俺「あ~、ハエトリグモたん可愛いよぉ」
Part2
34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 01:57:49 ID:2DrY/hYE
カナブン「ほら、壁や床に染みがあるの、わかるかい?」
ハナムグリ「あ、ああ……それがどうした?」
カナブン「あれは全部、叩き潰されたり、踏み潰されたりした虫達なんだよ。」
ハナムグリ「……!?」ゾクッ
カナブン「皆、マンションの一部となった……」
ハナムグリ「なんてこった……!っつーことはこのマンション自体俺達の死骸で……?」
カナブン「ああ。だろうね。」
ハナムグリ「うわああああ!!!最悪だああああ!!!帰りてええええ!!!」
カナブン「ああ……帰りたいね……地上に……」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 02:03:35 ID:2DrY/hYE
ハナムグリ「どうすりゃいいんだ……」
カナブン「……ま、とりあえず餌を確保しようか。」
ハナムグリ「餌は無いって聞いたんだが………」
カナブン「ふふふ!それが見つける事に成功したんだ!」
カナブン「餌は……これだーーッ!」
バーン! プヨンプヨン
ハナムグリ「何このプヨンプヨンした奴。」
カナブン「知らん!でも食える!」
ハナムグリ「………」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 02:05:35 ID:2DrY/hYE
やっべ
すげー眠い 寝る
続きは明日に………
見てる人(いるかわからんけど)スマソ
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 07:45:02 ID:KGllS3K6
乙
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 12:55:43 ID:d2743T1c
支援
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:19:56 ID:aYJb8WLc
ハナムグリ「……まあ、食ってみるか…」
ハナムグリ「……まぁまぁだな。」モグモグ
カナブン「でしょ?」
コフキコガネ「……うっ………」
ハナムグリ「お、気がついたか。とりあえずこのプヨンプヨンした奴食えよ。」
コフキコガネ「……プヨンプヨンした奴……?」
カナブン「うん。何か人間が置いていったんだ。」
ハナムグリ「人間が置いていったのかコレ……毒とかねーよな……?」
カナブン「そう信じるしかない」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:29:27 ID:aYJb8WLc
コフキコガネ「なんかよくわかんないけど……食べさせてもらうよ……」
カナブン「うん」
コフキコガネ「………おいしい……」
ハナムグリ「いやぁ、しかしよ」
ハナムグリ「コレ食い終わっちまったら次はどうすんだ?」
カナブン「………………餓死?」
ハナムグリ「……」
コフキコガネ「ま、ぶっちゃけそれしか無いだろうねー☆」
ハナムグリ「うわっ!びっくりした……つか回復早くね?」
コフキコガネ「倒れた原因の4割は空腹だったからね☆」
ハナムグリ「……なぁコイツ殴っていい?」
カナブン「え、いや……気持ちはわかるけどやめといた方が………」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:34:20 ID:aYJb8WLc
コフキコガネ「ねえ、次の食料確保の手段で困ってたんだよね?」
ハナムグリ「おう」
コフキコガネ「じゃあ、この餌を置いていった人間の住処に侵入するっていうのは?」
ハナムグリ「……ほう……どうやって侵入するんだ?」
コフキコガネ「えー、わかんなーい☆」
ハナムグリ「おいカナブン!一緒にコイツぶっ飛ばすぞ、手伝え!」
カナブン「ちょ……落ち着いて……」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:39:19 ID:aYJb8WLc
ギィ…… ガチャ
カナブン「!!」
ハナムグリ「やべえ!隠れろ!!」
コフキコガネ「え?え?」
俺「あー、待っててねぇーコクワガタたーん!今、餌入れ換えるからねぇ~。」
俺「ん?」
コフキコガネ「あ……あ………」
俺「…」スタスタ
ハナムグリ「やべえぞアイツ……!殺されちまう……!」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:44:32 ID:aYJb8WLc
俺「コフキコガネたんきゃわわ」ガシッ
コフキコガネ「へ?」
俺「んー、どうしようか。一旦コクワのケースに入れておくか……」ポイッ
コフキコガネ「わわっ!」
俺「さて、餌入れ換えたし部屋に戻ってハエトリグモたんの視k……観察でもしよっと!」
ギィ… バタン!
ハナムグリ「おいなんかアイツ連れていかれたぞ」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:51:04 ID:aYJb8WLc
カナブン「………えっと……どうする?」
ハナムグリ「俺らもあの中に入るしかねえな……餌もコレと同じやつを持ってたし……」
カナブン「……出てくるタイミングを見計らってこっそり侵入しよう。」
ハナムグリ「わかった。」
ギィ… ガチャッ
ハナムグリ「!!?」
俺「あぁーん!!ノコギリクワガタたーん!餌の入れ換え忘れててごめんねぇー!!!」
ハナムグリ「何なんだコイツ」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 01:08:33 ID:aYJb8WLc
駄目だ眠い……
というか短い話をいっぱい書く予定だったのに今回の結構長い……
続きは明日のこの時間帯に
46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 06:58:48 ID:zdKaaMSQ
乙ー
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 07:39:43 ID:L2gUfDmg
乙
48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 15:37:58 ID:2UVOBqyU
運が良かったなw3匹の虫よ
49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:18:57 ID:aYJb8WLc
ハナムグリ「とりあえず今の内に侵入しちまうぞ!」
カナブン「はい!」
俺「~♪」
ハナムグリ「もう少し……もう少し……」
俺「……ん?」
カナブン「あと……ちょっt」
俺「ハナムグリ&カナブンたんきゃわわ」ガシッ
ハナムグリ&カナブン「ギャアアアアア!!!!」ジタバタ
俺「今日はなんて素晴らしい日なんだ!」
50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:26:04 ID:aYJb8WLc
~俺の部屋~
俺「とりあえず、ケースはコフキコガネたんと一緒でいいよね!」ポイッ
コフキコガネ「………久しぶり☆」
ハナムグリ「お、おう………」
カナブン「……捕まえられちゃったよ……これから何されるのかなぁ………」
ガラガラ……
俺「んぁはぁぁーん!!ごめんねぇぇ!餌入れ忘れちゃってたぁぁぁ!」
ハナムグリ「おい何か奇声発しながらこっちに来てるぞ」
カナブン「ひ、ひいぃ………」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:34:00 ID:aYJb8WLc
ポトンッ
ハナムグリ「……ん?何だ?なんか置いてったぞ」
カナブン「こ、これは……!」
ハナムグリ「プヨンプヨンした奴!!」
コフキコガネ「うまー☆」
ハナムグリ「あっ!てめえ先に食ってんじゃねーよ!」
ポトッ ポトッ
ハナムグリ「……あ?もう二個おちてきたぞ。」
カナブン「まさかコレって……僕ら一匹につき一個……って事かな……?」
ハナムグリ「……!!マジかよ……!」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:44:22 ID:aYJb8WLc
ハナムグリ「へへっ、先輩……『絶望の牢獄』だなんて脅してくれたなぁ……!」
カナブン「うまいー」ガツガツ
ハナムグリ「ひゃー!うめぇー!!」バクバク
ノコギリクワガタ(以下、ノコギリ)「うっせぇーな。飯ぐらい黙って食え。」
カナブン「!!?」
ノコギリ「ん?……ああ、まぁそうビビんなよ。謎の透明な壁に邪魔されて俺はそっちに行けないし、飯も足りてるから奪おうとも思わない。」
ハナムグリ「何で、そんなとこにいんだよ。」
ノコギリ「お前らと大体同じだよ。ま、快適だけどな徹底した温度&湿度管理に定期的な餌の入れ換え。ダニが発生したら土ごと換えてくれるし、体についてるのもとってくれる。」
ハナムグリ「なっ……!?そんな都合の良い話が……」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:51:23 ID:aYJb8WLc
ノコギリ「その都合の良い話が今お前らの目の前で起こってんじゃねーかよ」
ハナムグリ「ま、まあ……うん……」
ノコギリ「ま、せっかく隣同士になったし、わかんねえ事があったら俺に聞けよ?」
ハナムグリ「う、うーっす……」
ノコギリ♀「ねえねえ」
ノコギリ「んおぅっ!?お、お前か……どうした?」
ノコギリ♀「今夜あたり……どう、かな……?」
ノコギリ「え、ええ、え!?お、おう……う、うん……いいよ………」
ハナムグリ(後でこれネタにしてからかおう)
54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:59:59 ID:aYJb8WLc
~翌日の朝~
ハナムグリ「昨晩はお楽しみでしたね。」ニコッ
ノコギリ「おk、ぶっとばす。」
ノコギリ♀「ちょっとあなた!落ち着いて!!」
ノコギリ「落ち着いてられるかゴルァ!!おい、手伝え!この壁食い破るの手伝え!!」
ハナムグリ「wwwwwwww」
コフキコガネ「今夜は、寝かせねーぜ?」ボソッ
ノコギリ「うわああああ!!!やめろおおおおお!!!!」
カナブン「ほらほらどうだ?感じてんだろ?」ボソッ
ノコギリ「ごめんなさい、俺が悪かったです、だからどうか……」
ハナムグリ「今夜君の樹液を……吸いたいな……ブフッwwwwwwww」
ノコギリ「」
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:06:14 ID:fujr7YQY
そんなこんなでノコギリをからかったり、餌を食ったり……
そんな事を繰り返していたら、時はあっという間に過ぎていった。
ハナムグリ「んー………そろそろ寿命かな………」
コフキコガネ「…だね…☆」
カナブン「地上に帰ってみたい気もするけど、やっぱここが一番だったのかな……?」
………………………………
カナブン「あ……まったく………最期までせっかちだなぁ……」
…………………………………………
56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:09:35 ID:fujr7YQY
俺「ん……死んじまったか……」
俺「こうやって家で飼うのと、普通に地上に戻してあげるの……どっちが正解だったんだろうなぁ………」
俺「ま、とりあえず墓は三匹仲良く地上につくってやるとしようかね……」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:11:01 ID:fujr7YQY
というわけでなんとか終了。
次の妄想は金曜日あたりに
58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:14:11 ID:3k4SE1wo
乙
59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 19:12:14 ID:njVDG79c
乙
60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 19:37:32 ID:HqfjBI6M
乙
すごい好き
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/26(金) 23:43:49 ID:dszONwCo
ちょっと番外編的なのを
俺「………ッ!」
カメムシ「…」ドドーーン!
俺「俺の部屋に……カメムシが……!?馬鹿な、いったいどうやって………」
俺「これから友人が来るってのに……、このまんまじゃ」
友人A『お前の部屋カメムシ臭はんぱねえwwww』
俺「的な事になっちまう!!!」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/26(金) 23:48:44 ID:dszONwCo
俺「くそう……刺激しないようにそっと追い出そう………」ソーッ
祖母「甘いッ!!!」
俺「!!!?」
祖母「甘いぞ……我が孫よ。」
俺「な、なんだよ!」
祖母「そんな方法では部屋が臭くなって終わりだ。貴様の思いやりなど奴等には伝わらぬ。」
俺「……だ、だったら!俺はどうすれば……!」
祖母「殺すのだ」
俺「ッ!?」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:00:00 ID:aR47Yy/Q
俺「こ、殺すって……!それに殺したって結局臭くなるじゃんかよ!」
祖母「奴等が死に気づく前に殺す。」
俺「……臭いのを出す前にヤるってか?……そんなの無理だろ。第一、潰しちゃったら意味無いし。」
祖母「潰さず包み込むようにして圧殺する……我ならそれが出来る事は貴様も知っているはず……」
俺「……」
祖母「……はぁ、貴様の悪い癖だ。色々理由をつけてはいるが、つまりは殺したくないのだろう?」
俺「……だ、だってよ…!」
祖母「害虫駆除も出来ぬ者が!!よくも昆虫を飼育しようと思えたものだな!!!」
俺「……ごめん。」
祖母「まったく……、友人が来る部屋を臭くするわけにはいかんし、今回は我がやろう……」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:07:48 ID:aR47Yy/Q
祖母「次回からは貴様がやる事だ……よく見ておけ………」グッ
ドウゥンッッ!!!
カメムシ「」
祖母「ふぅ……これを捨てておけ。」ポイッ
俺(あんな技覚えるとかムリゲーすぎる……)
祖母「……我が孫よ。」
俺「ん?」
祖母「確かに虫が好きなのは知っている……だがな、最低限の線引きをしないと………」
俺「し、しないと……?」ゴクリッ
祖母「ムツ●ロウ的な感じの人になるぞ」
俺「ならねえよ!!つかム●ゴロウさんに失礼すぎるだろソレ!!」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:16:05 ID:aR47Yy/Q
祖母「まぁ、我の言いたい事は何となくわかるだろ?」
俺「お、おう……まあな。」
祖母「それならいい………さて、家事をするかね…」スタスタ…
俺「あーあ……世話になりっぱなしだな………ったく恩返すまで死ぬんじゃねーぞ……」
祖母「安心しろ我は100までは生きる」
俺「うん知ってる」
祖母「………ヴッ!シンゾウガッ!」
俺「適当な芝居やんじゃねーよ!!」
祖母「……ふむ、まぁ、あれだ……」
俺「?」
祖母「恩返し……楽しみにしてるぞ?」ニヤリ
俺「うわー……言わなきゃよかったー………」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:19:12 ID:aR47Yy/Q
さて、番外編もやったし……
次の妄想でとりまこのSSを終わろうと思います。
次の妄想は土日のどちらかの深夜に投下します!
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:23:29 ID:koFpvwac
乙ー
このままここでやってもいいんだよ?
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 01:59:31 ID:hxMoWa8.
カメムシは空きペットボトルでスポンと吸い込むのが効果的だ
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 03:26:33 ID:uK.8cbug
なんだこの高性能ばあちゃん
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 04:30:27 ID:CWegmlrc
乙乙
虫たんきゃわわ
カナブン「ほら、壁や床に染みがあるの、わかるかい?」
ハナムグリ「あ、ああ……それがどうした?」
カナブン「あれは全部、叩き潰されたり、踏み潰されたりした虫達なんだよ。」
ハナムグリ「……!?」ゾクッ
カナブン「皆、マンションの一部となった……」
ハナムグリ「なんてこった……!っつーことはこのマンション自体俺達の死骸で……?」
カナブン「ああ。だろうね。」
ハナムグリ「うわああああ!!!最悪だああああ!!!帰りてええええ!!!」
カナブン「ああ……帰りたいね……地上に……」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 02:03:35 ID:2DrY/hYE
ハナムグリ「どうすりゃいいんだ……」
カナブン「……ま、とりあえず餌を確保しようか。」
ハナムグリ「餌は無いって聞いたんだが………」
カナブン「ふふふ!それが見つける事に成功したんだ!」
カナブン「餌は……これだーーッ!」
バーン! プヨンプヨン
ハナムグリ「何このプヨンプヨンした奴。」
カナブン「知らん!でも食える!」
ハナムグリ「………」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 02:05:35 ID:2DrY/hYE
やっべ
すげー眠い 寝る
続きは明日に………
見てる人(いるかわからんけど)スマソ
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 07:45:02 ID:KGllS3K6
乙
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/23(火) 12:55:43 ID:d2743T1c
支援
ハナムグリ「……まあ、食ってみるか…」
ハナムグリ「……まぁまぁだな。」モグモグ
カナブン「でしょ?」
コフキコガネ「……うっ………」
ハナムグリ「お、気がついたか。とりあえずこのプヨンプヨンした奴食えよ。」
コフキコガネ「……プヨンプヨンした奴……?」
カナブン「うん。何か人間が置いていったんだ。」
ハナムグリ「人間が置いていったのかコレ……毒とかねーよな……?」
カナブン「そう信じるしかない」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:29:27 ID:aYJb8WLc
コフキコガネ「なんかよくわかんないけど……食べさせてもらうよ……」
カナブン「うん」
コフキコガネ「………おいしい……」
ハナムグリ「いやぁ、しかしよ」
ハナムグリ「コレ食い終わっちまったら次はどうすんだ?」
カナブン「………………餓死?」
ハナムグリ「……」
コフキコガネ「ま、ぶっちゃけそれしか無いだろうねー☆」
ハナムグリ「うわっ!びっくりした……つか回復早くね?」
コフキコガネ「倒れた原因の4割は空腹だったからね☆」
ハナムグリ「……なぁコイツ殴っていい?」
カナブン「え、いや……気持ちはわかるけどやめといた方が………」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:34:20 ID:aYJb8WLc
コフキコガネ「ねえ、次の食料確保の手段で困ってたんだよね?」
ハナムグリ「おう」
コフキコガネ「じゃあ、この餌を置いていった人間の住処に侵入するっていうのは?」
ハナムグリ「……ほう……どうやって侵入するんだ?」
コフキコガネ「えー、わかんなーい☆」
ハナムグリ「おいカナブン!一緒にコイツぶっ飛ばすぞ、手伝え!」
カナブン「ちょ……落ち着いて……」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:39:19 ID:aYJb8WLc
ギィ…… ガチャ
カナブン「!!」
ハナムグリ「やべえ!隠れろ!!」
コフキコガネ「え?え?」
俺「あー、待っててねぇーコクワガタたーん!今、餌入れ換えるからねぇ~。」
俺「ん?」
コフキコガネ「あ……あ………」
俺「…」スタスタ
ハナムグリ「やべえぞアイツ……!殺されちまう……!」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:44:32 ID:aYJb8WLc
俺「コフキコガネたんきゃわわ」ガシッ
コフキコガネ「へ?」
俺「んー、どうしようか。一旦コクワのケースに入れておくか……」ポイッ
コフキコガネ「わわっ!」
俺「さて、餌入れ換えたし部屋に戻ってハエトリグモたんの視k……観察でもしよっと!」
ギィ… バタン!
ハナムグリ「おいなんかアイツ連れていかれたぞ」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 00:51:04 ID:aYJb8WLc
カナブン「………えっと……どうする?」
ハナムグリ「俺らもあの中に入るしかねえな……餌もコレと同じやつを持ってたし……」
カナブン「……出てくるタイミングを見計らってこっそり侵入しよう。」
ハナムグリ「わかった。」
ギィ… ガチャッ
ハナムグリ「!!?」
俺「あぁーん!!ノコギリクワガタたーん!餌の入れ換え忘れててごめんねぇー!!!」
ハナムグリ「何なんだコイツ」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 01:08:33 ID:aYJb8WLc
駄目だ眠い……
というか短い話をいっぱい書く予定だったのに今回の結構長い……
続きは明日のこの時間帯に
46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 06:58:48 ID:zdKaaMSQ
乙ー
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 07:39:43 ID:L2gUfDmg
乙
48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 15:37:58 ID:2UVOBqyU
運が良かったなw3匹の虫よ
49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:18:57 ID:aYJb8WLc
ハナムグリ「とりあえず今の内に侵入しちまうぞ!」
カナブン「はい!」
俺「~♪」
ハナムグリ「もう少し……もう少し……」
俺「……ん?」
カナブン「あと……ちょっt」
俺「ハナムグリ&カナブンたんきゃわわ」ガシッ
ハナムグリ&カナブン「ギャアアアアア!!!!」ジタバタ
俺「今日はなんて素晴らしい日なんだ!」
50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:26:04 ID:aYJb8WLc
~俺の部屋~
俺「とりあえず、ケースはコフキコガネたんと一緒でいいよね!」ポイッ
コフキコガネ「………久しぶり☆」
ハナムグリ「お、おう………」
カナブン「……捕まえられちゃったよ……これから何されるのかなぁ………」
ガラガラ……
俺「んぁはぁぁーん!!ごめんねぇぇ!餌入れ忘れちゃってたぁぁぁ!」
ハナムグリ「おい何か奇声発しながらこっちに来てるぞ」
カナブン「ひ、ひいぃ………」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:34:00 ID:aYJb8WLc
ポトンッ
ハナムグリ「……ん?何だ?なんか置いてったぞ」
カナブン「こ、これは……!」
ハナムグリ「プヨンプヨンした奴!!」
コフキコガネ「うまー☆」
ハナムグリ「あっ!てめえ先に食ってんじゃねーよ!」
ポトッ ポトッ
ハナムグリ「……あ?もう二個おちてきたぞ。」
カナブン「まさかコレって……僕ら一匹につき一個……って事かな……?」
ハナムグリ「……!!マジかよ……!」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:44:22 ID:aYJb8WLc
ハナムグリ「へへっ、先輩……『絶望の牢獄』だなんて脅してくれたなぁ……!」
カナブン「うまいー」ガツガツ
ハナムグリ「ひゃー!うめぇー!!」バクバク
ノコギリクワガタ(以下、ノコギリ)「うっせぇーな。飯ぐらい黙って食え。」
カナブン「!!?」
ノコギリ「ん?……ああ、まぁそうビビんなよ。謎の透明な壁に邪魔されて俺はそっちに行けないし、飯も足りてるから奪おうとも思わない。」
ハナムグリ「何で、そんなとこにいんだよ。」
ノコギリ「お前らと大体同じだよ。ま、快適だけどな徹底した温度&湿度管理に定期的な餌の入れ換え。ダニが発生したら土ごと換えてくれるし、体についてるのもとってくれる。」
ハナムグリ「なっ……!?そんな都合の良い話が……」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/24(水) 23:51:23 ID:aYJb8WLc
ノコギリ「その都合の良い話が今お前らの目の前で起こってんじゃねーかよ」
ハナムグリ「ま、まあ……うん……」
ノコギリ「ま、せっかく隣同士になったし、わかんねえ事があったら俺に聞けよ?」
ハナムグリ「う、うーっす……」
ノコギリ♀「ねえねえ」
ノコギリ「んおぅっ!?お、お前か……どうした?」
ノコギリ♀「今夜あたり……どう、かな……?」
ノコギリ「え、ええ、え!?お、おう……う、うん……いいよ………」
ハナムグリ(後でこれネタにしてからかおう)
~翌日の朝~
ハナムグリ「昨晩はお楽しみでしたね。」ニコッ
ノコギリ「おk、ぶっとばす。」
ノコギリ♀「ちょっとあなた!落ち着いて!!」
ノコギリ「落ち着いてられるかゴルァ!!おい、手伝え!この壁食い破るの手伝え!!」
ハナムグリ「wwwwwwww」
コフキコガネ「今夜は、寝かせねーぜ?」ボソッ
ノコギリ「うわああああ!!!やめろおおおおお!!!!」
カナブン「ほらほらどうだ?感じてんだろ?」ボソッ
ノコギリ「ごめんなさい、俺が悪かったです、だからどうか……」
ハナムグリ「今夜君の樹液を……吸いたいな……ブフッwwwwwwww」
ノコギリ「」
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:06:14 ID:fujr7YQY
そんなこんなでノコギリをからかったり、餌を食ったり……
そんな事を繰り返していたら、時はあっという間に過ぎていった。
ハナムグリ「んー………そろそろ寿命かな………」
コフキコガネ「…だね…☆」
カナブン「地上に帰ってみたい気もするけど、やっぱここが一番だったのかな……?」
………………………………
カナブン「あ……まったく………最期までせっかちだなぁ……」
…………………………………………
56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:09:35 ID:fujr7YQY
俺「ん……死んじまったか……」
俺「こうやって家で飼うのと、普通に地上に戻してあげるの……どっちが正解だったんだろうなぁ………」
俺「ま、とりあえず墓は三匹仲良く地上につくってやるとしようかね……」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:11:01 ID:fujr7YQY
というわけでなんとか終了。
次の妄想は金曜日あたりに
58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 00:14:11 ID:3k4SE1wo
乙
59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 19:12:14 ID:njVDG79c
乙
60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/25(木) 19:37:32 ID:HqfjBI6M
乙
すごい好き
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/26(金) 23:43:49 ID:dszONwCo
ちょっと番外編的なのを
俺「………ッ!」
カメムシ「…」ドドーーン!
俺「俺の部屋に……カメムシが……!?馬鹿な、いったいどうやって………」
俺「これから友人が来るってのに……、このまんまじゃ」
友人A『お前の部屋カメムシ臭はんぱねえwwww』
俺「的な事になっちまう!!!」
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/26(金) 23:48:44 ID:dszONwCo
俺「くそう……刺激しないようにそっと追い出そう………」ソーッ
祖母「甘いッ!!!」
俺「!!!?」
祖母「甘いぞ……我が孫よ。」
俺「な、なんだよ!」
祖母「そんな方法では部屋が臭くなって終わりだ。貴様の思いやりなど奴等には伝わらぬ。」
俺「……だ、だったら!俺はどうすれば……!」
祖母「殺すのだ」
俺「ッ!?」
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:00:00 ID:aR47Yy/Q
俺「こ、殺すって……!それに殺したって結局臭くなるじゃんかよ!」
祖母「奴等が死に気づく前に殺す。」
俺「……臭いのを出す前にヤるってか?……そんなの無理だろ。第一、潰しちゃったら意味無いし。」
祖母「潰さず包み込むようにして圧殺する……我ならそれが出来る事は貴様も知っているはず……」
俺「……」
祖母「……はぁ、貴様の悪い癖だ。色々理由をつけてはいるが、つまりは殺したくないのだろう?」
俺「……だ、だってよ…!」
祖母「害虫駆除も出来ぬ者が!!よくも昆虫を飼育しようと思えたものだな!!!」
俺「……ごめん。」
祖母「まったく……、友人が来る部屋を臭くするわけにはいかんし、今回は我がやろう……」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:07:48 ID:aR47Yy/Q
祖母「次回からは貴様がやる事だ……よく見ておけ………」グッ
ドウゥンッッ!!!
カメムシ「」
祖母「ふぅ……これを捨てておけ。」ポイッ
俺(あんな技覚えるとかムリゲーすぎる……)
祖母「……我が孫よ。」
俺「ん?」
祖母「確かに虫が好きなのは知っている……だがな、最低限の線引きをしないと………」
俺「し、しないと……?」ゴクリッ
祖母「ムツ●ロウ的な感じの人になるぞ」
俺「ならねえよ!!つかム●ゴロウさんに失礼すぎるだろソレ!!」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:16:05 ID:aR47Yy/Q
祖母「まぁ、我の言いたい事は何となくわかるだろ?」
俺「お、おう……まあな。」
祖母「それならいい………さて、家事をするかね…」スタスタ…
俺「あーあ……世話になりっぱなしだな………ったく恩返すまで死ぬんじゃねーぞ……」
祖母「安心しろ我は100までは生きる」
俺「うん知ってる」
祖母「………ヴッ!シンゾウガッ!」
俺「適当な芝居やんじゃねーよ!!」
祖母「……ふむ、まぁ、あれだ……」
俺「?」
祖母「恩返し……楽しみにしてるぞ?」ニヤリ
俺「うわー……言わなきゃよかったー………」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:19:12 ID:aR47Yy/Q
さて、番外編もやったし……
次の妄想でとりまこのSSを終わろうと思います。
次の妄想は土日のどちらかの深夜に投下します!
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 00:23:29 ID:koFpvwac
乙ー
このままここでやってもいいんだよ?
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 01:59:31 ID:hxMoWa8.
カメムシは空きペットボトルでスポンと吸い込むのが効果的だ
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 03:26:33 ID:uK.8cbug
なんだこの高性能ばあちゃん
70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/27(土) 04:30:27 ID:CWegmlrc
乙乙
虫たんきゃわわ
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