友人が好きな幼馴染に一緒になりたいといわれた時の話
246 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:35:54.55 ID:8BmuZ5R1i
俺は驚いた、
幼馴染が自分の口で一生の友達なんていったからだ
こいつは確かに性格ブスで口汚いが、嘘はつかないので、
「本当だな」とだけいった
その後は一緒に帰った、
幼馴染が◯◯に一泡ふかせた！とか
毒舌ばれたけどやっていけそう！とか
そうゆう事をいってるのをだまってきいてた、
横顔はやっぱり可愛かった、
久しぶりにたのしそうにしてるなーとかおもってた、
そうして俺たちは三年になった
247 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:43:18.10 ID:8BmuZ5R1i
クラス替えしたが、幼馴染とは結局同じクラスになる事は一度もなかった
しかし、俺たちはよく一緒に帰った、男子から嫉妬されていたが、それすら気持ち良かった
けどつきあってはなかった。
一緒にいる事が当たり前ってゆうかそれ以上でも以下でもなかった、
でもたのしかった。
春季大会に友達みんなが応援にきたが、まけてしまった時は悔しかった
最後の夏の大会に向けて頑張るぞって気合いをいれた、
しかし、俺に夏の大会がやってくることはなかった
248 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 07:45:19.36 ID:vV91syef0
ん？
249 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:49:10.52 ID:8BmuZ5R1i
すまん少し思い出してた
おれは車に引かれた
むこうは飲酒運転、
腰の横を複雑骨折した
250 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 07:51:34.29 ID:g/0KmNGB0
お前の人生波瀾万丈すぎだろ
251 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:53:04.20 ID:8BmuZ5R1i
しかもただの骨折じゃない、
おれは医者じゃないんで、よくわからないが、
とにかく重かった、
引かれた瞬間の記憶は今もない、
記憶障害で全然ない
一緒にいた友達は、言葉が出なかったそうだ
252 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:54:52.31 ID:8BmuZ5R1i
一週間前後気を失っていたらしく、手術もなんかしたらしい、
けど、起きた時
ここはどこかとか、今何時だとかじゃなく
腰の感覚がなかった
254 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:07:19.01 ID:8BmuZ5R1i
http://i2.upup.be/mYg7N19nG9
対象者、住所、氏名、
病名は隠した、
これあるとそくばれるんで、
ごめんなさい
※釣りくさいとのコメントに証拠うｐするとのことでしたが画像はもうありません。
255 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 08:10:40.12 ID:vV91syef0
これはどうゆうこと？
256 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:11:48.03 ID:8BmuZ5R1i
起きたら母さんがボロ泣きしてた。
おれはまだ頭に血がいってなくて、ぼ〜っとしてた、
しばらくすると医者がきて、ゆっくり思い出して行こうといわれた。
おれは前後の記憶が全くなく、
バスケが〜とか虐めが〜とかいってたらしい、
257 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:15:54.80 ID:8BmuZ5R1i
>>255ちょっとまってて今からせつめいする
そのあとよくおぼえてないんだがまたさらに一週間くらいしてようやく自我を取り戻した、
そして、、腰がやばかった、
スカスカっていうのが適切な表現かもしれない
今にも折れそうな状態だった。
俺「ッッッッッッ！！！！！」
固定されてたところをほんのすこし動かしたら、今まで経験したことのない痛みがした
258 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:19:16.98 ID:8BmuZ5R1i
医者「落ち着いて！！僕のいってることわかるかい？」
俺「はい、わかります、、あの、一体どうなって、
、」
医者「ゆっくり！ゆっくりいこう
君は車に引かれてしまったんだ、、そこで腰を強打してしまって、
気を失っていたんだ、OK？だいじょうぶ？
俺「う、あぁ、えっ」
259 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:21:55.04 ID:8BmuZ5R1i
医者「今は適切な処置をしたから大丈夫、
少しびっくりしちゃったね、
気分はどう？」
俺「あ、あの、大丈夫っです。
でも、腰が、腰がっいたくっっってっ」
大丈夫じゃなかった、
あまりの腰の痛みにちゃんとはなすことができなかった
261 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:25:11.82 ID:8BmuZ5R1i
医者「うん、大丈夫だから、僕たちも全力で治すよ！
今はいたいかもしれないけど、少しづつ、ね？」
俺「は、はひっはひっ」
痛くて泣いていた。
そこからは地獄のような日々だった
イジメを経験した自分だが、ここからは生きる希望を根こそぎ奪い取られてる気さえした
263 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:33:02.71 ID:8BmuZ5R1i
そこからは寝たきりだった、
五月になって、幼馴染や友達達がきた、
みんな愕然としてた、
幼馴染なんて顔真っ青にして、
え？え？ってずっといってた、
俺が一番え？だった
バスケ部の奴らがきて、はやくなおせよ！
夏までには絶対帰ってこいって言ってくれた
その時は絶対なおしてやるっておもってた。
加害者の親がきた、
土下座してた、
無視した
親父がすっ飛んできた
加害者の親に金なんかいらん！
消えてしまえ！
っていってた、
幼馴染がきた、
しゃべった
痛い
かあさんが泣いてる
痛い
気が狂いそうだった
264 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:36:22.62 ID:8BmuZ5R1i
気がつけば三ヶ月がたち、安静にしてる分には痛みはなくなっていた
最後の大会には、出れなかった
バスケ部は地区大会で負けていた。
やるせなかった。
バスケ部連中がきて泣きながら謝ってた。
俺も泣いた
先生がきた、
泣いていた
俺は泣かなかった、
困った顔はしてたと思う。
265 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:41:48.17 ID:8BmuZ5R1i
八月になってリハビリを開始したが、地に足をつけた途端体がガクッとなり
気がつけばうつ伏せに倒れていた。
絶望した。
リハビリを開始したものの、全然たてなかった、
幼馴染はずっと励ましてくれていた。
幼馴染「大丈夫！きっとすぐ治るよ！
頑張ろう！！」
俺「あぁ...」
当時のおれには余裕なんてものがなかったからわからなかったが
今になって思う。
幼馴染も一杯一杯だったのだ
俺に対して毒舌を吐くこともなく、一生懸命励ましてくれてた
多分、始めてだったと思う。
そんなことにも気がつかない程追い込まれてた
266 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 08:42:58.65 ID:+JqokcZ30
23年の医療券だから、事故は今年ってこと？
268 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:46:13.39 ID:8BmuZ5R1i
医療券は更新制だから今年じゃないよ
もっと前
267 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:44:44.61 ID:8BmuZ5R1i
九月になり、とうとう医者にいわれた
医者「もう走ることはできないかもしれません」
俺「..........」
医者「腰のこのぶぶんが〜〜........
何をいってるかわからなかった
あ、もう俺走れないんだ、、
気づいたらその場でボロ泣きしていた
270 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:50:46.12 ID:8BmuZ5R1i
そこからは魂抜かれたみたいに生活してた、
リハビリは惰性でしてたけど、期待なんてもうもてなかった
何回もフラついてフラついて支えられてって
倒れそうになっての繰り返し、
親ともなんか溝ができた、
元気な弟をみて意味もなく腹を立てた
友達がきても、無愛想だった、
そのせいか友達は全然こなくなった、
けど幼馴染だけはずっときてくれていた
272 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:58:18.64 ID:8BmuZ5R1i
11月になって、
幼馴染「もうすぐ受験だね〜、やだなぁ
A子←さっきでてきた幼馴染の親友ね
は東京の高校いくっていってすごい勉強してるよー」
俺「あぁ、」
幼馴染「俺はどうするの？ここからでるの？東京いく？」
俺「行かないと思う、地元にいるよ」
幼馴染「そっか、、まぁ地元が一番だよね」
俺「あぁ、」
幼馴染「...」
俺はタイムマシンがあるならこんときのおれをぶん殴ってやりたい
275 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 09:20:09.25 ID:8BmuZ5R1i
12月になって、
俺は松葉杖ありなら歩行できるようになった。
ここまでくるまで、本当にしんどかった。
そろそろ真面目に勉強しなきゃいけない時期なのに、
する気が全然おきなかった。
そんな俺を心配して幼馴染はよく勉強のことを話すようになった
幼馴染「俺、勉強大丈夫？ 私がおしえたげよっか？」
俺「いい、そうゆう気分じゃない、」
幼馴染「でも、もうしないとそろそろ危ないよ？
そりゃあ俺は今まで頑張ってたから貯金があるのかもしれないけど、
こんなんだったら受からないよ？」
もう舌打ちしまくりだったと思う
俺「うるっせぇな、帰れよ、うぜぇよいちいち」
幼馴染「かえるよ！あんたが勉強してくれれば！」
俺「はいはい、やりますよ、はいやってます、帰ってください」
俺は百ます計算をやっていた、
幼馴染も徐々にイライラしてきたのか
幼馴染「あんたそんなことして何になんの！？
そりゃあ辛いでしょうよ！でもずっとふて腐れてたら治るもんも治らないでしょ！！
治してバスケしたいんでしょう！？
なら今できることをやりなさいよ！！
なんで自分の首締めてるってわからないの！？
個室だったが、外にも聞こえていたと思う
幼馴染には俺がもう一生走れないだろうということはいってなかった
そのこともあってか、俺は今も後悔してることをやってしまった、
俺「うるっせぇッッ！！！！
俺はもう二度と走れないかもしれないって医者からいわれてんだ！！
できることなんてなんもねぇんだよ！！！！
こんなもん、みても辛くなるだけなんだよ！！！
ありがた迷惑だ！！！」
そう言って幼馴染が買ってくれたNBAのDVDを割って地面に捨てた
幼馴染「っっ！！」
顔面真っ青だった思う、
同時にほんっっとうに久しぶりに感情的になった自分にもびっくりしていた
しかし一度言ったからには引き返せなかった
「悪いけど、もうこないでくれ」
幼馴染「...わかった」
そう言って幼馴染はでていった
心には大きな穴があいたようだった
296 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 14:26:57.48 ID:8BmuZ5R1i
やっちまった....
幼馴染がでてった後、そうつぶやいていた
割ったDVDをぼんやり見てると母さんがやってきた。
母さんは少し怒っていた
そして割れているDVDをみてさらに怒った
母さん「あんた！幼馴染ちゃんになにいったの！！
入り口のところであったけどすごい泣いてたわよ！！
こんなひどいことして、、
幼馴染ちゃんの気持ちをどうして汲み取ってあげないの！？」
うるせぇ、、わかってるよ、、そんくらい
母さん「後で絶対に謝りなさいよ、謝らなかったら家に入れないからね」
母さんがDVDを処理してる間、
俺は幼馴染のことを考えていた。
俺は驚いた、
幼馴染が自分の口で一生の友達なんていったからだ
こいつは確かに性格ブスで口汚いが、嘘はつかないので、
「本当だな」とだけいった
その後は一緒に帰った、
幼馴染が◯◯に一泡ふかせた！とか
毒舌ばれたけどやっていけそう！とか
そうゆう事をいってるのをだまってきいてた、
横顔はやっぱり可愛かった、
久しぶりにたのしそうにしてるなーとかおもってた、
そうして俺たちは三年になった
247 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:43:18.10 ID:8BmuZ5R1i
クラス替えしたが、幼馴染とは結局同じクラスになる事は一度もなかった
しかし、俺たちはよく一緒に帰った、男子から嫉妬されていたが、それすら気持ち良かった
けどつきあってはなかった。
一緒にいる事が当たり前ってゆうかそれ以上でも以下でもなかった、
でもたのしかった。
春季大会に友達みんなが応援にきたが、まけてしまった時は悔しかった
最後の夏の大会に向けて頑張るぞって気合いをいれた、
しかし、俺に夏の大会がやってくることはなかった
248 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 07:45:19.36 ID:vV91syef0
ん？
249 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:49:10.52 ID:8BmuZ5R1i
すまん少し思い出してた
おれは車に引かれた
むこうは飲酒運転、
腰の横を複雑骨折した
250 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 07:51:34.29 ID:g/0KmNGB0
お前の人生波瀾万丈すぎだろ
しかもただの骨折じゃない、
おれは医者じゃないんで、よくわからないが、
とにかく重かった、
引かれた瞬間の記憶は今もない、
記憶障害で全然ない
一緒にいた友達は、言葉が出なかったそうだ
252 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 07:54:52.31 ID:8BmuZ5R1i
一週間前後気を失っていたらしく、手術もなんかしたらしい、
けど、起きた時
ここはどこかとか、今何時だとかじゃなく
腰の感覚がなかった
254 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:07:19.01 ID:8BmuZ5R1i
http://i2.upup.be/mYg7N19nG9
対象者、住所、氏名、
病名は隠した、
これあるとそくばれるんで、
ごめんなさい
※釣りくさいとのコメントに証拠うｐするとのことでしたが画像はもうありません。
255 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 08:10:40.12 ID:vV91syef0
これはどうゆうこと？
256 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:11:48.03 ID:8BmuZ5R1i
起きたら母さんがボロ泣きしてた。
おれはまだ頭に血がいってなくて、ぼ〜っとしてた、
しばらくすると医者がきて、ゆっくり思い出して行こうといわれた。
おれは前後の記憶が全くなく、
バスケが〜とか虐めが〜とかいってたらしい、
257 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:15:54.80 ID:8BmuZ5R1i
>>255ちょっとまってて今からせつめいする
そのあとよくおぼえてないんだがまたさらに一週間くらいしてようやく自我を取り戻した、
そして、、腰がやばかった、
スカスカっていうのが適切な表現かもしれない
今にも折れそうな状態だった。
俺「ッッッッッッ！！！！！」
固定されてたところをほんのすこし動かしたら、今まで経験したことのない痛みがした
258 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:19:16.98 ID:8BmuZ5R1i
医者「落ち着いて！！僕のいってることわかるかい？」
俺「はい、わかります、、あの、一体どうなって、
、」
医者「ゆっくり！ゆっくりいこう
君は車に引かれてしまったんだ、、そこで腰を強打してしまって、
気を失っていたんだ、OK？だいじょうぶ？
俺「う、あぁ、えっ」
259 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:21:55.04 ID:8BmuZ5R1i
医者「今は適切な処置をしたから大丈夫、
少しびっくりしちゃったね、
気分はどう？」
俺「あ、あの、大丈夫っです。
でも、腰が、腰がっいたくっっってっ」
大丈夫じゃなかった、
あまりの腰の痛みにちゃんとはなすことができなかった
261 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:25:11.82 ID:8BmuZ5R1i
医者「うん、大丈夫だから、僕たちも全力で治すよ！
今はいたいかもしれないけど、少しづつ、ね？」
俺「は、はひっはひっ」
痛くて泣いていた。
そこからは地獄のような日々だった
イジメを経験した自分だが、ここからは生きる希望を根こそぎ奪い取られてる気さえした
263 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:33:02.71 ID:8BmuZ5R1i
そこからは寝たきりだった、
五月になって、幼馴染や友達達がきた、
みんな愕然としてた、
幼馴染なんて顔真っ青にして、
え？え？ってずっといってた、
俺が一番え？だった
バスケ部の奴らがきて、はやくなおせよ！
夏までには絶対帰ってこいって言ってくれた
その時は絶対なおしてやるっておもってた。
加害者の親がきた、
土下座してた、
無視した
親父がすっ飛んできた
加害者の親に金なんかいらん！
消えてしまえ！
っていってた、
幼馴染がきた、
しゃべった
痛い
かあさんが泣いてる
痛い
気が狂いそうだった
264 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:36:22.62 ID:8BmuZ5R1i
気がつけば三ヶ月がたち、安静にしてる分には痛みはなくなっていた
最後の大会には、出れなかった
バスケ部は地区大会で負けていた。
やるせなかった。
バスケ部連中がきて泣きながら謝ってた。
俺も泣いた
先生がきた、
泣いていた
俺は泣かなかった、
困った顔はしてたと思う。
265 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:41:48.17 ID:8BmuZ5R1i
八月になってリハビリを開始したが、地に足をつけた途端体がガクッとなり
気がつけばうつ伏せに倒れていた。
絶望した。
リハビリを開始したものの、全然たてなかった、
幼馴染はずっと励ましてくれていた。
幼馴染「大丈夫！きっとすぐ治るよ！
頑張ろう！！」
俺「あぁ...」
当時のおれには余裕なんてものがなかったからわからなかったが
今になって思う。
幼馴染も一杯一杯だったのだ
俺に対して毒舌を吐くこともなく、一生懸命励ましてくれてた
多分、始めてだったと思う。
そんなことにも気がつかない程追い込まれてた
266 ：名も無き被検体774号+：2011/12/31(土) 08:42:58.65 ID:+JqokcZ30
23年の医療券だから、事故は今年ってこと？
268 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:46:13.39 ID:8BmuZ5R1i
医療券は更新制だから今年じゃないよ
もっと前
267 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:44:44.61 ID:8BmuZ5R1i
九月になり、とうとう医者にいわれた
医者「もう走ることはできないかもしれません」
俺「..........」
医者「腰のこのぶぶんが〜〜........
何をいってるかわからなかった
あ、もう俺走れないんだ、、
気づいたらその場でボロ泣きしていた
そこからは魂抜かれたみたいに生活してた、
リハビリは惰性でしてたけど、期待なんてもうもてなかった
何回もフラついてフラついて支えられてって
倒れそうになっての繰り返し、
親ともなんか溝ができた、
元気な弟をみて意味もなく腹を立てた
友達がきても、無愛想だった、
そのせいか友達は全然こなくなった、
けど幼馴染だけはずっときてくれていた
272 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 08:58:18.64 ID:8BmuZ5R1i
11月になって、
幼馴染「もうすぐ受験だね〜、やだなぁ
A子←さっきでてきた幼馴染の親友ね
は東京の高校いくっていってすごい勉強してるよー」
俺「あぁ、」
幼馴染「俺はどうするの？ここからでるの？東京いく？」
俺「行かないと思う、地元にいるよ」
幼馴染「そっか、、まぁ地元が一番だよね」
俺「あぁ、」
幼馴染「...」
俺はタイムマシンがあるならこんときのおれをぶん殴ってやりたい
275 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 09:20:09.25 ID:8BmuZ5R1i
12月になって、
俺は松葉杖ありなら歩行できるようになった。
ここまでくるまで、本当にしんどかった。
そろそろ真面目に勉強しなきゃいけない時期なのに、
する気が全然おきなかった。
そんな俺を心配して幼馴染はよく勉強のことを話すようになった
幼馴染「俺、勉強大丈夫？ 私がおしえたげよっか？」
俺「いい、そうゆう気分じゃない、」
幼馴染「でも、もうしないとそろそろ危ないよ？
そりゃあ俺は今まで頑張ってたから貯金があるのかもしれないけど、
こんなんだったら受からないよ？」
もう舌打ちしまくりだったと思う
俺「うるっせぇな、帰れよ、うぜぇよいちいち」
幼馴染「かえるよ！あんたが勉強してくれれば！」
俺「はいはい、やりますよ、はいやってます、帰ってください」
俺は百ます計算をやっていた、
幼馴染も徐々にイライラしてきたのか
幼馴染「あんたそんなことして何になんの！？
そりゃあ辛いでしょうよ！でもずっとふて腐れてたら治るもんも治らないでしょ！！
治してバスケしたいんでしょう！？
なら今できることをやりなさいよ！！
なんで自分の首締めてるってわからないの！？
個室だったが、外にも聞こえていたと思う
幼馴染には俺がもう一生走れないだろうということはいってなかった
そのこともあってか、俺は今も後悔してることをやってしまった、
俺「うるっせぇッッ！！！！
俺はもう二度と走れないかもしれないって医者からいわれてんだ！！
できることなんてなんもねぇんだよ！！！！
こんなもん、みても辛くなるだけなんだよ！！！
ありがた迷惑だ！！！」
そう言って幼馴染が買ってくれたNBAのDVDを割って地面に捨てた
幼馴染「っっ！！」
顔面真っ青だった思う、
同時にほんっっとうに久しぶりに感情的になった自分にもびっくりしていた
しかし一度言ったからには引き返せなかった
「悪いけど、もうこないでくれ」
幼馴染「...わかった」
そう言って幼馴染はでていった
心には大きな穴があいたようだった
296 ：当時高2 ◆gyc9sXTPyA ：2011/12/31(土) 14:26:57.48 ID:8BmuZ5R1i
やっちまった....
幼馴染がでてった後、そうつぶやいていた
割ったDVDをぼんやり見てると母さんがやってきた。
母さんは少し怒っていた
そして割れているDVDをみてさらに怒った
母さん「あんた！幼馴染ちゃんになにいったの！！
入り口のところであったけどすごい泣いてたわよ！！
こんなひどいことして、、
幼馴染ちゃんの気持ちをどうして汲み取ってあげないの！？」
うるせぇ、、わかってるよ、、そんくらい
母さん「後で絶対に謝りなさいよ、謝らなかったら家に入れないからね」
母さんがDVDを処理してる間、
俺は幼馴染のことを考えていた。
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