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姫「結婚相手が男の娘だなんて」
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1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


722:
◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 22:42:42 ID:OEv/Nma8qg

へなへなとその場にしゃがみこむ。

ロイ「……そりゃ薄々わかってたけどさぁ……」

ロイ「何年想いつづけたと思ってんだよおぉ……」 ズウゥン

ロイ「……」

ロイ「…これが失恋か…」 グスッ

ロイ「……はは…シャレになんね―…」


…やがてゆっくりと立ち上がり、後ろを振り返った。

ため息をついてから、柱に隠れる人影に声をかける。


ロイ「……いつまで隠れてやがんだ、コラ」
723:
◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 22:45:57 ID:MmjrPVvqx6

クレア「……!」

ロイ「……出歯亀かよ、ふざけやがって」

クレア「ちっ、違います、違います!」

慌てたようにクレアが柱の陰から飛び出してきた。

クレア「け、決して聞き耳を立てていたわけではなく!偶然通りかかったんです!」

ロイ「どっちでもいいよ。ったく… 男がフラれるところなんて見るんじゃねーよ」

クレア「……!」

クレア「す、すみません…」
724:
◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 22:48:38 ID:nky3KnsThQ

ロイ「……つーかお前、まだ帰ってなかったの。いつまで本国にいる気だよ」

クレア「あ…!そ、そのことなんですが!」

ビシッと背筋を伸ばす。

クレア「わ、私、この度ロイさんお付きの侍女に任命されました!」

ロイ「はっ…」

ロイ「はあぁ!?」

クレア「王様から直々に頼まれました!」

ロイ「……あ、ありえね―…」
725:
◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 22:51:30 ID:JfGY8W0o7c

クレア「ロイさんが隔離治療室に入ってる間、私が身の回りのお世話をします!」

ロイ「ばっ… いらねぇよそんなもん!」

ロイ「大体、うつったらどうするつもりだ!!」

クレア「大丈夫です!城医さんから色々予防法を伝授していただきましたので、極力うつらない手法をとります!」

ロイ「……」

ロイ「……あ、そう……」  

クレア「…やっぱりご迷惑でしたか?」
726: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 22:53:24 ID:yL8Zs9ljV.
くそう・・・ロイにはまだクレアがいたのか・・・
爆発しロイ!
727: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 22:57:37 ID:mYM8Ym1HnU
いやクレアが爆発しろっ!
ロイは一途なんだ!
728: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 22:58:32 ID:yL8Zs9ljV.
クレアは俺にエクレア作れぃ!
729: 明日で終わる…かな?
◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 22:59:39 ID:KQAgxdxGac

ロイ「……もういいや、勝手にしろ」

クレア「!」

クレア「はい!勝手にします!」


ロイ「……」

ロイ「……つーか」

ロイ「失恋したての男に近づくなんて、お前も考えたな」

クレア「へ!?」

ロイ「あーやだやだ、これだから姫以外の女は」

クレア「ちっ…違います!わ、私にそんな下心は微塵も…!」

ロイ「どーだかな」 ケラケラ

クレア「もうっ、ロイさんのばか―!!」
730: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:02:37 ID:yL8Zs9ljV.
明日で終わっちまうかもしれねえのか・・・
寂しくなるな・・・
731: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:08:04 ID:yL8Zs9ljV.
マダー?
732: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:10:57 ID:q5FQ2QIDbc
ロイをどつきまわしてやりたい。



…完治してから
733: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:12:41 ID:yL8Zs9ljV.
女性キャラをど突きまわしてy(ry
734: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:13:35 ID:wfet.hi7A.
姫も王子もロイもクレアも第一王子も第二王子も国王も大臣もこのSSに出てくる奴ら全員大好きなんだからな(´;Д;`)!
完結までがんがれ>>1!!
っCCCC
735: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:46:03 ID:yL8Zs9ljV.
マダー?(;ω;)
736: ◆qoozyz1NgY:2011/11/18(金) 23:50:26 ID:WdcfcM3W0U
すみません、今日の更新はおしまいです。

>>734
ありがとうございます、いつもあなたの支援が身に染みています。完結まで頑張ります!!
737: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 12:23:49 ID:25dDkW6jrc
しえん♪(´ε` )
738: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 14:52:58 ID:RQHWy6SVUI
  \シエンダオラーー!!/
デケデケ
 ドコドコ  オラオラッ!!
☆ ドムドム  
 ヽ ダダダダ  ♪
☆ドシャーン!  シャンシャン
 =ニ= ∧_∧  ☆
 / 〃(・∀・#)  /
〆|  \と\と|∈Z∋
 | /⌒丶丶コノ |
 |ΣΣ | |∪〓 |
/|\ヘ_ノノ‖_/|\
 ドチドチ!
739: 支援ありがとうございます
◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:03:09 ID:sv4nAwFHwA

─────病室


コトッ

姫「……」

持ってきた花瓶を窓際に置く。

それから、いつものようにベッドの脇に腰掛けた。

姫「………王子」

安らかな表情で瞼を閉じている王子を見つめる。

息はしているのに、もう2ヶ月近くも目を覚ましてくれない。

姫「……」

王子が意識のないまま本国へ帰ってきたとき、私はただ王子が眠っているだけだと思った。

身体中に怪我をしていたけど、顔はいつもと同じ白い肌で、ちょっとかすり傷があるくらいで、

全然苦しそうな顔じゃなかったから。
740:
◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:05:26 ID:Y7BaV1vgDU

だけど、やっぱり王子は起きてくれない。

ずっとずっと、ベッドに横たわったまま。


姫「………寂しいよ、王子」

何回ベッドの脇で呟いたかわからない。

姫「早く、起きてよ」

話しかけていれば、いつか答えてくれるような気がして。




────ガチャ

姫「!」

不意に、病室のドアが開いた。
741:
◆qoozyz1NgY:2011/11/19(土) 17:07:58 ID:tP/EhEtJvg


第2王子「──あれ、いたの」

姫「だ、第2王子…!」

第2王子「何でそんなビックリしてるの?」

姫「ノ…ノックぐらいしてよ」

第2王子「……あぁ、ごめんごめん」

第2王子は悪びれる様子もなく 端にあった椅子を持ってくると、姫の隣に座った。

姫「……何で隣に座るのよ」

第2王子「ん? いーじゃん、ボクも王子のお見舞いに来たんだからさ」
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