姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」
王子「ありがとうございます」
姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」
王子「は?」
姫「見せてみなさい」ガバッ
王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0
731: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:08:04 ID:yL8Zs9ljV.
マダー?
732: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:10:57 ID:q5FQ2QIDbc
ロイをどつきまわしてやりたい。
…完治してから
733: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:12:41 ID:yL8Zs9ljV.
女性キャラをど突きまわしてy(ry
734: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:13:35 ID:wfet.hi7A.
姫も王子もロイもクレアも第一王子も第二王子も国王も大臣もこのSSに出てくる奴ら全員大好きなんだからな(´;Д;`)!
完結までがんがれ>>1!!
っCCCC
735: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:46:03 ID:yL8Zs9ljV.
マダー?(;ω;)
736: ◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 23:50:26 ID:WdcfcM3W0U
すみません、今日の更新はおしまいです。
>>734
ありがとうございます、いつもあなたの支援が身に染みています。完結まで頑張ります!!
737: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 12:23:49 ID:25dDkW6jrc
しえん♪(´ε` )
738: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 14:52:58 ID:RQHWy6SVUI
\シエンダオラーー!!/
デケデケ
ドコドコ オラオラッ!!
☆ ドムドム
ヽ ダダダダ ♪
☆ドシャーン! シャンシャン
=ニ= ∧_∧ ☆
/ 〃(・∀・#) /
〆| \と\と|∈Z∋
| /⌒丶丶コノ |
|ΣΣ | |∪〓 |
/|\ヘ_ノノ‖_/|\
ドチドチ!
739: 支援ありがとうございます ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:03:09 ID:sv4nAwFHwA
─────病室
コトッ
姫「……」
持ってきた花瓶を窓際に置く。
それから、いつものようにベッドの脇に腰掛けた。
姫「………王子」
安らかな表情で瞼を閉じている王子を見つめる。
息はしているのに、もう2ヶ月近くも目を覚ましてくれない。
姫「……」
王子が意識のないまま本国へ帰ってきたとき、私はただ王子が眠っているだけだと思った。
身体中に怪我をしていたけど、顔はいつもと同じ白い肌で、ちょっとかすり傷があるくらいで、
全然苦しそうな顔じゃなかったから。
740: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:05:26 ID:Y7BaV1vgDU
だけど、やっぱり王子は起きてくれない。
ずっとずっと、ベッドに横たわったまま。
姫「………寂しいよ、王子」
何回ベッドの脇で呟いたかわからない。
姫「早く、起きてよ」
話しかけていれば、いつか答えてくれるような気がして。
────ガチャ
姫「!」
不意に、病室のドアが開いた。
741: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:07:58 ID:tP/EhEtJvg
第2王子「──あれ、いたの」
姫「だ、第2王子…!」
第2王子「何でそんなビックリしてるの?」
姫「ノ…ノックぐらいしてよ」
第2王子「……あぁ、ごめんごめん」
第2王子は悪びれる様子もなく 端にあった椅子を持ってくると、姫の隣に座った。
姫「……何で隣に座るのよ」
第2王子「ん? いーじゃん、ボクも王子のお見舞いに来たんだからさ」
742: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:10:04 ID:SroD4kWui2
姫「……珍しいわね、第2王子がここに来るなんて」
第2王子「そうでもないよ?たまに覗いたりしてる」
第2王子「でも、こいつずっと寝たままじゃん?もー暇で暇で」
姫「人質のくせにいい身分ねぇ」
第2王子「ほんとほんと。ボク、いつになったら隣国に帰れるんだろうね」 ケラケラ
姫「……」
姫「…第2王子は、さ」
第2王子「ん?」
姫「…王子が隣国軍と対峙したとき、どんな気持ちだったの?」
743: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:12:02 ID:ucuJBTcCFk
第2王子「……変なこと、聞くね」
姫「変じゃないわよ。別に責めてるわけじゃないけど… あんたは、王子をこんなふうにした張本人の一人だから」
第2王子「ははっ、まーねぇ」
第2王子「実際、王子の腹あたりにある傷はボクがつけたものだし」
姫「……」
第2王子「でもさぁ、気持ちなんて聞かれても、そんな複雑なものはないんだよ」
姫「え…」
744: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:14:11 ID:l5Pa902z2Y
第2王子「ボクも王子も、隣国が良くなるように… 隣国のためを思って、起こした行動だから」
第2王子「それがボクや兄さんと王子の間で食い違っちゃっただけなんだよね」
姫「……」
第2王子「まぁ、王子は本国のことまで考えてたみたいだから、王子の方が一枚上手なのかなぁ」 ケラケラ
姫「……ごめん」
第2王子「何が?」
姫「……あんたも、辛かったよね」
745: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:16:27 ID:aMQyUdLMrI
第2王子「……」
姫「ほんとは… ほんとは、王子を傷つけたくなんかなかったよね」
姫「…大事な、家族だもん…」
第2王子「……」
第2王子「……ねぇ、お姫様」
姫「?」
第2王子「ボクと、賭けをしようよ」
746: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:18:37 ID:yMRb0gueNs
姫「賭け…?」
第2王子「うん」
姫「どういうこと?」
第2王子「…そこの窓から、イチョウの木が見えるでしょ」
姫「えぇ」
第2王子「今、真っ黄色にイチョウの葉っぱがついてるけど、一枚一枚散っていってる」
姫「……?」
第2王子「あの葉が全部散ったら、王子は死ぬ」
姫「はぁ!?」
747: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 17:20:46 ID:cc5v0xbd.w
おお、初めて遭遇した
CCCCCCC
748: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:21:18 ID:MD.Og/oBiw
姫「なに馬鹿なこといってるのよ、意味がわからないわ」
第2王子「ほら、童話とかでよくあるじゃん?病気を患ったいたいけな少女が、病室の窓から外を見て『あぁ…、あの木の葉っぱが全部散ったら、きっと私死ぬんだわ』って」
姫「王子をそんな世界へ連れていかないで」
姫「そんな話でたらめに決まってるし、第一賭けと全然関係ないじゃない」
第2王子「んー、まぁ死ぬってのは冗談だけど」
第2王子「タイムリミットが葉が散るまでってことで、どうかな?」
姫「…?」
749: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:23:29 ID:WpDpWV85XM
第2王子「ボクは、葉が散ったら王子が一生目を覚まさないことに賭ける」
姫「!?」
第2王子「だから、お姫様は葉が散るまでに王子が目を覚ますことに賭けて」
姫「……」
姫「何で、そんなことしなくちゃいけないのよ」
750: ◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:25:52 ID:9uEahCTKxM
姫「そんな期限必要ないわ。葉が散ったって、王子はいつかちゃんと目覚める」
第2王子「そうやって、いつまで待つつもりなの?」
姫「え…」
第2王子「いつかきっと目を覚ましてくれる、こうやって毎日傍にいて話しかければ、いつか起きてくれる」
第2王子「……そういうの、夢みすぎじゃない?」
姫「…何ですって?」
第2王子「もっと現実みようよ」
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