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俺「街中に巨大クモたん」

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Part2
30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:10:30 ID:P.G4vLyE
俺「さて、これでハエトリグモたんのお腹は膨れたわけだが……」
友「…」グゥ
俺「……まぁそうなるわな」
友「全力で走ったのがつらい」
俺「カップ麺は二個しかねーし……どうすっかなぁ」
友「……俺の家なら多分…」
俺「ん?あぁー、お前災害対策とかしっかりするタイプのやつだったな」
友「おう……でも…外にでるのは……」
俺「……うーん…」

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:15:33 ID:P.G4vLyE
俺「とりまカップ麺食うか」
友「そうだな」
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俺「ふー……さあ、腹も膨れたし……行くか」
友「……おいおいマジで言ってんのか」
俺「あたりめーよ、日の明るい内に行くぞー」スタスタ
友「ちょ……待てって……」
ハエトリグモ「お…おい!ちょっと待てよ!」

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:23:19 ID:P.G4vLyE
ハエトリグモ「俺も連れていけよ!」
俺「はい、却下ー」
ハエトリグモ「なっ……なんで!」
俺「あのな?そもそもクモに見つかったらアウトなわけ。そりゃハエトリグモたんと一緒なら一匹なら倒せるかもしれない。でも音を聞きつけて二匹目がきたら?」
ハエトリグモ「うぅ……た、倒せるよ!」
俺「……仮に運良く倒せても……致命的な怪我を負うだろう……わかってくれよ、傷付いて欲しく無いんだ…ハエトリグモたんに」
ハエトリグモ「……お前は傷付いててもいいのかよ!」
俺「俺は大丈夫だ。絶対に見つからず行くから」
ハエトリグモ「で、でも……」
友「ねぇ早くしてくんない?」

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:28:09 ID:P.G4vLyE
俺「ああ、すまんな!じゃ行ってくる!」ガチャッ
友「…いってきまーす」
バタン
ハエトリグモ「……心配だ」
ヒラタクワガタ「ひゅーひゅー、恋愛してるねぇ……交尾の後予定はいつかなぁ?」
ハエトリグモ「てめえ……今の俺ならお前をケースごと押し潰せる事を忘れんなよ……」ゴゴゴ
ヒラタ「…サーセン」

34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:33:45 ID:P.G4vLyE
俺「さてと…」カチャッ
友「何だソレ」
俺「双眼鏡だ。うーん、見た所クモはいねーかなー……あ、赤」
友「おいお前今何見やがった」
俺「不可抗力だ………うっはー…いたぞ…しかも二匹」
友「げっ……」
俺「……とりまあのマンションに入って様子をうかがおう」
友「おう…」


35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:39:45 ID:P.G4vLyE
クモ「…♪」モグモグ
クモ「…」キョロキョロ
俺「んー、一匹は食事中だから何とかなるとして……問題はもう一匹の方だな……餌を探して徘徊してる」
友「持久力無いんじゃなかったっけ」
俺「俺らよりはあるだろ」
友「デスヨネー」
クモ「…!」ピクッ
俺「……!!」
友「どした」
俺「ヤバい……気がつかれたかもしんねえー……」
友「……………は?」

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:46:30 ID:P.G4vLyE
俺「鍵空いてるドアねーか探せ」
友「なんという不法侵入……」
俺「うっせー!死んじまったら元もこもねーだろが!」
友「……わかったよ!やりゃーいいんだろ!」サッ
友「……どこも空いてねえ」
俺「うん。だろうな」
友「だろうな…じゃねぇよ!どうすんだ!」
俺「気付かれてない事を神に祈るしかねーな……」
友「おぉぉおおおおお!!神よおおおお!!!」

37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:52:29 ID:P.G4vLyE
クモ「……!」ダダダッ
俺「チッ……来やがった」
友「おぉ…神よ……」
「ぎゃあああああああ!!!」
俺「……!?下の階!?」
友「神ぃ……ぷりーず……」
俺「お、おい…大丈夫そうだぞ………悲鳴で周りのが集まってくる前に別階段で降りよう」
友「……へ、あれ?助かった?」
俺「まだ危険な状況は続いてる……さっさとずらかるぞ」
友「……あ、おう」

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 00:58:51 ID:P.G4vLyE
俺「構造的にクモが食事してる階も通らなきゃならん……そーっと行くぞ」
友「…ああ……」
クチャ…… クチャ……
友「うっ……」
俺「ぐっ……う……さすがにキツい……さっさと通り抜けるぞ」
友「そうだな……うっぷ……」
俺「ハァ……ハァ……っと、これで付近の二匹は食事に夢中だ……今のうちに一気に進むぞ」
友「あ、ああ……」

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 01:03:54 ID:P.G4vLyE
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俺「特にハプニングもなく来れたな」
友「だな」
俺「んじゃドアを開けてくれ」
友「っしゃまかせろー!………あれ?」
俺「……どうした」
友「さっきのマンションで……鍵……落としたかも………」
俺「……お、おいおいどうすんだよ……」

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 01:08:02 ID:P.G4vLyE
今日はここまで
2つルート考えてて迷い中でして……すまぬ
………次書くSSではクモたんの人ってバレないようにしよう……

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 06:49:35 ID:b6UcB5hw
ソンビサバイバル系の映画を髣髴とさせる雰囲気だ……
>>40
それ(称号)をすてるなんて、とんでもない!
いや、あの……虫SSの時点で書き手が少ないから……(小声)

42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:03:54 ID:P.G4vLyE
俺「……そろそろ日が暮れる………撤退するか?」
友「ここまで来て……か?」
俺「マンションに戻るってのか?そりゃ危険すぎるぞ」
友「…でも…食料……どうすんだよ」
俺「そうだな………もう少し、先に行けばスーパーがある………行くか?」
友「……行こう」
俺「本当に良いのか?まだ今は無理をする必要は無いぞ?」
友「…いや、行く」
俺「………しゃーねーな…行くか」

43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:22:38 ID:P.G4vLyE
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俺「到着…!クモの確認」スチャッ
俺「正面に一匹……なんか食ってるみてーだが……危険だ。裏口探して、そっから入ろう」
友「了解!」
俺「ん、ここは……倉庫か」ガラガラ
友「……薄暗いなぁ…懐中電灯持ってねぇの?」
俺「持ってるわけねーだろ……ん?」
俺「この段ボールの中に入ってんのは……おお!カップ麺!」
友「…缶詰とかねーの?さすがにカップ麺ばっかじゃ……」ヌチャッ
友「ん、何だ……?足にくっついて……」

44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:28:18 ID:P.G4vLyE
俺「んー、どうした?早くお前もバッグに詰め……」
友「おーう、その前にさ、このネバネバ取るの手伝ってくんね?」
俺「……馬鹿野郎ッ!それ完全にクモの糸じゃねーかぁ!!」
友「……へ?」
俺「呆けてる場合じゃねえ!!さっさと足を外すぞ!」グィッ
友「うおっ!?ま、待てあんま力入れ…」
カサ…… カサ……
友「………全力で引っ張ってくれええええ!!!!」
俺「言われなくてもやってんだよおおおおお!!!」

45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:32:52 ID:P.G4vLyE
俺「おぉらあああ!!!」グイーッ
友「……っしゃあ!やっと抜けたぁ!!」
俺「さっさと逃げるぞ!!」
クモ「……」カサ… カサ…
俺「ちっ……間に合うか!?」ダダダッ
友「うおああああ!!!!」ダダダッ
俺(巨大ジョロウグモか……油断していた………巨大化しているのは徘徊型のクモだけだと、思いこんでいた……!!)

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:37:08 ID:P.G4vLyE
俺「早く!!扉をっ……!」ガラガラ…
友「うおおおっ!!」ピョンッ
俺「良し!!ドアを……閉めるッ!」ガラガラ…
ガチャン
ジョロウグモ「……!!!」ガンガン
俺「…ふー、ドアを開ける知能は無いらしい………良かった」
友「……お、おいアレ………」
俺「あ?」

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:42:45 ID:P.G4vLyE
クモ「……♪」
俺「正面にいた奴か……!」
友「お、おい遮蔽物もねぇぞ……ど、どうすんだ」
俺「……こりゃ詰んだかもな」
友「…おい嘘だろ」
俺「……賭けにでるか」
友「賭け?」
俺「あいつがこっちに向かってきた瞬間、このドアを開く」
友「……おいおい正気か?」
俺「ああ。あのクモとジョロウグモを戦わせるんだ」

48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:48:03 ID:P.G4vLyE
俺「流石にここで戦闘のなればジョロウグモが圧倒的に不利だが……ジョロウグモは闘争心の強い種だ。恐らく戦う」
友「その隙に逃げる……と?」
俺「そういう事だ」
クモ「…」スッ
俺「……来るぞ…」
友「マジかよ……」
クモ「……ッ」ダンッ
俺・友「おらああああ!!!」ガラガラガラッ!
ジョロウグモ「………!!?」ピョンッ
クモ「……!?」
俺「っしゃ今だ!」
友「逃げるッ!」

49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/14(水) 23:56:08 ID:P.G4vLyE
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俺「ハァ……ハァ……疲れた……」
友「何とか俺の家まで戻ってこれたな………」
俺「ああ………っクソ、もう日が暮れる……」
友「……どうする?」
俺「どこかで夜明けを待とう。夜は危険だ」
友「でも俺の家は……」
俺「近くに知り合いの家はないのか?」
友「んー……あー……っと…いるんだけど……いや……いるけど………」
俺「何を悩んでるのか知らんがそれは命より大切な事か?」
友「あー……いやぁー……その……」


50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/15(木) 00:00:41 ID:33Ls/Qy6
俺「………で?行くのか行かないのか、はっきりしろ」
友「……行きます」
俺「……じゃあ、案内を頼む」
友「…うん」
友「ここだ」
俺「明かりをつけているとはな……少し不用心が過ぎないか」
友「外の状況を詳しく知らないんだろ」
俺「おめでたいやつだな」
友「ま、まあまあ……しゃーないって」

51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/15(木) 00:04:44 ID:33Ls/Qy6
友「…とにかく……」ピンポーン
?「はーい」ドタドタ
ガチャ
女「どな…た………」
友「う、ういーっす」
女「…」バタン
友「いやちょっと待ってくれ!!違うって!!」
女「うるせぇ!!さっさと帰れ!!!」
友「…」
俺「……お前、一体何したっていうんだ」

52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/15(木) 00:09:29 ID:33Ls/Qy6
今日はここまで
……虫SSって少ないなぁ… 何でだろう

53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/15(木) 00:40:06 ID:33Ls/Qy6
見返してて気がついた
>>22
俺達遊んでいやがる→俺達“で”遊んでいやがる
だった。
書き溜めとかしてないから他にもミスあると思うけど、どうか生温かい目で見守ってくれ

54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/15(木) 04:12:25 ID:wAKj2muI
乙ー
簡単な誤字なら脳内保管するから、おk
読むとか見るとか好きだけど書けるほど知識が……うん、がんばって!

57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:07:20 ID:h5ZxzxSc
俺「チッ、しゃーねーな」ピンポーン
女「しつこいっ!!!」ドンッ
俺「ぐふあっ!!?」ドサッ
友「うおおお!?だ、大丈夫か!?」
女「えっ?あれ?人違い?」
俺「」
友「き、気絶しちまった……」
女「はあ!?……救急車呼ばなきゃ…」
友「ま、待ってくれ!!それはまずい…!」
女「はぁ?何で…」
友「……音で集まってきちまう…」
女「………?」

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:14:41 ID:h5ZxzxSc
友(知らないのか?………そういや、あんまりテレビ見る方じゃなかったな…)
友「……とにかく!救急車はいい。数分したら目をさますと思うからコイツと俺、一旦家に入れさせてもらえないか?」
女「……何でアンタも入れなきゃなんないの」
友「目がさめた時に俺がいないと状況が説明出来ない」
女「………わかった」
友「ありがとう………じゃ、失礼します…っと」
俺「おい、友」
友「!!?てめっ……いつから」
俺「そもそも俺は気絶なんかしてねえ。……しかし良く俺の意図を汲み取れたなぁと思っていたが…違ったのか」
友「………」

59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/01/18(日) 02:21:32 ID:h5ZxzxSc
俺「いいか?あいつは多分クモの事を知らない。だから俺が気絶のふりしてる間にさりげな~くテレビを見せろ。おそらくニュースはクモの話題で持ちきり……なはずだ。そして夜明けまでの俺らの滞在の許可を貰う。ok?」
友「わかった。まかせとけ!」
女「何一人でブツブツ言ってんの?」
友「ん?え?……あ、ああー、いや、話しかけたら起きるかなーっと思って……あ、あはは」
女「………あっそ。その人、リビングのソファーに寝かしといて」スタスタ
俺「何だかんだでお人好しだな」
友「……まぁな」
俺「……」

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