http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1356265301/1-10
1スレ(少年「ボクが世界を変えてみせる」)
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch5/1385288769/1-10
2スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」)
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbss/test/mread.cgi/ryu/1416136192/1-10
3スレ(カロル「ボクが世界を変えてみせる」【完結編】)
あらすじはそれぞれの1参照(考えるのがめんどくかったんです。ごめんなさい)
>>2から本編になります!
181: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/9(水) 21:05:13 ID:JkKuuTtydw
宰相「王妃様!!」
ミリア「はい?」ニコニコ
宰相「そのような者に配慮なさる必要はございません!!その男はブルードル陛下を……」
ミリア「ねぇ、ヒメくん?」ニコニコ
ヒメ「は、はい!」ビクッ
宰相「聞いてますか!?」
ミリア「貴方にとってローレン様は信頼に足るお方ですか?」ニコニコ
ヒメ「もちろんです!でなければ協力を要請したりしません!」
ミリア「そう?なら私も信じます?」ニコニコ
宰相「はぁ!?」
ローレン「……!?」
ミリア「宰相殿のお言葉に気を悪くされたかと存じますわ…。代わって心よりお詫び申し上げます」ペコッ
ローレン「…王妃殿に頭を下げていただく謂れはない」
宰相「ミリア王妃!!」
ミリア「貴方は先ほどから何をしているのです?」フカブカ
宰相「は…?」
ミリア「私に頭を下げさせたまま傍観なさいますの?」フカブカ
宰相「うっ…!」
182: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/9(水) 21:05:37 ID:uPayho02ls
ローレン「お気持ちは重々伝わった…。俺は何も気にしておらん…」
ミリア「宰相殿が暴言を撤回し、謝罪するまでは畏れ多くて面を上げられないですわ?」フカブカ
宰相「……!」
ヒメ「宰相殿…」ジーッ
宰相「くっ…申し訳ございませぬ。どうか先の言葉は記憶から消してもらえないだろうか…!」ペコッ
ローレン「うむ。許そう…」
ミリア「ありがとうございます?なんて寛大なお方でしょう?」パァァ
ローレン「とんでもない…」
ミリア「宰相殿?」クルッ
宰相「……?」
ミリア「ヒメ国王のお味方を疑ってはなりませんわ?それはヒメくんを疑うのと同じ事ですわよ?」
宰相「は、はっ…しかしブルードル陛下の暗殺を知っていながら……」
ミリア「ローレン様を逆恨みするのはおよしなさい。亡き陛下も呆れておられますわよ?」
宰相「…も、申し訳ございませぬ」
ミリア「誠に大変ご迷惑おかけしました…」ペコッ
ローレン「お構い無く…こちらも不謹慎な発言をしてしまい、申し訳なかった」
183: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/9(水) 21:07:46 ID:JkKuuTtydw
ミリア「ではごゆっくり?」パタンッ
シーン
宰相「……」
ローレン「……」
ヒメ「気を取り直して話し合いましょうか?」ニコッ
宰相「その前にローレン様…」
ローレン「なんだ?」
宰相「改めて失言をお詫び致します」ペコッ
ローレン「…その話は終わっている」
ヒメ「……」ホッ
宰相「ヒメ国王にも申し訳ないことを…」
ヒメ「僕は何も…?」
ローレン「悪いが自国の問題を抱えていた俺はそちらに気を配る余裕もなかったんでな…」
宰相「当然でしょう…。とんだ醜態をお見せしてしまいました…」
ヒメ「ローレン様はどのような繋がりで西の国と共謀されたのですか?」
ローレン「実のところ…俺はほとんど計画に関わっていない。奴らが忍ばせた間者から密書を受け取っただけだ」
ヒメ「そうだったんですか…。では密書の内容は?」
ローレン「西の国への亡命を条件に王位獲得を後押しするとあったので俺は間者に返事を渡した。
その後、計画の説明や手引きなど、やりとりはしていたが直接は会っていない…」
ヒメ「…なるほど」
ローレン「後は知っての通りだ?」
宰相「ますます誤解しておりましたな…」ズーン
ローレン「いや、説明不足だった…」
ヒメ「(一切の情報を明かさずにローレン様を動かしていたのか…。
やっぱり、ただの独裁国家じゃない…。政略、軍略に秀でた者もいれば無鉄砲で大胆な奴もいて…まるで知性と野生が共存したような国だ)」
ヒメ「(そして何より恐ろしいのは曲者揃いの配下を一手に纏めてみせてるファルージャの異常なカリスマ性……魔性の異名はあながち嘘じゃなさそうだな…)」
ヒメ「(3国で立ち向かう心強さはあっても全く安心できない敵だ…!)」
184: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/9(水) 21:09:40 ID:uPayho02ls
〜〜〜〜〜〜
宰相「…これで纏めましょう。お二方とも異存はございませんか?」
ヒメ「異存ありません」
ローレン「俺も異存ない」
宰相「では3国代表による会談を締めたいと思います。ありがとうございました」ペコッ
ヒメ「ありがとうございました」ペコッ
ローレン「ありがとうございました」ペコッ
宰相「最後にこれを…」ピラッ
ローレン「…?」
宰相「はい。こちらに署名いただきたい」
ヒメ「誓約書…?」
宰相「今回は情報漏洩を防ぐ為、敢えて家臣らを加えずに代表のみで会合の場を設けました。
よって…各代表の署名を頂き、ここに共闘の誓いを立ててもらいたいのです」
ローレン「いい案だ。何か一つ形に残しておけば後世にまで楔を打てる」
ヒメ「この誓いが有る限り、裏切った者は歴史的大罪人となりますね。まぁ裏切る方なんていないでしょうけど?」
宰相「お二方を疑う訳ではないのですが事の大きさを考えますれば必要な措置かと思いましてな」
ローレン「うむ…」カリカリ
ヒメ「では僕も?」カリカリ
宰相「ふむ…これで3国は運命共同体となりました。我らの誇りに誓って本懐を遂げてみせましょうぞ!」
ローレン「ふっ…」ニヤッ
ヒメ「えぇ、必ず?」ニコッ
宰相「うむ…!では…決戦の日、またお会いしましょう!」コクリ
185: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 21:58:12 ID:80Swz/CGlc
―――西の国(宮殿)―――
ギシギシ アンアン ギシギシ アンアン
美男1「お、おぉ…もぉ…!」ズンッズンッ
ファルージャ「んっ…アァ…!まだじゃ…!足りぬ!」ガシッ
美男2「れろ……えっ?」グイッ
ファルージャ「むちゅっ…」ジュルッ
美男2「っ…っ…ッッッ!!!」ヘナヘナ
ファルージャ「はっ…」ニギッ
美男3「あがぁぁああ!!じょ、じょ女王陛下ぁぁああ!!!」ガクガク
ファルージャ「はぁん…?硬くいきり立っておるわ?そんなにも妾を求めるか?」シュッシュッ
美男3「ぐっ…!ま、まずい…ぐあぁぁぁっ!!」ビクンビクン
美女1「女王様の汗と私の汗が混ざりあって…んっ…」ピチャピチャ
ファルージャ「よいぞ…?もっとじゃ…妾に快楽を捧げよ?」スッ グチュッ
美女1「あっ…あぁ!ハァァァァン!!!」プシャー
美男1「女王様ぁぁぁああああ!!!」ビクンビクン
ファルージャ「……果ててしもうたか。次?」
側近3「ははっ!どれでもお好きにお召し上がりくださいませ!」
美男's「ハァッハァッ!」ズイッ
美女's「もう…我慢できない…!」クネクネ
ファルージャ「クスス…少しは退屈も紛れそうさな?」レロッ
全員「(女王陛下の舌なめずりィィィィヒィィアアアア!!!)」ドクンドクン
186: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 21:59:17 ID:NoRmDAGEHw
ギシギシ アンアン ギシギシ アンアン
女装家「なによ…!なんなのよ、これ…!?」ギリギリ
将軍「め、目の前に楽園があるというのに…我輩らはただ見ている事しか出来ぬのか…!?」ワナワナ
魔導師「(いいなぁ…)」ジーッ
側近3「申し訳ございません。女王たっての希望ですので?」
女装家「な、なんでよ…!なんでオネェ様はアタシ達にこんな苦しみを与えるワケ…!?」
将軍「グオォォェ…ッグフゥ!鎮まれ、鎮まるのだ、カカドゥーラ2世よ…!まだその時ではないぃぃ…!」ギンギン
魔導師「……」
側近3「見られてると意識するのが気持ちいいとおっしゃってました。
それから営みを晒す事で美容に繋がるのだとか…」
女装家「じゃあアタシがオネェ様とムチュムチュアハンしてくるからアンタ達が眺めてなさいよ!?」
将軍「くそオカマがぁ!?誰が貴様なんぞに触らせるかぁ!?女王は我輩の嫁だぁ!?」
女装家「はぁぁぁ!?いつアンタの嫁になったのよ!?オネェ様はアタシのなんだから!?」
魔導師「おやおや…聞き捨てならないなぁ…?」
将軍&女装家「あぁん…?」ギロッ
側近3「……!?」
女装家「テメェら首へし折るぞ、ゴラァッ!?」ガァーッ
将軍「イチモツを握り砕いて"女"にしてやろうか…?」グッパッ
魔導師「今からその身に起こる不幸、受け入れる覚悟は出来たかい?」ニギニギ
側近3「お、お三方とも……」アセアセ
ファルージャ「んっ…はぁ…そなたら、何をじゃれあっておる?」キッ
三銃士「」ビクッ
ファルージャ「よそ見するな?ンゥゥっ…妾に、集中せよ…?」ギシギシ
女装家「いやぁんっ!違うの、オネェ様?こいつらが邪魔するから…」アセアセ
将軍「な、何をぅ!?元はと言えば貴様が……」アタフタ
魔導師「ごめんよ、女王…嫌わないでおくれ?」シュン
187: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 22:01:57 ID:NoRmDAGEHw
美男美女's「」グッタリ
ファルージャ「フゥ〜…馳走であった」ホクホク
側近3「衛兵!交わった連中を処刑場に連れていけ!」
西の衛兵's「ははっ!!」ザザザッ
ファルージャ「見せつけるのも良いものさな…?いっそう肌が艶めくわ?」ツヤツヤ
側近3「(一度に20人も相手して息一つ乱していない……)」
女装家「くぅぅ…!し、下衣がビショビショに…」プルプル
将軍「わ、我輩もだ…!」ベチョッ
魔導師「疼くなぁ…」モジモジ
ファルージャ「そなたらの視線もなかなか扇情的であったぞ…?」ニタァァァ
将軍「お、お役に立てたのであれば…」ウズウズ
女装家「この上ない光栄……」ウズウズ
魔導師「……」ウズウズ
ファルージャ「クスス…」
女装家「あのぅ…オネェ様ぁ?」
ファルージャ「なんじゃ?」
女装家「そ、その…ずいぶんお預けくらってますしぃ?そろそろ…」
ファルージャ「…はっきり申さぬか?」
女装家「…あ、アタシもご褒美が欲しいなぁ…なんつって…?」ムラムラ
将軍「そ、それを言うなら我輩もご無沙汰だ…!?」
魔導師「自分も半年以上、触らしてもらってない」
ファルージャ「ほう?おねだりかえ…?」
女装家「だ、だってオネェ様ってば最近、奴隷を飼ってみたりホビットの血を啜ったりアタシ達に見せつけたり…全然、構ってくれないんですもん」イジイジ
将軍「正直に申しますればヤりたいの一言に尽きる!!」ドドンッ
魔導師「」ジーッ
ファルージャ「フゥン……」
188: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 22:06:23 ID:NoRmDAGEHw
ファルージャ「側近、手を差し出すがいい」
側近3「はっ!」スッ
ファルージャ「は…む……」カプッ
側近3「」ビクンッ
チュピッ チュパッ レロォッ ニュチュッ ジュルルルル
女装家「(ゆ、指を…!?)」
将軍「(な、なんといやらしく、そそられる舌使いだ…!?)」ゾクゾク
魔導師「(なんであんな奴に…)」ムカムカ
ファルージャ「ふはぁっ…ふふふ……」チュポンッ
側近3「あひぇ〜」ヘナヘナ
ファルージャ「そなたらがもたついておる間…妾がどれほど身の渇きに悶えていたか知ってるか?」
女装家「っ…」
将軍「うぐぅ…!」
魔導師「……」
ファルージャ「焦らされているのはどちらか理解できような?」
女装家「で、でもぉ〜…待ったら待った分だけ手に入れた時、甘美になるって言うしぃ〜?」
ファルージャ「」ジッ
女装家「は…!?」
ファルージャ「待つのは嫌いじゃが…待たされるのはもっと嫌いじゃ?」
女装家「!?」ガーン
189: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 22:11:36 ID:NoRmDAGEHw
ファルージャ「妾の元に再三に渡り、このような文が届いたぞ?」ピラッ
将軍「そ、それは…!?」
ファルージャ「抗議文だそうな?」ピンッ
将軍「」パシッ シゲシゲ
女装家「ちょ、ちょっとぉ〜!なによ、コレぇ!?
鉱山地帯一画、南の国に壌土せよとかどんだけぇ〜!?
あの鉱山はアタシの所有地よ!?あんな金脈、タダでやれるワケないじゃなぁーい!?」
魔導師「東国民の返還…?あぁ、自分と一緒に研究所に連れてこられた連中だっけ…。
懐かしいなぁ。もうとっくに死んじゃったもんねぇ」シミジミ
将軍「お、王国領への立ち入りを一切禁じるだとぉ…!?何様のつもりだぁ…!?」ギリギリ
「拉致騒動、暗殺…どちらも関与した確証はありませんが一方的に流布されているようです」タッ
三銃士「!?」クルッ
参謀「流言を阻止し、不当な要求を公に明かそうかとも考えましたが…。
当事者である3国の一致した公言もさることながら…"西の国"の悪名が祟って擁護派に回る国は皆無となっておりまする」
将軍「…何をしている?貴様を呼んだ覚えはないぞ?」
ファルージャ「妾が呼んだのじゃ」
将軍「はっ…!?」
参謀「ご機嫌麗しゅう。我らが愛しき女王陛下」ザッ
ファルージャ「うむ。苦しゅうない?」
将軍「……!」ビキビキィィッ
ファルージャ「ピクスィよ。そなたを最高司令官に任ずる」
参謀「はっ!」ザッ
女装家「さ、最高司令官って…?」
側近3「っ…ぐ、軍の権限だけでなく、政務においても独自の決定権を持つ官の最高位ですね…」フラッ
将軍「な、ん、だ、とぉぉおおお………!!!!!」ゴゴゴゴゴ
魔導師「なんで急に偉くなったんだい?」
参謀「…以前より女王に打診してましてね」
190: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 22:14:15 ID:NoRmDAGEHw
将軍「認めんぞぉ…!女王、何故こいつが最高司令官に…!?」
ファルージャ「そなたらが動かぬからと言うておろうが?」
参謀「皆さんの不甲斐ない働きが敵を調子付かせ、女王の美しいお顔に泥を塗ってしまったのですよ?」
女装家「だ、だってアンタが色々イチャモン付けて、まだ早いだの作戦があるだの…!」
将軍「我輩を出し抜こうと作戦を遅らせてきたのではあるまいなぁ…!?」
魔導師「自分は言われた通りに二国の王を殺してきたんだけど」
参謀「言い訳は聞こえませんね?なんにしろ皆さんが遅れを取っておられたのは確かでしょう?」
将軍「なぁにぃをぉぉううう〜〜…!?」
参謀「閣下は策も練らずに突撃だ、突撃だと息巻くばかり」
将軍「あぁん…!?」ギヌロォォォ
参謀「シャルウィン様は鉱山を空にしてから明け渡すとごねて交易を遅らせてますよね?」
女装家「ど、どうせ向こうだって産地がどうだの、どの宝石が欲しいだの言い争って全然、細かく決まらないんだからいいじゃないのよぅ!?」
参謀「今はなんとか隠してますが本格的に視察に訪れた際に掘り尽くされた鉱山を見られれば交易は破棄になりますよ」
女装家「っ…!?」
参謀「パカラゥロ様に至っては致命的ですね。あれだけ病死扱いでとお願いした筈ですが…まさか暗殺を見破られるとは?」
魔導師「見破られるような計画立てたのはキミじゃないの…」
参謀「貴方の失敗が引き金となり、大いに日を費やして孤立させた王国も今や2国を味方に付け、持ち直しておりまする。
果ては連合軍の盟主に登り詰める程の大躍進…もはや驚異と言っても過言なき大敵にございます」
魔導師「……」ムスッ
191: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/12(土) 22:18:45 ID:80Swz/CGlc
ファルージャ「フッ…顔に泥を塗られた、か。妾にしてみればどうという事もないわ?」
参謀「?」
ファルージャ「この身にこびりついた汚点の数々…振り返れば、まっさらであった頃すら見当たらぬ」
ファルージャ「唯一残されたのは全てを凌駕する美のみよ…。
この美さえも窶れ果てようものなら…妾にはいったい何が残ろうか?」
将軍「……!」
女装家「う、うぅん…」
魔導師「自分はどんな女王だって好きさ」
ファルージャ「クスス…なんと嬉しい言葉か。じゃが…僅かな愛では満たされぬのよ」
魔導師「女王…」
ファルージャ「愛されたいのじゃ。誰からも。愛すればこそ人は一途に執着する」
ファルージャ「愛する者の為とあらば、その身を擲つ程に熱を宿した使命感が産まれる…」
ファルージャ「愛とはすなわち究極の束縛じゃ…」ニタァァァ
将軍「……!?」
ファルージャ「愛による支配…。狂気とまで呼べる崇拝…。
捧ぐ愛、受け入れる愛…純粋な愛に溢れた素晴らしき世界…ふっ……ふふふ」プルプル
参謀「(危険思想とかじゃない。単なる異常者だ…)」シラー
女装家「ステキ…!とってもステキよ、オネェ様!!」パァァ
将軍「たぎってきたぞぉぉぉううう!!!我輩は女王への愛に生きる!!!」ムキムキィッ
魔導師「…んふふ。なんでもいいさね。女王が喜ぶなら」ニヤリ
側近3「女王陛下バンザーイ!!」
西の衛兵's「おぉぉぉぉぉおおお!!!」バンザイ
ワァーワァー! ワァーワァー!
ファルージャ「妾に楯突く愚かな国々に知らしめてやるがいい。真の愛の力をな…?」ニヤニヤ
192: 名無しさん@読者の声:2015/9/18(金) 18:13:58 ID:yaw1TjHUAo
ファルージャのカリスマに心酔しないとか、参謀はある意味最強候補だな…
他に悪役サイドのキャラだと、ファルージャや魔術師が好きです。悪人ながら己の信念を貫いてるのがいい
193: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 21:32:45 ID:1ddY1OvGrg
―――王都(王宮)―――
宣教師「どういう事なのですか!」バンッ
役人1「どうもこうもない。とっくに決まった事だ」
宣教師「あなたでは話になりません!国王を呼んでください!」
役人1「な、なにぃ…?こっちはわざわざ政務の合間を縫って対応してやってるんだぞ!
この多忙な時期に突然、押し掛けて国王に謁見賜ろうなど思い上がりも甚だしい!」
宣教師「説明もなく、こんな要求を押し付けてきたのはそちらでしょう!」バサッ
役人1「だからなんだ!国の決定に逆らう気か!」
宣教師「国民の権利を無視して法案を通すのですか?民を主とした国家に違反してますよ!」
役人1「ああだこうだと喚くな!いかがわしい宗教団体の分際で……」
宣教師「いかがわしいとは聞き捨てなりませんね!私達は公式に認められた慈善活動家ですよ!」
役人1「くっ…」
ガチャッ
政務官「何事だ」
役人1「り、リルラ政務官…」
政務官「言い争う声が廊下にまで響き渡っているぞ」
役人1「こ、この女が怒鳴り込んできまして…人の話も聞かずにずけずけと騒ぎ立てるんですよ」
宣教師「話を聞いてないのはあなたでしょう!私はただ納得のいく説明を求めてるだけです!」
役人1「だから何度も言ってるだろ!国の決定であると!?」
宣教師「そんな雑な説明でどう納得しろと!?」
政務官「分かった、分かった…。お前は仕事に戻っていい。私が話を着けよう」
役人1「え?いや、しかし政務官の手を煩わせるまでも……」
政務官「下がれと言ってるんだ?」ギロッ
役人1「うっ…は、はい…」シブシブ
194: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 21:35:10 ID:1ddY1OvGrg
政務官「では改めて要件を伺おうか」
宣教師「この法案の概要と教団に対する命令、二つの説明を求めます」バサッ
政務官「…書いてある通りだ。我が国はこれより西の国打倒に向けて軍備を整える」
宣教師「なぜ国民の意思も問わず戦争をするのですか!?」
政務官「…国王自らが打ち立てた決定だ」
宣教師「ヒメくんが…!?」
政務官「そちらもある程度の事情は聞いているのだろう?」
宣教師「知ってますけど…彼に限って、そんな決定する筈がありません!」
政務官「西の国による被害が本格化しているとしてもか?」
宣教師「え?」
政務官「先日、南と東の両国王が暗殺された件は知っているな?」
宣教師「は、はい…」
政務官「これが何を意味するか分かるか?」
宣教師「た、大変な事態かと…」
政務官「世界的に見ても稀…というより、絶対にあってはならない一大事だ」
宣教師「……!」
195: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 21:37:26 ID:1ddY1OvGrg
政務官「確実に言えるのは…今回、国王陛下の下された決定は紛れもなく英断であった」
政務官「なにせ二つの国の象徴が易々と剥ぎ取られ、丸裸同然にさせられたのだ。この事実は各国に激震を与え、どの国も現在、戒厳令が敷かれている」
宣教師「で、ではなぜ3国だけで対処するのですか?同盟国で力を合わせれば……」
政務官「そうもいかないからこそ早期の対応が迫られているのだ」
宣教師「?」
政務官「理由はいくつか挙げられるが…まず此度の連合軍結成は同盟国を通さず打ち上げた物だ」
宣教師「そ、それなら打ち上げた後でお声かけすればいいのでは?」
政務官「幼い王の立つ国が盟主に掲げられ、王を失った危うい統制下にある2国を率いて戦う…端から見れば無謀極まりない話だ?」
宣教師「どの国も立ち上がらないと…?」
政務官「立ち上がるどころか警戒視されている」
宣教師「え?な、なぜです?」
政務官「この連合勢力は同盟から独立した組織と見なされているからだ」
宣教師「な、なんだか…難しいんですね?」
政務官「当然だ。思惑の数だけ話は拗れ、キリのない問題に追われれば疑心暗鬼に駆られる。
そこで様子見を決め込むか、打って出るか…どちらにしろ正解は永久に出ない」
宣教師「永久に…?」
政務官「たとえ今は良い結果を残したとしても…ここから先、100年後か200年後か分からないが…その経緯が何か恐ろしい事態に結び付く可能性が無い訳ではない」
宣教師「っ…」ゴクリ
政務官「我々がいかに頭を悩ませ、議論したところで保障してやれる未来など2、3年がせいぜいだ?
その保障さえ確信ではなく、"おそらく"といった勘に留まる」
宣教師「せ、政治についてはよく分からないですが…本当に…どうにもならないのですか…?」
政務官「なるべくなら戦闘は回避したいが…残念ながら手を尽くした上での決定だ」
宣教師「そんな……」
政務官「貴方は私より余程、陛下の性格をご存知だろう」
宣教師「はい…」
政務官「その陛下が誰に指図を受けるでもなく…御自身で決められた答えだ」
宣教師「……」
196: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 21:43:07 ID:1t/IcgHa3c
政務官「次はこちらの要求に関する説明だったな?」
宣教師「は、はい」
政務官「司祭殿には教団の代表として想定される反対運動の鎮静化に当たってもらいたい」
宣教師「鎮静化…ですか?」
政務官「各地の拠点確保は軍部の対応が早かったので難なく済んだが住民の移動に手間取っているようでな。
速やかに戒厳令を敷けるよう教団の方で促し、各聖堂を避難拠点として移住するよう伝えてもらえないか?」
宣教師「分かりました…」
政務官「それから教団員の中で医術に長けた者を300名ほど貸し出してほしい。軍の医療班だけでは心許ないのでな」
宣教師「…教団員も戦場に行かされるのですか?」
政務官「あぁ、だがそれは民も同様だ。既に徴兵制度を設け、各地から若い男手を募集している」
宣教師「……」
政務官「強制ではない為、実際はほとんど集まっていないが…君達も危機感を持った方がいい」
宣教師「……?」
政務官「戦場に出れば確かに命を落とす確率は高まるだろう。
だが誰も立ち上がらなければ軍が機能しなくなった際には守る者がいなくなるのだ」
宣教師「……!」
政務官「"戦争"という語句のみに目を向ければ為政者の勝手な都合に思えるのも分かる。
しかし陛下は西の国土や利益目的で戦いを決意したのではない」
宣教師「」ズキンッ
政務官「国を…民を…仲間を…ひいては自分自身を守る為に道を切り開こうとなさっておられる」
197: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 21:59:00 ID:1ddY1OvGrg
政務官「貴方が争いを望まれないのは承知している。
教団で平和を叫び、反対運動を起こせば民や教団員が巻き込まれる心配はなくなるだろう」
宣教師「……」
政務官「平和を口にし、いずれ来る滅びを待つか…多くの血と犠牲を引き換えに新たな平穏を掴み取るか…」
宣教師「…話は分かりました」
政務官「お…?」
宣教師「教団の代表として全力で後方支援に務めると約束しましょう…」
政務官「…正直、驚いている」
宣教師「はい…?」
政務官「すんなり聞き分けてもらえるとは思っていなかった…」
宣教師「…私だって本心ではお断りですよ」
政務官「……?」
宣教師「きっとヒメくんも…こんな気持ちで決断を下したのでしょうね」
政務官「…あぁ、幼い陛下に負っていただくには、あまりに辛い役回りだ。
勝敗に限らず、恐ろしく根深い問題が無数に産まれ、過酷な道を約束されるだろう」
宣教師「…裏で通じて民意を抱き込み、民を煽動するなんて、まるで以前の王国と教団ですね」
政務官「だが今回は意味合いが異なる」
宣教師「えぇ、分かってます」
政務官「それならいい。話は終わりだ」ガタッ
宣教師「変わられましたね…?」
政務官「?」
宣教師「ヒメくんと家臣の方々の関係も…あなた自身も?」
政務官「そう思えるなら…やはりこの国を変えられるのはあの方の他にいないということだろうな」
宣教師「…背負いますよ。私も共に?」
政務官「あぁ、頼む」スタスタ
ガチャッ バタンッ
宣教師「……」
198: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 22:00:04 ID:1ddY1OvGrg
〜〜〜〜〜〜〜〜
―――南の山脈(山間の村)―――
ワイワイギャーギャー
ドタバタ ドタバタ
教徒「移動の準備が済みましたら慌てず焦らず教団員の指示に従って列に並んでください!
お子様、老人、女性優先でお願いします!なお病気や怪我を負われてる方も対象です!」
ゾロゾロ ゾロゾロ
部隊長1「食糧はこっちだ!金具はそっちの荷車に積むんだ!家畜は向こうの輸出用馬車に押し込め!」テキパキ
ボスッボスッ ガラガラ
役員「せっかく築き上げた農耕地が…大事に育ててきた家畜や作物が…全部、全部……」ヨロッ
部隊長「兵糧の回収を済ませたら一帯に聳える木々を切り倒し、整地して防衛拠点の増築に取り掛かれ!!」
王国兵's「ははーっ!!」
役員「うぅ…そっだらことしちゃなんねぇだ!周辺の土地さ、50年は禿げ上がっぞぉ…!?」ワナワナ
家畜商「諦めっぺ、村長」ポンッ
役員「うっ…うぅ…ちくしょう…ぢぐじょ〜〜〜!!」メソメソ
家畜商「せっかく村さ、でっかくなりかけてただっつーに…世知がれぇなぁ」
教徒「…す、すみません。後がつかえてるんで立ち止まらないでもらえますか?」オズオズ
家畜商「おう、わりぃな、兄ちゃん。ほれ、村長行くべ?名残惜しむのもほどほどによ?」スタスタ
役員「くぅぅっ…」メソメソ
教徒「……」シュン
199: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 22:00:51 ID:1ddY1OvGrg
―――山間の村(門前)―――
ワイワイガヤガヤ
王国兵1「こんなホビットの小娘を連れてくのか…?」
王国兵2「おう、なんでも人智を越えた大層な医術をお持ちだそうだ?」
クーペ「……」
王国兵1「ふーん…まぁいいや。乗れ?」
クーペ「はい…」トットッ
ココット「お姉ちゃん!」タタタッ
クーペ「」ピクッ
ココット「はぁっ…はぁっ…」ゼェゼェ
医術師「ふぅ…間に合ったか」スタスタ
王国兵1「またホビットか?こいつも医術を?」
王国兵2「いや…知らん?」
クーペ「ココット…」
ココット「……!」
医術師「水くせぇな?何も言わずに行くつもりか?」
王国兵1「お前の知り合いか?」
クーペ「…少し、お時間を頂いても?」
王国兵1「少しならな?」
クーペ「ありがとうございます…」ペコリ
200: ◆WEmWDvOgzo:2015/9/18(金) 22:01:27 ID:1t/IcgHa3c
クーペ「…どうしてここにいるの?避難したんでしょ?」
ココット「……」
医術師「俺がそうしたんだ」
クーペ「…先生、どういうこと?」ムッ
医術師「俺から聞かされたって納得しねぇだろ?」
クーペ「……」
医術師「気持ちは分かるが弟にくらい、きっちり話しとけよ?」
クーペ「……」
ココット「お姉ちゃん、せんそーに行くの?」
クーペ「…そうだよ」
ココット「どうしてお姉ちゃんが行かなきゃいけないの!」
クーペ「あのね、ココット…」
ココット「兵士さん!お姉ちゃんを連れていかないで?」
王国兵1「は?」キョトン
クーペ「違うよ。ココット。ちゃんと聞いて?」
ココット「え…?」
クーペ「わたしが自分で決めたの」
ココット「な、なんで…?」
クーペ「司祭様に頼まれたから…」
ココット「……!」
医術師「ずいぶん信用してるんだな?」
クーペ「それはそうですよ。司祭様がいなかったら、こうして村の一員にはなれなかったし、弟と先生と充実した暮らしをさせてもらえる事もなかったんですから…」
クーペ「司祭様がわたしを頼ってくださるなら、わたしはそれに全力で応えたいんです」
医術師「だそうだ?」
ココット「……」
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