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(*^○^*) 賭博黙示録ポイジ

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Part3

165: 1◆LKfXb7zmuk:15/10/20(火)22:23:12 ID:yZ3
 
───

(*^○^*)「もっと寄付するんだ! もっと!」

(*^○^*)「もっと強くなってもらわなきゃ困るんだ」

(*^○^*)「借金してでも寄付するんだ!」

 

遠藤「……なあポイジ」

(*^○^*)「?」

遠藤「お前、またドえらい額の借金作ったな…」

(*^○^*)「まだまだ足りないんだ!」

遠藤「……」

遠藤「また、ギャンブルを紹介してやるよ」

(*^○^*)「わーい!」


── スターサイドホテル 地下3階
 
 ざわ・・・  ざわ・・・

(*^○^*)「人がいっぱいなんだ!」 

(●▲●)「あ……」

(*^○^*)「あ! えーと…」

(●▲●)「僕はネガ田光司… エスポワールで助けてもらった…」

(*^○^*)「あ、うん、覚えてる覚えてる」

(●▲●)(絶対覚えてない…) ネガネガ
 
3
166: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:23:44 ID:yZ3
 
(*^○^*)「僕はポイジ! よろしくなんだ!」

(●▲●)「うん… よろしく…」

(●▲●)(今度は僕が恩返しできたらいいな…)

(●▲●)(でも僕なんかが恩返しできるわけないよな…) ネガネガ

(*^○^*)(コイツ利用できるかもしれないんだ!) ポジポジ


黒服「さあ皆様、出発のお時間です。 先着12名をお送り致します」

 「ど、どうする…?」 「何のギャンブルか分からないんだ…行くのはリスクが大きすぎる…」
  「しかし…」
          ざわ・・・ ざわ・・・

(*^○^*)「わーい! また楽しいゲームなんだ! 行くんだ!」 ポジポジ

黒服「はい、まずはポイジ様ですね」

(●▲●)(どうせいつ行っても負けるんだ……先に散ろう……) ネガネガ

(●▲●)「あ、行きます」

黒服「はい、ネガ田様ですね」

 「お、俺も行くぞ!」 「俺も!」

黒服「ククク……」

  ガタ…ガタ…
      そしてポイジ達は箱に入れられ、送られた……!
               ゴトゴト…


   ガタンッ

(●▲●)(! 着いた……!)
 
168: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:24:35 ID:yZ3
 
 『1位には2千万……2位には1千万……!』

 『それでは……スタートっ……!』

   ガパッ

(*^○^*)「!?」

(●▲●)「!? これは……」

 ワーワー  渡れー!  早くしろー!

(●▲●)「鉄骨渡り……!?」

 『さあ渡れ……! 勇者たちよ……!』

 『ブレイブメンロード……!』

「こ、ここを渡れっていうのか!?」 「落ちたら死んじまう!」
 
金持ちA「オラー! 早く渡れー!」 ビュンッ
  
金持ちB「俺たちは大金賭けてんだぞー!」 ビュンッ

 グチャッ!

「わっ!? ト、トマトだ!」  「あいつら…俺たちで賭けてやがるんだ!」
 「フザけてやがる…!」 「ひどい……」
 
169: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:25:19 ID:yZ3
 
(●▲●)(こんなの……僕に渡りきれるわけない…… 今回は諦めよう……) ネガネガ

(* ○ *) ワナ…ワナ…

(●▲●)(ポイジ君も震えてる……怖いのかな…それとも怒りに震えてる…?)

 「お、俺は行くぞ!」 「俺も……」

(* ○ *) ワナワナ…

(*^○^*)「待つんだ!」

 「「「!?」」」

(●▲●)「!?」

(*^○^*)「このままじゃダメなんだ! 敵の思うツボなんだ!」

モブ①「ど、どういうことだ?」

(*^○^*)「このまま鉄骨を渡っても……必ず誰か落ちるんだ! 落ちて大ケガするんだ!」

(*^○^*)「それに、落とし合いが起こることは目に見えてるんだ! それこそ敵の思うツボなんだ!」

モブ達「「「……」」」

(●▲●)(確かにそうだ……下の金持ちたちも、それを見に来てるはず……)

(●▲●)(でも……だからってどうしようも……)

(*^○^*)「僕にいい考えがあるんだ!」

モブ①「いい考え?」

(*^○^*)「誰もケガしないで、平和的に勝負する方法があるんだ!」

モブ①「何!?」

モブ②「ど、どうするっていうんだ!?」

(*^○^*)「ジャンケンなんだ!」

モブ①「は……!?」
 
170: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:26:03 ID:yZ3
 
モブ②「ジャンケン!?」

モブ③「な、何言ってんだ!」

(*^○^*)「まずはジャンケンで1位と2位を決めるんだ」

(*^○^*)「恨みっこなしの、真剣なジャンケン。 それで、1位と2位になる人を決めるんだ」

(*^○^*)「1位と2位が決まったら、皆で協力して鉄骨を渡るんだ」

モブ①「皆で……?」

(*^○^*)「名付けてジェンガ作戦なんだ!」

ジェンガ:





「「「ジャーンケーンポン!」」」

モブ①「俺が1位か! 悪いな皆!」

モブ②「俺が2位! やった!」

モブ③「くっ……」 ガク…

モブ④「まあ…仕方ないか…」 ハァ…

(●▲●)(僕はどうせ勝てっこないから…参加しない……ずっとここで体育座りしてよ……) ネガネガ
 

171: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:27:18 ID:yZ3
 
(*^○^*)「じゃあ皆で渡るんだ!」

モブ①「よし、まずは俺が…」 スッ…

モブ①(くっ……やはり鉄骨の上は安定しないな…) ヨロ…

モブ②「次は俺が……」 スッ

 モブ②がモブ①の後ろに並び、モブ①の肩に手を置く。

モブ②「よし」 ガシッ

モブ①「それじゃ、進むぞ」 スタ…スタ…

モブ③「次は俺が…」

 モブ③はモブ②の後ろに付き、肩に手を置く。
 これを繰り返すと…

モブ⑥「おお、凄い! 安定して渡れるぞ!」

モブ⑦「そうか……二本足だと不安定だが、これならムカデになったようなもんだ。 足が多い分安定して進めるんだ!」
 
172: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:28:22 ID:yZ3
 
 ノタ…ノタ…

モブ①「歩みはゆっくりだが…確かにこれなら、誰もケガせずに渡れるぞ!」

モブ②「ありがとう……ありがとうポイジ君!!」

(*^○^*)「いいってことなんだ。 僕は責任取って最後のしんがりを務めるんだ」

 そして、モブ⑩の番になった。

モブ⑩「次は僕か…」 スッ

モブ⑩「よし、鉄骨に乗ったぞ!」

モブ⑩「さあ、ポイジ君! 最後は君だ!」

(*^○^*)「はーい」

(*^○^*)「せぇの……」 ググ…

モブ⑩「?」

(*^○^*)「えいっ!!」 ドガッ

 ポイジの回し蹴りがモブ⑩にブチ当たる!

モブ⑩「ぎゃッ!?」 ズルッ

 モブ⑩が足を踏み外す!

モブ⑩「う、う、うわ」 ガシッ

 そして、モブ⑨の肩を、服をしっかりと掴む! 落ちない為に、必死の抵抗……!

モブ⑨「わ、馬鹿!! やめ…」 グラッ
 
173: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:28:45 ID:MJX
うーんこのクズ

174: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:28:59 ID:yZ3
 
(*^○^*)「おらっ! もう一発なんだ!」 ゲシッ

モブ⑩「ぎゃあぁァ!」 ズルッ

 モブ⑩、落下!

モブ⑨「うわぁ!! やめ…」 ズル…

 鉄骨の上で一人の人間の体重を支えられる訳もなく、モブ⑨も踏み外す!

モブ⑨「助け……!」 ガシッ

モブ⑧「バ、バカ! 離せ!!」

 モブ⑧には二人分の体重が…… こうなると、泥沼……! 止まらぬ連鎖……!

モブ⑦「わァ! やめろ!!」 ズルッ

モブ⑤「フザけ……」 グイ…

モブ②「い、いやだァァァ!!」 ガシッ

モブ①「うわああぁァァァ!!!」 ズルッ
 
175: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:29:23 ID:yZ3
 
モブ①「ポイジ……!! ポイジ、てめェっ……!!」 グラグラ

  ズルッ

モブ①「うわぁぁぁァァァ!!!」 ヒュゥゥゥ─── ッ

  「ああァァァァ!!!」 「ぎゃああァァァ!!」
   「嫌だァァァァ!!」 「助げでェェェェッッ!!!」

  
   グシャアァッ!! グチャ
    ゴキャ ぐちゅ  ボキベキ  ゴシャァァッ!!

 10人分の、落下……! 生々しい骨肉の砕ける音が会場に響き渡る……!

金持ちA「……」

金持ちB「……」

 見物客たちも、沈黙……! 言葉を発する者はいない……!
 その静けさの中で動くのは、ポイジのみ……!

(*^○^*)「よし、邪魔者は消えたんだ」

(*^○^*)「それじゃあゆっくり渡るんだ」 のそのそ…

 
モブ①「うぅぅ……」 ググ…

  「うぅ……」 「痛ぇ……痛ぇよぉ……!」
 「ポイジ……」 「ポイジめ……」
   「酷い……」  「許さねェ……!」
  「ポイジ……」 「ポイジっ……!」

(*^○^*)(なんか恨まれてる気がするんだ)

(*^○^*)(ってことは皆の心が一つになったんだ!) ポジポジ
 
176: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:29:28 ID:zKR
やっぱり畜生じゃないか!

180: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:34:46 ID:yZ3
 
(●▲●)「……」

(●▲●)(僕ももう一個の橋渡ろうかな……) のそ…

(*^○^*) のそのそ…

(●▲●) のそのそ…


(*^○^*)「とうちゃーく」

(●▲●)「2位……」

 『1位! ポイジ!  2位! ネガ田! 』

黒服「どうぞ、これを……」

(*^○^*)「わーい! 何かな! 小切手…」

 【2千万 チケット】

(*^○^*)「何だこれ! 金だ! 金を寄越すんだ!」
 
利根川「ククク……ぬるい! ぬる過ぎる!」

(*^○^*)「誰だお前!」

利根川「金は命より重い……!」

利根川「あんな死なない程度の余興で金を手に入れられると思うな……!」

(*^○^*)「なんだこのクズ! 外道!」

利根川「ククク……何とでも言うがいい。 チケットの裏を見てみろ」

(●▲●)「…」 チラ

(●▲●)「あと2時間で引き換え期限が切れちゃう……」

利根川「そういうことだ。 こちらの言うことを聞かねば金は手に入らないぞ? ンん?」

(●▲●)(どうせ渡す気なんかないんだ……) ネガネガ
 
(*^○^*)「言うこと聞けばお金もらえるんだ!?」 ポジポジ

利根川「ククク……そうだ。 着いて来い」 スタ…スタ…
 

181: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:46:29 ID:yZ3
 
───

 地上22階

(*^○^*)「わーい高いんだ!」

(●▲●)(嫌な予感しかしない……)

利根川「換金場所は……2214号室! この鉄骨を渡った先だ!」

(*゙゚'○゙゚'*)

((●)▲(●))

利根川「ククク……無論、落ちれば命は無い」

利根川「更に……先程は鉄骨に手をついたら失格だったが…こちらは手を付くこと自体を妨害させてもらう」

利根川「おい」

黒服「ハッ」 スッ

 黒服がゴム手袋をはめ、鉄パイプを鉄骨に近付ける……すると、

  バチバチバチィッ!!

(*゙゚'○゙゚'*)

((●)▲(●))

利根川「高圧電流を流させてもらった……!」

(;*^○^*)「そ、それじゃあ…手を付いたら失格ではないけど、そもそも手を付いたら死んじゃうってことなんだ!?」

利根川「ククク…そういうことだ……」
 
182: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:47:15 ID:yZ3
 
黒服「クックック……」

(#*^○^*)「フザけるんじゃねぇんだ!!」 ボカッ

 ポイジが黒服に殴りかかる!

黒服「ぐっ……!?」

(#*^○^*)「お前! 人の命を何だと思ってるんだ!」 ボカボカ

黒服「ぐっ、貴様!」 ドカッ!

(*×○×*)「ぎゃっ!?」

黒服「クソっ! このッ!」 ドカッ ドカッ

(*×○×*)「ぎゃっ! ぐっ…!」

利根川「おい、その辺にしておけ。 こいつも一応ショーのピエロだからな」

黒服「はっ……」

(*×○×*)「うぅ……」

(;●▲●)「ポイジくん、大丈夫?」
 
184: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:50:00 ID:RWG
>(*^○^*)「なんだこのクズ! 外道!」
よくもぬけぬけと言えるな

188: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)22:59:40 ID:yZ3
 
(*;○;*)「うぅ……ひどいんだ……」

(●▲●)「気持ちは分かるよ。 でも、ここは逆らわない方がいいよ……相手は何するか分からない連中だし…」

(●▲●)「それに、嫌だったら棄権した方がいいよ。 これは余りにも危険だ……」

(*^○^*)「うぅ……僕、渡るんだ!」

(*^○^*)「僕なら渡れるんだ!」 ポジポジ

(●▲●)「そういうなら止めないけど……」

(*^○^*)「よーしがんばるんだ!」 スッ

 ポイジ、第一歩を踏み出す……!

(●▲●)「……」

(●▲●)(僕ももう一個の橋を渡ろう……) のそ…


 
(*^○^*)「うわあ、高いんだ」 のそ…のそ…


利根川「ククク……」

黒服「奴、渡りきるでしょうか」

利根川「無理だ…… 人間の体はそもそも左右均等には出来ていない」

利根川「更にあの鉄骨は、進むほどに細くなっていく……渡れる訳がないのだよ」 ニヤァ…


(;*^○^*)「うわっ」 グラッ

(●▲●)「ポイジくん!」
 
189: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:00:22 ID:yZ3
 
(*゙゚'○゙゚'*)「あわわわわ…」 グラグラ

黒服「おっ…」

利根川「終わったな……」 スパー…

(*゙゚'○゙゚'*)「あ……あ……」 スッ…

(;●▲●)「いけない! 鉄骨に手をついちゃダメだ! 死んじゃう!」

(*゙゚'○゙゚'*)「あ……あぁぁ……」 ブルブル…

(;●▲●)「ダメだ!! ポイジくん!! 落ち着いて!!!」

 スッ

(●▲●)「え?」

(*^○^*)「…」 シュル… スッ

 ポイジが、おもむろにポケットから取り出したもの。
 それは……

(●▲●)「ゴム手袋!?」

利根川「何ィ!?」 ガバッ

(*^○^*)「うぅ……これで……」

 ペタ…

(*^○^*)「ヨツンヴァインになれるんだ……これで大分安定するんだ……」 フゥ

利根川「おい!! なぜ奴があんなものを持っている!!」

黒服「……あぁッ!?」

黒服「な……無い! お、俺の手袋が……」
 
190: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:00:50 ID:vkc
ヨツンヴァインに草

191: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:01:11 ID:yZ3
 
利根川「っ…… あいつ……あの時!」

───

  (#*^○^*)「フザけるんじゃねぇんだ!!」 ボカッ

  黒服「ぐっ、貴様!」 ドカッ!

  (*×○×*)「ぎゃっ!?」

───
 
利根川「カモフラージュだったのかっ……!」 ギリ…
 
192: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:05:01 ID:dOA
これは制裁やろうな・・・


193: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:05:37 ID:yZ3
 
黒服「し、しかし……手を付くのは反則では……」

利根川「いや……奴は、言質を取っている……」

───

 (;*^○^*)「そ、それじゃあ…手を付いたら失格ではないけど、そもそも手を付いたら死んじゃうってことなんだ!?」

 利根川「ククク…そういうことだ……」
 
───

利根川「今考えれば不自然な質問だ。クソッ…気付くべきだった……! 奴は全てを読んでいたのだ……!」 ギリ…
 
黒服「……!!!」


(*^○^*)「これならイモムシみたいに進めるんだ!」 ニョニョニョニョニョニョ


 ニョニョニョニョー

黒服「あ、あいつ! あんな方法で進んでやがる!」

 ニョニョニョニョー

黒服「と、利根川様! このままでは……!」

 ニョニョニョニョー

利根川「……まあ、良かろう」

 ニョニョニョニョー

黒服「え……」

 ニョニョニョニョー

利根川「最後の罠が……まだ残っているのだから……!」 ニヤァ
 
194: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:06:36 ID:S2R
擬音キモくて草

195: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:07:18 ID:RWG
(*^◯^*)⌒⌒⌒⌒⌒)
イモムシなんだ!

197: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:14:30 ID:yZ3
 
黒服「それと……もう一人の方はどうします?」

利根川「奴は無理だ。 ゴム手袋を手に入れていない」

利根川「この鉄骨渡りは……『死の恐怖』を呼び覚ますゲェムだ」

利根川「精神が乱れ……足が震え……やがて落ち、死ぬ」

利根川「この鉄骨の上で平常心を保てる人間なぞ……おらんのだ」 スパー
 
198: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:14:45 ID:yZ3
 
(●▲●)(凄いなぁポイジくん……とっさにゴム手袋を盗むなんて……)

(*^○^*) ニョニョニョー

(●▲●)(僕には到底できない……) トボトボ…

(*^○^*)「とうちゃーく」 スタッ

(●▲●)(そもそも僕が1千万チケットを手に入れられたことが奇跡なんだ……) トボトボ

(●▲●)(あれで人生を運を使い切っちゃったんだ……) トボトボ

(●▲●)(どうせゴールなんてできないんだ……途中で落ちるに決まってるんだ……) トボトボ

(●▲●)(途中で足を踏み外すとか…)

   ズルッ 「アーレー」

(●▲●)(突風が吹いて飛ばされるとか……)

  ビューッ 「ギャー」

(●▲●)(大地震が起きてビルごと崩れるとか……)

  ゴシャーン 「ピギャー」

(●▲●)(それから、それから……) トボトボ

  コツ…

(●▲●)「?」

(●▲●)「あれ」

(*^○^*)「おー、到着おめでとーなんだ」

(●▲●)「……」

(●▲●)「わーい……?」


黒服「……」

利根川「……」
 
4
199: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:16:04 ID:OGt
こんなん草

200: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:16:25 ID:MJX
精神が安定してましたね

201: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:16:58 ID:rCf
ネガは佐原ポジかな?

205: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:34:29 ID:yZ3
 
(*^○^*)「お! この部屋の扉開けるゥーんだ!」

(●▲●)「手伝うよ……」

 グッ グッ

 ──v√`v──(*^○^*)──v√`v──

 その時ポイジに電流走る───!

(*^○^*)(これは……)

───

 東京ドーム

(*^○^*)「わーい、試合楽しかったんだ!」

 回転ドア グルッ

(*^○^*)「やっぱり生の試合が一番…」

  ビュオオォォォッ!!

(;*^○^*)「わっ!?」 ビュゥゥ

(;*^○^*)「ビックリした……急に突風が……」

───

(*゙゚'○゙゚'*) アレだ───!!

(;*^○^*)「掴んで!!!早く!!!」

(●▲●)「え?え?」

 ガシッ
 
206: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:34:35 ID:yZ3
 

扉 「 ガ パ ッ 」


   ビュオオオォォォオォオッ!!!


(*゙゚'○゙゚'*)「うわああぁぁあぁぁ!!」 ゴロゴロ

(●▲●)「わああぁぁあぁ!!」 ゴロゴロ

  オォォォォ… 

 突風……! 利根川たちが仕掛けた罠……!
 気圧差を利用した、無慈悲な拒絶の印……!

 しかし、人間二人分を吹き飛ばすには足りず……!

(;*^○^*)「うぅ……」 ゴロ…

(●▲●)「うーん…」 ゴロ…

 ポイジ、ネガ田…生存! 未だ、生存……!
 
207: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:39:03 ID:ax8
回転扉の横の警備員さん大変そう(こなみ)

208: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:41:02 ID:yZ3
 
 黒服たち「「「……」」」 ゾロゾロ… ゾロゾロ…
 
(*^○^*)「??」

(●▲●)「??」

  コングラッチュレーション
 「Congratulation!」  

        コングラッチュレーション       
       「Congratulation!」 

(*^○^*)「何だこいつら」

(●▲●)「とにかく……終わったのかな……?」
 
利根川「ククク……まさか二人とも生き残るとはな……」 ゴシ…

(*^○^*)「御託はいいんだ! 早く金を寄越すんだ!」

(●▲●)「そーだそーだ」

(●▲●)(どうせ生きて帰れる保証はないんだ……言うだけ言っとこう……) ネガネガ
 
(*^○^*)「いっぱいお金寄越すんだ!」

(●▲●)「そーだそーだ いっぱいよこせー」

利根川「ほぉ……つまり1千万、2千万では不満だと……」

(*^○^*)「そうなんだ! もっと欲しいんだ!」

(●▲●)「そーだそーだ もっとだー」

利根川「ククク…… 分かった。 そういうことなら……」

利根川「勝負しよう…… Eカードで……っ!」

(*^○^*)「Eカード??」
 
209: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:42:36 ID:yZ3
 

    賭博黙示録ポイジ  鉄骨渡り編


     完

210: ↓名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:42:54 ID:c8A
面白かったで

211: 名無しさん@おーぷん:15/10/20(火)23:43:54 ID:9zM
おつやで

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