介護の仕事をしていた俺が精神崩壊した話
Part6


182 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:16:11 ID:oHu
どうしようか。
仕事はもうしたくない。けど、辞めることも考えたくなかった。
ここで逃げたら、この6年が嫌な思い出になってしまう。
施設長を裏切ることもしたくない。
けど、こんな状態で介護の仕事が続けられるのか?
俺は……
俺「……ねえ」
嫁「?」
俺「明日、施設長と話してくるよ」
「介護の仕事をしていた俺が精神崩壊した話」
おわり

183 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:16:51 ID:rN8
どうしても苦手な利用者が一人いるとホント苦しいよね・・・
うちにも全職員から嫌われていた利用者さんがいたけど
あの時期は施設の雰囲気が殺伐としていた
もし退所になっていなかったら俺も精神崩壊していたかもしれない

187 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:19:32 ID:oHu
>>183
そうなるよね。
退所してよかったよ、本当に。凄いわかる。

184 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:17:18 ID:oHu
ここからは、
「精神崩壊した俺が立ち直った話……?」
となります。もう少し、御付き合いください

185 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:17:42 ID:rN8
続きあるんか。。。よかった
>>182で終わったら後味悪すぎるわw

186 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:19:26 ID:UXI
おわったかと思った

188 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:24:11 ID:oHu
施設長に、相談しに行きました。
悪魔さんが、どうしてもダメなんです。もし次理性が飛んだら、俺は虐待してしまうかもしれない。
介護ってなんなのか、わからなくなりそう。どうしたらいいですか……?
俺の相談に真摯に向き合ってくれたあと
施設長「連邦に行ってみる?」
7年目の、七月。
俺はジオンを離れることになった。

189 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:34:14 ID:oHu
慕ってくれていた後輩達に引き止められたりした。
必ずまた戻るから、と言っておいた。ジオングループの仲間達にも、そう誓った。
リーダーや、女神先輩の元でなら、きっと初心に帰れる、と淡い期待を持ちながら。

190 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:39:56 ID:oHu
7年目 夏。 連邦グループホーム
連邦の人達は、みんな優しく迎えてくれた。
そして利用者さんも、認知の少ない人は俺のことを覚えてくれていて、凄く嬉しかった。
なんというか、俺のいた時より半数以上の利用者さんが変わっていたのだ……
俺「なんか、普通のグループホームだな……」
自立している人も多く、入社した当初のグループホームを思い起こす環境。これがこっちのグループホームか、と驚愕する

191 :名無しさん@おーぷん :2016/04/01(金)02:59:51 ID:rN8
>>1ガンガレ
俺(グルホ)これから朝食の仕込みに入るから
夜勤明けにまとめて読ませて貰うわ

194 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)12:48:28 ID:BRP
お疲れ様。
イッチ立派や。ワイは職員の人間関係で転職してもうたわ…なんか情けないわ。
また読みに来る

195 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:05:43 ID:Fyx
>>194
人間関係で悩むのは凄くわかる。
情けなくなんてないよ、自分に合った職場を見つけるのが一番

196 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:09:54 ID:Fyx
夜勤者があまりいないので、異動2日目で速攻夜勤に入る。
多少不安もあったが、他の夜勤者が夜勤中にやることや利用者さんの夜間の注意のメモ書きを置いていってくれたので、なんとかやれた。
連邦の夜勤は利用者さんの夜間の不眠などはまったくなく、平和だった。
朝も利用者さんの自立レベルが高いのでこちらで起こしたり介助が必要なのは2、3人でとても楽で、ほぼ全員介助しながら起こすジオングループと比べると雲泥の差だ。

197 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:14:52 ID:Fyx
利用者も、1人とても元気な方が他の人を先導してカルタなどを自発的に行っている。
他にも頼めば色々なことが出来、なんともグループホームらしい。
帰宅願望等の不穏がある方はもちろんいるが、それは職員の対応次第だし、どうしようもないほど大変な人はいない。
ゆっくりした時間と、ある程度自立している利用者さん。
ここなら理想的なグループホームとしてやっていけるんじゃないか。……そう、思っていたのだが

198 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:16:56 ID:Fyx
「ちょっと!手で食べないでよ、汚い!!」
「だから、〜は預かってるって言ってるでしょ!!」
スタッフの方が、殺伐としていたのだ。
なんでそのくらいで怒るんだろう?その都度なだめだからも、俺は原因を探っていく

199 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:21:05 ID:Fyx
殺伐としていたのは、リーダーもだった。
かつてのリーダーの面影は全然なく、何かあるとすぐイライラしているようだ。ショックだった。理想だったこの人を、何がこんなに変えてしまったのだろう。
女神先輩は唯一あまり変わっていないようにも見えたが、それでも昔に比べると余裕がないように見える
スタッフ間の空気も、一見仲が良いように見えて……裏ではなにかと陰口が目立つようだ。

200 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:25:19 ID:Fyx
ジオングループのスタッフは、何があっても利用者に強い口調は絶対に使わない。
……俺は、悪魔さんに対してだけは末期に強い口調を使ってしまうこともあったけど。
本当に、なんでこんなことになっているのだろう。
連邦グループスタッフが、とりあえず仕事が終わればいい、みたいな言葉を使う度、胸が傷んだ。

201 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:34:37 ID:Fyx
原因としては、悲しいことにリーダーにあった。
でも、彼女だけのせいではない。
前レスで、これまでの連邦グループが結構荒れていた、と書いたが、きっとその長い期間でのストレスがリーダーを蝕んだのだろう。
その頃連邦グループがどんなに荒れていたかは、その時に働いていた人に良く話を聞いていた。
新人職員の度重なる入れ替わり。中にはアスペさんみたいな人もいただろう。
新人教育にはリーダーも施設長からかなりの信頼があるので、大半はリーダーに任される。
連邦グループでそこそこ長く続けているオバサン達の、新人への攻撃等にも色々頭を悩ませていたのだろう。
そういった数々の要因がリーダーを蝕み、人を変えてしまった。
そして、リーダーの方針は下にも影響する。そういった余裕のない姿を模範にしてしまうと、誰か支える人がいない限り、どんどん悪循環になってしまうのだ。
……非常に悲しいことだった。
俺が入った頃から、「この人過労死するんじゃね?」と思ってしまうぐらい、連邦グループに尽くしていたリーダー。
少しでも助けになれるように……と俺も努力した
しかし、様々な要因があったとしても……この顛末は悲しすぎる
この人は本当に介護が好きで、誰よりも働き、下の人間の模範になったのだから。

202 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:41:18 ID:Fyx
とりあえず、リーダー含めみんなの負担が減るよう俺もたくさん働いた。
この惨状をみて俺も昔の情熱が少しは戻ったのだろう、どんどんやる気が満ちる。
もちろん俺1人の力なんかではないが、連邦グループも少しずつそれから余裕が生まれるようになってきたと思う。
こういうケースだと、まず通常業務を速攻片付けることから始めるのだ。
そうすることで職員は業務へのプレッシャーが軽減され、利用者さんにしっかり目を向けられる。

203 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)19:53:08 ID:Fyx
ある時、リーダーと2人だけの日勤があった。
意を決して、リーダーに向き合う。これは、リーダーを傷付けてしまうかもしれない。けど、言わないと何も変わらない気がしたから
「リーダー。あの、今のリーダーって、昔と全然違いますよね」
思っていたことを全て、リーダーに話した。
言葉に気を付けながらも、自分の思いをリーダーにぶつけた。
「……そっか。やっぱりそう見えちゃうか……」
初めて、リーダーの涙を見た。
リーダーはしばらく泣いた。今まで辛さ。誰にも言えなかったという溜め込んでいたことを、たくさん話してくれた
「ありがとう。>>1くんのおかげでスッキリした」
最後にリーダーは笑った。
それから、リーダーは少しずつまた元のリーダーに戻っていく。
もちろん、簡単には解決しない難しい問題だ。けど、これからはリーダーが苦しみそうになったらしっかりフォローし合う。
リーダーとの話を他の人に言ったわけではないが、自然と暗黙の了解になっていったと思う。
他の人も各々、きっとリーダーのことを気にかけていたと思うから。
そうして、少しずつ連邦グループは前に進み始めた。
口が悪い所など、変わらないことはあるけど、それでも最悪の状況は免れたと思う

204 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)20:03:02 ID:Fyx
ここまでが連邦グループ内の内情。
ここからは、俺が立ち直って行った話になる。
リーダーとの話をする少し前。
連邦グループに移動してから2ヶ月後くらいだろうか。連邦グループは新しい利用者さんを迎えた。
男性で、移動は歩行器等必要としベッドからの起き上がり等は介助が必要だが認知症状は少なめで、脳はかなりしっかりしている方。
元々はジオン小規に少しの間泊まっていたのだが、しっかりしているからこそ職員の対応に不満があったらしい。
施設長「そういうことだから、今度は粗相のないようにVIPでお願いね」
と言うことだ。
その人は地元ではかなり有名な偉い人で、とりあえずここはでは会長と呼ぼう。
ネットでも名前を検索したらすぐ出てくるし、彼のエピソードも見れるため特定防止のため色々ぼかして書く
彼が来る日、丁度俺は夜勤だった。
不安はあるが、しっかりしてる人なら話はちゃんと通じる。こちらに問題がない限り大丈夫なはずだ、と気を引き締める

205 :名無しさん@おーぷん :2016/04/03(日)21:16:40 ID:CNP
1は立派だ……
同じ業界で働く人間として尊敬する

206 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)06:04:42 ID:SX8
>>1乙
俺も同業で職員間のトラブルに頭抱えてるから気持ちわかる

207 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:36:27 ID:52c
その日は何事もなく終わった。
それから、日々お世話をしていくうちに会長も徐々に俺を信頼してくれて、仲良くなっていった。
こう言ってはなんだが、意思疎通できるしっかりしている利用者さんの介助はやりがいがある。
そんなふうにして時間がすぎるうちに、
「ああ、介護ってこんなにやりがいがあったんだっけな」
と忘れていた気持ちを思い出せたんだ

208 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:42:53 ID:52c
やりがいを感じれば、仕事にも活気が出る
良い流れは続くもので、俺の夜勤の日、また緊急で新しい利用者さんが来た。
その人は元々ある程度自立していた人だったが、医者に処方してもらった眠剤が思ったより強く、歩行が困難になってしまったため家族がウチの施設に連れてきた、というもの。
娘さんとその旦那さん、その人の奥さんも見え、心配した奥さんは一緒に泊まっていったのだが、俺も丁寧に対応した
わりと信頼してくれたらしく、以降家族の方が俺を見る度に
「>>1さんが夜勤なら今日も安心です」
と声をかけてくださるようになった。嬉しかったよ

209 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:46:16 ID:52c
それ以上に嬉しかったのは、その人は認知症状もあるが人の顔ぐらいは覚えたりできるのだが、歩行状況が回復して小規に移ったあと
俺「〇〇さん、こんにちは」
他職員「あれ、この人は誰でしたっけ?〇〇さん?」
〇〇さん「んー、友達」ニコッ
と笑ってくれたこと。小規に行ってからも俺が通りかかると、「やあ」と笑って挨拶してくれるのが、とても嬉しかった

210 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:47:38 ID:ZBQ
この仕事への意欲になる。
支援あげ

211 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:51:17 ID:52c
他にも、小規模から一名、認知症状が少ない女性がグループに移ってきたりして。
その人とも色々和気あいあいと仲良くしながら、介護のやりがいを実感していた
ここの仕事は楽しい。
後は職員がなんとかなればなー、と少しの悩みが残るくらい

212 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:56:39 ID:52c
会社の飲み会などでは、ジオングループの人とも顔を合わせる
「早く戻ってきてね、待ってるよ」
と声をかけられる度、俺も苦悩する。
ジオングループにはいつか戻りたいとは思っている。
でも、逃げ出した俺が戻って、なんとかなるのか?
連邦グループの利用者も好きになった。だからこそ、悩む
ジオンに戻っても、俺はまた同じことを繰り返すかもしれない
けど、ジオン職員が辛い思いをしている中、ずっとヌクヌクとしていて良いのか?

213 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)21:58:42 ID:52c
悩み続けたまま、年が明け……2016年1月
リーダー「>>1くん」
女神先輩「……」
俺「?」
リーダー「ちょっと話があるんだけどさ……」

214 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)22:05:28 ID:52c
リーダー「>>1くんさ。昔と違うよね」
俺「……?」
リーダー「昔はさ、何でもズバズバ言ってたのに、今は凄いおとなしいでしょ?皆の言うこと黙って聞いてさ」
>>1「……はい」
リーダー「>>1くんのことだから違うとは思うんだけど……私はね、もしかしたら君がいつかジオンに戻るから、こっちのことはどうでもいいのかな……って思っちゃうんだ」
俺「!!」
俺「それは……違います」
そこで、素直に全て話した
受け入れて貰った俺が、どこまで口出していいか、少し悩んでいること
ジオンに戻りたいという気持ちも確かにあるが、このまま連邦でリーダーを支えていきたい、とも思っているということ
リーダー「そっか……」

215 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)22:09:33 ID:52c
リーダー「本当はね、>>1くんにはここに残って欲しいって思ってる。ここを変えて行くためにもね」
俺「リーダー……」
女神先輩「でも、>>1くんは自分の気持ちを尊重してね」
リーダー「そう。どっちを選んでもいいし、向こうに戻るなら応援するけどね」
俺「…………」
そして、丁度その頃
施設長「巨乳ちゃんが、なんだか限界みたいなのよね……>>1くんもいなくなって、かなり辛いって」
俺「マジですか……」

216 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)22:14:26 ID:52c
思考がグルグルする。
連邦に残り、恩師であるリーダーや女神先輩のために頑張っていくか
ジオンに戻り、同期の巨乳や他の職員達の力になるか
簡単には決められなかった
連邦に残ったとして。
やりがいのある仕事をしながら、恩師の力になる。けど、ジオンを裏切ってしまうことになる。
ジオンに戻るとして。
今みたいに、やりがいを感じられるかは不安だろう。悪魔さんがいるかぎり。けど、自分達で立ち上げたジオンが大変な時に、それを無視できるのか?
だけど、戻ればリーダーや女神先輩の想いを。俺を受け入れてくれた連邦職員達の気持ちを裏切ってしまうことになる

217 :名無しさん@おーぷん :2016/04/06(水)23:13:27 ID:uSx
ついこの間のことなのか
辛いなぁ……

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