俺「街中に巨大クモたん」
Part3
60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:28:22 ID:h5ZxzxSc
女「はぁぁーーーー………」
友「……………」
女・友((気まずい………))
友「あー、あのさ……テレビでもつけない?」
女「……そうね」パチッ
TV「直ちに避難してください!!!」
女「うわっ!?ビックリした!!」
カサ…
俺「………!!」ガバッ
俺「明かりとテレビを消せ!早く!!」
友「…あ、あいあいさー!」ダダダ
女「え?何?何?」
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:32:21 ID:h5ZxzxSc
俺「……静かにしてくれ。説明は後でする」
女「……もしかしてさっきテレビで言ってた『避難』と関係あるの?」
俺「…そうだ。だから静かにしておいてくれ」
女「……わかったわ」
友「消し終わったぞ」
俺「おぉ、さすがだな」
女「………で?説明してくれるのよね?」
俺「もちろん」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:40:51 ID:h5ZxzxSc
俺「実は………ある巨大生物がこの街を歩きまわっている」
女「……なんなのソレ」
俺「巨大クモだ。……原因はさっぱりわからん」
友「そもそもお前の家に来たのはそいつらから逃げてきたからなんだ」
女「……はぁ、何を言い出すかと思えば……」
俺「……そうか、信じる気にはなれんか」
女「当たり前……と言いたいけど……」
俺「テレビで言ってたからな」
女「……とにかく避難場所をチェックして、避難するわ」
俺「そりゃ悪手だな………死ぬぞ?」
女「あなた達とテレビ、どっちを信用すると思う?」
俺「テレビだってしょっちゅう間違えるし嘘も言うぞ?」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:47:43 ID:h5ZxzxSc
女「……そうね、良くも悪くも正直だったわね………あんたは」
友「…………すまん」
女「…謝ってほしいわけじゃない」
俺「……で、ここからが本題なんだが…一日泊めて欲しい」
女「はぁ?何でよ」
俺「……今俺らは家に帰れない状況なんだ。明日の夜明けまででいい……頼む」
女「…………言っとくけど、私に何かしたらブッ殺すからね!」スタスタ…
俺「…お人好しだな」
友「あぁ……お人好しだよ、あいつは」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:55:28 ID:h5ZxzxSc
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
俺「……朝か…」
友「……あー、床で寝ると腰がつらい」
俺「ふーwwwソファーきもてぃーwwww」
友「てめえ………」
女「朝からテンション高すぎ」
俺「すまんな………何だその荷物」
女「ん?避難所でしばらく生活するための荷物」
俺「……避難所って何処だ」
女「……あのさ、この街で避難って言ったらあの公民館よ。親とかから聞いてないわけ?」
俺「……知らん」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 03:01:49 ID:h5ZxzxSc
俺「だが………避難はあまりオススメしないぞ」
女「そんなの行かなきゃわかんないじゃん」
俺「………友、お前はどう思う?」
友「……避難所まで送って行こう」
俺「……だ、そうだ。どうする?」
女「……勝手にすれば」
俺「……ふむ。んじゃ付近の確認をしてくる」
友「おう、頼んだ」
女「……」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 03:06:34 ID:h5ZxzxSc
俺「…扉の前には……いないな」ガチャ
カサカサッ
俺「………!!」バタン
俺「まずい………!上か!上にいるのか………!!」
友「お、おーい。どうした」
俺「ヤバいぞ、上にいる」
友「お、おいおいマジかよ」
女「巨大クモ……か、ちょっと確かめてくるわ」スタスタ
俺「……はぁっ!?馬鹿!やめろ!!」
女「私は自分の目で見ないと信じないの!」ガチャッ
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 03:07:48 ID:h5ZxzxSc
今日はここまでです
間違って途中までsageしてた……
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 09:01:35 ID:uCUh4zdI
やばいぞ、この女……ホラーサスペンスもので犠牲になりやすい性格の人だ
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 12:47:14 ID:A7pSMj/k
ヒス起こす女の近くにいれば大抵は生き残れるしな
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:53:47 ID:xoZMUlr6
一方その頃
ハエトリグモ「んだよアイツら………遅いなぁ」
アシダカグモ「気長に待ちゃいいさ」
ヒラタ「あいつらならどーせ生き残ってるってwww」
ハエトリグモ「だ、だよな」
ハエトリグモ「……」
オオゲジ「あ、あの……」
ハエトリグモ「……ん?」
71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:00:17 ID:8/2Lexzg
オオゲジ「心配、なんですよね…?」
ハエトリグモ「………そーだよ、それがどうした」
オオゲジ「後悔してからじゃ……遅いですよ。行動しなきゃ……ただ待つだけじゃなくて、あなたには行動できる程の、力があるじゃないですか」
ムカデ「まったく、オオゲジたんの言う通りですな!さすがですぞ!!」
アシダカグモ「いや、駄目だ」
ムカデ「まったくお義父さんの言う通りですな!ちゃんと言う事を聞かなきゃ駄目ですぞオオゲジたん!」
ハエトリグモ「ムカデ、てめえだけは後でぶっ飛ばす」
ムカデ「ふぁっ!?」
72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:10:34 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「で、何で駄目なんだ?アシダカ先輩」
アシダカグモ「あいつらと同じ理由だ…………危険だから、この一言に尽きる」
ハエトリグモ「じゃあ人間と俺、外を出歩くと死ぬ可能性が高いのはどっちだ?」
アシダカグモ「……そ、そりゃ俺らに対する知識のある…」
ハエトリグモ「知識だけじゃどうにもならない事もあるだろ!………それにあいつらは俺らを倒す術を持ってない」
アシダカグモ「……だがなぁ」
オオゲジ「…アシダカグモさん、行かせてあげましょう」
ムカデ「………私もそう、思いますぞ」
アシダカグモ「………お前ら、その言葉の責任を負えるのか?お前らのその言葉で、こいつは死ぬ事になるかもしれねえ………本当にその責任を負う覚悟があって言ってるんだろうな?」
オオゲジ「……はい、私は行くべきだと思います」
ムカデ「………ええ、男に二言はありませんぞ!」
ハエトリグモ「お前が言うな」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:17:10 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「………じゃ、俺行くよ」
アシダカグモ「待て待て。俺も連れていけ」
ハエトリグモ「あー………アシダカ先輩は……なんというか………戦力になら………な……」
アシダカグモ「戦力外なくらいわかってる。ただ、道わかんのか?」
ハエトリグモ「……あっ」
アシダカグモ「はぁーー……んな事だろうと思った。俺は一度、友の家に行っている。だから道は……まぁ、おぼろげに覚えてるから」
ハエトリグモ「………信用性に欠けるんですけど…」
アシダカグモ「と!に!か!く!俺がいないと辿り着く確率0だぞ!?いいのか?」
ハエトリグモ「………わかりました、今からケース開けますね」
74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:24:45 ID:8/2Lexzg
カパッ
ハエトリグモ「じゃあ俺の背に乗って下さい」
アシダカグモ「おお、器用だなお前」ヒョイッ
アシダカグモ「しっかし久々の外だな。かぁーっ!解放感!すばらしいっ!」ノビー
ハエトリグモ「はぁ……あんまはしゃがないで下さいよ………重いんで」
アシダカグモ「あ?重いわけねーだろ……………あれ… 何か…お前、ちっちゃくなってね?」
ハエトリグモ「何、馬鹿な……こ……と………うっ、何これ重っ!?」ズシッ
アシダカグモ「え?え?ど、どうなってんだよオイ!?」
ヒラタ「クソワロwwwww」
ハエトリグモ「うるせええええ!!!」
75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:30:41 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「どうなってんだよぉ!!」
コクワガタ「今北産業」
ヒラタ「ハエトリ外出
アシダカ巨大化
二匹がパニック」
コクワ「ん、把握」
アシダカグモ「……てめえ今何つった」
ヒラタ「お察しの通り」
アシダカグモ「………そうか……」
ハエトリグモ「え?え?」
アシダカグモ「よっと……すまんな」ヒョイッ
ハエトリグモ「……ぷはーっ!重すぎて死ぬかと思った…………」
76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:41:13 ID:8/2Lexzg
アシダカグモ「……よくよく考えてみりゃ、同じ環境下にいたんだ、俺が巨大化しないはずがねぇよな…………でも、何で今なんだ……?」
ヒラタ「ケースに入ってたからだろ」
アシダカグモ「………そうか、だよな」
ハエトリグモ「え?……先輩も巨大化したんですか!?」
アシダカグモ「おう………迷惑だったか?」
ハエトリグモ「全然!!むしろ有難いです!!先輩がいれば勝ち確定ですよ!」
アシダカグモ「……そ、そうか?…………ふふふ」
ムカデ「なるほど、ああいうおだて方が効くんですな!」
アシダカグモ「聞こえてるぞ」
77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:44:57 ID:8/2Lexzg
アシダカグモ「……ま、整理がついたとこで、さっさと出掛けるかぁ」
ハエトリグモ「そうですね!行きましょう!!」
アシダカグモ「ところで、コレどうやって開けるんだ?」
ハエトリグモ「さあ………?」
78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:48:38 ID:8/2Lexzg
今日はここまで
ちょっと風邪気味で………投下遅くなってスマンかった
ところで参考までに聞きたいんだけど、ハエトリグモたんが来るまでの人間視点か、ハエトリグモたん視点、どっちが読みたい?
79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:54:23 ID:O6tdUy/I
どっちも見たいじゃだめかな?
わがままでスマン
80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 01:16:05 ID:KMp9Sma2
もちろん両方だ
81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 03:39:15 ID:BIlrZh.I
クモ視点メインで人間視点と切り替えちょっとくらいが希望
やっぱりハエトリたんかわいい
しかしアシダカ先輩もいいものだ……
82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 14:09:44 ID:6wplhkoA
虫苦手なのについつい読んでしまう
どうしたらいいんだ
83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 19:05:35 ID:8kcYNdFo
大丈夫なのか?風邪しかっり治してくれ
いつまでも待ってるから
84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:37:13 ID:BxnULRDo
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
友「ま、待てよ!」
女「うるさいっ!」ガチャッ
女「……なによ、何もいないじゃない」
女「はあー……焦って損したわー」
友「女ぁ!!早くドアを閉めろっ!!!」
女「…はぁ?何言って…」
クモ「……♪」
女「………う、嘘……」
85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:41:49 ID:BxnULRDo
友「うおおおああああ!!!」ドンッ
クモ「……!………!」ワタワタ
俺「くそっ!足が入ってきてる……ドアが開けられちまう……」
友「だあああ!!もう無理だ!!」ドサッ
女「…………はっ、そ、そうだ…裏口……」
俺「裏口!?……ちっ、玄関は諦めるぞ!来いっ!」
友「わ、わかった!」
クモ「………♪」
86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:46:06 ID:BxnULRDo
女「こ、こっちよ!」
俺「っしゃ走れぇ!!」
友「ひいいいいい!!!」
クモ「………!!」ガチャガチャ
俺「図体がでかいせいで入るのに時間がかかるみたいだな……逃げ切れる……か…?」
女「ここが裏口っ!」ガチャ
友「っしゃ脱出ぅ!!」
俺「………ッ!!戻れ!お前らっ!!!」
クモ「……♪」ピョーン
友「んなぁっ!?上から!?」
87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:49:56 ID:BxnULRDo
友「っぶねぇっ!!」サッ
女「ひいっ!」サッ
俺「オラァ!!」ガチャンッ!
俺「………っ!リビングのドア塞げ!!」
友「わかった!!テーブルとかイスを頼むっ!!」
女「わ、わかったわ!」
俺「ちっ……不味いな……」
88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:55:08 ID:BxnULRDo
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ハエトリグモ「……んー?何ですかね、アレ」
アシダカグモ「あぁ?………あー、ありゃ“マンション”だ」
ハエトリグモ「まんしょん?」
アシダカグモ「おう。…………げっ、中にいるぞ」
ハエトリグモ「む……!」ササッ
アシダカグモ「話の通じる奴なら助かるんだが……」
クモ「…」クチャクチャ
アシダカグモ「人を食ってる時点で俺らとは意見が合わなそうだな」
ハエトリグモ「ですね……」
女「はぁぁーーーー………」
友「……………」
女・友((気まずい………))
友「あー、あのさ……テレビでもつけない?」
女「……そうね」パチッ
TV「直ちに避難してください!!!」
女「うわっ!?ビックリした!!」
カサ…
俺「………!!」ガバッ
俺「明かりとテレビを消せ!早く!!」
友「…あ、あいあいさー!」ダダダ
女「え?何?何?」
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:32:21 ID:h5ZxzxSc
俺「……静かにしてくれ。説明は後でする」
女「……もしかしてさっきテレビで言ってた『避難』と関係あるの?」
俺「…そうだ。だから静かにしておいてくれ」
女「……わかったわ」
友「消し終わったぞ」
俺「おぉ、さすがだな」
女「………で?説明してくれるのよね?」
俺「もちろん」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:40:51 ID:h5ZxzxSc
俺「実は………ある巨大生物がこの街を歩きまわっている」
女「……なんなのソレ」
俺「巨大クモだ。……原因はさっぱりわからん」
友「そもそもお前の家に来たのはそいつらから逃げてきたからなんだ」
女「……はぁ、何を言い出すかと思えば……」
俺「……そうか、信じる気にはなれんか」
女「当たり前……と言いたいけど……」
俺「テレビで言ってたからな」
女「……とにかく避難場所をチェックして、避難するわ」
俺「そりゃ悪手だな………死ぬぞ?」
女「あなた達とテレビ、どっちを信用すると思う?」
俺「テレビだってしょっちゅう間違えるし嘘も言うぞ?」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:47:43 ID:h5ZxzxSc
女「……そうね、良くも悪くも正直だったわね………あんたは」
友「…………すまん」
女「…謝ってほしいわけじゃない」
俺「……で、ここからが本題なんだが…一日泊めて欲しい」
女「はぁ?何でよ」
俺「……今俺らは家に帰れない状況なんだ。明日の夜明けまででいい……頼む」
女「…………言っとくけど、私に何かしたらブッ殺すからね!」スタスタ…
俺「…お人好しだな」
友「あぁ……お人好しだよ、あいつは」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:55:28 ID:h5ZxzxSc
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
俺「……朝か…」
友「……あー、床で寝ると腰がつらい」
俺「ふーwwwソファーきもてぃーwwww」
友「てめえ………」
女「朝からテンション高すぎ」
俺「すまんな………何だその荷物」
女「ん?避難所でしばらく生活するための荷物」
俺「……避難所って何処だ」
女「……あのさ、この街で避難って言ったらあの公民館よ。親とかから聞いてないわけ?」
俺「……知らん」
俺「だが………避難はあまりオススメしないぞ」
女「そんなの行かなきゃわかんないじゃん」
俺「………友、お前はどう思う?」
友「……避難所まで送って行こう」
俺「……だ、そうだ。どうする?」
女「……勝手にすれば」
俺「……ふむ。んじゃ付近の確認をしてくる」
友「おう、頼んだ」
女「……」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 03:06:34 ID:h5ZxzxSc
俺「…扉の前には……いないな」ガチャ
カサカサッ
俺「………!!」バタン
俺「まずい………!上か!上にいるのか………!!」
友「お、おーい。どうした」
俺「ヤバいぞ、上にいる」
友「お、おいおいマジかよ」
女「巨大クモ……か、ちょっと確かめてくるわ」スタスタ
俺「……はぁっ!?馬鹿!やめろ!!」
女「私は自分の目で見ないと信じないの!」ガチャッ
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 03:07:48 ID:h5ZxzxSc
今日はここまでです
間違って途中までsageしてた……
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 09:01:35 ID:uCUh4zdI
やばいぞ、この女……ホラーサスペンスもので犠牲になりやすい性格の人だ
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 12:47:14 ID:A7pSMj/k
ヒス起こす女の近くにいれば大抵は生き残れるしな
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/21(水) 23:53:47 ID:xoZMUlr6
一方その頃
ハエトリグモ「んだよアイツら………遅いなぁ」
アシダカグモ「気長に待ちゃいいさ」
ヒラタ「あいつらならどーせ生き残ってるってwww」
ハエトリグモ「だ、だよな」
ハエトリグモ「……」
オオゲジ「あ、あの……」
ハエトリグモ「……ん?」
71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:00:17 ID:8/2Lexzg
オオゲジ「心配、なんですよね…?」
ハエトリグモ「………そーだよ、それがどうした」
オオゲジ「後悔してからじゃ……遅いですよ。行動しなきゃ……ただ待つだけじゃなくて、あなたには行動できる程の、力があるじゃないですか」
ムカデ「まったく、オオゲジたんの言う通りですな!さすがですぞ!!」
アシダカグモ「いや、駄目だ」
ムカデ「まったくお義父さんの言う通りですな!ちゃんと言う事を聞かなきゃ駄目ですぞオオゲジたん!」
ハエトリグモ「ムカデ、てめえだけは後でぶっ飛ばす」
ムカデ「ふぁっ!?」
72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:10:34 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「で、何で駄目なんだ?アシダカ先輩」
アシダカグモ「あいつらと同じ理由だ…………危険だから、この一言に尽きる」
ハエトリグモ「じゃあ人間と俺、外を出歩くと死ぬ可能性が高いのはどっちだ?」
アシダカグモ「……そ、そりゃ俺らに対する知識のある…」
ハエトリグモ「知識だけじゃどうにもならない事もあるだろ!………それにあいつらは俺らを倒す術を持ってない」
アシダカグモ「……だがなぁ」
オオゲジ「…アシダカグモさん、行かせてあげましょう」
ムカデ「………私もそう、思いますぞ」
アシダカグモ「………お前ら、その言葉の責任を負えるのか?お前らのその言葉で、こいつは死ぬ事になるかもしれねえ………本当にその責任を負う覚悟があって言ってるんだろうな?」
オオゲジ「……はい、私は行くべきだと思います」
ムカデ「………ええ、男に二言はありませんぞ!」
ハエトリグモ「お前が言うな」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:17:10 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「………じゃ、俺行くよ」
アシダカグモ「待て待て。俺も連れていけ」
ハエトリグモ「あー………アシダカ先輩は……なんというか………戦力になら………な……」
アシダカグモ「戦力外なくらいわかってる。ただ、道わかんのか?」
ハエトリグモ「……あっ」
アシダカグモ「はぁーー……んな事だろうと思った。俺は一度、友の家に行っている。だから道は……まぁ、おぼろげに覚えてるから」
ハエトリグモ「………信用性に欠けるんですけど…」
アシダカグモ「と!に!か!く!俺がいないと辿り着く確率0だぞ!?いいのか?」
ハエトリグモ「………わかりました、今からケース開けますね」
74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:24:45 ID:8/2Lexzg
カパッ
ハエトリグモ「じゃあ俺の背に乗って下さい」
アシダカグモ「おお、器用だなお前」ヒョイッ
アシダカグモ「しっかし久々の外だな。かぁーっ!解放感!すばらしいっ!」ノビー
ハエトリグモ「はぁ……あんまはしゃがないで下さいよ………重いんで」
アシダカグモ「あ?重いわけねーだろ……………あれ… 何か…お前、ちっちゃくなってね?」
ハエトリグモ「何、馬鹿な……こ……と………うっ、何これ重っ!?」ズシッ
アシダカグモ「え?え?ど、どうなってんだよオイ!?」
ヒラタ「クソワロwwwww」
ハエトリグモ「うるせええええ!!!」
75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:30:41 ID:8/2Lexzg
ハエトリグモ「どうなってんだよぉ!!」
コクワガタ「今北産業」
ヒラタ「ハエトリ外出
アシダカ巨大化
二匹がパニック」
コクワ「ん、把握」
アシダカグモ「……てめえ今何つった」
ヒラタ「お察しの通り」
アシダカグモ「………そうか……」
ハエトリグモ「え?え?」
アシダカグモ「よっと……すまんな」ヒョイッ
ハエトリグモ「……ぷはーっ!重すぎて死ぬかと思った…………」
76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:41:13 ID:8/2Lexzg
アシダカグモ「……よくよく考えてみりゃ、同じ環境下にいたんだ、俺が巨大化しないはずがねぇよな…………でも、何で今なんだ……?」
ヒラタ「ケースに入ってたからだろ」
アシダカグモ「………そうか、だよな」
ハエトリグモ「え?……先輩も巨大化したんですか!?」
アシダカグモ「おう………迷惑だったか?」
ハエトリグモ「全然!!むしろ有難いです!!先輩がいれば勝ち確定ですよ!」
アシダカグモ「……そ、そうか?…………ふふふ」
ムカデ「なるほど、ああいうおだて方が効くんですな!」
アシダカグモ「聞こえてるぞ」
77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:44:57 ID:8/2Lexzg
アシダカグモ「……ま、整理がついたとこで、さっさと出掛けるかぁ」
ハエトリグモ「そうですね!行きましょう!!」
アシダカグモ「ところで、コレどうやって開けるんだ?」
ハエトリグモ「さあ………?」
78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:48:38 ID:8/2Lexzg
今日はここまで
ちょっと風邪気味で………投下遅くなってスマンかった
ところで参考までに聞きたいんだけど、ハエトリグモたんが来るまでの人間視点か、ハエトリグモたん視点、どっちが読みたい?
79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 00:54:23 ID:O6tdUy/I
どっちも見たいじゃだめかな?
わがままでスマン
もちろん両方だ
81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 03:39:15 ID:BIlrZh.I
クモ視点メインで人間視点と切り替えちょっとくらいが希望
やっぱりハエトリたんかわいい
しかしアシダカ先輩もいいものだ……
82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/22(木) 14:09:44 ID:6wplhkoA
虫苦手なのについつい読んでしまう
どうしたらいいんだ
83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/25(日) 19:05:35 ID:8kcYNdFo
大丈夫なのか?風邪しかっり治してくれ
いつまでも待ってるから
84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:37:13 ID:BxnULRDo
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
友「ま、待てよ!」
女「うるさいっ!」ガチャッ
女「……なによ、何もいないじゃない」
女「はあー……焦って損したわー」
友「女ぁ!!早くドアを閉めろっ!!!」
女「…はぁ?何言って…」
クモ「……♪」
女「………う、嘘……」
85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:41:49 ID:BxnULRDo
友「うおおおああああ!!!」ドンッ
クモ「……!………!」ワタワタ
俺「くそっ!足が入ってきてる……ドアが開けられちまう……」
友「だあああ!!もう無理だ!!」ドサッ
女「…………はっ、そ、そうだ…裏口……」
俺「裏口!?……ちっ、玄関は諦めるぞ!来いっ!」
友「わ、わかった!」
クモ「………♪」
86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:46:06 ID:BxnULRDo
女「こ、こっちよ!」
俺「っしゃ走れぇ!!」
友「ひいいいいい!!!」
クモ「………!!」ガチャガチャ
俺「図体がでかいせいで入るのに時間がかかるみたいだな……逃げ切れる……か…?」
女「ここが裏口っ!」ガチャ
友「っしゃ脱出ぅ!!」
俺「………ッ!!戻れ!お前らっ!!!」
クモ「……♪」ピョーン
友「んなぁっ!?上から!?」
87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:49:56 ID:BxnULRDo
友「っぶねぇっ!!」サッ
女「ひいっ!」サッ
俺「オラァ!!」ガチャンッ!
俺「………っ!リビングのドア塞げ!!」
友「わかった!!テーブルとかイスを頼むっ!!」
女「わ、わかったわ!」
俺「ちっ……不味いな……」
88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/26(月) 23:55:08 ID:BxnULRDo
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ハエトリグモ「……んー?何ですかね、アレ」
アシダカグモ「あぁ?………あー、ありゃ“マンション”だ」
ハエトリグモ「まんしょん?」
アシダカグモ「おう。…………げっ、中にいるぞ」
ハエトリグモ「む……!」ササッ
アシダカグモ「話の通じる奴なら助かるんだが……」
クモ「…」クチャクチャ
アシダカグモ「人を食ってる時点で俺らとは意見が合わなそうだな」
ハエトリグモ「ですね……」
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む