ると「ゲッツ」とハートに指先を突き立てるから少しドキッとした。

その後の記憶は無いが気が付くと煎餅さんは冷たくなっていた。

葬式代はケンコバと半分ずつ出しあったがお金が足りないからと葬儀屋でケンコバが皿回しをしたのは今となっては良い思い出。

火葬場から立ち上る白い煙を思い出しながら筆を置きたいと思う。

ああ、そうそう。原因不明だが一週間は金縛りにあって寝込んだ。

fin


37: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 21:49:45 ID:VPe87JgLlA
>>35
これの最後が1週間寝込んだの中で一番しっくりくるね。
よしみんな>>35に続け!
>>36
おいおい、どうした?
こんなもんじゃないだろ?
お前の実力は!
38: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 22:13:22 ID:QWKkgR91fw
>>37おいおい…
自殺未遂で昏睡が一番しっくりくるって何だよ…
一週間寝込んだ話だろ?
39: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 22:18:04 ID:JBH7hm7tq.
>>38
そういえばそうだった。
なんか俺が何したいのかわからなくなってきちゃったぜ……。
40: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 22:30:57 ID:Gq9GbidA4E
あぁなんて愛しいんだ…(´・_・`)
だけど君の横にいるのは彼女なんだね(´・_・`)

彼女なんだね(´・_・`)

お煎餅焼いたんだけどな(´・_・`)
バレンタインには向いてないかな(´・_・`)

ぽりぽり…

ぽりぽり…

一週間分の洗濯大変だ(´・_・`)
41: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 23:06:57 ID:MUS5/3PKD.
ヘアがワイセツなタワシ

fin
42: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/18(月) 01:24:20 ID:mVu3PLIOVs
【閲覧注意】

言い訳を言わせて貰えれば借金は無い。でもただそれだけだったな…。

生きていくだけで精一杯だった俺に今まで付き合ってくれてありがとう。

と、綺麗事を並べてもこの部屋には想い出があり過ぎる俺はまた寂しくて泣いた。

飯も喉を通らないままかれこれ1週間は寝込んでいる。…そもそも食える物など、この部屋には存在しないが…。

いつまでも一緒だと誓い合ったあの頃、こんな時が訪れるなんて想像できなかったな。

降り積もる雪が部屋を凍らせる。このままずっと一緒に居られるなら2人で凍るのも悪くない。そんな事を考えながら少し笑ってまた少し泣いた…。

『何もないね…。』

まさかこの部屋じゃなくて俺自身に向けられた言葉だとは思わなかったよ。

いつものように喧嘩して、いつものように仲直り。そう思っていたのは俺だけだったのかな…。ついカッとなって投げた灰皿…返ってくる罵声…気が付いたら泡拭いてるなんで悪い冗談だろ?俺、握力そんなに無いぜ?



いつものように…いつものように…俺は仲直りがしたくて冷たくなった彼女と交わりながらクタクタの煎餅布団に火を点けた…。


fin
43: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/18(月) 02:29:51 ID:Sngmli.lUU
たしかに俺は有名な煎餅屋の息子だ。息子だけど。

「文化祭で煎餅なんか売れるのかよ…」

なんでかクラスのやつらは「売上一位とるぞ!」とはりきっている。無理だろどう考えても。たこ焼きとか焼きそばとか、タピオカジュースにチュロスなんておしゃれなもんまで売ってるのに、だれがわざわざこんな地味な煎餅を買いに来るというのか。いや、じじばばには人気なんだけどさ。向かいのクレープ屋にはかわいい女の子がいっぱい並んでいる。あーあ、俺も煎餅なんかじゃなくてクレープの生地焼きてぇよ。

「ひとつください」

「あ、はい…っておまえか」

「おまえとはなんだおまえとは!私だって立派な客なんだぞ」

「へいへい」

「へへ、あんたの焼く煎餅好きなんだよねー」

「さいで、けど残念だな。それは俺が焼いたやつじゃねぇ、前の当番が焼いたやつだ」

「えー!」

彼女は残念そうに煎餅を食べる。そういや昔から俺の家に来ては、一緒に煎餅を焼いて食べたっけ。

「儲かってる?」

「確実におまえんとこのチュロスよりは儲かってないな」

「あははっ」

俺は煎餅を焼きながら答える。もう14時か、昼にちょうど交代だったからめし食ってねぇんだよな、はらへったなぁ。なんて思ってると彼女は唐突に言った。

「…私ね、明日告白しようと思うんだ」

「は?随分急だな」

「そうかな?急じゃないと思うけど」

「…つうか、いいかげん教えてくれてもよくね?好きなやつ」

「だーめ」

「なんでだよ、いつも相談のってやってんのに」

「だめなもんはだめなの」

笑顔でそう言い、人混みのなかを駆けていく彼女はとても楽しそうだった。あいつに好きな人がいると知ったとき、俺は自分があいつのことを好きなんだと気づいた。でももう無理だとわかっているから、俺は応援することに決めたんだ。告白が成功したら、お祝いにとびきりうまい煎餅を焼いてやろう。失敗したら、苦い煎餅を焼いてやる。涙を苦味のせいにできるように。だけど、それが俺と彼女の、最後の会話になってしまった。彼女は文化祭の帰り道事故にあい、その短い生涯を終えた。彼女は俺が焼く煎餅が好きだと言ってくれた。だから俺は今日も煎餅を焼く。もう届かないとわかっていても。

しばらくして彼女の遺品整理をしていたら俺宛の手紙がみつかったらしく、俺はそれを受け取とり読んでみた。ラブレターだった。彼女の好きな人は俺だったのだ。なんで気づかなかったんだろう、なんで彼女はもっと早く言ってくれなかったんだろう、なんで俺は気持ちを伝えなかったんだろう、あまりにつらすぎて俺は一週間寝込んだ。

終わり
44: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/18(月) 13:29:54 ID:eYzSg0acMI
良スレの予感
45: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/18(月) 19:40:33 ID:ieSzhKrys2
「ごほっごほっ」

咳が止まらない。頭痛もするし風邪をひいたかもしれない。しかし俺は煎餅を焼かなければならない。少々の体調不良など問題ではない。

先ほど──煎餅を作っている最中に、病院から電話が来た。親父が危篤だから来てほしいとか。俺には関係ない話だがな。

幼少の頃から浮気ばかりして母親をずっと泣かせてきた親父。いつしか親父を俺は憎んでさえいた。そんな親父がもうすぐ死ぬなど清々する。

「よし、出来た」

急がなければ。頭がグラグラしている気がするが気のせいだ。

***

外は雨だった。焼いた煎餅を割らないようにしながらバス停まで走る。まだ間に合うだろうか、死に目ぐらい間に合いたい。
バスに揺られながら昔のことを思い出す。幼い俺に煎餅を焼いてくれた親父。煤だらけの背中が好きだった。

***

病院に着くと走って教えられた病室に向かった。扉を開けると痩せ細り昔の面影などなくなってしまった親父がいる。

「お…やじ…」

震える足を引きずりようにしてベッドに近付く。ベッドの回りにいた看護婦さんたちが場所を開けてくれた。

「親父、」

うっすらと目を開ける老人。上手く動かない口で必死に何かを伝えようとしている。

「……お前の、作った煎餅……もう一度食べたかった…?」

俺が呟くと同時に親父は満足そうな顔をして目を閉じた。

「……俺、煎餅、作って来たんだ……一緒に食おうぜ……親父……」

俺の目から流れ落ちるソレはシーツに染み込んでいく。そしてソレは止まらなかった。

「っく…うわああぁぁぁぁ…ごほ、げほ」

俺は泣き崩れた。俺の作った煎餅は親父には届かなかった……。

***

「風邪をこじらせましたね」

親父の葬式が終わった後、風邪をこじらせたので病院に行き、一週間寝込んだ。
46: 煎餅さんの遺言:2013/3/18(月) 22:53:44 ID:jdjXiI0gJI
今日は煎餅さんの命日。墓参りに行くと煎餅さんがモチをついていた。

「殺っちまったな」とさらしに鉢巻き、ハゲかつらの煎餅さんは元気そうだった。

冤罪は勘弁してくれと塩を撒くとロボットダンスの後、頬っぺたをガンガン叩いて四角形にしたのは幽霊マジック。

鳥居みゆきに乗り移ると「全裸になってスッポンポン。全裸になってスッポンポン」と踊ったのは少し耳に残った。

大事な話がある、と煎餅さんが踊り疲れて語り出したのは深夜2時。

差し出された遺書にはこうあった。

一枚目

俺が煎餅だったとき父親は波平で母親も波平だった。兄貴も波平で妹も波平、ペットのタマも波平だった。近所の花沢さんも波平で穴子くぅ〜んは(ry

二枚目以降は燃やして捨てた。

一週間、寝込んだ。

fin

47: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/25(月) 17:32:58 ID:Y038A0Kxjs
雪深いこの村では米は貴重である。餅米ともなれば特に。
甚六は僅かな貯えを切り崩して行商から買った餅米を突いていた。
48: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/26(火) 06:20:58 ID:IE9FPZTe0o
甚六は齢も二十幾つになろうかという青年であるが、餅を突いたことなど片手で足りる程しかない。
故に少々不恰好な形となったのだが甚六は満足そうである。
49: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/26(火) 17:26:06 ID:7/ngPJy5m.
突き立ての餅の形を丁寧に整えると鍋へと落とす。
50: 1はどこに行った、ったく…:2013/4/6(土) 02:30:07 ID:N43hqqb3Bo
「煎餅フラッシュ。餞別フラッシュ。」
煎餅さんはハゲハゲの実を食べたに違いない。今日も幽霊のくせに元気だった。

「煎餅さんチーすっ」
投げやりに挨拶してみると年寄りらしく煎餅さんは説教を始めた。

「『チーすっ』で止めるんじゃあーりま線香。チー吸うたろ蚊までがセットや内科医」とダブルアイーンをした。

煎餅ジョークは紙一重というか本物のボケなのだろう。

最も死んでから一年以上経つというのに昼間から現れる気合いの入れようは幽霊にしておくには勿体ない。

「煎餅さん。俺とコンビを組まないか?」

「ピッピッピヨコちゃんのアヒル、ガチョーン」
意味がわからない。
多分、否定されたのだろう。

ショックで一週間寝込んだ。

多分、煎餅さんの才能に焼き餅…。
51: 名無しだぜひゃっほう!:2013/4/10(水) 08:47:58 ID:rBKLFt9tYo
あげー
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