妹「マニュアルで恋します!」
Part7
137 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:16:02 ID:LS.C3ZCk
兄「俺は…」
妹「兄さん…?」
兄「俺は…お前が…お前の事が好きだから!」
兄「家族としてじゃなく、1人の異性として…お前が好きだ」
妹「に…い…さん?」ウルウル
兄「お前に告白されそうになった時、俺は怖かった」
兄「もし、受け入れてしまえば…どうなるか分からなくて…怖くて…」
兄「だから…お前を傷つけて…」ポロポロ
兄「本当にすまなかった…!」ポロポロ
138 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:24:32 ID:LS.C3ZCk
妹「兄さん…」ウルウル
兄「俺は…お前の思うほど強い人間じゃない…度胸は無いし、かっこよくも無い…」
兄「それでも…それでも俺が好きと言ってくれるなら…」
兄「俺は…っ」ポロポロ
妹「…兄さん」
兄「…」ウッウッ
妹「兄さんのそんな所も…私は好きなんです」
妹「今の兄さんが、自分を臆病で弱いと思っている兄さんが」
妹「そのままの兄さんが大好きなんです」
妹「だから…そんなに泣かないで下さい…」ポロ
妹「私…凄く嬉しいです…」ポロポロ
妹「兄さんに嫌われてなくて…むしろ、好きだと言ってくれて…」ポロポロポロポロ
妹「本当によかったって…私はここに居ていいんだって…」ポロポロ
妹「ありがとうございます…兄さん」ニコッ
139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:25:55 ID:LS.C3ZCk
兄「妹っ…!」ギュゥゥウ
妹「え、あ…」
兄「二度と離さない…ずっと…」ギュウウウゥ
妹「…私もです」ギュウウウゥ
兄「…」ギュゥゥ
妹「…」ギュッ
140 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:26:43 ID:WrIq7II.
えんだああああああああああああああああああああああああああ
141 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:35:27 ID:LS.C3ZCk
…………
……
…
妹「…兄さん」
兄「ん?」
妹「…」
兄「なんだよ」
妹「あの時、キスする場面だったんじゃないですか?」
兄「え?」
142 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:35:44 ID:LS.C3ZCk
妹「お互い抱き合って、密着して…」
妹「そのあとする事なんてキスしかないですよね?」
兄「映画とかはな」
妹「でも兄さんそのまま寝ましたよね」
兄「…」
妹「泣きつかれるっていうのはわかります」
妹「でもあのまま寝るなんて…」
妹「一瞬押し倒されたと思ってドキドキしたんですから」
兄「申し訳ない…」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 19:21:35 ID:BykawlWI
素晴らしい
144 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/12(火) 20:06:32 ID:FqPTDl5Y
妹「なので、仕切り直しをして…」
兄「ヤダ」
妹「何故です!」
妹「私たちは相思相愛!どこにキスしようが自由な筈です!」
兄「口以外にどこにキスするんだよ…」
妹「下のお口です!」
兄「言い切るなよ!首筋とか色々あんだろうが!」
妹「あ…兄さんはそういうのがお好みですか?」
兄「違うよ!例えだろうが!」
妹「さあ、兄さん…私のこの首筋に…」ハァハァ
兄「違うってんだろ!」
妹「…」チッ
兄「久々に来ました舌打ち!仲直りしたらこれだよ!」
145 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/13(水) 23:57:13 ID:6UbtubBk
妹「冗談はさておき」コホン
妹「なんで嫌なんです?」
兄「えっと…」
妹「?」
兄「その…初めては大事にしたいっていうか…」
兄「ちゃんとしたいというか…」
妹「兄さん、煮え切らない男は嫌われますよ」
兄「俺は…お前に嫌われなきゃそれでいいよ」
妹「っ!?」カァァァ
兄「ふふっ」ニヤッ
妹「に、兄さんはいつもズルいです!」ポカスカ
146 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:02:04 ID:3aayI4Mk
兄「『ごめんごめん、可愛いからついからかいたくなるんだ』」
妹「…!」キュピーン
妹「この感じ…マニュアルっ!」
兄「ばれたか」
妹「兄さんの言ってた、なんとなく分かるっていうのがやっと理解できました」
兄「やっぱそういうもんなのかね」
妹「…!」
兄「どうした?」
147 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:02:34 ID:3aayI4Mk
妹「兄さん…」
妹「兄さんは、ひょっとしてあの時…」
妹「私の告白を止めた時…あれがマニュアルだと分かったから止めたんですか?」
兄「…」
妹「だから…よく考えろなんて…」
兄「…まあ、そうだな」
兄「もし…本気で、自分の言葉で告白してくれたら…」
兄「俺は多分、断る事が出来なかったと思う」
妹「兄さん…」
兄「ごめんな、傷つけて」
妹「兄さん…」ハァハァ
兄「どこに興奮する要素が!?」
148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:11:20 ID:3aayI4Mk
妹「兄さんは…私を思って言ってくれたんですね…」ハァハァ
妹「私の…為に…」
妹「私だけの…」ハァハァハァハァ
兄「やめろ、変な方向へ持っていくな」
妹「に…」
兄「…危機感知」サッ
妹「兄さぁぁぁぁぁあん!」ガシッ
兄「先読み…だと…!」
妹「兄さん!ちゅーしましょう!是非!今すぐ!」
兄「話を蒸し返すな!さっき断っただろう!」
妹「兄さんの気持ちなんざ知ったこっちゃないです!ちゅーするんです!」ググググ
兄「お前っ…どこにこんな力がっ…」グギギ
149 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:12:34 ID:3aayI4Mk
妹「んーっ!」チュゥゥゥウ
兄「うおおおおっ」サッ
妹「んーっんーっ!」チュッチュッ
兄「あたらんっ!」サッサッ
妹「ぐぬぬ…」」スッ
兄「やっと諦めたか…」ハァ…
妹「隙ありっ」チュッ
兄「んぐっ!?」
妹「ん♪」チュー
兄「ん…ぐ…」
妹「ぷはっ」
兄「…」ハァッ…ハアッ
兄「油断した…」
妹「私の勝ちですね♪」ルンルン
150 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:27:22 ID:3aayI4Mk
兄「くそ…」
妹「…そんなに嫌でしたか?」
兄「嫌じゃないが…」
妹「じゃ!もう一回しましょう!次はディープな方を!」ジリジリ
兄「やめろ!戦闘体制に入るな!」
妹「兄さんっ!」ガバッ
兄「っ!」ガシッ
妹「えっ」
兄「そおおおおいっ!」ブン
妹「きゃああ!?」ドサ
兄「ベッドなら怪我しないだろ…」
妹「ベッドに押し倒すだなんて…」
兄「押し倒してない、捌いて投げただけだ」
妹「乱暴なんですから…でも、私は構いません…」
兄「妹?おい、聞いてるか?」
151 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:27:40 ID:3aayI4Mk
妹「例え物のように扱われようとも私の愛は…」ブツブツ
兄「妹ー?」
妹「そう…それはまるで海のように広く…深い愛…アガペー…」ブツブツブツブツ
兄「…」
妹「エロスとの両立は…2人なら…」ブツブツブツブツブツブツブツブツ
兄「だめだこりゃ」ハァ…
152 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:28:46 ID:3aayI4Mk
妹「兄さんっ!」
兄「うおお!?」ビクッ
妹「兄さん!」
兄「な、なんだ急に…」
妹「私は!」
妹「私は兄さんが大好きです!」
妹「世界で1番!大好きで、愛してます!」
兄「…」
兄「俺も、世界で1番…いや、宇宙で1番お前を愛してる」
妹「あ、兄さんずるいです!」
妹「私はそれの10倍兄さんを愛してます!」
153 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:28:57 ID:3aayI4Mk
兄「じゃあ俺100倍」
妹「1000倍です!」
兄「じゃあ俺は無量大数倍で」
妹「知ってますか兄さん?無量大数より上の数は存在します…」
妹「私は不可説不可説転倍愛してます!」ドヤッ
兄「何をっ!」
妹「なんですかっ!」
兄&妹「うぬぬぬぬぬっ!」
ギャーギャー
ワーワーー…
~end~
154 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:30:36 ID:3aayI4Mk
以上、本編終了です
ありがとうございました
以降、本編内の説明しきれなかった箇所を番外として解説して行きたいと思います
技量が及ばず申し訳ありません。
もう暫くだけ、お付き合い下さい
兄「俺は…」
妹「兄さん…?」
兄「俺は…お前が…お前の事が好きだから!」
兄「家族としてじゃなく、1人の異性として…お前が好きだ」
妹「に…い…さん?」ウルウル
兄「お前に告白されそうになった時、俺は怖かった」
兄「もし、受け入れてしまえば…どうなるか分からなくて…怖くて…」
兄「だから…お前を傷つけて…」ポロポロ
兄「本当にすまなかった…!」ポロポロ
138 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:24:32 ID:LS.C3ZCk
妹「兄さん…」ウルウル
兄「俺は…お前の思うほど強い人間じゃない…度胸は無いし、かっこよくも無い…」
兄「それでも…それでも俺が好きと言ってくれるなら…」
兄「俺は…っ」ポロポロ
妹「…兄さん」
兄「…」ウッウッ
妹「兄さんのそんな所も…私は好きなんです」
妹「今の兄さんが、自分を臆病で弱いと思っている兄さんが」
妹「そのままの兄さんが大好きなんです」
妹「だから…そんなに泣かないで下さい…」ポロ
妹「私…凄く嬉しいです…」ポロポロ
妹「兄さんに嫌われてなくて…むしろ、好きだと言ってくれて…」ポロポロポロポロ
妹「本当によかったって…私はここに居ていいんだって…」ポロポロ
妹「ありがとうございます…兄さん」ニコッ
139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:25:55 ID:LS.C3ZCk
兄「妹っ…!」ギュゥゥウ
妹「え、あ…」
兄「二度と離さない…ずっと…」ギュウウウゥ
妹「…私もです」ギュウウウゥ
兄「…」ギュゥゥ
妹「…」ギュッ
140 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:26:43 ID:WrIq7II.
えんだああああああああああああああああああああああああああ
141 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 17:35:27 ID:LS.C3ZCk
…………
……
…
妹「…兄さん」
兄「ん?」
妹「…」
兄「なんだよ」
妹「あの時、キスする場面だったんじゃないですか?」
兄「え?」
妹「お互い抱き合って、密着して…」
妹「そのあとする事なんてキスしかないですよね?」
兄「映画とかはな」
妹「でも兄さんそのまま寝ましたよね」
兄「…」
妹「泣きつかれるっていうのはわかります」
妹「でもあのまま寝るなんて…」
妹「一瞬押し倒されたと思ってドキドキしたんですから」
兄「申し訳ない…」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/11(月) 19:21:35 ID:BykawlWI
素晴らしい
144 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/12(火) 20:06:32 ID:FqPTDl5Y
妹「なので、仕切り直しをして…」
兄「ヤダ」
妹「何故です!」
妹「私たちは相思相愛!どこにキスしようが自由な筈です!」
兄「口以外にどこにキスするんだよ…」
妹「下のお口です!」
兄「言い切るなよ!首筋とか色々あんだろうが!」
妹「あ…兄さんはそういうのがお好みですか?」
兄「違うよ!例えだろうが!」
妹「さあ、兄さん…私のこの首筋に…」ハァハァ
兄「違うってんだろ!」
妹「…」チッ
兄「久々に来ました舌打ち!仲直りしたらこれだよ!」
145 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/13(水) 23:57:13 ID:6UbtubBk
妹「冗談はさておき」コホン
妹「なんで嫌なんです?」
兄「えっと…」
妹「?」
兄「その…初めては大事にしたいっていうか…」
兄「ちゃんとしたいというか…」
妹「兄さん、煮え切らない男は嫌われますよ」
兄「俺は…お前に嫌われなきゃそれでいいよ」
妹「っ!?」カァァァ
兄「ふふっ」ニヤッ
妹「に、兄さんはいつもズルいです!」ポカスカ
146 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:02:04 ID:3aayI4Mk
兄「『ごめんごめん、可愛いからついからかいたくなるんだ』」
妹「…!」キュピーン
妹「この感じ…マニュアルっ!」
兄「ばれたか」
妹「兄さんの言ってた、なんとなく分かるっていうのがやっと理解できました」
兄「やっぱそういうもんなのかね」
妹「…!」
兄「どうした?」
147 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:02:34 ID:3aayI4Mk
妹「兄さん…」
妹「兄さんは、ひょっとしてあの時…」
妹「私の告白を止めた時…あれがマニュアルだと分かったから止めたんですか?」
兄「…」
妹「だから…よく考えろなんて…」
兄「…まあ、そうだな」
兄「もし…本気で、自分の言葉で告白してくれたら…」
兄「俺は多分、断る事が出来なかったと思う」
妹「兄さん…」
兄「ごめんな、傷つけて」
妹「兄さん…」ハァハァ
兄「どこに興奮する要素が!?」
148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:11:20 ID:3aayI4Mk
妹「兄さんは…私を思って言ってくれたんですね…」ハァハァ
妹「私の…為に…」
妹「私だけの…」ハァハァハァハァ
兄「やめろ、変な方向へ持っていくな」
妹「に…」
兄「…危機感知」サッ
妹「兄さぁぁぁぁぁあん!」ガシッ
兄「先読み…だと…!」
妹「兄さん!ちゅーしましょう!是非!今すぐ!」
兄「話を蒸し返すな!さっき断っただろう!」
妹「兄さんの気持ちなんざ知ったこっちゃないです!ちゅーするんです!」ググググ
兄「お前っ…どこにこんな力がっ…」グギギ
149 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:12:34 ID:3aayI4Mk
妹「んーっ!」チュゥゥゥウ
兄「うおおおおっ」サッ
妹「んーっんーっ!」チュッチュッ
兄「あたらんっ!」サッサッ
妹「ぐぬぬ…」」スッ
兄「やっと諦めたか…」ハァ…
妹「隙ありっ」チュッ
兄「んぐっ!?」
妹「ん♪」チュー
兄「ん…ぐ…」
妹「ぷはっ」
兄「…」ハァッ…ハアッ
兄「油断した…」
妹「私の勝ちですね♪」ルンルン
150 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:27:22 ID:3aayI4Mk
兄「くそ…」
妹「…そんなに嫌でしたか?」
兄「嫌じゃないが…」
妹「じゃ!もう一回しましょう!次はディープな方を!」ジリジリ
兄「やめろ!戦闘体制に入るな!」
妹「兄さんっ!」ガバッ
兄「っ!」ガシッ
妹「えっ」
兄「そおおおおいっ!」ブン
妹「きゃああ!?」ドサ
兄「ベッドなら怪我しないだろ…」
妹「ベッドに押し倒すだなんて…」
兄「押し倒してない、捌いて投げただけだ」
妹「乱暴なんですから…でも、私は構いません…」
兄「妹?おい、聞いてるか?」
151 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:27:40 ID:3aayI4Mk
妹「例え物のように扱われようとも私の愛は…」ブツブツ
兄「妹ー?」
妹「そう…それはまるで海のように広く…深い愛…アガペー…」ブツブツブツブツ
兄「…」
妹「エロスとの両立は…2人なら…」ブツブツブツブツブツブツブツブツ
兄「だめだこりゃ」ハァ…
152 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:28:46 ID:3aayI4Mk
妹「兄さんっ!」
兄「うおお!?」ビクッ
妹「兄さん!」
兄「な、なんだ急に…」
妹「私は!」
妹「私は兄さんが大好きです!」
妹「世界で1番!大好きで、愛してます!」
兄「…」
兄「俺も、世界で1番…いや、宇宙で1番お前を愛してる」
妹「あ、兄さんずるいです!」
妹「私はそれの10倍兄さんを愛してます!」
153 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:28:57 ID:3aayI4Mk
兄「じゃあ俺100倍」
妹「1000倍です!」
兄「じゃあ俺は無量大数倍で」
妹「知ってますか兄さん?無量大数より上の数は存在します…」
妹「私は不可説不可説転倍愛してます!」ドヤッ
兄「何をっ!」
妹「なんですかっ!」
兄&妹「うぬぬぬぬぬっ!」
ギャーギャー
ワーワーー…
~end~
154 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/14(木) 00:30:36 ID:3aayI4Mk
以上、本編終了です
ありがとうございました
以降、本編内の説明しきれなかった箇所を番外として解説して行きたいと思います
技量が及ばず申し訳ありません。
もう暫くだけ、お付き合い下さい
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