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愛憎の狭間でお煎餅を焼いたけど君には結局届かずに一週間寝込んだ話
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1: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/16(土) 23:56:00 ID:0JIt4J9r32


を、だれかしてくれません?


52: 名無しだぜひゃっほう!:2013/4/12(金) 23:37:36 ID:XSU.e7QLS2
おまいらすごいなwww
53: 転職先のヒトコマ:2013/5/11(土) 15:25:42 ID:7fiOYEZjEw
せ「毎度〜、お騒がせしております。エロ本交換です」

せ「一冊につき五枚のティッシュと交換致しております」

せ「エロほ〜ん。竿立て〜。日本語でせんずり。日本語でせんずり」

俺「止めろ、煎餅。」

せ=幼女に転生した煎餅
俺=俺
54: 泣け話:2013/5/20(月) 20:45:04 ID:ruUAO.DdD.
たまには真面目に書こう。

そう思って携帯のキーを押すと煎餅さんがブリッジでエクソシストの真似をやり始めるから集中出来ない。幼女は反則だろう。

かかと落としで黙らせると煎餅さんは遠い目をした。

せ「昔、しばらく一緒に暮らした奴がいた。あいつは誰よりも真面目で辛抱強く、決して弱音を吐かなかった。そう、不治の病に冒され、病の床に着いたときも」カー

何故かカラスが鳴いた。

せ「その状態になって始めて気付いた。これは病気じゃないかと」

そりゃ気付くだろう。

せ「その頃は医者なんて居なくてな。呪い師を呼んで呪術で回復させるしか方法はなかった」

いつの時代だよ、おい(棒)。

せ「でも駄目だった。奴は死んだ」

まぁそうだろう。

せ「以上。」

…オチは?

せ「ない」

根性焼きを見せ付ける意味でやってみたら思いのほか熱かった。

一週間、看病された。

…何かの罪滅ぼしだったかもな。
55: 名無しだぜひゃっほう!:2013/5/26(日) 15:29:46 ID:rMYjJwwGPs
迎えにくると言ったから、待っていた。
母さんは結局迎えにはこなかった。二軒隣のナントカさんの旦那さんとうまく逃げることができたんだろう。ナントカさんの奥さんは娘さんを連れて実家に帰ったらしいけど、ぼくの家庭は見ての通りだ。死にかけのじじが庭の手入れをしている。消えたお金については、年金切り詰めりゃ貯まるだろうと、もういいらしい。もういい。魔法の言葉だった。母さんの愛情は、涙が枯れた頃に振り返れば、大したことはなかった。カップラーメンにお湯を入れて三分待つくらいのものだ。その三分の間だけ母さんが優しかったから、三分間と食べ終わるまで、ぼくは母さんを愛してた。ぼくの愛情も大概だった。だから、もういいんだ、と言われると、心がすっと楽になった。

ナントカさんの旦那さんと母と、その子どもがじじの家に上がり込んできた。いろいろとだめになったらしい。じじは庭の手入れができなくなっていた。死にかけが二十年も生きればさらに死にかけだ。俺の母親代わりにじじが連れてきた猫は、きっとじじの道案内兼娘として、ばばと父のもとにいくのだろう。穏やかな俺のしあわせに、ナントカさん家族は不必要だった。
「天国で待ってっから」
と、じじが言うから追い出しはしなかった。俺はいつか天国にいくために、三人にカップラーメンとお湯だけをあげた。隣人愛はきっとかの道を照らすだろう。けれど与えられる愛は三分と、ごちそうさままでだ。特別その家族に関わり合うことはなかった。じじに家族はどうだと聞かれれば、カップラーメンを食べてしあわせそうに笑いあうその家族を見ると、腹の中がじくじくと熱くなる、その感覚を思い出しながら、なにもないよと背中をなでるだけ。じじの背中は、子どもの俺しか支えられない、それくらいに小さくなっていた。
仕事から帰れば、猫がミャアと鳴いて、足に擦りよった。そしてのろのろとじじの部屋に歩き始めた。葬式の手はずは何度も頭の中で練習していた。だから、しばらくは泣こうと思う。
猫はじじの隣で眠った。じじは俺と少し話をした後、動かなくなった。
56: 名無しだぜひゃっほう!:2013/5/26(日) 15:32:07 ID:rMYjJwwGPs
じじと猫がいない家は、それでも俺の家だった。決してナントカさん家族の物ではない。我が物顔で飯を食うナントカさん家族の財布のために家財がいくつかなくなっていたので、ナントカさんを殴った。弱い。ナントカさんも母も、ジジイとババアになっていた。ジジイとババアは小さくうずくまって震えていた。ジジイとババアの娘はそのふたりの前に立って俺をにらんでいる。まだ十辺りだろうか。きっとこの娘は、ナントカさんの娘でも、母の腹からは産まれなかったのだろう。置いていかれるんだろうなあ。声には出さなかったが、口の中で呟いた。
案の定、ジジイとババアは娘を置いて消えていた。金がいくらか消えているが、生活切り詰めりゃすぐに貯まるだろう。
「待っていてもいい」
俺が天国に行くためだ。娘は泣いていた。

じじの作る飯は、じじに食べやすい柔らかさがメインだった。カップラーメンもババアが作る飯も、柔らかさがメインだったのだろう。死なれても困るので食事は共にするようになった。食卓に言葉はない。娘の歯がレンコンに突き刺さり抜けたとき、恐ろしさに救急車を呼んだ。いたずらはよせと怒られ、気付いたときには娘を担いで病院に走っていた。乳歯とか、知らねーし。それがきっかけで、徐々に娘は俺に懐いていった。俺の作るおやつはじじが作るのを隣で見て育ったから、いつも饅頭や煎餅だった。不満があったのだろう、娘はいつしかホットケーキやクッキーを作るようになった。和食メインの朝飯も弁当も晩飯もおやつも、いつしか娘が作るようになり洋食となっていく。俺はメタボになった。ふと、俺の時は猫だったからこの子は犬だと思った。保健所から一番大きい犬を引き取った。
57: 名無しだぜひゃっほう!:2013/5/26(日) 15:34:25 ID:rMYjJwwGPs
娘を高校まで育てた頃に、ババアがひとり、俺の家にやってきた。しわくちゃのそいつを、娘は「お母さん」と呼んだ。待っていたんだなあと思う。裏切られたような、そんな気持ちになるのは、それなりに娘を家族として愛していたからなのだろう。今日のおやつは煎餅だ。
煎餅を作り終えて、ふたりの居る居間に行く。娘が倒れていた。ババアが駆け寄ってきた。俺の腕を掴んで、引いて、揺らす。煎餅が皿と共に床に落ちる。ガシャンバリン。太い、耳障りな音が響いた。
「あたしの子どもはあんただけだよ! さ、さ、さ、お母さんと一緒に暮らそう?!」
おれの親はじじと猫だよ、ババア。

頭に鈍い痛みが脈を打っていた。警察が言うには、娘がババアと俺を茶筒で殴り、逃げたらしい。娘にとって、親はババアとジジイだけだったのだろう。俺は三日後目を覚ました。危なかったらしい。茶筒は凶器になり得るとか、なにそれ怖い。ババアは保たなかった。
「それでですね、妹さんのお写真ありますかね?」
「いえ、親しくありませんでしたから……。あの、犬はどうしてますか?」
「犬、ですか? すいません、お宅にはご主人とお母さましか……。どのような犬でしょうか?保健所に居なければ、妹さんが連れている可能性が高いかと思われるので」
「……小さい、犬です。きっと保健所ですね。もう一週間経っているなら、絶望的ですかね……」
警察が何かを言っている。俺はなんだか疲れてしまって、瞼の重みに耐えられなかった。暗闇にじじの言葉を思い出す。もういいんだ。あれくらいマイルドに、諦めさせればよかったんだ。待っててもいい。俺は、言葉を間違えた。
それから一週間ほど寝込んで、家に帰れば煎餅が床に散らばっていた。掃除する気には、まだなれそうもない。
fin
58: 名無しだぜひゃっほう!:2013/5/31(金) 12:30:13 ID:0EDzxmcufs
age
59: 名無しだぜひゃっほう!:2013/6/19(水) 18:25:07 ID:lgcs1aHmyk
期待あげ
60: 名無しだぜひゃっほう!:2013/6/19(水) 23:14:30 ID:odQyWLL.BM
まぁ、夢オチなんですけどね。M1の決勝戦に出られることになりました。夢だから何でもありですよね。M1なんてとっくに終わってますし。

せ「皆さん。幼女ですよ〜」

竹馬で登場とは斬新ですね、煎餅さん。

せ「皆さん。幼女のパンツが見たいですか」

やめろよ、煎餅。

しずかちゃんのパンツすらNGになるってのに。

せ「亀井静香のパンツがどうかしましたか」

亀井静香なんて言ってねぇよ。

せ「亀井静香のパンツを見ると警察につかまるのか?」

つかまんねーよ。

それより何でまだ竹馬に乗ってんだよ。話しづらいじゃ
せ「全国の亀井静香さん(幼女)に謝れ」

何で幼女限定なんだよ。

もっと大人も居るだろうよ。

せ「犯人は私だ」

聞けよ、おい。

あと、白目向いて、両手でツノと八重歯を表現してんじゃねぇよ。

竹馬から落ちてるじゃねぇか。

せ「お前。俺のことが嫌いだろう」

嫌いだったらお前のこと、お姫様だっこしてねぇよ

せ「wwwwwww」

照れてんじゃねーよ。やってられるか

せ「バーイ」

…夢から覚めると、原因不明の熱で一週間、寝込んだ。

せ「よく一週間、寝込むよな」

誰のせ
せ「竹馬だけは勘弁して下さい」
61: 名無しだぜひゃっほう!:2013/7/13(土) 01:05:53 ID:5WUwdt0/LQ
せ「あげ」

やおら、煎餅が両手を挙げ、謎の言葉をつぶやいた。

こいつの場合、魔術とか本当に使えそうで怖い。

せ「あげ」

一定のリズムは怖いんで、止めてもらえませんか。

せ「あ……げあげあ……げ」

まぁ、そうやるでしょうね

せ「あげあげ〜♪あげあげあげ、あげ〜♪」

仰げば尊しでうたわれても。字だとわからないし。


62: 名無しだぜひゃっほう!:2013/8/12(月) 01:43:54 ID:VOpmWBQFhA
せ「焼いてみた」

煎餅が卵焼きを持ってきた。

焦げてはいるが許せる範囲だろう

せ「アイゾウの玉子を」

何やら変なことを言う

せ「黄身は半熟にしてある」

黄身に火が通っていない……

せ「さぁ、食え」

見た目は普通だが、アイゾウの半熟玉子。

食べるか食べないか、いや、逃げるか逃げないか。

ダイオアデッド

いや、デッドオアダイ

かつてない恐怖に……




一週間、寝込んだ。


……何だこりゃ

煎餅の日記を見たがカオスだった。

まず日記じゃない。

タイトルには「保守」とある。

謎だ
 
63: 名無しだぜひゃっほう!:2013/9/1(日) 03:44:34 ID:PQtzT3.aSU
「煎餅」

いきなり世界が死んだ。

第三次世界大戦となるべきはずだった。

その後の世界が無い中でそんな言葉の定義に意味があるだろうか。

放射能にまみれた世界を歩くうち、また1人、死んだ。


「煎餅」

冗談とかまた生き返るとかじゃないんだな。

込み上げる嘔吐感、俺もすぐに行く。

煎餅。お前がかつて男であり、今、幼女の死体となった現在、俺はホモなのかペドなのかネクロ何とかなのか、わからん。

ただ、お前がいとおしい。

思えば、お前のコマネチとうんこ漏らしがお前との出逢いだった。

俺はお前を焼く。そして、一週間寝込む。

また逢おう、煎餅
64: 名無しだぜひゃっほう!:2013/9/1(日) 09:28:33 ID:hKAlQK98GM
このスレまだ続いてたんかww
65: 名無しだぜひゃっほう!:2013/9/21(土) 12:59:54 ID:p8v/6sXAeg
お題「アイゾウとは何か」


アイゾウとはアイゾ科に属する鵜である。体長は一寸から五尺。あるいは、それ以外である。体重は鳥の羽より軽い場合と地球より重い場合がある。主食は男女を問わず人間、あるいは擬人化したモノを対象とする。補食にかける時間はコンマ一秒の場合もあれば、何億年とかかる場合がある。寿命は1日から三年、あるいは何十年となる。主に心の奥底で暮らしている。時折、顔や手に抑え切れない熱意や耐え難い苦しみを伴って衝動として現れる場合がある。また、アイゾウが独り歩きすることで犯罪の動機になるとして問題となる場合がある


せ「こんな感じか」
違うし、何を書いてんだか。そもそも、死んだはずじゃなかったのか

せ「ウム」

そうか、じゃあここは、どこだ。白い壁があるだけで何も無い

せ「ま、死後の世界だし、」

死んでんじゃん

せ「まー、おいおい考えるから、気にするな」ポチッ

何を……

66: 名無しだぜひゃっほう!:2013/9/28(土) 17:07:16 ID:SX5BcU73Fg
白いキャンバスを焦げ目がつくまで焼き、醤油を塗ってまた焼く。

作品「煎餅」

と書かれたキャンバスを前に、俺は途方に暮れていた。

作品は説明書きの通りに作成されたのだろう。キャンバスがモチ米、あるいは食べられるものであれれば、この空腹をやわらげることも出来たのに。

腹へった。

煎餅に連れて来られた世界は何もなかった。見渡す限り白い世界で何もない。

そんな世界を半日歩いて見つけたのがこれだ。

「煎餅、ここは何だ」

何度も繰り返した質問をまた繰り返す

「アイゾウの中だ」
アイゾ科のウが何だというのか、俺は俺は……

一週間煮込んだ

キャンバスも食えるんだな。そう思った俺は壊れている

67: 名無しだぜひゃっほう!:2013/10/20(日) 00:56:05 ID:tEi77zlAC.
せ「そもさん」

せっぱ……。

せ「固くてしょっぱくて食べるとバリバリ音がするのは煎餅です」

……。

せ「さて、何でしょう」

わからん……。

せ「正解です」

……。

せ「続いての質問です」

質問……?。

せ「一週間煮込むと食べられる煎餅を今食べたいです」

……。

せ「さて、どうなるでしょう」

知らん。

せ「なるほど。では、また来週〜」

……やっつけにも程がある。


68: 名無しだぜひゃっほう!:2013/11/13(水) 10:43:41 ID:eaK745q2DQ
そいやっ!
69: 名無しだぜひゃっほう!:2013/11/20(水) 00:22:42 ID:5LdqiUsKqg
煎餅がゆらゆらと降って来る

せ「煎餅注意報が発令されました。ご注意下さい」

例によって、どこからか取り出したマイクで煎餅が変なことを言いだす。

煎餅の指差す方向を見ると、どこまでも続く白い世界の中に小さな点が見えた。
「煎餅レベルは3、大きい、あれは塩煎餅?」

喚きながら、ガシッと胸ぐらを捕まれた。痛いんだが。

「マジで危険なのだ」

危機感があるのか無いのか。マジモードの煎餅をよそに、ゆっくりと塩煎餅が近づいて来る。

腹減ったな。

正直、早く落ちろと思った。空から落ちて来る煎餅が、食べられるかはしらないが、とにかく腹が減って仕方ない。

「あっ」

前触れもなく、いきなり塩煎餅は爆発した。

何でだっと腹が鳴ると同時に、塩煎餅の欠片が直撃した。

一週間、寝込んだ。
せ「うまいな、これ」
一週間、寝てる横で煎餅がバリバリと音を立てて、塩煎餅の欠片を食べていた。

という映画を見せられた。

何だこれ。
70: 名無しだぜひゃっほう!:2013/12/15(日) 01:11:28 ID:KVSF76wtog
せ「エンジン全壊、喘息全快」

いや、色々おかしいから。

今度はSFと来たか。

最も、コックピットもない、ただの木馬しかない。

「あ〜」

無駄にわかってしまった。マンダムはどこだって話だ。


せ「殺意の波動砲、発射」

豪鬼さん、出番ですよ〜。

「SFどこ行ったよ、おい」

そして脈絡なく、煎餅手裏剣にぶっ飛ばされる俺。

「ソースを感じろ」

わけわかんねーよー。

一週間、寝込んだ。

やれやれ
71: 名無しだぜひゃっほう!:2013/12/23(月) 01:52:38 ID:SY9rnwVpfk
せ「へこきにん前へ」

黒の付け髭に学生服を着た煎餅。

そいつが木鎚を叩いている。

毎度、毎度、脈絡の無いストーリー。

せ「へこきにん前へ」

苛立つように木鎚を叩く煎餅。

木鎚とヒゲ、学生服。間違ったピースが含まれているのだろう。何を意味しているのか良くわからん。

せ「へこきにん前へ」

ダンダンと木鎚を連打する煎餅。周りを見渡せば、煎餅で作られた人形が立ち並ぶ。ベニヤ板を人形にくりぬいた感じで、ベニヤ板の代わりに煎餅で作られている。

煎餅特有の焦げた醤油の匂いが香ばしい。

せ「へこきにん前へと言ってるだろうがボケっ!」

木鎚で殴られ、意識が跳ぶ。

スローモーションの中で思うことは一つ。

異議あり。

例によって、一週間、寝込んだ。

へこきにんって、何だよ。

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名前:
sage:


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うpろだ
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