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姫「結婚相手が男の娘だなんて」
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1: ◆qoozyz1NgY:2011/10/7(金) 21:06:35 ID:qdMevyRfro

姫「ありえないわ。しかも私より可愛いし」

王子「ありがとうございます」

姫「褒めてないから。……あんたちゃんとキンタマついてんの?」

王子「は?」

姫「見せてみなさい」ガバッ

王子「ちょっ、やめ…!うわあああああああぁ」 >>0


511: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 01:34:43 ID:ecfxNS7H8Q
CCCCC


512: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:20:25 ID:38Q5k2MZnE
(*´∇`*)つCCCCC
513: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 03:35:26 ID:emIXT3i.Lo
(`・ω・)つCCCCCCCC
514: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 17:35:39 ID:wgw7HFfktw
('A`)っCCCCC
515: ◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 17:59:14 ID:FoW3zwzG66
どひゃー、こんなに支援を貰って幸せでござりまする!!!
もうCを見るだけで涙が
涙が… うおおおおぉ

1から読んでくださった方もいるようで、感謝感激雨あられとはこのことですね!!

コメのみの方もありがとうございます!!(*・∀・)
516:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:02:10 ID:FoW3zwzG66

ドスンッ、と馬が地面に着地し、そのまま隣国から遠ざかっていく。

ロイ「……お前、なんでここに」

クレア「もうっ!ロイさんが朝ご飯も食べずに行っちゃうからじゃないですか!」

ロイ「は…」

クレア「……まぁ、それは冗談なんですけど」

クレア「ちょっと嫌な予感がしたので。通りかかった商人さんに近くまで送ってもらったんです」

クレア「そしたら、ロイさんの馬が走ってくるじゃないですか。これは何かあったなと思って、ロイさんの馬に乗って隣国に無理やり侵入したんです」
517:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:05:15 ID:Kwo9hE/z3E

ロイ「無理やり侵入って……まさか、さっきみたいに鉄壁を飛び越えたのか」

クレア「はい。私、馬に乗るのは得意なんですよ!」 ニッコリ

ロイ「あんなの俺でもできねぇのに…」

クレア「ちなみに、私が前に隣国から逃げたのもこの方法です」

ロイ「え」

クレア「夜、一目のないときにぴょーんと、盗んだ馬で。誰にも気づかれませんでしたー♪」

ロイ(もっと巧妙な方法かと思ってた…)
518:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:10:01 ID:dM0NqCm5NY

クレア「というか、ロイさんは何であんな危ない状況だったんですか」

ロイ「あ―…」

クレア「確かあそこで剣持ってたのって、第1王子ですよね。ロイさんの服も返り血で真っ赤だし…何してきたんですか?」

ロイ「本国に向かってくれ」

クレア「はい?」

ロイ「本国に、……っ…」

クレア「ちょっとロイさん、私の話聞いてます?」

ロイ「く、詳しいことはまた話すから… 本国へ向かってくれ、頼む」
519:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:12:35 ID:YcLkyE1L4E

クレア「……!?」

クレア「ま、まさかロイさんケガしてるんですか!?」

驚いた声をあげ、手綱を引いて馬を止める。

ロイ「バカ、とめんな…」

クレア「まさか斬られたんですか!?み、見せてください!」

振り向いて苦しそうなロイを見つめる。

ロイ「……」 ハァ、ハァ

クレア「……!」

服に大量につく返り血は一目瞭然だが、異常に赤く染まっている脇腹を見て息を飲んだ。

クレア「た、たいへん…!」

クレア「ひとまず、私の家へ行って治療を──」

ロイ「クレア」
520:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 18:17:41 ID:iuXlfLsjlI

クレア「え…」

ロイ「頼むから、何も聞かずに本国へ向かってくれ… せ、説明したいのは山々なんだが、喋ると
マジでつらいんだよ…」

クレア「ロイさん…」

ロイ「は、早くしねぇと隣国の追っ手が来る。お前の家に寄ってる暇はねぇ…」

ロイ「それに、治療なんて本国に着いてからで間に合うよ…」

クレア「……」

クレア「……初めて、私の名前呼んでくれましたね」

ロイ「は…」

クレア「…嬉しいです」

小さく微笑んで、グッと手綱を握る。

クレア「わかりました!本国へ向かいます!!」

ピシッ、と子気味良い音が響き、再び勢いよく馬が走りだした。
521: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 18:57:22 ID:MQIzvx2X4k
わくわく
522:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 19:13:21 ID:O5X0CHOlqg

──────


隣王「──なに、侵入者を逃がした?」

第1王子「…はい。俺が出向いていながら、申し訳ありません」

隣王「それは本国の使いで間違いないのか」

第1王子「おそらく。その者と接触をもった女兵士が、話の内容からそうではないかと、証言しております」

隣王「全く… ここまで気づかれずに準備してきたのに、余計なことをしてくれたものだ」
523:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 19:17:58 ID:0fd8NEJ9sQ

?????「──なっさけないなぁ、兄さん」

第1王子「……うるさい」

第2王子「ボクならまず足を潰すね。脇腹に刺してどうすんのさ」

第1王子「ほっとけ。ずっとエロ本読んでた奴に言われたくない」

第2王子「むっ、いーじゃん思春期なんだから!女の子の身体が気になる年頃なんだよ!兄さんだって持ってるだろ!」

第1王子「持ってない。つーか、女に興味ないから」

第2王子「うわっ、そっち系!?
やめてよ、まさかボクを狙ってないよね」

第1王子「殺すぞ」

王妃「こら、喧嘩はやめなさい!」
524:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 19:21:59 ID:ucuJBTcCFk

隣王「……で?どうするのだ」

第1王子「既に追っ手は差し向けてありますが、馬を操っていた女を見るに、追いつくのは無理でしょう」

第2王子「えっ、女!?可愛かった!?」 ガタン

第1王子「我が国の軍隊の出発は明日でしたが、早めることを提案します」

第1王子「本国はまだ軍の準備などできていないはず…。あの男が報告してしまえば、応戦準備に入るでしょう。そうなれば、わざわざ第3王子を送り込んだ意味がなくなります」

第2王子「んな面倒なことしなくたって勝てるってー」

第1王子「お前は少し黙ってろ」
525:
◆qoozyz1NgY:2011/11/7(月) 19:25:05 ID:esacBCDh.U

隣王「……わかった。軍隊の出発を早めよう」

第1王子「婚約パーティーの前日の早朝には本国へ到着すると思います」

隣王「よし。──軍隊総員に連絡せよ!今すぐ軍備を整え、本国討伐の出発に向けて各自準備をしろと!!」

「はっ!!!」

ダダダッ、と慌ただしく城内が動き始めた。
526: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 20:56:08 ID:MIZQN488hg
(^_-)つCCCCCC
527: 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 21:00:09 ID:O2Dmey52w.
(・ω・)つCCCCCCCCCC
528:
◆qoozyz1NgY:2011/11/8(火) 11:58:25 ID:oaV8sFVAmA

────────


姫「王子―、用意できたー?」

王子「あ、はい。いつでも行けますよ」

侍女1「姫さま、どちらへ?」

姫「城下よ」

侍女1「あ、左様ですか。それでは、明日時間を空けて頂いてもいいですか?」

姫「いいけどなんで?」

侍女2「試さなきゃいけないことがあるんですよねー♪」

侍女3「ねー」

姫「?」
529:
◆qoozyz1NgY:2011/11/8(火) 12:02:01 ID:2.YmjrSCgk

王子「姫、今日はどこへ行きますか?」

姫「お買い物に行きたいわ。あと、美術館、動物園… お昼は庶民的な所がいいわね」

王子「この国は本当に色々ありますねぇ。羨ましいです」

姫「隣国にはないの?」

王子「無いですね。特に美術館や動物園なんてものは…。必要最低限のものしかないので」
530:
◆qoozyz1NgY:2011/11/8(火) 12:09:47 ID:O5X0CHOlqg

姫「ふぅん」

王子「この町は緑も多くて綺麗です。僕もこの国に生まれたかったなぁ」

姫「そしたら私たち、姉弟ね」

王子「え。そ、それは困ります!」

姫「ばか、何真面目に考えてるのよ」 クスクス

姫「さっ、今日はパーッと遊びましょ、パーッと!ボケッとしてると置いてくわよ!」 タタタッ

王子「あ、姫!待ってくださいっ」
タタタッ


────────

王「ふふふ、あの二人も大分仲良くなったようじゃのう」

大臣「はい。これなら、婚約パーティーもスムーズに行えそうですね」
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名前:
sage:


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