俺「虫とりの季節がやってきたぞ！」友「…………は？」

31 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/17(日) 19:26:28 ID:IXRofReU
俺「…あ、俺も着いていけば良かったか………あいつちゃんと買えるのか……？」
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友「さぁ、やって来たぜホー○ワイド！…近所にはここしか無いしな！」
プルル… プルル…
友「ん？……もしもーし」
俺『おう、心配になってな。思わず電話した………なんかわからん事があったら電話して聞け。以上』ｶﾞﾁｬ
ﾌﾟｰ　ﾌﾟｰ…
友「………俺どんだけ信用無いんだ…」

32 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/17(日) 19:34:53 ID:IXRofReU
友「…さてと、とりま入店して………」ｷｮﾛｷｮﾛ
友「ペット関係………そこらへんか？」ｽﾀｽﾀ…
女「……うわ」
友「うげっ」
女友「……？どったのー？知り合いー？」
女「いや、ただのクソ野郎よ」
友「あまりにも酷くねぇ！？」
女「………で？何しにきてんの」
友「…お前こそ」
女「私は女友ちゃんの飼ってる犬のペット用品買うのの付き添いだけど」
友「あっそ……そんじゃ」ｽﾀｽﾀ
女「てりゃあっ！」ｺﾞｽｯ
友「ぬぐぁっ！？何お前！？前より狂暴になってね！？」

33 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/17(日) 19:41:04 ID:IXRofReU
女「私の質問に答えなさい」
友「………ゼリーとか土とか買おうと思ってな」
女「え、あんた土食うの……」
友「どういう解釈！？ちげーよ！虫飼うんだよ！」
女友「……あ！もしかしてこの人があの虫好きの……」
女「いやこいつはそいつの被害者筆頭よ」
友「……まぁな」
女「でも八割くらいはこいつの自業自得」
友「ちきしょう！否定出来ねぇ！」
女「で？今日は何？あいつのパシリ？」

34 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/17(日) 19:42:20 ID:IXRofReU
変なとこで区切ってしまいますが一旦ここまでです
……夜も投下するから許して

35 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/17(日) 20:07:34 ID:IXRofReU
>>34
夜→深夜です
何で深が消えとるんや……

36 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 01:37:01 ID:3sEqRWIk
友「いや、虫取りにいくから飼う準備を……って思ってな」
女「ふーん……ちょっとあいつに電話してみてくんない？」
友「…いいけど……何でだ？」
女「いいからはやく！」
友「わかった、わかった……」ﾌﾟﾙﾙ…
ｶﾞﾁｬ
俺『もしもーし』
女「かしなさい」ｶﾞｼｯ
友「ぬわぁっ！？お、おい！」
女「…わたしだけど」
俺『新手の詐欺か』
女「違うわよ！……わかってるんでしょ？」
俺『あぁ、その勘に触る声はお前しかいねぇ』
女「…くそっ！今すぐ殴り飛ばしたい……！」
俺『電話で良かったわ……で？用件は？』

37 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 01:42:18 ID:3sEqRWIk
女「私も虫とりに連れて行きなさいっ！」
俺『嫌だ』ﾌﾞﾂｯ
ﾌﾟｰ…　ﾌﾟｰ…
女「……………！！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
女友「…うわ、女ちゃん激おこだよ……！」
友「に、逃げてぇ……！でも俺の携帯とられたまんまだ……」
女「あの野郎……！！！」ｺﾞｺﾞｺﾞ…
友「あ、あの……俺の携帯……」
女「……！！そうだ、あんたがいたわね」ﾆﾔﾘ
友「………うぇ？」
女「吐いてもらうわよ……あんたらの集合場所…！」

38 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 01:49:32 ID:3sEqRWIk
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俺「悪いなー、ハエトリグモたんとイチャついてたら遅れ……た………」
女「良い度胸ね……こっちの話も聞かず断って……！！」
友「すまない、俺も頑張ったんだけど怖くて」
女友「そうそう、女ちゃん怖すぎだよー」
俺「知らん人までいるし…………ったく」
女友「あ、私、女友っていいます！今日はよろしくおねがいしますー」
俺「……よろしく…」
俺「……えーっとな、女」
女「何よ」
俺「お前、何故半袖で来てしまったんだ」

39 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 01:57:15 ID:3sEqRWIk
女「だって暑いし」
俺「もうやだこの子ぉ………」ｶﾞｸｯ
友「お、俺は止めたんだぞ！」
俺「……わかってる…わかってるさ……」
女「虫よけスプレーもかけたし大丈夫だと思うけど」
俺「それだけかよ……お前あんま森なめてっと…」
女「それだけじゃないわよ！ほら！この腕輪！」
俺「あぁー、なんか虫の嫌う臭いを放つやつだっけ？」
女「そうそう！ほら！見た目もおしゃれだし！」
俺「無いよりはマシ……か」

40 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 01:58:21 ID:3sEqRWIk
すいません、眠気が
今日はここまでで…

41 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 07:58:07 ID:iutK5K5k
乙

42 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/18(月) 08:48:20 ID:5ihfuyW6
どうしてこう、この女は自ら危険域に突っ込むのか……ｗ
女友がマトモなことを祈っておこう
ハエトリたん元気そうですなー乙

43 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/19(火) 21:04:51 ID:savhFTYY
すまぬ、用事で週末まで投下できない……
>>22の要望があったのでスレタイだけ
俺「あ～、ハエトリグモたん可愛いよぉ」
友「うぎゃああああ！！！」
俺「街中に巨大クモたん」
この三つです

44 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/20(水) 06:11:46 ID:6hDDK78Q
おお、ありがとうありがとう
読んでくる！
リアル大事にね

45 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:18:37 ID:xjhXhQUM
女「だいたいこの時期に長袖長ズボン着るなんて思わないでしょ……」
女友「女ちゃーん、森を舐めちゃいけないんだよー？」ｼﾞﾄｯ
女「うっ………てかあんた結構ガチな服装なのね……」
俺「ガチもクソもあるか、この服装が基本だぞ………まぁ、良い…とりあえず森に入るぞ」
友「おう、んじゃ俺がカゴ持つわー」
俺「おう、サンキュ」
女「……ん……あれ？皆、懐中電灯持ってるの？」
俺「え？逆になんでお前は持ってないの？」
女友「やっぱり………はい」ﾋｮｲｯ
女「お！懐中電灯！ありがとね、女友ちゃん！」
女友「別にー。予測済みだったしー」
俺(こやつ、できる………！？)

46 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:26:55 ID:tgsA/tzg
なぜ男が常識的になっているんだ……(困惑)

47 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:38:37 ID:xjhXhQUM
俺「……とりあえず昼間見つけた木の所まで行くぞ」
友「うーっす」
俺「はぐれんようにな………特に女」
女「はぁっ！？あんたねぇ…」
女友「私に任せて下さいっ！」ﾌﾝｽｯ
俺「さすが女対策会筆頭……！」
友「筆頭いすぎィ」
俺「ん？………お、ちょっと待ってろ」ｽﾀｽﾀ…ｶﾞｻｶﾞｻ
友「え？……まぁ待つけど」

48 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:43:58 ID:xjhXhQUM
俺「うむ……ノコギリのメスか」
友「おお！もう捕まえたのか」
俺「……よし、お前ら付近の木探せ」
女「何で？」
俺「こりゃ経験によるものなんだが………メス単体でいる、っつーのはかなり少ないんだよ。大概は近くにオスもいる。ってなわけで探せ」
友「おー！やっぱオス欲しいしな！探してくるわ！」ｶﾞｻｶﾞｻ…
俺「あんま離れすぎんようにな！」
女「私が一番に見つけるわ…！」
女友「女ちゃん、闘志の燃やし所ズレてない？」

49 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:47:38 ID:xjhXhQUM
友「おっしゃ！いたぜぇ！」
俺「でかした！」
友「どーよ？コイツでかくねぇ？」
俺「おお……この滑らかなアゴのライン………」ｳｯﾄﾘ
女「……ｯﾁ」
女友「女ちゃん！？ここは皆で喜ぶ所だよ！？」
俺「……いかん、いかん…あまりの美しさに目を奪われてた……さっさと樹液が出てる所に向かうか」
友「そうだな」

50 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:51:40 ID:xjhXhQUM
友「そういやさ」
俺「ん？」
友「クワガタのメスって種類分かりにくいよな」
俺「あぁー……国産のクワガタならある程度見分けられるが」
友「…ほう、教えてくれよ」
女「何！？何！？」ｽﾞｲｯ
女友「……」ﾊｧ

51 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/22(金) 23:58:37 ID:xjhXhQUM
俺「んまぁ、まずはノコギリのメスだが、こいつはちょっと丸っこい。だ円っぽくなってるんだよ」
友「……おー、本当だ」
俺「ちょいポチャノコギリたんかわゆす！」
友「……うん、それすると長くなるからやめようね？」
俺「……そうだな。俺には既にハエトリグモたんという妻が………ッ！浮気、駄目！絶対！」
友「お、おう……」

52 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/23(土) 00:05:40 ID:8KvWRnPg
友「……で？他の種類は？」
俺「んー、そうだな。ミヤマは分かりやすいぜ」
友「そうなのか？」
俺「おう、最近はめっきり数が減ってなかなかお目にかかれんがな………裏が黄色くなってるんだよ」
友「……はぁー……そりゃ分かりやすいな」
俺「だろ？……んで、次に見分けやすいのはオオクワかな」
友「そうなのか？」
俺「おう」

53 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/23(土) 00:06:27 ID:8KvWRnPg
すまぬ、眠気には勝てない……zzz

54 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/23(土) 10:42:54 ID:E3DkuElM
言われてみればクワガタのメスは見分けつけにくいのかもしれない
分かるは分かるのに違いを上手く説明できない

55 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/23(土) 12:12:06 ID:bIfyu.bg
女友ちゃん、デキるな……！
おやすみ乙

56 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/24(日) 20:26:25 ID:kfSLz9/2
俺「オオクワのメスのアゴは他よりちょっと細い場合が多いんだ……だからそこで見分ける」
友「ほー……他は？」
俺「コクワ、ヒラタの見分けね………んー、あ、コクワのメスのアゴは先が他より心なしか鋭利なような……」
友「……急にふわふわした感じだな」
俺「うっせー…そこらへんは勘でやってるからな………あとさっきも言ったがクワガタは番でいることが多いから付近にいたオスの種類と同じ、ってな判断でも良いぞ」
友「ほえー………お、ついたな」
女「む……！こいつとかは！？」ｶﾞｼｯ
女友「お、女ちゃん…スイッチ入ると躊躇が無いね……」
女「まあね！……おーい、捕まえたわよー」
俺「いやそれカナブン」
女「へー、どういうクワガタ？」
俺「いやクワガタじゃねーから！」

57 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/24(日) 20:29:50 ID:kfSLz9/2
すまぬ、用事があったのを忘れていた……
でも深夜にはまた投下できるので……

58 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/25(月) 05:29:35 ID:eYv6KF5M
あいよー乙
女……いやもう何も言うまい

60 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/26(火) 23:31:00 ID:dI5y21Nc
女…その位分かれよ(´･ω･`)

61 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/05/27(水) 05:07:44 ID:2JIzw.kA
うむ、リアルは大事にするべし
気長に待っとるよ

67 ：以下、名無しが深夜にお送りします：2015/06/15(月) 00:13:23 ID:LYTZN85s
俺「…さて…と………お、いたいた」
友「ん？…お、あいつか？」ﾊﾟｯ
俺「ちょおまっ！！」
コクワ「…!」ﾋﾟｭｰ　ﾎﾟﾄ
友「うげぇっ！？逃げられた！？」
俺「そこら辺に落ちたぞ！探せ！」
友「ちきしょー、マジかよ……！」ｶﾞｻｺﾞｿ
俺「クワガタはああいう風に急にライトを当てるとたまに地面に落ちて逃げたりするんだ。ここらへんは下草が凄いからぶっちゃけ見つかる可能性はかぎりなくゼr…」
女「見つけたわよー」
俺「なん……だと……！？」