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魔王「何でイチャイチャちゅっちゅできないんだよ!」
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1: :2012/9/14(金) 23:05:11 ID:4.MWSg5KoU
書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10

基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984

注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。


234: :2012/10/6(土) 23:10:22 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「くだらない……だと?」

魔道師「くだらないことなんかあるかぁ!!貴様にはわかるまい!地位を奪われる絶望が!」

魔道師「支配される存在でしかない下賤な民と同位とされ、程度の低い惨めな生活を送る!この屈辱が貴様にわかるか!?」

魔王「民と共にある生活の何が屈辱だ!」

魔道師「民など、我ら王族の玩具に過ぎんのだ!それと同等とされるのが屈辱でなくて何だと言う!?」

魔王「民は、国の大切な命だ!王族とか関係ない、大切な仲間だ!玩具なんかじゃない、皆生きてるんだ!そんな皆を導くために王族があるんだ!」

魔道師「王は強者だ!強者が支配する世界で生かされてるだけの命を、強者が好きにして何が悪い!?」

魔王「強者だからこそ、皆を守れるんじゃないか!大勢が苦しんで、一部の者だけが笑う世界なんて歪んでる!!」

魔道師「歪んでいるのは貴様の頭じゃないか!?綺麗事並べるだけじゃ王族などやれんよ!」

魔道師「……甘ったれた理想論者の世界に留まる事はないか。わしはさっさと戻って王をやろう。はあああ……!」

側近「っ!上空の巨大な魔力が小さくなっていく……」

魔王「その代わりに穴が出来た……ドンドン大きくなっていく。あれが異世界へと続く穴?」

魔道師「その通り。あれこそ我が故郷へと続く穴!数十年待ちわびた、希望のへの道……!」
235: :2012/10/6(土) 23:12:28 ID:6xWpg1Pyas
魔道師「穴はわしの城へと繋げておる。あとは帰るだけじゃ!」

「寝言は寝てから言えよ、じじい」

側近「穴から誰か出てきた!?」

「人の城の空間に穴なんぞ開けやがってよ。てめえらこそ何者だよ?」

魔道師「貴様の城じゃと!?貴様、何様のつもりじゃ!?」

「何様かって?俺様を知らねえのかよ。ふざけた奴隷がまだいたもんだな」

異界王「てめえの国を治める王である異界王だろうがよ!あんま舐めた態度取ってると殺すぞ、じじい!」

魔王「国を治める王?それって……」

側近「今の異世界を治めているのがこいつってことでしょうか……」

異界王「異世界?そっちのイケメン兄弟、何言ってんだ?」

異界王「ああ、でもこんな場所見覚えないな。何?じゃあマジで異世界なんか?」

魔道師「どういうことじゃ?あれから長い年月が経っておる。わしを追い出した憎きあいつも老けたか死ぬかしてるはずじゃ……」

異界王「追い出した?……ああ、なるほどな!じじい、お前、前に俺の国を支配してた魔法一族か!」
236: :2012/10/6(土) 23:14:15 ID:6xWpg1Pyas
異界王「よく聞けじじい。確かにお前らを追いやった男は死んだよ」

異界王「だがな、奴には息子がいたんだよ。強さもきっちり受け継いだ息子がな」

異界王「それが俺だよ!強い俺がしっかりと世界を支配してやってんだよ!」

異界王「残念だったなあ、糞じじい。雑魚らしく逃げ惑って好機を窺ってたみてえだが、そんな好機は俺がいる限りあり得ねえよ」

魔道師「……馬鹿な」

異界王「親の不始末を片づけるのも子の役目かね……死ね!」バシューッ!

魔道師「えっ……あああああ!!」

魔王「お前、何を!?おじいちゃん、大丈夫!?」

側近「……駄目です。既に亡くなっています」

側近「魔力を具現化して飛ばすだけの単純な攻撃魔法……しかし、それで命を奪う」

側近「ということは、奴の放った魔力は相当な威力だと考えられます」

異界王「そういうことだ。このじじいの一族みたいに猪口才な魔法を覚える必要も、めんどくせえ魔法陣を作る必要もねえ」

異界王「俺の屈強なる体とその身に宿る強大な魔力さえあれば何もかも支配できる!俺は選ばれし強者なんだよ!」
237: :2012/10/6(土) 23:15:30 ID:6xWpg1Pyas
異界王「さて、イケメン兄弟よ。ここは異世界って言ったな」

側近「ああ。お前の世界とは異なるはずだ」

異界王「ふーん……そうか……」

魔王「それがどうしたんだよ!」

異界王「いや、最近こっちの人間共は元気もねえし弱いしで糞退屈なんだよ」

異界王「ぎりぎり死なない程度の拷問をかけるくらいしか楽しみがないんだわ」

魔王「お前……!」

異界王「だからよ、最近全然暴れてなくてよ。大暴れしてスッキリしたいんだよな」

異界王「ただ、弱くてやる気のねえ俺の国の奴隷共を殺したって面白くねえし、労働力なくなってめんどくさいんだわ」

異界王「でも、この世界ならそんな心配はいらない」

側近「っ!」

異界王「どれだけ殺そうと、俺の国には関係ねえ。思う存分暴れられるっていうもんだろ」

異界王「こっちの世界の弱者共は俺を楽しませてくれるかなあ!?」

側近「……来る!」
238: :2012/10/6(土) 23:19:48 ID:6xWpg1Pyas
今日はここまでにします。

急展開にも程がある展開でしたね。
異世界だの異界王だの急に新要素が出てきて、大丈夫かなあと心配になりますね。
まあでも前作も龍人という敵が出てきたのは急な話だったので、まあ大丈夫かなあと楽観視しております。
とにかく、けっこう物語が動き出しましたよ。
今後は一体どうなるんでしょうか。なんか俺もドキドキしてお腹が痛くなる感じです。
どうなるかは待て、次回ってことでよろしくお願いします。

今回の更新のまとめです。
>>229-237
239: 名無しさん@読者の声:2012/10/6(土) 23:24:20 ID:5DhxIxj3Ng
リアル更新きたー!

見てるよ見てるよ
227だけど女勇者と結婚エピソードなら出してくれてもいいよ


C
240: 名無しさん@読者の声:2012/10/6(土) 23:54:21 ID:n5SpKGfylU
気になる・・・
241: 名無しさん@読者の声:2012/10/7(日) 00:41:13 ID:d5wGeLh/XU
魔王最強、、、信じてまつ
つCCCCCCC
242: 名無しさん@読者の声:2012/10/7(日) 13:04:11 ID:E4SxfhN7f.
どうしても魔王が、小6位の小さい男の子に脳内変換される。言葉が幼い。


支援!(まるよんが出てこない。出せよ、psp)
243: 名無しさん@読者の声:2012/10/7(日) 14:31:07 ID:vqJr4WrgjM
異界王……いかいおう……胃潰瘍……
Σ(°Д°)ハッ
244: 名無しさん@読者の声:2012/10/7(日) 19:44:38 ID:JtMFzwUz7Y
今更だけど追いついた!!

支援
245: 名無しさん@読者の声:2012/10/7(日) 20:46:31 ID:yQL.eF60z.
前作から読ませていただきました。
とても面白いです。
更新楽しみに待ってます。
246: :2012/10/7(日) 23:01:09 ID:6xWpg1Pyas
うわーい、たくさんのレスや支援をありがとうございます。

>>239
結婚はいくらなんでも厳しいんじゃないでしょうか?ww
女勇者さんは魔王に夢中ですからね。ガチで結婚を狙いに行くなら、魔王をどうにかする必要があるでしょう。
他ならぬ読者さんの要望なのでどうにかしたい気持ちはありますが、魔王と女勇者の間に割って入るのは正直きついですねー。

>>240
気になりますよねー。
話が急に動き出しましたからね。
今後も毎日更新できるよう心掛けるので、気になる今後を追っていただければ幸いです。

>>241
魔王様の実力は誰よりも強いと俺も信じております。
現段階で新しい敵の実力はまだわかりませんが、戦闘能力で劣っているとは思いたくないですよね。
誰よりも強くて誰よりも優しい魔王様が俺も好きですからね。

>>242
魔王は、強さと女好き以外の部分は子どもっぽい感じで意識してますので、そういう印象を持たれたということはしっかりと書けてるんだなあと嬉しくなりました。
魔王が真っすぐに平和・共存を見据えていけるのは、精神的に幼い部分があるからとも言えるんじゃないかと、前作の後半くらいからそう思うようになりました。
それ故危うい部分も持ち合わせてますが、まあ側近とか周りの仲間達がしっかりと大人をやってるんで大丈夫でしょう。頑張れPSP。
247: :2012/10/7(日) 23:01:53 ID:6xWpg1Pyas
>>243
新しい敵である異界王の名前は地味に悩みまくりました。

異世界王→なんか長いなあ
異界王→異界って言うの何かわからんけど嫌だなあ
界王→いや、界王様になっとるやん
異世界王→やっぱりこれか……いや、でもなんか伊勢海老っぽいし
異界王→ああもういいやこれで

こんな流れで異界王になりました。もう少し悩んでいたら名前が胃潰瘍になってた可能性も否めません。いや、否めます。すみません。

>>244
追いつかれましたか。じゃあここからは並んでいきましょう。
マラソン大会で「一緒に走ろうぜ!」とか誘ってきたくせに、本番でスタミナ切れた奴に合わせず置いていくような外道ではありませんので安心を。
むしろ俺は置いてかれる人ですので。お願いだから置いてかないでって感じです。

>>245
わざわざ長いのを読んでくださってありがとうございます。
俺が読み手だったら読み返さないレベルの長さなので、ほんと読んでくれてありがとうございます。
これを励みに、楽しんでもらえるよう頑張ります。俺、頑張りますよ。

次から本編でーす。
248: :2012/10/7(日) 23:05:19 ID:6xWpg1Pyas
側近「魔王様、お下がりください!俺が応戦します!」

魔王「え、でも」

側近「こんな外道の血で魔王様の手を汚す必要はありません!」

異界王「言ってくれるな、イケメン野郎!その発言に見合う力はあるのかなあ!?」

側近「ガタガタ抜かすな。今すぐ鮮血に染めてやる!」シャキンッ

異界王「ほう、剣術使いか!その剣先が俺を捉えることはあるのか!?」

側近「今から答えを見せてやる……よ!」シュババババッ

異界王「おおっとぉ!……やるじゃねえかよ、こっちの雑魚共は」

魔王「側近の剣を全部避けた!?」

側近(こいつ……)

異界王「確かに答えは出たな。その剣が俺を斬ることは……ない!」

異界王「落ち込むなよ、イケメン。お前は強いよ。俺の国に来たって即座にナンバー2になれるぜ」

異界王「ただ、相手が悪かっただけだ。何たって、この俺が相手だからな!」
249: :2012/10/7(日) 23:07:00 ID:6xWpg1Pyas
異界王「こっちの世界はそこそこ強いのがいるみたいだな……こりゃあ滅ぼし甲斐がありそうだ」

側近「うおおおお!!」シュババババッ

異界王「まあでもお前の剣術はもう飽きたよ。そろそろ終わってろ!」バシューッ!

側近「っ!」

側近(魔力を飛ばしてきた……とてつもなくでかい!逃げ場はない……ならば!)

側近「はあ!」バリアー

魔王「うわっ!凄い爆発……」

異界王「……煙が晴れる頃には」

側近「はあ……はあ……」ボロボロ

異界王「イケメンの丸焼き完成ってな」

魔王「側近!大丈夫!?」

側近「くっ……ちょっと大丈夫そうにないです……」

側近(防御魔法を通してもこのダメージ……こいつ、もしかしたら魔王様クラスの強さを誇ってるかもしれない!)

異界王「さあ、イケメンにはさっさとくたばってもらおうか」ググググ
250: 1「パソコンおかしくなって焦ったwww」:2012/10/7(日) 23:14:38 ID:6xWpg1Pyas
異界王「これで終わりだ。俺に刃向かった愚かさを呪うんだな!」バシューッ!

魔王「させないよ!」バリアー

異界王「……っ!俺の攻撃魔法を無傷で切り抜けるだと?」

魔王「側近は俺の大切な友達だ!殺させはしない!」

異界王「……初めてだよ、俺の攻撃魔法を完全に防いだ奴はよ」

魔王「俺だってこんなに強力な攻撃魔法初めて受けたよ。強いね、お前」

異界王「お前もな。こっちの世界は面白いなあ。こんなに強い奴は本当に初めてだ……」

異界王「お前になら、この俺の全力をぶつけることが出来るかもしれない……!」ゾクゾク

魔王「……こっちこそ、お前を止めるためには全力を出すしかないかもしれない」

異界王「だったらお互い全力を出そうじゃないか!さあ、この俺を楽しませてみせろ!」

魔王「そんな歪んだ楽しみは、俺が全てを賭けて否定してやる!」

異界王「行くぞ!」

魔王「うん!」
251: 1「いわゆるヤムチャ視点」:2012/10/7(日) 23:16:37 ID:6xWpg1Pyas
側近「……何だ、これ?」

異なる世界の王二人がぶつかる戦いは、側近の知り得る戦いとは別次元の物となった。
と言うのも側近には、二人の怪物が魔力を惜しみなく解放し戦う様を視認することが出来ないでいる。
側近もこの世界では強者として名を馳せている。その名に恥じない実力を持ち、少なくとも今まで相手の姿が捉えられないということはなかった。
ただ、この戦いに限ってはそうもいかない。恐ろしく強大な魔力を纏い、驚くべき速さで戦う二人の姿を側近は捉えることが出来なかった。
今現在の戦況は、実際に戦ってる二人のみぞ知るところとなっていた。
では、今はどっちが有利となっているのだろうか?二人の視点はこのようになっていた。

異界王「ぐあああ!」

魔王「はあ……はあ……どうだ!?」

異界王「くっ……本当に面白いなあ!まさか俺が押されるなんてなあ!」

魔王「何で苦戦して面白いのか理解できないよ……」
252: :2012/10/7(日) 23:18:06 ID:6xWpg1Pyas
異界王「お前、最高だよ!俺の全力を受け止めてくれるなんてよお!」

異界王「お前よ、今まで全力を受け止めるような相手と戦ったことあるか?ないだろ?」

異界王「俺だってそうだ。今までは雑魚を一方的にいたぶるしか楽しみはなかった」

異界王「全力を出せる喜び!これがこんなに素晴らしいことだなんて知らなかったぜ!」

異界王「なあ、イケメン!てめえもそう思うだろ!?」

魔王「思わないよ!全力で戦うことが……全力で傷つけあう行為が何で素晴らしいんだよ!」

異界王「つまんねえ男だな!有り余る力を解放する喜びがわからねえなんてなあ!」

魔王「こんなことで喜ぶほど俺は狂ってなんかないもん!」

異界王「これを楽しめねえなんて、そっちのがよっぽど狂ってるぜ!おらあ!」バシューッ!

魔王「危なっ!くそ、会話の途中で不意打ちするなよ!」

異界王「……今のを避けるかい」
253: :2012/10/7(日) 23:20:00 ID:6xWpg1Pyas
異界王(まずいな……もしかしたら、実力は俺のが下回ってるかもしれねえ)

異界王(どうする、このままじゃ俺は負けるかもしれねえ……!)

魔王「お前なんかにこの世界は荒させないよ!くらえ、制裁パーンチ!」メキィッ

異界王「ぐっ!……ちっ、重たいパンチを持ってやがるな」

魔王「どうだ、同性から傷つけられても嫌なだけだろ!?お前が戦うのをやめてくれたら俺もやめるから、だから考え直そうよ!」

異界王「異性からでも嫌なもんだろ!?……だったら相手を上回って、常に傷つける側でいればいいだけだ!」

魔王「そしたら相手が嫌な思いをするんだぞ!」

異界王「俺には関係のない話だ!相手の痛みも苦しみも俺は感じねえ!俺には喜びでしかねえ!」

魔王「何でわかってくれないんだ!お前も、おじいちゃんもおお!!」シュッ

異界王「うぐっ!」バキッ

異界王「くそ……いよいよやべえか……」
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