一護「強くてニューゲーム…だと…」
Part12
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:17:43.52 ID:hSWQpyjy0
銀城「はっ!」ヒュン! ギィン!
班目「ぐらついた程度で喰らうかよ!」
銀城(!…刃の紋様が赤くなっていきやがる…。これが霊圧が上がっている事を表してやがるのか!)
班目「…わかったみてえだな。俺の龍紋鬼灯丸は叩いて殴ってやらねえと目を覚まさねえ」
班目「敵に何度も斬りかかってかかられてでもしねえと本調子が出せねえんだよ。さあ、締めにしようじゃねえか!!!」ブン
銀城「ぐっ!?クソが!!」ザッ
銀城(撤退だ!他の死神にバレる心配してる場合じゃねえ!あの霊圧相手じゃ今の俺は勝てねえ!)
班目「ここまで来といて逃がすかよ!!!」ビュン!
銀城(野郎!俺が切断した方の刃を投げやがっ)ズン!
銀城「ただ…と…あ…」ドサッ ドチャッ
班目「綺麗に真っ二つか」
班目「ツイてなかったな旅禍。やっぱり俺は護廷十三隊一ツイてる男みてえだ」
班目「弓親!さっさと次の奴を探しに行くぞ!」
班目「…おい、弓親どこにいやが!?」ギュオ!! ガシャアアアアアン!!
蠑楢ヲェ縲後$窶ヲ縺オ窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
班目「弓親!クソッ、新手か!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:18:25.82 ID:hSWQpyjy0
???「すみませんねえ、邪魔されるわけにはいきませんので」
???「少し眠っていてもらいまス」
迴ュ逶ョ縲後ぎ繝?シ?シ溘ユ繝。繧ァ窶ヲ縺セ縺輔°窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
???「おや、ようやく到着したみたいっスね、夜一さん」
夜一「喜助!お主なぜここにおるのじゃ!?永久追放になったはずじゃろに」
ルキア「なっ!?この悪徳商人!なぜここにいる!?何の用だ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。ま、来ようと思えばいつでも来れるんスよ」
浦原「どうやら朽木サンの救出に無事成功したみたいでスね」
夜一「まあの、とにかく早く瀞霊廷から脱出じゃ。お主のことじゃ、現世に戻る方法も用意しておるのじゃろ」
浦原「もちろんス!まあちょっと向こう向いててくだサイ。その間に準備は終わってるっス」
浦原「現世に戻ったらまずはその腕の治療からでスね」
夜一「そうじゃ……のう!!!」ゴッ!!!
浦原「うわっ!!いきなり何するんでスか!」
夜一「化ける相手を間違うたの、浦原がこちらに来れるわけなかろう」
夜一「のう、藍染」
浦原「ちょっと待ってくだサイ!誤解でス!…って戦う気満々か…仕方ないっスね…、起きろ 紅姫」
夜一「ほう、まさかここまで誤認させられるとはの!瞬閧!!」バリバリ!
浦原「啼け 紅姫!」ギュン!
夜一「っ!弾いたじゃと!」
浦原「さて、行っちゃいますよ!」シュン!
浦原「こんなのはどうでス…よっと!剃刀紅姫!」ギュン!
夜一「ふっ!甘いの喜助!」バシュ!
浦原「瞬閧状態だと片手で払われちゃいまスか」
浦原「でもこれでわかってくれたでしょ、本物っスよ。ほんと酷いなあ夜一サンは」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:18:57.81 ID:hSWQpyjy0
浦原「今度からうちの店ペット禁止にしまスよ?」
夜一(藍染の鏡花水月は姿形に質量、霊感までも誤認させる。じゃが動きや仕草まではそうはいかないはずじゃ)
夜一(それにわざと手に受けた先の一撃…、いくら誤認させるとはいえ何度もあの洞窟での修行時に何度も受けたそれと同じじゃ。もちろん細かい仕草や動きまでも)
夜一(どうやら儂の思い過ごしだったようじゃの)
夜一「この戦い方に、実際に手に受けた霊圧…、あの洞窟で互いに腕を上げていた頃と変わらぬな喜助」
浦原「ここまでしてようやく信じてもらえて嬉しいような悲しいような…。ま、それはともかく、追手が来ないとも限りません」
浦原「黒崎サン達も心配でスけどまずは朽木サンをここから逃がしましょう。念のため夜一サンも着いて行きまス?」
浦原「一応地下の勉強部屋で鉄斎サン達が待っていまスけど」
夜一「なら儂はここに残るとするかの。元大鬼道長に任せておけば安心じゃ」
浦原「さ、それじゃあ行きましょうか…」スッ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:19:51.98 ID:hSWQpyjy0
〜白道門付近〜
一護「はあ…はあ…」ダッ
一護(体が重くなってきてやがる…、早く夜一さん達と合流しねえと)
一護「うおっ!」グラッ
一護(片腕がない分バランスが取れねえ)
大前田「見つけたぜ旅禍!昨日の恨みは忘れねえぞ!」ザッ
一護「くそっ!こんな時に!はあ!」ブン!
大前田「鈍ま!隠密機動の俺様がそんな程度にやられるわけねえだろ!」シュン
大前田「ぶっ潰せ!五形頭!」ゴッ!!!
大前田(五形頭を弾かれた時用の対策はしてある、さあ来やがれ!)
一護「よっ!」スッ
大前田「えっ?今度は避けブヘァ!?!?」バギィ
一護「じゃあな!」ザッ
大前田(た、隊長…やっぱり無理でした…)ガクッ
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:20:45.95 ID:hSWQpyjy0
窶ヲ窶ヲ窶ヲ
窶ヲ窶ヲ
窶ヲ
浦原「黒崎サン!こっちっス!」
一護「浦原さん!?なんでここにいるんだよ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。夜一サンと同じ事聞かないで下サイよ…」ズーン
一護「そうだ、夜一さんとルキアは!?」
浦原「落ち着いて下サイ、お二人とも無事です。朽木サンは現世に転移させました。もう安全でス」
一護「そうか…よかった…」
一護(これで俺は変えられたのか…藍染から崩玉を取られた過去から…)
浦原「それじゃ黒崎サンも一度現世に戻ってくだサイ。その腕…早く治療しないと手遅れになりまスよ」
浦原「とにかくあまり時間がありません。急ぎましょ」
一護「ああ、悪いな、浦原サン」
浦原「…少し準備するんで向こうにでも行っててくだサイ。敵が来たら迎撃を」
一護「わかった……!」
一護(なんだ…あれは、浦原さんの後ろ…向こうの曲がり角から何か…。あれは手?いや誰かが這って出てきやがる。あの人は…)
一護(夜一さん!…何だ、何か言おうとしてるけど声が出てない)
一護(あれは…)
一護(…ニ・ゲ・ロ?)
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:21:57.90 ID:hSWQpyjy0
一護(!!!)バッ!
浦原「すみませんねぇ黒崎サン」ザシュ!
一護「あぐっ!?ガッ!」ガクッ
一護「なんで…だよ、浦原さん」
一護「いや、まさかお前藍染なのか!?」
浦原「違いますよ、私は正真正銘浦原喜助っス」
浦原「色々聞きたい事ありまスよね?ま、あなたが覚えていれば後で教えてさしあげマス」
浦原「ここは大人しく死んでいただきマスね、黒崎サン」
夜一「っ!!」ヒュン!
浦原「おっと!」キィン
浦原「夜一さん、まだ暗剣持ってたんスね。油断も隙もない人だ」
夜一「逃げろ一護!」
浦原「まだ話す力までありましたか。この頃の夜一さんの実力を侮ってましたね」
一護「この頃って…まさか浦原さん…」
浦原「おっと…いけませんねえ、喋り過ぎました。黒崎サン、あなたの思っている事は恐らく正しいっス」
一護「!?…浦原さん、この世界はいったい…」
浦原「だから言ったじゃないでスか。時間がないって、それに機会があれば後で教えると」
浦原「今はさっさと殺されて頂きまス」
一護「っ!?」ゾク
浦原「啼け 紅姫!」シュパッ!
一護「月牙天衝!」ガガガガガ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:22:38.54 ID:hSWQpyjy0
浦原「うわっ!血霞の盾!…最初の一撃が少し浅かったみたいでスね」
浦原「あまり手間をかけさせないで欲しいっス。全部黒崎サンのためなんスから」
一護「だから…どういうことだって聞いてんだろ!」
浦原「理由を話したところで納得していただけるとは思えません。ならさっさと終わらせちゃおうということでス」
夜一「はあ!!」ゴッ!
浦原「おっと、甘いっスよ夜一サン」ヒョイ ザン!
夜一「ぐっ…」シュン!
一護「夜一さん!…が消えた!?」
浦原(これは空蝉!)
夜一「歯を食いしばれ喜助!瞬閧!!」ゴアッ!!
浦原「だから甘いって言ったじゃないっスか」キィィィィィン
夜一(刀の先で止めた…じゃと)
浦原「夜一サンの攻撃の速度やタイミング、霊圧は全部把握してるんスよ。これらがわかれば相殺することは出来まス」
浦原「何年一緒に修行したと思ってるんスか」ザン!
夜一「がっ…喜助…なん…で…」ドサッ
浦原「ふう、さすが夜一サンでス…ねっ!!!」ガガガガガガガ!!!
一護「てめぇ!夜一さんを!」ググッ
浦原「いきなり襲いかかって来ないで欲しいっス。まあこっちに来てくれたのは有難いでスけど」
一護「…ルキアは…ルキアはどうした!?」
浦原「夜一サンが死んだすぐ後に朽木サンの心配でスか。随分と薄情っスね」
浦原「夜一サンがこんな状態で無事だと思いまスか?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:23:54.66 ID:hSWQpyjy0
一護「う…おおおおおおああああああああ!!!」ギィン!!!!
浦原(重い!くっ…、でもその分怒りで太刀筋が乱れきってまスよ!)ザシュッ!
一護「っあ!なん…だと…」ドサッ
一護「はぁ…はぁ…」
浦原「まだ意識がありまスか。生命力が高いっスね」
浦原「それじゃ…これでトドメっスよ!」
???「そうはさせません、浦原喜助」ガシッ
浦原「…あらら、見つかっちゃいましたか。卯ノ花隊長」
卯ノ花「この方にはまだ用があります。ここで殺されるわけにはいきませんよ」
浦原「ここは見逃していただけませんかね?」ピクッ
卯ノ花「…クク」ザン
浦原「ガッ!?」ドシャ
卯ノ花「貴方相手に油断はありません。最初から筋一本動かせば四肢の腱全て断つつもりでした」
浦原(手足を動かせない…このままじゃ黒崎サンが…)
卯ノ花「心配しなくても貴方もまだ殺しません」
浦原「それは…余計に不安になりまスね」
一護「卯ノ花さん、助けてくれたのか?」
卯ノ花「ああ、そうですね。貴方には浦原喜助は敵で私こそが味方に見えるのでしょう」
卯ノ花「本当は逆なのにも気づかずに…」
一護「どういう…ことだ」
???「それはこういうことだ」
浦原「ようやく現れましたか。黒崎サン…彼が今回の全ての元凶です」
一護「…お前は」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:24:55.97 ID:hSWQpyjy0
続きはまた明日か明後日の夜に投下します
たぶんそれで終わりになります
そこまできれいなオチはたぶん無理でライブ感万歳になりそう!
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:35:05.74 ID:b5Z7gVhg0
乙
そういや水月でも親しい者に化けた場合は
見破ることも可能っちゃ可能だったか
確か平子の場合は藍染に心開いてなかったから見破れなかったけど
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 01:06:49.71 ID:vT0Y/5F+o
乙
もうなにがなんだかサッパリだ!
誰が味方で誰が敵なんだ!
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 01:28:47.66 ID:Dz1sGGMAo
荵吶?
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 03:51:42.47 ID:4dj2F01K0
一護まだ高校生なのに腕千切れたりなんか火さんだな
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 05:42:48.94 ID:+J8K7mC70
この単行本一気読みしてる感じがたまらないね
漫画だったら何巻分になってることやら
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 06:22:31.81 ID:G/+GydWe0
この戦況の混乱加減まさにブリーチ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:06:24.91 ID:hSWQpyjy0
続きの投稿は明日になりそう
とりあえず今までの戦況だけまとめときます
--------------------------------------------------------------------
一護:砕蜂と戦闘、剣八を腕一本と引き替えに倒す。大前田を倒した後浦原に斬られる
夜一:ルキアを助け出すもそう隊長に腕を落とされ、その後浦原に殺される
石田:狛村を撃破。卯ノ花に殺される
一心:東仙を倒す。市丸と戦い敗北し重傷
銀城:浮竹、京楽を殺すも一角の卍解に真っ二つにされる
月島:剣八に過去をさらに捻じ込むが破られて死亡
--------------------------------------------------------------------
日番谷:白哉を倒した後、重症の雛森を救うため戦線離脱
諱区ャ。?夐它驛ィ縺ィ蜊崎ァ」蜷悟」ォ縺ァ逶ク險弱■縺ァ莠偵>縺ォ驥榊す
--------------------------------------------------------------------
東仙:一心に敗れ重症
蟶ゆクク?壼?譟ウ譁弱→阯肴沒繧呈ョコ縺吶b髮帶」ョ縺ィ譌・逡ェ隹キ縺ョ蜑阪↓謨怜圏縺玲ュサ莠。
阯肴沒?壼?譟ウ譁弱→謌ヲ髣倅クュ蟶ゆクク縺ョ蜊崎ァ」縺ァ豁サ莠。
--------------------------------------------------------------------
剣八:月島を殺し、一護と戦うも紙一重で敗れる
砕蜂:一護と戦闘中に乱入した剣八に敗れ気絶
卯ノ花:勇音を殺し、石田も殺害。その後一護と戦闘中の浦原の四肢の腱を切り裂く
?滂シ滂シ滂シ夐橿蝓弱→譛亥ウカ縺ィ謌ヲ髣伜セ後?繝槭Θ繝ェ繧呈ョコ縺励◆蠕瑚。梧婿荳肴?
--------------------------------------------------------------------
ざっと自分で読み直してこんな感じだと思います
とりあえず明日最後まで投稿できると思います、たぶん
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:08:28.61 ID:KW4j+l/B0
戦況見るかぎりだとバッドエンドしか道が無いな。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:08:44.94 ID:nS4TO6N9O
一護さんマジ使えねーっすわ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:19:42.59 ID:Yilfq9p+O
一護さんって本当に主人公なんですかね?
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:33:09.64 ID:QOlZLkqIo
ラスボス戦前のカマセ相手に卍解無しのナメプして絨毯になってた主人公だぞ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/25(木) 03:36:40.80 ID:vPrv1vVHo
ライブ感パねえ
銀城「はっ!」ヒュン! ギィン!
班目「ぐらついた程度で喰らうかよ!」
銀城(!…刃の紋様が赤くなっていきやがる…。これが霊圧が上がっている事を表してやがるのか!)
班目「…わかったみてえだな。俺の龍紋鬼灯丸は叩いて殴ってやらねえと目を覚まさねえ」
班目「敵に何度も斬りかかってかかられてでもしねえと本調子が出せねえんだよ。さあ、締めにしようじゃねえか!!!」ブン
銀城「ぐっ!?クソが!!」ザッ
銀城(撤退だ!他の死神にバレる心配してる場合じゃねえ!あの霊圧相手じゃ今の俺は勝てねえ!)
班目「ここまで来といて逃がすかよ!!!」ビュン!
銀城(野郎!俺が切断した方の刃を投げやがっ)ズン!
銀城「ただ…と…あ…」ドサッ ドチャッ
班目「綺麗に真っ二つか」
班目「ツイてなかったな旅禍。やっぱり俺は護廷十三隊一ツイてる男みてえだ」
班目「弓親!さっさと次の奴を探しに行くぞ!」
班目「…おい、弓親どこにいやが!?」ギュオ!! ガシャアアアアアン!!
蠑楢ヲェ縲後$窶ヲ縺オ窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
班目「弓親!クソッ、新手か!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:18:25.82 ID:hSWQpyjy0
???「すみませんねえ、邪魔されるわけにはいきませんので」
???「少し眠っていてもらいまス」
迴ュ逶ョ縲後ぎ繝?シ?シ溘ユ繝。繧ァ窶ヲ縺セ縺輔°窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
???「おや、ようやく到着したみたいっスね、夜一さん」
夜一「喜助!お主なぜここにおるのじゃ!?永久追放になったはずじゃろに」
ルキア「なっ!?この悪徳商人!なぜここにいる!?何の用だ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。ま、来ようと思えばいつでも来れるんスよ」
浦原「どうやら朽木サンの救出に無事成功したみたいでスね」
夜一「まあの、とにかく早く瀞霊廷から脱出じゃ。お主のことじゃ、現世に戻る方法も用意しておるのじゃろ」
浦原「もちろんス!まあちょっと向こう向いててくだサイ。その間に準備は終わってるっス」
浦原「現世に戻ったらまずはその腕の治療からでスね」
夜一「そうじゃ……のう!!!」ゴッ!!!
浦原「うわっ!!いきなり何するんでスか!」
夜一「化ける相手を間違うたの、浦原がこちらに来れるわけなかろう」
夜一「のう、藍染」
浦原「ちょっと待ってくだサイ!誤解でス!…って戦う気満々か…仕方ないっスね…、起きろ 紅姫」
夜一「ほう、まさかここまで誤認させられるとはの!瞬閧!!」バリバリ!
浦原「啼け 紅姫!」ギュン!
夜一「っ!弾いたじゃと!」
浦原「さて、行っちゃいますよ!」シュン!
浦原「こんなのはどうでス…よっと!剃刀紅姫!」ギュン!
夜一「ふっ!甘いの喜助!」バシュ!
浦原「瞬閧状態だと片手で払われちゃいまスか」
浦原「でもこれでわかってくれたでしょ、本物っスよ。ほんと酷いなあ夜一サンは」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:18:57.81 ID:hSWQpyjy0
浦原「今度からうちの店ペット禁止にしまスよ?」
夜一(藍染の鏡花水月は姿形に質量、霊感までも誤認させる。じゃが動きや仕草まではそうはいかないはずじゃ)
夜一(それにわざと手に受けた先の一撃…、いくら誤認させるとはいえ何度もあの洞窟での修行時に何度も受けたそれと同じじゃ。もちろん細かい仕草や動きまでも)
夜一(どうやら儂の思い過ごしだったようじゃの)
夜一「この戦い方に、実際に手に受けた霊圧…、あの洞窟で互いに腕を上げていた頃と変わらぬな喜助」
浦原「ここまでしてようやく信じてもらえて嬉しいような悲しいような…。ま、それはともかく、追手が来ないとも限りません」
浦原「黒崎サン達も心配でスけどまずは朽木サンをここから逃がしましょう。念のため夜一サンも着いて行きまス?」
浦原「一応地下の勉強部屋で鉄斎サン達が待っていまスけど」
夜一「なら儂はここに残るとするかの。元大鬼道長に任せておけば安心じゃ」
浦原「さ、それじゃあ行きましょうか…」スッ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:19:51.98 ID:hSWQpyjy0
〜白道門付近〜
一護「はあ…はあ…」ダッ
一護(体が重くなってきてやがる…、早く夜一さん達と合流しねえと)
一護「うおっ!」グラッ
一護(片腕がない分バランスが取れねえ)
大前田「見つけたぜ旅禍!昨日の恨みは忘れねえぞ!」ザッ
一護「くそっ!こんな時に!はあ!」ブン!
大前田「鈍ま!隠密機動の俺様がそんな程度にやられるわけねえだろ!」シュン
大前田「ぶっ潰せ!五形頭!」ゴッ!!!
大前田(五形頭を弾かれた時用の対策はしてある、さあ来やがれ!)
一護「よっ!」スッ
大前田「えっ?今度は避けブヘァ!?!?」バギィ
一護「じゃあな!」ザッ
大前田(た、隊長…やっぱり無理でした…)ガクッ
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:20:45.95 ID:hSWQpyjy0
窶ヲ窶ヲ窶ヲ
窶ヲ窶ヲ
窶ヲ
浦原「黒崎サン!こっちっス!」
一護「浦原さん!?なんでここにいるんだよ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。夜一サンと同じ事聞かないで下サイよ…」ズーン
一護「そうだ、夜一さんとルキアは!?」
浦原「落ち着いて下サイ、お二人とも無事です。朽木サンは現世に転移させました。もう安全でス」
一護「そうか…よかった…」
一護(これで俺は変えられたのか…藍染から崩玉を取られた過去から…)
浦原「それじゃ黒崎サンも一度現世に戻ってくだサイ。その腕…早く治療しないと手遅れになりまスよ」
浦原「とにかくあまり時間がありません。急ぎましょ」
一護「ああ、悪いな、浦原サン」
浦原「…少し準備するんで向こうにでも行っててくだサイ。敵が来たら迎撃を」
一護「わかった……!」
一護(なんだ…あれは、浦原さんの後ろ…向こうの曲がり角から何か…。あれは手?いや誰かが這って出てきやがる。あの人は…)
一護(夜一さん!…何だ、何か言おうとしてるけど声が出てない)
一護(あれは…)
一護(…ニ・ゲ・ロ?)
一護(!!!)バッ!
浦原「すみませんねぇ黒崎サン」ザシュ!
一護「あぐっ!?ガッ!」ガクッ
一護「なんで…だよ、浦原さん」
一護「いや、まさかお前藍染なのか!?」
浦原「違いますよ、私は正真正銘浦原喜助っス」
浦原「色々聞きたい事ありまスよね?ま、あなたが覚えていれば後で教えてさしあげマス」
浦原「ここは大人しく死んでいただきマスね、黒崎サン」
夜一「っ!!」ヒュン!
浦原「おっと!」キィン
浦原「夜一さん、まだ暗剣持ってたんスね。油断も隙もない人だ」
夜一「逃げろ一護!」
浦原「まだ話す力までありましたか。この頃の夜一さんの実力を侮ってましたね」
一護「この頃って…まさか浦原さん…」
浦原「おっと…いけませんねえ、喋り過ぎました。黒崎サン、あなたの思っている事は恐らく正しいっス」
一護「!?…浦原さん、この世界はいったい…」
浦原「だから言ったじゃないでスか。時間がないって、それに機会があれば後で教えると」
浦原「今はさっさと殺されて頂きまス」
一護「っ!?」ゾク
浦原「啼け 紅姫!」シュパッ!
一護「月牙天衝!」ガガガガガ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:22:38.54 ID:hSWQpyjy0
浦原「うわっ!血霞の盾!…最初の一撃が少し浅かったみたいでスね」
浦原「あまり手間をかけさせないで欲しいっス。全部黒崎サンのためなんスから」
一護「だから…どういうことだって聞いてんだろ!」
浦原「理由を話したところで納得していただけるとは思えません。ならさっさと終わらせちゃおうということでス」
夜一「はあ!!」ゴッ!
浦原「おっと、甘いっスよ夜一サン」ヒョイ ザン!
夜一「ぐっ…」シュン!
一護「夜一さん!…が消えた!?」
浦原(これは空蝉!)
夜一「歯を食いしばれ喜助!瞬閧!!」ゴアッ!!
浦原「だから甘いって言ったじゃないっスか」キィィィィィン
夜一(刀の先で止めた…じゃと)
浦原「夜一サンの攻撃の速度やタイミング、霊圧は全部把握してるんスよ。これらがわかれば相殺することは出来まス」
浦原「何年一緒に修行したと思ってるんスか」ザン!
夜一「がっ…喜助…なん…で…」ドサッ
浦原「ふう、さすが夜一サンでス…ねっ!!!」ガガガガガガガ!!!
一護「てめぇ!夜一さんを!」ググッ
浦原「いきなり襲いかかって来ないで欲しいっス。まあこっちに来てくれたのは有難いでスけど」
一護「…ルキアは…ルキアはどうした!?」
浦原「夜一サンが死んだすぐ後に朽木サンの心配でスか。随分と薄情っスね」
浦原「夜一サンがこんな状態で無事だと思いまスか?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:23:54.66 ID:hSWQpyjy0
一護「う…おおおおおおああああああああ!!!」ギィン!!!!
浦原(重い!くっ…、でもその分怒りで太刀筋が乱れきってまスよ!)ザシュッ!
一護「っあ!なん…だと…」ドサッ
一護「はぁ…はぁ…」
浦原「まだ意識がありまスか。生命力が高いっスね」
浦原「それじゃ…これでトドメっスよ!」
???「そうはさせません、浦原喜助」ガシッ
浦原「…あらら、見つかっちゃいましたか。卯ノ花隊長」
卯ノ花「この方にはまだ用があります。ここで殺されるわけにはいきませんよ」
浦原「ここは見逃していただけませんかね?」ピクッ
卯ノ花「…クク」ザン
浦原「ガッ!?」ドシャ
卯ノ花「貴方相手に油断はありません。最初から筋一本動かせば四肢の腱全て断つつもりでした」
浦原(手足を動かせない…このままじゃ黒崎サンが…)
卯ノ花「心配しなくても貴方もまだ殺しません」
浦原「それは…余計に不安になりまスね」
一護「卯ノ花さん、助けてくれたのか?」
卯ノ花「ああ、そうですね。貴方には浦原喜助は敵で私こそが味方に見えるのでしょう」
卯ノ花「本当は逆なのにも気づかずに…」
一護「どういう…ことだ」
???「それはこういうことだ」
浦原「ようやく現れましたか。黒崎サン…彼が今回の全ての元凶です」
一護「…お前は」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:24:55.97 ID:hSWQpyjy0
続きはまた明日か明後日の夜に投下します
たぶんそれで終わりになります
そこまできれいなオチはたぶん無理でライブ感万歳になりそう!
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:35:05.74 ID:b5Z7gVhg0
乙
そういや水月でも親しい者に化けた場合は
見破ることも可能っちゃ可能だったか
確か平子の場合は藍染に心開いてなかったから見破れなかったけど
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 01:06:49.71 ID:vT0Y/5F+o
乙
もうなにがなんだかサッパリだ!
誰が味方で誰が敵なんだ!
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 01:28:47.66 ID:Dz1sGGMAo
荵吶?
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 03:51:42.47 ID:4dj2F01K0
一護まだ高校生なのに腕千切れたりなんか火さんだな
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 05:42:48.94 ID:+J8K7mC70
この単行本一気読みしてる感じがたまらないね
漫画だったら何巻分になってることやら
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 06:22:31.81 ID:G/+GydWe0
この戦況の混乱加減まさにブリーチ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:06:24.91 ID:hSWQpyjy0
続きの投稿は明日になりそう
とりあえず今までの戦況だけまとめときます
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一護:砕蜂と戦闘、剣八を腕一本と引き替えに倒す。大前田を倒した後浦原に斬られる
夜一:ルキアを助け出すもそう隊長に腕を落とされ、その後浦原に殺される
石田:狛村を撃破。卯ノ花に殺される
一心:東仙を倒す。市丸と戦い敗北し重傷
銀城:浮竹、京楽を殺すも一角の卍解に真っ二つにされる
月島:剣八に過去をさらに捻じ込むが破られて死亡
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日番谷:白哉を倒した後、重症の雛森を救うため戦線離脱
諱区ャ。?夐它驛ィ縺ィ蜊崎ァ」蜷悟」ォ縺ァ逶ク險弱■縺ァ莠偵>縺ォ驥榊す
--------------------------------------------------------------------
東仙:一心に敗れ重症
蟶ゆクク?壼?譟ウ譁弱→阯肴沒繧呈ョコ縺吶b髮帶」ョ縺ィ譌・逡ェ隹キ縺ョ蜑阪↓謨怜圏縺玲ュサ莠。
阯肴沒?壼?譟ウ譁弱→謌ヲ髣倅クュ蟶ゆクク縺ョ蜊崎ァ」縺ァ豁サ莠。
--------------------------------------------------------------------
剣八:月島を殺し、一護と戦うも紙一重で敗れる
砕蜂:一護と戦闘中に乱入した剣八に敗れ気絶
卯ノ花:勇音を殺し、石田も殺害。その後一護と戦闘中の浦原の四肢の腱を切り裂く
?滂シ滂シ滂シ夐橿蝓弱→譛亥ウカ縺ィ謌ヲ髣伜セ後?繝槭Θ繝ェ繧呈ョコ縺励◆蠕瑚。梧婿荳肴?
--------------------------------------------------------------------
ざっと自分で読み直してこんな感じだと思います
とりあえず明日最後まで投稿できると思います、たぶん
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:08:28.61 ID:KW4j+l/B0
戦況見るかぎりだとバッドエンドしか道が無いな。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:08:44.94 ID:nS4TO6N9O
一護さんマジ使えねーっすわ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:19:42.59 ID:Yilfq9p+O
一護さんって本当に主人公なんですかね?
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 23:33:09.64 ID:QOlZLkqIo
ラスボス戦前のカマセ相手に卍解無しのナメプして絨毯になってた主人公だぞ
ライブ感パねえ
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