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3センチメンタル・ヤング・ピーポー【2】
[8] -25 -50 

1:🎏 ◆UTA.....5w:2012/7/31(火) 17:25:45 ID:N3rkjbtVuM


高校生の馬鹿馬鹿しくて、

ちょっぴりセンチメンタルな

青春グラフィティ───続行。


【前スレ目次】
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1327757079/993-995

【登場人物】
>>2-3

【当スレ目次】
>>768-769


715:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:18:00 ID:D8RNZnI1As

──保健室


清瀬「」パチ

清瀬(天井……?そうや、うち保健室に運ばれて……)

清瀬(いつの間に寝てしもたんやろか。ちゅうか、今何時なんやろか……)ボー

清瀬(……そういえばお腹痛すぎて動けんかったけど、うち、)

清瀬(篠原くんにお姫様抱っこ……!)キャー

篠原「清瀬さん……?」

清瀬「ふぎゃい!?」ガタン

清瀬「しの、篠原く……なんで此処に!?ご飯は、授業は、学校は!?」

篠原「此処は学校だし、まだ昼休みだから落ち着いてー」クスクス

清瀬(そ、そんなに寝てた訳やなかったんや……)カァ


716:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:19:05 ID:D8RNZnI1As

篠原「少し顔色はマシになったみたいだけど、まだ辛そうだね。大丈夫?」

清瀬「はい。あ、あの、すみません……重たかったですよね、うち……」

篠原「へ?あはは、全然。前に橘の事も抱っこした事あるし、それに比べたら子供みたいなもんだよー」ヘラヘラ

清瀬「うう……ホンマにごめんなさい……」

篠原「それに、自分でもビックリするくらい必死だったから。俺もあんまり覚えてないんだよね」

清瀬「……え?」

篠原「二人が階段から落ちて来た時、鈴木さんはケロッとしてたけど清瀬さんは蹲ったまま唸ってた。声掛けても返事ないし、どうしようって思ってたらね、」

篠原「清瀬さん抱っこしたまま全力疾走してたみたい」


717:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:27:00 ID:D8RNZnI1As

篠原「死んじゃうのかと思った」

清瀬「死ん……えぇ!?そ、そんな事……!」

篠原「大袈裟だけど、本当にそのくらい必死だったんだ」スッ

清瀬「ふえ?な、なんれふか?」

篠原「あはは、清瀬さんの頬っぺたふにふにだ」ムニムニ

清瀬「ひのはら、ふん……?」

篠原「……」

篠原「ごめんね、ありがとう」

清瀬「???」キョトン

篠原「清瀬さんのお兄ちゃんが言ってたんだ、後悔のないようにねって」

清瀬「うちのお兄ちゃんが?」

篠原「うん。素直になればいいって言ってた」

清瀬(また訳の分からん事を……)


718:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:31:56 ID:ToIi8eaZ1k

篠原「俺、色々考えてて……どうすればいいのか分かんなくて。まだ怖いし、逃げてばっかりだけど、」キュッ

清瀬「……っ!?(な、なんで、てて、手を握っ、握って!!)」アワアワ

篠原「清瀬さんが手の届く距離に居なくなるのは嫌だと思った」

清瀬「……それって、」


 『ずっと此処に居ます』

 『ずっと、こうやって手の届く距離に』


篠原「俺、清瀬さんがクリスマスに言ってくれた言葉の重みがやっと分かったんだ」

清瀬「……」ポロ


719:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:34:02 ID:D8RNZnI1As

篠原「ずっと傍に居てくれてありがとう」

清瀬「……」ポロポロ

篠原「泣かせてばっかりで、ごめんね」

清瀬「……っ」フルフル

篠原「それから──」

篠原「大好き、です」


清瀬「う、ううー……ゔぢも゙でずぅー」ボロボロ

篠原「あはは、清瀬さん鼻水出てる」

清瀬「ずびばぜん……だい゙ずぎな゙ん゙でずぅー」ズビズビ

篠原「あははは!」


 ***


保健医(どうしましょう、非常に入りづらい……!)

保健医(青春、ですねぇ……)ニヤニヤ


720:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/10(日) 23:44:46 ID:ToIi8eaZ1k
>>706-719
これにて投下終了します。

この数日間、当スレや他のスレで色々とありましたが、良くも悪くも見ていて下さる方が居るのだと感謝しています。
随分と長い間続いてしまっていますが、グダグダと長引かせるつもりはありません。あと数回の更新で、当SSは終了する予定です。
今回の事で不快に感じた方や疑問に感じた方もいらっしゃるかとは思いますが、最後まで書きたいという気持ちには変わりありませんので、もう暫くこの掲示板をお借りする事をお許し下さい。
頂いた支援レスにも返事を返せなくて申し訳ございませんでした。有難く読ませて頂きました。

それでは、今日も読んで下さった皆さんに最大級のありがとうを!
721:🎏 名無しさん@読者の声:2013/3/11(月) 01:05:08 ID:l1Qc8sJ4M6
更新してくれてよかった!!素直に嬉しいです
篠原とピヨもよかった!!うぉぉってなったww

っCCCCC
722:🎏 名無しさん@読者の声:2013/3/11(月) 15:06:45 ID:j5qzLHuYzM
応援してる人の方が圧倒的に多いし、作者さんは作者さんのペースで書きたいものを書いたらいいと思いますよ
一読者としては、3センチメンタルは出逢えて良かったSSだと思っています
勿論、◆UTA.....5wさんにもね∀

あと数回で終了するなんて寂しいですが、前スレではリクエストしたものを書いて頂いたり、本スレでも支援への返レスを頂いたり、作品を通してキュンッやドキドキやジタバタをたくさん頂きましたし、絵スレにも降臨してコメントまで頂けたり…貰ってばかりですねw
私から上げられるのは支援だけですwww
長文でごめんなさい;

つ支援☆
723:🎏 名無しさん@読者の声:2013/3/12(火) 15:05:36 ID:xg.CNki.aI
応援してます、頑張って!

っC
724:🎏 名無しさん@読者の声:2013/3/14(木) 05:07:52 ID:vVlmdQVFb2
つCCCCCCCCCCCCCC
少ないですがよろしければ(・ω・`=)ゞ


ところで漫画化はいつですか?
(・ω・`)
_/_つ_/ ̄ ̄ ̄/
  \/___/
_________


725:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:51:09 ID:D2oMMwzVPY
>>721
篠原と清瀬、告白するのは篠原からだと最初から決めていました。漸く此処に持ってこられて私自身ほっとしています。
引っ張った割にはあっさりしすぎた気もしますが、私にはこれが限界のようですw

>>722
色んな人が居るように、文章の書き方も十人十色。全ての人に受け入れて頂けるのはなかなか出来る事ではありません。それでも722さんのように出会えてよかったと言って頂けただけで、書いてよかったと思えます。
絵スレという事はもしかして描いて下さった方なのでしょうか。自分の妄想を具現して頂けて、絵スレの皆さんには本当に感謝しています。
長くなってしまいましたが、私も沢山のものを頂きました。本当にありがとうございました!

>>723
ありがとうございます!
残すところあと僅かですが、頑張らせて頂きます!

>>724
少ないどころかとても沢山……!
Cで「支援」とは、よく思い付いたものだと今だに関心します。
私に画力があれば描いてみたいところですが、残念ながらそのようなセンスは持ち合わせていないので漫画化の予定はありませんw
726:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:51:55 ID:D2oMMwzVPY

──橘くんのお言葉


橘「篠原と清瀬?あんな奴らは知らん!気付いたらどうにかなっていたらしい」

橘「オカマもチビも早くに清瀬から聞いていたようだが、俺が知ったのは春休みが開けて今月に入ってからだ」

橘「あの二人は清瀬から相談を受けていたらしいからな。俺だって篠原に色々とアドバイスをしてやったつもりだったんだが」

橘「お前達も清瀬から聞いていたんだろう?篠原は何も言って来ないからな。薄情な奴め……」ブツブツ

橘「まあ、何かが変わった訳ではないが仲良くやっているようだぞ。一応お互い親や兄弟と面識もあるし、壁という壁もないだろう」

橘「あとは知らん。他人の色恋なんぞに興味はない」

橘「俺か?ふむ、そうだな。妹も小学生になった事だし、弟が保育園を卒園したら考えてやらん事もない」キリッ


727:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:57:29 ID:D2oMMwzVPY

橘「そういえば妹のランドセルを祖父母と買いに行ったのだが、最近のランドセルはカラフルなんだな」

橘「女らしい色も沢山あったのに、うちの妹は茶色いランドセルがいいと言い出してな。勿論ねじ伏せてやったさ、ランドセルといえば赤だからな」

橘「そんな話には興味がないだと?貴様、俺の妹と弟をどうでもいいと言うのか!」

橘「……まあいい。それで?何が聞きたいんだ?」

橘「鈴木?あいつがどうかしたのか?」

橘「鈴木は相変わらず意表を衝くような事ばかりをしているが……何を考えているのかよく分からん」

橘「思えば清瀬と鈴木に初めて会ったのが一年前か……そう考えると感慨深いものがあるな」

橘「ほら、もうすぐ対面式だ。お前達も早く自分のクラスの所に整列しに行け」


728:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:58:28 ID:amYUaxLhAw

──篠原くんのお言葉


篠原「あ、どうも。こんにちはー」

篠原「清瀬さん?ああ、うん。先月からお付き合いする事になりました」

篠原「ちゃんと報告しろって橘に怒られちゃった。別に報告するような事でもないと思ってたんだけど、皆清瀬さんから色々聞いてたんだね」

篠原「うーん、特に何が変わったとかはないよ。暖かくなってきたから、たまに皆で屋上でご飯食べたりとか」

篠原「そんな突然何も変わらないよー。相変わらずプリンも買えないし」ヘラヘラ

篠原「俺達も三年生になったし、こうなったら意地でもプリンを手に入れます!」

篠原「二階は三年生、三階に二年生、四階が一年生。一階にある食堂への道程は圧倒的に三年生が有利だからね!」


729:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 21:59:49 ID:D2oMMwzVPY

篠原「鈴木さん?鈴木さんはいつも元気だよ。鳴海も桃ちゃんも、橘も元気!」

篠原「鳴海がちょっとギクシャクしてる感じだけど、鈴木さんと何かあったのかな?」

篠原「あはは、まあ二人が戯れてるのはいつもの事なんだけどね」

篠原「皆面白いから毎日楽しいよ。あと一年も経たない内に卒業って考えたら寂しいなー」

篠原「一年生も入学してきたし、面白い子居るといいね」

篠原「あ、そういえば今日が対面式だった!ブレザー着なきゃだよ、やだなー……あ、」

篠原「……ブレザー忘れたかも」テヘ

篠原「対面式までまだ時間あるよね?ちょっと先生に借りれるか訊いてくる!また後でねー!」


730:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:03:14 ID:D2oMMwzVPY

──鳴海くんのお言葉


鳴海「おー、お前も聞いたのか。やっとくっつきやがったよあの二人」

鳴海「ったく、時間掛かりすぎだよなー。俺でも文化祭ら辺で気付いたっつーの」

鳴海「あー、今んとこ特に進展なしじゃね?篠原の前だと今だにピヨってるし、あいつ」ケラケラ

鳴海「つーか、ピヨの事なら俺よりお前らの方が知ってるだろ」

鳴海「俺が知ってるのは、篠原がホワイトデーに渡したのは大量の駄菓子だったって事くらいだなー」

鳴海「う○い棒とかどんぐり○ムとか、そんな感じ。栄養全部身長に持ってかれたんじゃねぇの?」ケラケラ

鳴海「は?俺?お、俺は別に、何だっていいだろ!」

鳴海「オカマがうるせぇから仕方なく、だよ!言っとくけど、あんなの俺の趣味じゃねぇからな!」

鳴海「……え?あ、お前何も知らねぇの?」

鳴海「そういえば他の奴に言うなって、俺が……いや、何でもねぇから忘れろ!」


731:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:04:34 ID:D2oMMwzVPY

鳴海「あ?す、鈴木がどうしたんだよ。俺は何も知らねぇぞ!」

鳴海「あー、鈴木の好きな人ねぇ……そういや、あいつのそういう浮いた話は聞いた事ねぇな」

鳴海「黙ってりゃ悪くねぇんだし、彼氏の一人や二人その内出来るっしょ」

鳴海「はっ!?誰があいつの事可愛いっつったよ!耳糞溜まってんじゃねぇの!?」

鳴海「ホワイトデーの時にちょっと、ほんのちょっとだけ……そういえばこいつ女子なんだなーって思っただけで……」ボソボソ

鳴海「な、何でもねぇよ!あんなもんで喜ばれたらそりゃ女子だって思うだろうが!」

鳴海「大体、あんな見える所に……」

鳴海「あーもう!早くどっか行けよ!もうすぐ対面式だろ!」

鳴海「あーあー聞こえねー!さよならー!」


732:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:05:45 ID:D2oMMwzVPY

──桃山くんのお言葉


桃山「あら、こんな所で何してるの?お話?いいわよ、お相手してあげる!」

桃山「そうなのよー!ピヨちゃん!やったわね!」キャッキャッ

桃山「そりゃあ、篠くんはアタシの王子様だし?寂しくないって言えば嘘になるけど……」

桃山「でも、ピヨちゃんの事は応援していたから素直に嬉しいわ。アタシは篠くんと結婚出来ない運命だしね」

桃山「此処だけの話……あんまりピヨちゃんを待たせるようなら、アタシがどうにかしちゃおうかと思っていたのよ」

桃山「……ぶふっ、ふひひ、やーね!冗談よう!」ゲラゲラ

桃山「アタシは乙女な男子だもの。今は、ね?」


733:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:09:00 ID:amYUaxLhAw

桃山「鈴木ちゃんの事も勿論応援してるんだけれど……ほら、あの子達ったら鈍感でしょう?」

桃山「鈴木ちゃん自身も自分の気持ちには疎いというか、感情を表に出すのが不得意というか。とにかく、見てるこっちがやきもきしちゃう!」

桃山「直接鈴木ちゃんから何かを聞いた事は一度もないわよ?オカマの勘、ってやつかしら」

桃山「あの子達に初めて会った時から何だか予感がしてたのよ。いつか、こんな風になるんじゃないかってね」

桃山「ついでにもう一つオカマの勘なんだけど、最近鈴木ちゃんがアタシみたいに身に付けてるアレ……」

桃山「あら、アンタ達何も聞いてないの?んもうっ、つまんない!」

桃山「あらやだ!つい喋りすぎちゃった!アンタ達も可愛い後輩ちゃんとの対面式に間に合わなくなっちゃうわよー!」


734:🎏 ◆UTA.....5w:2013/3/14(木) 22:12:35 ID:amYUaxLhAw

──鈴木さんのお言葉


鈴木「清瀬と篠原くん、上手くいって本当によかった。あの二人なら仲良くやっていけるんじゃないかな」

鈴木「私には男女の交際がどういうものか、よく分からない。でも、高校生はキスとハグまでだって桃ちゃんが」

鈴木「あの二人はまだ、そこまで至ってないと思う」

鈴木「どんな交際であれ、清瀬が幸せそうだから私も嬉しいよ。ずっと好きだったんだもの、篠原くんの事」

鈴木「私も清瀬みたいに可愛らしくいられたら、何かが変わっていたのかな」

鈴木「……あ、こういうモヤモヤした気持ちを嫉妬っていうんだって。羨ましくて、妬ましく思う気持ち」

鈴木「私は清瀬から沢山のものを貰った気がする。あの子とはずっと、友達でいられたらと思う」


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