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アニ「ここは?」アルミン「地下牢とだけ言っておこう」

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Part6
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:01:13.40 ID:BiFWEM5V0
アルミン「アニ、君がご指名だよ、答…」アニ「はい!あたしです!」
ペトラ父「な…本当か…?本当に俺の娘を…あんなに若くて…まだまだやり足りねぇことが一杯…」
ベルトルト「調査兵団に入った時点で覚悟するべきなんじゃあ…」
ペトラ父(キッ)
アルミン(正論だけど君が言っちゃうんだ…)
アルミン(…うっわぁ…ステージの上にいると一気に会場が殺意に支配されたのが伝わってきちゃう…)
ベルトルト「僕が…超大型巨人の僕が扉を蹴破った破片で家族をなくした方は本当に気のど…じゃない、申し訳なく思いますよ!?」
ベルトルト「でも、兵士は…兵士はそういうのも織り込み済みなもんじゃないんですか??」
ベルトルト「お願いです…僕はどうなってもいい、でもアニは、アニだけは助けてくださああい!!!」(ブルブルブル)
アニ(ベルトルト…あんた少しは………言いたいことはわかるよ。でもそれじゃダメなんだ)アニ「あの…」オルオ父「ふざけるなあああああああ!!!」
ベルトルト「!」
オルオ父「うちは…うちの息子は、人と付き合うのが絶望的にヘタで、そのせいで憲兵団も駐屯兵団も揉め事起こして仕方なく調査兵団行ったんだ!!」
オルオ父「尊敬…あいつが尊敬だなんて言葉で表現するようなお人と出会えて、婚約者まで出来て、ああ、やっと息子もまともにってその矢先だったんだ!!」
オルオ母「うっうっうっうっう…」(ぽろぽろぽろぽろ)
アニ(やっぱあたしたちのは所詮ガキの理屈だよね…あたしたちの自分の罪への理解は足りてないのかもしれない、でも…)

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:01:54.33 ID:BiFWEM5V0
ベルトルト「あああ…そ、そ、そ、それはお気のど」グンタ祖父「もういいでしょう?」
グンタ祖父「人の心を持たぬ獣にこれ以上言葉が要りますか?我々が求めるは言葉ではない、そうでしょう?」
エルド恋人「巨人に死を」
兵団遺族・元住民「「「巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!巨人に死を!!」」」」
アルミン(アニ…ベルトルト…君達には泣き叫びながら惨めに死ぬ未来しか無いんだよ)
アニ「あの…みなさん!!」
兵団遺族・元住民「「「!」」」
アニ「先程はベルトルトが失礼しました…もう決してこちら側からは要求をしません、決して。どうぞあたし達をしたいようにして下さい」
ベルトルト「!?」
アニ「そして…私達が恥辱の下、惨めに死んだらどうか…あたし達への復讐はそれっきりにして下さい」
兵団遺族・元住民「「「…」」」
アニ「あたし達は許されないことをしました…やむを得ない事情とはいえいきなりあなた方を襲い、大切な人を奪った」
アニ「でも未来には、共存の道もある…んです。私達は罪を犯したあと…罪を重ねながらそれを追求した…それはここにいるあたし達が死んでも実る余地があります!」
ユミル「…」 クリスタ「……ねえ、もう行こう、ユミル…見てられないよ」 ユミル「ああ…」
アニ「だから私達は死ぬことをいといません・・・責め苦も受けます。だから、もうそれっきりで、憎い気持ちをどうか…どうか…」

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:04:33.23 ID:BiFWEM5V0
遺族「「「…」」」
アルミン(へぇ…なるほど。美しい覚悟だね、アニ…でも今この状況がどんなものか…本当にわかってる?)
アルミン(それに、彼らが憎いのは知性巨人だけじゃない。巨人全部だ。君等の故郷がどうなってるか聞き出せなかったけど…そこにいる「巨人」も憎まれるだろうね)
アルミン(それに…怒れる民の容赦ない残虐さを甘く見てるよ、君は)
ペトラ父(ヒュ)(ガツ!) アニ「うっ!」ダラ…
ベルトルト「アニ!」
エルド恋人「…要求をしないって…してるじゃない…エルドを返して!それからよ!」
オルオ父「息子を返せええええええ!!」ヒュッ!
アルミン(石を配ったのは正解だったな。ステージ以外何もない地下室だから投げるもんないし)
アニ(がっ!がつっ!っが!)「う……あっ!」
アニ(あたしってバカだなぁ…ようやくわかったよ……あたしたちの人間性を否定するのはずっと憎んでいたいから)
アニ(あたし達を人間の情もない絶対悪の悪魔に仕立て上げるのは、その方が都合がいいから)
アニ(故郷で散々そうやって憎しみを煽ってることも同じだよ……ここでは私たちに悪魔以外の役は用意されてないんだ)
アニ(お父さんの涙には、娘にこういう悲痛な運命を背負わせることへのどうしようもない悲しみが…)

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:06:16.68 ID:BiFWEM5V0
ハンジ「じゃあ、もう、いいかな?拷問タイム前に既にずいぶん雌型の巨人がボコボコにされてるけど」
アニ「う……ぐふ……」(今…治していいんだろうか、これ…そんなことまで許可を求めてるなんてあたしも卑屈になったなぁ)
ベルトルト「う…う…う…(僕になげろって何度も叫んだのに…!!)」ポロポロ…
ハンジ「再生しないと表情がわからないレベルだね、再生しないのかなあ?」
アニ(もういう通りにしよう。ここで憎しみをできるだけ発散させてあげれば少しは他の仲間を恨む気持ちも…)シュウ…
遺族A「巨人が吹き上げるという巨人の蒸気!?じゃあ本当にこいつらは…」
ペトラ父「みなさん…見えたでしょう?こいつらは人間じゃない。今の投石でも半分以上の人、特に元シガンシナの人が躊躇してらっしゃいましたが」
ペトラ父「これで明らかになりました。真実が…我々にはこいつらを痛めつける正当な権利がある。違いますか…?」
元シガンシナ住民A「う…そっちのノッポが…俺ん家を…!!」
元シガンシナ住民女性A「信じられないけど…実感が無いけど…」
元シガンシナ住民中年女性「私達も直接そいつらに罰を与えられるんですか?(あのオトコノコで遊んでいいってこと?)」
ハンジ「はい、執行前に拷問タイムを用意してあります。時間はお好きなだけ…」
ハンジ「えーとじゃ、実際にこの椅子が作動するとどうなるか…もう死んでしまった巨人で試してみましょう。彼は鎧の巨人と呼ばれていました」
アニ・ベルトルト「!!!」

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:06:49.97 ID:BiFWEM5V0
ライナー「…」
ベルトルト「あ…ライナー(だめだ…アニが固定されてる椅子と周りの装置に遮られて向こうがよく見えない…)」
アニ「………っ!(見たいわけない、でも見なきゃ……さすがに仲間の…最後?なのかな…いや…見なくても…)」
ガチン!ギリギリギリ…
ハンジ「このように上体をひねっていきまーす!ひねりの方向は左右あるわけですが今回はステージに向かって右…ほかの巨人の方でーす!」
兵団遺族・元住民「「「………」」」
ベルトルト「…~ぅ!(ライナー…ライナー…君は…正義感が強いベリックに憧れて…おかしくなって以降はことさら過剰にそういう人格を演じてきた…兵士に混じって)
ベルトルト(それがベリックと殺したこっちの人間への弔いであるかのように…僕はそんな君が心配だった。より傷つく方に進んでるようで…あ)
べり!ごき!べりべり…ばり!
アニ「う…っ!脊髄が…(完全に…ねじ切れ始めてる…あたし達の急所…)」
べきき!ぶちぶちぶち!…ブチン!
ハンジ「はい、上体が270度回って完全にねじ切れてしまいました~~~~!ハイ拍手~~~~!」
元住民(パチパチパチ…)(パチパチパチパチパチパチ――――――!!)「おおおおおおおおおおおおおお!!」
アルミン「アニ…怖い?君たちは縦1m・横10cmが急所なんでしょ?脊椎と脳…確実に死ねるね。今度こそ」
アニ「…………もういいって言ってるでしょ。さっさとこっちもやってよ」 ベルトルト「ふむ~~~~~…!」ポロポロポロ


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:06:50.27 ID:peV3gAQQ0
(アカン)

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:07:23.21 ID:BiFWEM5V0
ハンジ「…このように死刑執行は本来速やかに行われます…しかし…みなさんそれで満足ですか?」
兵団遺族・元住民「「「………」」」
ハンジ「せっかくあとの二体は生きてるんですし、楽しみましょうよ。拷問タ~~~~~~~イムっっ!!」
兵団遺族・元住民「うおおおおおお~~~~~~~~っっ!!!」ドタドタドタ
ペトラ父「おおおおぅぅらあああああ」バキイイイ!!!
アニ「がぶうぉ!?」チカチカ
アルミン(開幕一直線顔面パンチ…迷いがないなぁ)
ハンジ「まあまあまあ、ラルさん、ここはどうぞ道具を使って…」
ペトラ父「……………なんで…俺の娘を殺せたんだ?メスガキ…」
アニ「ゴフ…………………………に…任務だったので(ドボォ!)ぐっっっくは!!!(やっぱり…ダメだよねこんな答え…)」
ペトラ父「それが答えだってのかああああああああああああ!!!???おらあああああああ!!!」ドカっ!ドカっ!
グンタ祖父「まあまあ最初からフルスロットルじゃなくてもいいじゃないですか」
オルオ父母「「………」」
エルド恋人「抜け駆けしないでくださいよ」

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:08:03.43 ID:BiFWEM5V0
ハンジ「道具は一通り揃えてありますよ~?焼きごて、ペンチ、油、針、ナイフ…どうぞどうぞ」
グンタ祖父「これがいいかな…ペンチを」スッ
ペトラ父「おう…まずはこいつで…」
遺族A「…指でも折るんですかい?。」
グンタ祖父「いや、皮膚や肉をちぎり取りましょう。巨人は再生能力がありますから。無茶なやり方でも大丈夫ですよ、多分」
アニ「…っく…!(最後くらい静かに逝かせて欲しい…いや、もうあたしたちにそんなことを願う資格も…)」
ベルトルト「うわぁ…や、やめろぉ…!や…やめてくださいぃ…!」
元シガンシナ住民中年女性「だいじょうぶだよ~きみにはもっといいことしてあげる~」
元シガンシナ住民女性A「手コキしたげる~ギャハハ!」
元シガンシナ住民「おいおい…俺らは男相手にそんな…」
元シガンシナ住民女性A「じゃあ背中の肉でもむしり取ってればァ?」
ペトラ父「さ…行きますか」カチカチ…
アニ「………(これからどうすればいいだろう…確実な死…抗えぬ運命…覚悟してきた…いや、それは嘘。あたしたちは帰ることしか考えてこなかった…)」
がしっ!ぶちぃ!!
アニ「ぎゃっ!!」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:09:27.00 ID:BiFWEM5V0
ペトラ父「…いっちょ前に人間見たく痛がってんじゃねぇよ」グチ!ギウウウウウウウ!ブチぃ!
アニ「ぐいいいいい!!ぎいいい!」ガクガク
グンタ祖父「まずはそのまま皆で腕の肉を全部むしり取って骨にしてしまいましょう」ギュム、グイイイ、ブチ!
アニ「ぎゃああっっ!!」
エルド恋人「私とラルさんはこのまま左腕をやりますんでボサドさん夫婦は右をお願いします」
オルオ夫妻「は…はぁ…」
遺族A「まあまあ、人間と同じ見た目だから気後れするでしょうが俺らのにっくき怨敵です。構うことはありません」
オルオ父「そ…そういうもんでしょうか。ど…どれ」グ…べり…
アニ「うぐ!?」
ペトラ父「やれば出来るじゃねぇか」
オルオ母「…う…うぷ」
グンタ祖父「まあ、どんどん行きましょう。」グチ、ブチ!グチ、ブチ!
エルド恋人「こいつが…こいつがエルドとお腹の子を殺したんだあああああ!!!」ブチ!ブチ!ブチ!
アニ「ぎゃああああああああああ!!!ぎゃあああああああああああああ!!!」ガタガタガタ

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:10:07.65 ID:BiFWEM5V0
アニ「ぐぶうう…ぐううう…あああああ…(もう…今までの精神的ダメージと…で…もう…もう…壊れるかも…)」ブチブチブチ
グンタ祖父「お…前腕部はあらかた片付いて、骨が見えてきましたよ?」
ペトラ「ふううう~~~~~、一区切りついたな………あ?こいつ何泣いてやがる。鼻水もよだれもぐっちゃくっちゃで気色わりぃなあおい…」
アニ「ううううう…ひぐ…ううううう…(あたしの腕…あはは…さばいた魚か…そんな感じに…断面はむちゃむちゃだけど…あの白ピンク…骨?)」タラタラ
エルド恋人「こんなのは涙でもなんでもない。体液たれながしてるだけ。おぞましい…かたつむりがぬらぬらしてるのと同じですよ」
アニ「う…ぐうぅ…(あたしだって…人間なんだ…こんな…こんな…よってたかってそれを否定するような…う…あたしはそれだけのことを…くじけそうだ…)」
ペトラ父「ああ?何か言いたそうだなぁ?なんだってんだ?聞いてやるよ…言ってみろぉい!!」
遺族(((謝罪か…?)))
アニ「………………う…あ…あ………た…しも………に……人間……で…す……(ぐっ!)…!?」
ペトラ父「聞いたかみんな?コイツには謝罪の気持ちが全くないとよ。…おっし、仕方ない。全員でコイツの指を一本ずつペンチで挟め…」
遺族A「おし…挟めましたぜ」グッ グンタ祖父「こっちもじゃ」 エルド恋人「こっちもよ」 遺族他「おーけー」「はい」「できました」
オルオ夫妻「「………」」プルプル…
ペトラ父「よ~~~っし…いいか、第一関節から先だぞ…?横でも縦でもいい。合図したら全員一斉に思いっっっきり挟み潰せ…いいな?」
アニ「あ…あ…あ…あ…し…しぬ…(そんな…いた…痛みで…し、死ぬうううう!!)」

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:10:42.48 ID:BiFWEM5V0
ペトラ父「さあ、行くぞ…!」
アニ「…………っっ!!」
ペトラ父「あ…待て。ちょっとみんな集まれ~………ゴニョゴニョ」
遺族達「「「……………」」」
アニ「………?(何…?何を話し合ってるの…?)」
ペトラ父「よっし、配置に戻って~…再度コイツの指をはさんで~」
グンタ祖父「……」
エルド恋人「……うふふ…」
オルオ父母「………」
遺族A「じゃ、やってくれ」 遺族他「おう」
アニ「………!」
ペトラ父「おし、いっくぞ~~~3、2、1…」
アニ「う…っ!?(か…覚悟を…!いや…むり…十本の指先一度に潰されるなんて……どう耐えたって…ああ…ああああ!)」
ペトラ父「はい!!!!!!!」
アニ「ひいいいっ!!!!…………あ…?」

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:11:24.08 ID:xnKwkDa70
はよおおおおおおおおおっ

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:11:41.19 ID:BiFWEM5V0
アニ(…だれも…やらなかった?…潰さなかった?…何で?)
ペトラ父「なぁ~~~んてな?俺たちがそんなひどいことを女の子にするわけないだろ~~~~?なあみんな?」
グンタ祖父「ああ。もちろんじゃ。女性は優しく扱うものと昔から決まっておる」
エルド恋人「ええ、もちろん。私だっていくら復讐だからってこんなひどいことしないよ。ちょっと脅かしただけ」
オルオ父母「………」
アニ「あ…ど…どうも…(…死なせて…くれるの?……もう…逃げる望みはないし…何言ってるんだあたしは…もうここで死ぬって…死んで詫びるって…)」
ペトラ父「いやね、みんなもうひどいことはしたくないんだってさ。だからちょっと脅かして、謝罪する気になってくれればな~~~~って」
グンタ祖父「どうかね?謝罪…その気持ちを明らかにしてはくれんかね?わしらもわるかったわ…こんな少女をよってたかって…
遺族A「腕をめちゃくちゃにした時点でな~~んかかわいそうだな~って思ったのよ。で?どう?謝れる?」
アニ「ハァ……ハァ……う…(なにか…引っかかる…何か…でも、あたしの心はもう決まったんだ。死を持って謝罪とする…そう…)」
アニ「ハァ…あたしは…たくさんの人を殺しました…本当にたくさん。そうしなければならない理由があったとは言え…うっく!ほ…本当に…謝っても謝りきれないことを…」
アニ「…もはやどう謝ればいいかもわかりませんが…どうか…ハァ…ハァ…あたしたち二人を処刑することで…それでどうか…ほかの(パチィィィン!)…!」
アルミン(今更平手打ちって新鮮に感じるな…)

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:12:42.72 ID:BiFWEM5V0
ペトラ父「ふざけんなよ…お前…どうすればいいかもわかんねぇのか?やっぱり拷問で分からせるしかねぇな…おい!用意」
遺族達(グッ!)
アニ「あ…や…やめ!(今度こそ潰される…!ああああああ)」
ペトラ父「3、2、1、はい!!!」グッ…
アニ「あああああ!………………………あ(また…?…寸止め?)」
ペトラ父「あのよお、俺らお前らのこと許さねえんだわ。一匹残らずこの世から駆逐するまでぜっっったい許さねぇんだわ。そこ、わかる?お前の家族も地獄送りよ」
アニ「…………っ!!」
ペトラ父「お前が謝ろうが覚悟決めようがもうどうでもいい。お前ら、全員、根絶やしにしてやるよ悪魔……っ!!!おい、本当の合図だ『潰せ』」グチュウウ!!
アニ「!!!!!!!!!!!!????????…ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」ガタタ!
エルド恋人「死ねええ!!!死ねえええ死ねえええええ!!!!エルドをぉ…よくもおおおおおおおおお!!!!!!」 グジュウウウウウウ!
グンタ祖父「グンタを…返しておくれええええええええええええええ」グズ…グチュウウウウ!!!
オルオ父母「う、うわあああああああああああああああ」ズグ…グググ…
遺族A「ひゃっはは!すんげえ鳴き声、すんげえ暴れ様!!ひゃははははははあ」グジュウウウウウウ!!!
遺族他「~~~~~~~!!」グチャアアアアア
アニ「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:16:02.58 ID:BiFWEM5V0
アルミン(君たちは知らないんだ…一般庶民というものがどれだけ残酷になれるか)
アルミン(ひもじさから麦をひとすくい盗んだ女児を、鋼貨十枚分盗んだと責めたて、憲兵団に引き渡しもせず…)
アルミン(行き場のない貧困への憎しみをその子にぶつけ、リンチし、あまつさえ強姦して内臓破裂で殺して晴れ晴れとした顔で日常に戻って行く)
アルミン(それが人間さ…人は人をいたぶり、殺すことを楽しむ。アニ、君ならよくわかるだろう?)
アニ「ぐう、うう、ぐうううう……ふふふふふ…(指、指、指ぃ…あはあはははははははははははははは)」シュウウウウウ
ハンジ「はーい、拷問タイムはいくらでも延長可能ですよ~」
アルミン「このメス豚は死ぬ間際にせめて一太刀をと健気に務めるあなた方をあざ笑うように蒸気の治癒で怪我の痛みを紛らわせています!!もっと責め苦を!!」
アニ「ああ…あああ…ふ、ふぅ、ふぅ、もうダメ、もうダメ、もうダメ、あは、もうダメ、もうダメ、おとうさあああああああん!!!いやああああああああ!!」
遺族A「ああ?何だコイツは?」
アニ「死にたくなあああああああああああああい!!!おとうさーーーーーーーーん!!!助けてーーーーーーーーーー!!!いやあああああ!!!」
遺族B「コイツ…あんだけ啖呵切った後に今さら命乞いかよ、とことんクズだな」
アニ「ちがう、ちがうの…殺して、殺してえええええ…っ!!」
アルミン「やだなぁ、今まさに殺してるじゃないか。あとどれくらいかかるかわかんないけど」

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:16:36.23 ID:BiFWEM5V0
アニ(9)「お父さん…人を殺すって…いけないこと?」
アニ父「突然どうしたんだい?アニ……そうだねぇ。故意にだろうが間違ってのものだろうが、この世で一番くらいに罪作りなことだねぇ…」
アニ(9)「もし…もしだよ?あたしが戦士になれて…あの…壁の中の悪魔の末裔を殺したら、それは罪なの?」
アニ父「……アニ…お前もそういうことを考えられる歳になったか…そうだねぇ。ここではそんなふうに呼ばれてるけど、きっと彼らにも愛や情が…」
調査兵団員「っく…うわあああ!!何だこりゃ!!ああああ…何も聞こえねぇ、何も見えねえええ」
猿「巨人の腹裂いたらこんなの出てきちゃったよ…珍しいこともあるもんだねぇ…装備も溶けてるのによくもまあ息がある…」
アニ(9)「猿さーーーーーーーーん!」
猿「ああ?何だ、格闘オタクのところの嬢ちゃんか。なんか用?これまで近づこうともしなかったお前が珍しいね。珍しいことづくしだ」
アニ(9)「…猿さんは…人を殺すの怖くないの?」
猿「人?そりゃ人殺すのは慎重にやらなきゃなぁ、なにせここは村みたいな規模だし…え?もしかしてこいつのこと?うーん、これは害虫だしなぁ…」
アニ(9)「がい…ちう?」
調査兵団員「ああ…今どうなってる、何も見えない…何だ?そこにいるのは…巨人か…ちくしょう…また食われるのか…」

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:17:50.67 ID:9zgom0kA0
いやあああああ
寝かせてええええええ

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:18:03.84 ID:BiFWEM5V0
猿「そうだよぉ?嬢ちゃん…こいつらは悪魔だの何だの言われてるけど、ぶっちゃけ俺に言わせれば害虫さ。そりゃあ人間の姿の時は俺らと変わんねぇよ?」
猿「でも所詮こいつらは俺らの天敵じゃん。逆もまたしかり…情を移しても仕方ねぇのさ。だから、せいぜい、その時は…虫だと思え」
猿「で?コイツ殺してみるー?」
アニ(9)「い…いやーーーッ!」
アニ(9)「…って言ってた」
アニ父「あんな奴に近づいちゃダメだと言ってるだろ!…アニ、よく聞いてくれ、壁内にもちゃんとした社会と道徳と私達と変わらない人間がいるんだ」
アニ父「同じ人間なんだ…家族もいて、痛みも感じ、慈悲だって…きっと…」
アニ(9)「…って言ってた」
猿「クックック…あいつ娘の立場わかって言ってるのかねぇ?嬢ちゃんももしあの虫全滅させることになれば手を血に染めることになるだろうに」
アニ(9)「そう…なの?」
猿「そうだよぉ?しかもその場合宣戦布告もない。戦時の慣習も国際法もねぇし。話し合いもない。あっちの全滅が目的な以上、妥協も交渉もあるわけ無いからな」
猿「必然君は戦争犯罪人にもならない。命令に従っただけという理屈も効かない。そもそもあの人権意識もない前近代脳どもが捕まえた敵をどうするか考えただけでおぞましいよ」
猿「お嬢ちゃんがもし任務中に奴らに捕まったらきっと…エライ目に遭うだろうねぇ…同情するよww君の運命ww」
アニ(9)「……」

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:18:18.07 ID:CjZRkQaw0
実際ならこうなるかもしれないんだよな
怖いな

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:18:48.41 ID:BiFWEM5V0
ミーナ「は…はじめまして!」
アニ「…どうも」
ミーナ「えっと///あたし、ミーナ・カロライナ!…あはは、やっと言えたよ…何だか結構ご飯の時隣りになるから話しかけてみたくて…」
アニ「…」
ミーナ「ひ、引っ込み思案だから、まだ誰とも仲良くなれなくて…で、でも、あなたならって…あ!名前!き、聞いてなかった、ごめん!」
アニ「……(さすがにここで突っぱねることもないか)…アニ。アニ・レオンハート」
ミーナ「レオンハート…カッコイイね!よろしくね!アニ!…わあ、その髪の結い方カワイイね!今日部屋で教えてもらっていい?」
アニ「よ、よろしく…(ああ、多分…情を移さないようにしようっていうあたしの密かな目標は…どだい無理なものだったんだろうな)」
エレン「すごいな…」
アニ「…!」
エレン「お前の技…本当にすごいよ、俺にも教えてくれ!」
アニ(これはわたしの技術…いや、お父さんからもらったものだ。でもあんたはそうじゃないだろう?自分の中に、だれからもらったものでもない、絶対に曲がらないものがある…)
アニ「(ボソ)羨ましい…」
エレン「え?…それってどうゆ(バシッ!)うご!?」


208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:19:27.08 ID:BiFWEM5V0
ライナー「アニ、お前ベルトルトのことはどう思ってるんだ?」
アニ「はあ?久々にまともそうだったのに出てくる質問がそれ?まあ大体どういうことか察しはつくけど…そういうのあんたが訊くもんでもないだろ?」
ライナー「いや、このおせっかいが余計だとは思わん。あいつの為だ。このままじゃ確実にあいつは失恋だ。」
アニ「はあ...あんたといいベルトルトといいどうして周りにいるのがこんな女の子との話し方わかってないやつばかりなんだか」
ライナー「そこらへんの自覚はある。だがなにも俺は振るときは優しくやってくれだの曲げて付き合ってやってくれだの無茶は言わん」
アニ「じゃあなんだってのさ(あたしが優しく振るのが無茶だっていいたいの?)」
ライナー「お前ら実際かなりお似合いだと思うぜ。皮肉でも嫌味でもない。一番理解し合えるはずだ」
アニ「はあ??言っとくけどあたしはああいう流され屋は本当に嫌なんだ。悪いけどあいつがピンチになっても任務じゃなけりゃ絶対助けないね」
ライナー「そこだアニ。お前、自分の事も流されて戦士の道を歩んで、流されてこんなことしてるって卑下してるんしゃねぇのか」
アニ「…………」
ライナー「だから自分の確固たる意志のもと行動するやつが眩しい。エレンとかな。だが……あいつらは俺たちの運命に寄り添えねぇ」
ライナー「そう、エレンだ。俺は一番最初に確信した。あいつは俺たちの本当の敵になる。おそらくお前を理解してもくれないはずだ」
ライナー「だがあいつならどうだ?お前の弱さにも寄り添える。あいつの頼りない部分は俺がケツを叩いて何とかする、どうだ?」
アニ「…あのノッポには過ぎた友人だね。あんたってやつは…でも、どうかな……」
ライナー「お前が強さに憧れるのはよぉくわかる。俺もそうさ。だが他人の弱さに共感することは自分の弱さを許すことに繋がるだろ?赦し…俺たちに何より必要なことだ」

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/05(土) 03:21:32.70 ID:BiFWEM5V0
アニ「あたしは、戦士になろうとして、なれなかった。情愛を捨てきれなかった。半端な流され屋のクズ…強く………なりたかった。周りの期待に応え、戦士に…」
アニ「でも、あたしはわかってなかったんだ。ここまで大きな罪を背負わされるってことを。罪を背負う覚悟を決められるやつに憧れたっていいじゃないか!少なくともあたしを許すのにベルトルトじゃ役者不足だよ!」
アニ「例え誰から許しの言葉を得てもきっと消えない罪悪感…お父さんと、なら…時間をかけていやせるはずだった」
アニ「でももう時間なんかさしてなかったし、その残された時間もここで終わる。お父さんのいないこの場所で」
ミカサ「あの女に特別な感情でもあるの?殺さなきゃダメでしょ?エレンが教えてくれた…立ち塞がる敵を排除すること、残酷な世界のたった一つのルール」
エレン(違う…俺は…後一歩で気付けそうなんだ。あいつらは有害な獣じゃなく…そしてそんな奴らでも殺さなきゃならねぇ世界の残酷さに)
エレン(あいつらがどうしてこんなことしたのかなんてわからねぇけど、きっと、あいつらも…)
アニ「あたしは、状況に流されて悪事に手を染める悪い人でも…それも人間なんだと思われたいだけ…赦されたいわけじゃない…ただ、私達を、見つけて欲しい」
ヒッチ「…何それ?あんたの話長すぎ…しかもかーなり意味分かんないし」
アニ(わかってもらえるわけ…ないか)

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女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」