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絵を描き続けたら人生救われた

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Part4
244 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 21:39:53.91 ID:C73jG/nL0
少々気付いてる人もいるかもしれないが、
俺は恋に落ちると好きになった相手しか見えなくなるフシがある。
そして少々やりすぎてしまうことがある。
この件もそうだった。
でもそに子は俺にひくどころか喜んでくれた。
本当に良かったと思う。

245 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 21:43:47.99 ID:C73jG/nL0
この日はなんだか本当に楽しかった。
受験っていう緊張感もあったからか、なんだか非日常の世界にいる気がした。
たくさん絵を描いたのも、駅から大学まで走ったのも、そに子を待ちぶせたのも
全てが楽しかった。バカなことしてるなあと思った。
でも、そんな自分がなんだかかっこよく思えて、
そに子と自分だけの世界があるような気がした。
本当に恋してたんだと思う。

247 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 21:56:16.74 ID:C73jG/nL0
そんなこんなで、とりあえずそに子の受験は一段落した。
あとは神に祈るだけだった。
俺はといえば、3月に迫った展示会の絵に向かい合った。
途中経過を板尾に見てもらった。
板尾「まだ細かいとこはあれだけど、なんつーかすげえ気持ち篭ってるな」
俺「今回の展示会は賭けてるからね」
板尾「なんかいつもそう言ってないか…」

248 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 21:58:41.72 ID:C73jG/nL0
板尾「次のコミケさは」
俺「うんうん」
板尾「二人で合同本にしよーぜ。なんか一つテーマを決めて。」
俺「あーいいねそれ。すげえ楽しそうじゃん」
板尾「金髪ツインテとかどうかなw」
俺「なんだそれwなら俺はショートヘアの女の子を推すw」
前回個人本だった俺たちは、次のコミケは合同本を出すことにした。

249 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:03:01.62 ID:C73jG/nL0
展示会も迫る中、そに子の受験の合否が出た。
そに子は見事俺と同じ大学に合格した。
そに子から電話があって
そに子「わたしやりました、やりました…うう…」
俺「あれだけ頑張ってたもんねえ」
もちろんどれだけ頑張っていたかは知っていた。だから自分のことのように
嬉しかった。本当に嬉しかった。


250 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:06:04.85 ID:C73jG/nL0
これでそに子も展示会に遊びに来れる。
それどころか晴れて同じ大学に通えるんだ。
もうるんるんだった。
展示会の絵も筆が乗って、いい感じに進んだ。
展示会が楽しみで仕方なかった。

252 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:11:40.33 ID:C73jG/nL0
そして展示会当日。
俺は去年の6月の展示会のようなヘマをすることは最早なかった。
力仕事もするし、部員たちとも男女問わずわりと打ち解けていた。
新部長「華丸よく働くねーw」
新部長は一個上の先輩でこれまた女性だった。
俺「まあ当然ですよねww」
俺にとって展示会はそに子会えた貴重な場だった。
だから展示会はすごくいい気分になれた。
しかし俺はこの展示会についてある一つのヘマをしたことを忘れていた。

253 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:14:40.40 ID:C73jG/nL0
俺は正月のメールで、
美保に自分の現在の大学と、部活を教えていた。
そして美保も今東京の大学にいるらしかった。
そして、ウチの部は割と前からこの日の展示をサイトで告知していた。
当然、この時の俺がそんなことまで頭が回っているはずがない。

254 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:25:30.82 ID:jQoDNafF0
うあああ

255 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:27:10.84 ID:trawTCJV0
くそっ…今日も寝れねぇ…

256 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:27:29.73 ID:C73jG/nL0
展示会一日目がスタートした。
俺はシフトと関係なくフラフラ街へ出たり、ギャラリーに戻ったりしていた。
俺のシフトは午後だった。
そに子は午前中のうちに来るというので、俺もそれに合わせることにした。
そに子が来て、俺とそに子はギャラリーの近所の喫茶店でぼーっとしていた。
二人でお絵かきしたりして、
なんというか、嵐の前の静けさだったんだろう。
本当にあるんだね、静けさ。

257 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:30:16.74 ID:V7u3SwGI0
なんでもないようなことが幸せだったと思うんだよね

258 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:33:44.40 ID:C73jG/nL0
もう少しで正午、ってとこだったかな。
突然、俺の電話が鳴った。
俺「なんだ、遠藤じゃないか…アイツまた女子に怒られたのか?w」
遠藤「あー、華丸?なんかさっきからお前はいないかって聞いてくる
女の子がいるんだけどさー お前またなんか捕まえたのー?w」
俺「あ…マジか…ちょっとわかんないって言っといて…」
(いや…まさか…そんなはずは…)

259 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:35:15.74 ID:0sUgdEzMO
こええええええ

260 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:37:45.11 ID:C73jG/nL0
そに子「どうしたの…?」
俺「いや、わかんない…でもそろそろシフトだしとりあえず戻らないと、だね」
いや、だってまだ誰か分からない。
嫌な予感はしたけど、女性の知り合いが皆無というわけじゃない。
でも心当たりは一切なかった。
大丈夫…俺はそう思ってそに子とギャラリーに戻ることにした。

263 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:42:11.59 ID:C73jG/nL0
予感的中。
俺は頭が真っ白になった。
そこにいたのは紛れも無く美保だった。
少し大人びてはいたが。
さらにタイミングが本当に最悪だった。俺はそに子と二人でギャラリーに行った。
誰がどう見ても「一緒に来た」状態なのである。
まあその通りなんだが。

264 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:43:38.76 ID:AXQvbXf/0 BE:4407442979-2BP(0)
ざわ。。。

265 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:45:41.69 ID:C73jG/nL0
俺は明らかにおかしくなった。
膝が震えて、動悸が止まらないんだ。
いや、美保自体には最早恐れとかのたぐいは無かったんだが
「ここまで来ている」という状況が本当に怖かった。
なぜここにいるんだ?にわかには信じがたかった。
今だから冷静に分析して正月のメールとか、サイトの告知が…
とか原因は分かるが、
その瞬間はもう、何も分からなかった。

266 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:51:14.87 ID:C73jG/nL0
俺「こ、こんにちは…」
美保「久しぶりだね、華丸…、
そっちの子は誰?」
そに子「あ、そに子って言いますハジメマシテ…」
まさに修羅。と思った。。
一体どうなってしまうのか…
でもそうでもなかった。
美保「そっか、可愛い子だね…華丸と仲良くね」
そに子「あ、はい…」
普通である。

267 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:54:31.63 ID:C73jG/nL0
な、なんだ普通じゃないか。
俺はほっとひと安心した。
そう思うと急に馬鹿らしくなって、なんか楽になった。
俺がシフトで受付をしてるあいだ、そに子と美保はずっと一緒に展示を見たり、
近所の店にフラつきに行っているようだった。


268 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:55:37.24 ID:6KfVqkW/0
一緒にしたらこわい

269 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:56:00.25 ID:K/pfIAmg0
嫌な予感しかしない

270 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 22:57:56.42 ID:C73jG/nL0
俺のシフトが終わる頃、
美保「じゃあね華丸、頑張ってね。」
とだけ言ってあっさり去って行った。一体何だったのか。
俺もシフトが終わったので帰ろうと思って、そに子に電話した。
俺「そろそろ帰るんだけど、一緒にマックでも寄ってこうよ」
そに子「うん…」
やけに暗い声だった。

271 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 22:58:58.70 ID:6KfVqkW/0
ああ・・・

272 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:00:39.55 ID:g3IK/tkJ0
ひぃぃ

273 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:01:15.23 ID:LUAD+j/xO
うわわわわわ
わわわわわわわわわわわわわわわっ!!!!!!!!

274 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:02:49.22 ID:zVjSiAs80
いやな予感。。。

275 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:02:52.19 ID:C73jG/nL0
俺「いやー腹減った。俺何たべよー。そに子は?」
そに子「………」
いやに静かだった。一体どうしたんだろう。
席につくと、そに子はカバンも下ろさなかった。
俺「へ…どしたの…?」
そに子「美保さんは…華丸さんの高校時代からの彼女さんなんですか?」
俺「は?」

276 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:03:31.24 ID:zVjSiAs80
え???

277 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:04:02.45 ID:hf2xHnDj0
みほ恐ろしす…

278 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:05:35.93 ID:0sUgdEzMO
メンヘラってあることないこと言いふらすからほんとめんどくせぇな

279 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:05:44.65 ID:LUAD+j/xO
胸が張り裂けそうな展開…

282 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:08:12.00 ID:C73jG/nL0
なんか知らんがボロボロ泣き始めてる。
そに子「今までわたし華丸さんとすごい仲良しだと思ってて…
私には華丸さんしかいないし、華丸さんもきっとそうだって勝手に」
いやいや、冷静に考えれば俺と美保が付き合ってないなんてすぐ分かるだろ。
どうしちまったんだこの子は。
俺「そんなの嘘に決まってるだろ…!?」
でもよく考えなくても俺はそに子に「好きだ」って一度も言ったことがなかった。
それどころか一緒にいるくせに付き合ってるって形でもなかった。
ただなんとなくいつも一緒にいただけなのだ。
気持ちをハッキリ伝えていなかったから、そに子がこの時こんな風に
なってしまうのは仕方のないことだった。

283 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:12:46.58 ID:C73jG/nL0
そに子「わたし今日は先に帰るね…」
そに子は泣きながら笑顔を作って店を出て行ってしまった。
俺「いや、ちょっと待てよ…!?」
ああ、一体どんなこんなことを言われたんだろう。
辛いのに我慢して俺と一緒にマックまで歩いてきたのだろうか。
俺はこの時そに子に気持ちを伝えていないことを本当に後悔した。

288 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:18:12.67 ID:C73jG/nL0
そに子はこの日電話に出ることは無かった。
ある種また異性不信になりかけた。
詰んだ。と思った。
と、同時に美保に対して恐れではなく怒りが湧いた。
展示会は明日もある。
もしかしたら明日も来るかもしれない。そこで、ガツンと言ってやる。
そう決心したが、内心はすごい怖かった。

290 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:19:51.95 ID:V7u3SwGI0
美保が根元を強く掴んでたんかもしれん。

291 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:20:37.02 ID:89L5WQUM0
追い付いた。
なんか切ないとゆーか不安とゆーか、、、
がんばれ>>1

292 :名も無き被験体774号+:2011/12/12(月) 23:21:45.71 ID:ze7E89Fc0
あーあメンヘラって怖えぇわ

295 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:23:42.63 ID:C73jG/nL0
二日目。
俺はシフトもないのにギャラリーの隅っこで体育座りしたりフラフラしたり
アイス食ったりして時間を潰していた。
やるせない気持ちでいっぱいだった。
きっといつかアイツが来る…。
すると、ギャラリーの奥でぼんやりしていた俺を呼ぶ声があった。

299 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:32:36.58 ID:C73jG/nL0
部活の女子「ちょっと〜華丸の彼女とか言う人きてるよ〜」
は?
そこには美保が立っていた。
俺は流石に怒った。普段からビビリだけど。
俺「お前がいつ俺の彼女になったんだ!?」
俺「そに子に何を言った!?正直に言え!!」
もう全力だった。でも声は震えてたと思う。
美保「いや…別に華丸はわたしの彼氏だから、近寄るなってカンジに…」
美保「まあ、そりゃぁ嘘ついたけどね」

306 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:39:23.82 ID:C73jG/nL0
俺「もう…分かった…。もう二度と俺の前に現れないでくれ…
お前も俺も、関わったら良い事ないんだよ。分かるだろ?」
美保「でも、わたしはそれでも…」
俺「その気持ちだけでいいから…俺たちはダメなんだ、ごめん」
どれくらいの時間、何を話しただろう。
美保も案外悟ったのか、俺が予想を逸して怒っていたからか、
静かになって帰っていった。
とてつもないエネルギーを使った気がした。

293 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:23:30.38 ID:JxVcGDUM0
疑問その1
トラウマになるほど嫌だったのになぜ運動部所属の男が逃げ出せなかったのか
↓美保が>>1を凌ぐ怪力メンヘラだった場合
その2
そんなえ? え? え? な状態でなぜ冷静に勃起させられるのか
普通に萎むと思うんだが

298 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:32:13.62 ID:0sUgdEzMO
>>293
おまえ何が言いたいんだ?
レイプされたらましてや高校生だったら
女だろうが男だろうが力があろうが無かろうが恐怖で何も抵抗できなくなるもなるだろうよ

307 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:40:13.06 ID:JxVcGDUM0
>>298
なにも抵抗できないって抵抗したって書いてあるじゃないか
それでかなわないってどんな運動部だよ
信じられないんだが

308 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:42:43.48 ID:LUAD+j/xO
>>307
肉体じゃなくて
精神の問題では…?

309 :名も無き被検体774号+:2011/12/12(月) 23:43:12.12 ID:V7u3SwGI0
>>307
お前が信じられなくても、当人がトラウマになるぐらいキツイ出来事だったんだ。
察しろよ。掘り返すなよ。

310 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:45:44.41 ID:C73jG/nL0
>>307 あんまり深くは書くとあれかもしれないんだけど、
押し倒された時に壁に背中を打ち付けて凄いむせたんだ。んでその間に
彼女はコンパス持ってきてすげえ振り回し始めた。
あと、正直凄い怖かった。叫びまくってたからね、この世のものじゃない感じ。

314 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/12(月) 23:53:59.69 ID:C73jG/nL0
全身全霊で美保を追い返した俺は、なぜだか泣きそうになった。
どうしたらいい?
そに子はもう2度と戻ってこないんじゃないかとも思った。
そに子に戻ってきてもらうためには、過去のことも、全部話さなければならないと思った。
話したところで信じてもらえるだろうか…?
離れたそに子の心を戻すためには、
やっぱり板尾の協力は絶対必要だった。
幸い、板尾とそに子は面識もあったし、普段からそに子に板尾の話をよくしていた。

319 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:03:44.02 ID:i8RmR7sP0
それからしばらくしてから、俺はそに子に電話をした。
もうすぐ入学式とかも近い頃だったろうか。なんとか入学式は
笑顔で一緒に過ごしたかった。
俺はそに子をファミレスに呼び出した。会って話すのが一番だと思った。
そこには板尾と、もうひとり、高校時代のクラスメイトである市原を呼び出した。
(彼は市原隼人に似ているので)
市原は板尾以外にトラウマのことや俺が絵を描いている経緯など唯一知っている友人だった。

321 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:08:21.20 ID:i8RmR7sP0
この市原、なぜ今になって登場するのかと言うと、
特にストーリーに深い絡みはなかったからだ。
彼は絵を描かないし、そに子や板尾との絡みもない。
この話のあいだにも俺は彼の家に泊まったり鍋を食べたり彼の自転車をパンクさせたりと
色々やらかしている。
でもそんな彼は東大で研究者を目指しているというナイスガイなのである。

322 :名も無き被検体774号+:2011/12/13(火) 00:11:34.01 ID:Y/3lvRKp0
市原かっけぇwwww
ってか寝れねええええ

323 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:11:56.03 ID:i8RmR7sP0
さらに、男だけで集まってみて、
板尾「いや、女の子一人に対して男3人もいたらビビるだろ…」
俺「あー…」
かくして市原は近所のゲーセンに格ゲーをやりに行ったのであった。
真面目な話、当日集まるまで気付かなかった。
市原本当にすまない。

327 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:17:03.35 ID:i8RmR7sP0
そして俺は、板尾と一緒に誠心誠意そに子に伝えた。
全て話した。
正直、この話自体するのもキツイのだが、女の子に伝えるというのも辛かった。
なんというか、板尾がいるおかげで話に説得力が出たと思う。
板尾「俺も相談を受けて…」
板尾がそう言う度にそに子は目に涙を浮かべた。

328 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:19:44.06 ID:i8RmR7sP0
そに子「ごめん…わたしそういう事全然知らなくて…
ひどいことした…ごめんね…」
そに子は案の定泣いてしまったのだけど、
何より誤解が解けて、本当に安心した。
全てを話すことが出来て、新しく心強い味方ができたな、とも思えた。
俺にとってそに子はますますかけがえの無い存在になった。

329 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:22:44.68 ID:i8RmR7sP0
店を出る。市原を呼び出す。
市原「もう終わったの?キスした?キスした?」
東大生だけどまったく空気は読まない市原。
すると、
板尾「まあなんだ…お前もしっかり決めとけよw」
板尾がニヤニヤして言った。
市原もニヤニヤしだす。

333 :華丸 ◆vk8BsG8fow :2011/12/13(火) 00:25:29.42 ID:i8RmR7sP0
俺「あのそに子さん…」
するとそに子はハッとしたようにこちらを見る。
両者ともに顔面真っ赤だったろう。
そに子「はい…」
俺「好きです、付き合ってください…」
そに子「はい、よろしくお願いします。」

335 :名も無き被検体774号+:2011/12/13(火) 00:26:40.50 ID:1DnG3Tnb0
きたあああ!

336 :名も無き被検体774号+:2011/12/13(火) 00:28:49.63 ID:Bx0JYEVlO
俺も絵描こうかなあああああああ

339 :名も無き被検体774号+:2011/12/13(火) 00:38:38.39 ID:uyz6H64JO
いいことあったんじゃないかああああああ

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