毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2015/05/16 スレ
Part4
93 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:50:01.029 ID:EMPetudy0
それでも一人残されるのは怖かったから、進むほうとは反対側の廊下の奥のほうへ
注意を払いながら二人の後をついていくと、突然Aがゲラゲラ笑い出した。
ビクっとなって前を見てみると、BがすっころんでAがそれに爆笑してた。
A「マジお前なにやってんだよダッセーな」
なんて言いつつ懐中電灯でBを照らして笑っていたが、中々Bが起き上がらない。
流石に心配になったAと俺は、「おい大丈夫か」と声をかけながらBの横にしゃがみこんで顔を窺った。
すぐにおかしいことがわかった。
キツく目を閉じて歯を食いしばり、脛のあたりを両手で押さえて低く呻いている。
俺「おいどうした?どっかぶつけた?」
焦って聞いてみるが、よほど足が痛いのかBは返事さえしない。
「あああああ」とか「ううううう」とかひたすら唸ってた。
A[おいちょっとどかすぞ?いいか?お前ちょっとここ照らしてて」
俺が懐中電灯を二つ持ってBの足を照らした。
Aが慌ててBがスネを抑えてる手をどかすと(相当Bも痛がって抵抗した)Aが「うわっ!」と声をあげた。
俺も「え?なに?どうしたの?」なんて言いながら目をこらすと、
今思い出すだけで本気で吐きそうになるんだが、本気であの時は呆然となった。
すまんちょっと気が昂った。
94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:50:58.813 ID:rhRYc+hPK
こわいお(;・`д・´)
今(」 ̄□ ̄)」ワッ!?て言われたら叫びそうw
95 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:52:12.220 ID:EMPetudy0
Bのスネのなんていうか一番骨に近いとこの皮と肉がなかったんだろう。
ライトに照らされてかすかに見えた白っぽいのは多分骨だったと思う。
あとは血がマジですごい出ててそれどころじゃなかった。
Aがパニくって「おいなんだこれ!?どうしたオイ!」なんて叫んだ。
俺もワケがわからなくて、でもここがもうヤバいことはとっくにきづいてた。
出ようって俺はAに言って、二人でB両側からかかえようとして、AがBの肩を支えて俺が反対側へまわりこんだ時だった。
今でも忘れられないあれを見た。
Bの落としたライトは手術室のドアを照らしてた。
そのドアがいつの間にか開いてて、中から妙なモンがこっちを見てた。
真っ暗なときに人の顔をライトで照らすと、輪郭がぼんやりして
目が光を反射して怖いと思うことがあるのは経験したことがあるとおもう。
人と言っていいのかわからないけど、あれの顔はそれに近かった。
身体は丸っぽいとしか憶えてない。
よくテレビで放送する、太りすぎた人間のあれ。
ぶよぶよとした肉がたるんで動けなくなったアレに近い。
大きさは普通に人間くらいだったけど、横幅が半端じゃなく広かった。
それが身体を左右に揺らすようにしてこっちに近付いてくる動作をした。
まともに見れたのはそこまでで、Aが金切り声を上げてBを引きずるようにして逃げようとした。
俺も叫んだと思う。
何も考えられくなったけど灯りがなくなるのだけが怖くて、
ライトをしっかり両手に握ってBの腕を俺の腕で抱えるようにしてAと引きずった。
ただ灯りが前を向いてなかったから前がよく見えなくて、それがまた怖くてパニックになった。
96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:52:36.379 ID:xAaXEjHM0
限界やわ…
大人用紙おむつって何CCくらい吸水してくれるのかね
97 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:54:44.542 ID:EMPetudy0
それでもなんとか階段近くまでBを引きずったけど、俺達が進んでたほうの廊下の奥から
カラカラカラカラカラって音が急に聞こえた。
それは段々大きくなって、なんだと思って俺がライトを両手で向けると、
人の乗ってない車椅子がもう間近に迫ってたところだった。
俺が手を放したせいで体勢が崩れたBとAにその車椅子は直撃した。
相当な勢いだったと思う。
Bが床に転がって、Aは本当に今度こそパニックになったんだと思う。
「わあああああああああ」って叫びながら踵をかえそうとして、また甲高く喚いて反対方向へ物凄い勢いで走ってった。
Aが階段さえ通り過ぎてしまったあたりで俺がAの名前を叫んだけど聞こえなかったんだろう。
そのまま喚きながら走ってった。
Aの叫びがただ間延びしながら遠ざかっていって、
俺はもう泣き叫びながらBの腕を引っ張ろうとして懐中電灯を両方落とした。
慌てて拾い上げようとして顔をしたにむけたとき、もう俺はそのとき死んだと思った。
その顔はハッキリ見えた。
子供の顔だった。
顔だけ見えた。
身体があるとしたら俺の脚の間をトンネルして垂直に俺を見上げている状態だったと思う。
完全な無表情は怒ったように見えるというが、あれはそういう無表情だった。
落としたライトの近くで、その顔は横から照らされてる状態だった。
俺は今度こそ逃げた。
本当に何度も何度もBとAに謝っても謝りきれないしその資格もないけど、俺は本気で怖くて逃げた。
Aのように階段を通り過ぎちゃいけないって、それだけを頭ん中で考えて壁を走り伝って
階段のとこで転んで段差に身体全部ぶつけたけど、そこから這うようにして階段をあがってった。
98 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:56:41.604 ID:EMPetudy0
一階に戻ると暗闇に目が慣れてたせいか、月明かりで周囲の様子がよくわかった。
俺は全力で正面玄関に走って取っ手を押したけど、南京錠と鎖のせいで出られなかった。
後ろに戻ることなんて考えられなかったし、前以外を見たらまた化物や子供やらが映りそうで本気で怖かった。
ずっとガチャガチャやったり蹴ったりしてると、ドドドドドドドドって凄い音が前から聞こえた。
それでも必死に扉を開けようとしてた俺だったけど、前方に現れたバイクがくるりとターンして
ライトを俺に向けたとき、俺はやっと止まった。
眩しくて目が開けられなかった。
やってきたのはCだった。
この時ようやく助かったかもしれないと俺は思った。
バイクの照明を落として、メットをミラーにかけたCは、戸惑った顔で俺を見てた。
こっちに近付くと分厚いガラス越しの向こうで『なにやってんだお前』的なことを言っていた。
よく聞こえなかったけど。
俺は必死にここから出してくれって叫んで、Cが飽きれた顔で横に歩いていって俺の視界から消えようとしたから、
俺は必死にCに追いすがって横に移動すると、そこにちょうど俺の腰くらいの位置に窓の割れた部分があった。
必死すぎてきづいてなかった。
Cが「あーでもここはアブねえんじゃねえ?」なんて言ったが、
俺はそのギリギリのスペースに身体を突っ込ませるようにして外に出た。
俺の尋常じゃない勢いにCは仰け反るようにして引いていたが、俺はやっと外に出れたということと
今さらながらに心臓がバクバクバクバク壊れたみたいに鳴って苦しいことに気付いてた。
Cがマジでドン引きしながら「お前どうしたの」と声をかけてたけど、
返事をできるようになったのは多分2,3分してからだったと思う。
99 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:57:59.497 ID:rhRYc+hPK
今、ら、ラップ音が(;・`д・´)連続してビビったでつ、痛い。ラップが、、
100 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:58:13.067 ID:EMPetudy0
俺は微妙な顔で戸惑ってるCに必死に叫んでここから離れるように言った。
事態を説明しようにもとにかくここから離れたかったからだった。
Cは「はぁ?あいつらは?あいつらどこいってんの」なんてパニくってる俺に半分キレ気味だったが、
俺があまりにも必死に叫んでたからだと思う。
渋々バイクにまたがってターンすると、俺を後ろに乗るように促して発進した。
俺はバイクに乗りながら後ろから何か付いてきてないかとか、そういったことが気がかりで
何度も何度も無理に後ろを見ようとして「あぶねえだろ!」とCに怒鳴られた。
やがてCは病院から2、3キロくらい離れたコンビニでバイクを止めて、
「マジなにやってんのお前」と今度こそキレてきた。
俺はとにかくCに病院であったことをまくし立てた。
といってもその時の俺はこれからやらなくちゃいけないことやAやBのことや
あの化物のことなんかが頭にグルグルしてて全然要領を得なかったと思う。
たしか「俺達あそこの下に行ったらBが倒れて、なんか奥のほうからワケわかんねぇのが出てきて、
俺とAがB連れて逃げようとしたんだけどAが奥から出てきた車椅子にぶつかってパニックになって
どっか行っちまって、俺ホント怖くて、なんか足に子供の顔とか見えたりして二人のことおいてきちまった」
こんな説明を「はぁ?」なんて言うCに二、三回話した。
かなり早口だったし舌もまわってた自信がなかったから、
ここまで振り回すように連れてこられたCにとってはかなり頭にきてたと思う。
でも俺の様子が尋常じゃないのと話の不気味さは伝わったらしく、とりあえず怒りは引っ込めてくれたようだった。
101 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:00:00.012 ID:EMPetudy0
C「お前ら俺のこと騙そうとしてない?」
俺「んなことするわけねえだろ!!冗談じゃねえマジでやべえんだよ!!」
俺があまりにデカい声を出してたせいで、コンビニの店員が「どうしました?」なんて外に出てきた。
店の中で立ち読みとかしてた奴らも変な目でこっちを見てた。
俺はとにかく「なんでもないから」と店員を追い返し(これ以上事態を説明してる時間が惜しかった)
ジーパンから携帯を取り出して警察に連絡した。
こん時俺は凄い焦ってて、ジーパンの固い生地からうまく携帯がだせなくて「ああ!オイ!!」とか叫びながら出してた。
ここまで来てようやく、Cが躊躇い無く110を押した俺を見て表情を真剣なものへ変えはじめた。
110番はすぐ繋がった。
電話の向こうでおっさんの声で「はいこちら緊急110番」と返事があったので、
俺はまくしたてるようにして「J病院(廃病院)で友達が二人やばいことになった!早くきてくれ!」って言った。
※「どこのどこ病院です?」
俺「JだよJ病院!!×××山とか田んぼが近くにある!」
※「あーわかんないわかんない。詳しく住所とか言ってくれる?」
俺「ざけてんじゃねーぞオイ!!住所なんざわかるわけねぇだろ!!○○村んとこにある病院だっつってんだろ!!」
※「ああそう。で、何があったの?事故?喧嘩?」
まるでやる気のない気だるげな返事がマジで頭にきて、怒鳴るようにして
「どうせ今言ったってテメー信じねえよ!!いいから怪我してるヤツもいんだ!!さっさと来い!!」
102 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:02:33.770 ID:EMPetudy0
その台詞を言い終えるか言い終えないかのときだった。
ザザザザって携帯にはお決まりの雑音が入って、警察のオッサンが「あ?もしもし?もしもし?」なんていい始めた。
俺が何言っても聞こえてないみたいで、向こうの声もブツ切りになって聞こえなくなてきて、
「もしもーし。イタズラですかー?」なんて完全にこっちを馬鹿にしてしばらくしたら電話を切りやがった。
俺はひたすら悪態つきながらもう一度110を押して、耳に携帯当てた。
そしたら今度はコール音じゃなくて、ザザザってあの音が続いて時々「ブツ……ブツッ…」なんて音が混じるだけだった。
通話を一旦切ってまた掛けなおしたが、今度は何故か携帯の電源そのものが落ちた。
いま思い返せばあれは、手が震えてたせいで長押ししてしまったのかもしれない。
俺はCに「携帯貸せ!」って奪うようにしてCの携帯で110をコールした。
ちょうどボタンを押してコールが始まった頃、またコンビニの店員が
「ちょっとちょっと、どうしたんですか」と迷惑そうな顔しながら出てきた。
まぁ実際、俺としてはそれどころじゃなかったけど向こうにしたら本当に迷惑なヤツだったと思う。
俺はもう店員はほっといて、電話だけに意識を集中させてた。
Cが「いやなんか俺にもよくわかんないんすけど」なんて店員に説明しはじめたのが聞こえてきた。
今度のコールはやけに長くて、中々相手が出なかった。
Cが店員に「いやなんか、ダチがあそこ(病院)行ったんですけど、戻ってこなくて」そんな説明が聞こえたとき、
やっと「ツッ」と短い音がして通話状態になった。
相手が何も言わないのに少し疑問は感じたが、
俺はまた怒鳴りながら「友達が二人怪我してヤバイから」って始まりで事態を説明しようとしたときだった。
103 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:03:01.195 ID:xAaXEjHM0
頭痛がしてきたで
104 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:04:22.462 ID:EMPetudy0
電話の向こうっていうか、向こうの電話の遠いほうの音?が聞こえた。
「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」
初めソレはなんなのかわかんなかったけど、段々その音がデカくなってきて、それが何かハッキリわかって
俺は本当もう「うぃっひぁ」とかワケわからん声だして、火傷したときにやるような動きで携帯を放った。
Cが「オイオイオイオイ!」ってビックリしながらコンクリの駐車場に落ちた携帯を拾って、
怒ろうか事情を聞こうか迷ったような微妙な顔で俺を見た。
俺はもうヤバいくらい震えて、多分顔色も真っ青だったと思う。
店員が心配してくれて、「ちょっと大丈夫ッスか」なんて言いながら俺のほうを見てた。
俺は震えながら耳にこびり付いて離れないさっきの声をコメカミをかきむしって忘れようとした。
あれは間違いなくAの、病院で最後に聞いたあの叫び声だ。
なんで110からそんな声が聞こえたのか、あれは実際にリアルタイムで聞こえてきたのか、
それなら今あの場所ではなにが起こってるのか。
俺はもう本気でわけがわからなくなってその場にへたり込んで動けなくなった。
店員が酔っ払いでも見るような、扱いに困ってる目で俺を見てたのを呆然とした視界に捉えてた。
でも、その内店員が「え?ちょっとそれなんすか?」って言いながら顔を近づけて、「うぅっわ!」なんて奇声をあげた。
店員「ちょっとやばいっすよそれ!腕んとこ血ィ出てるじゃないっすか!」
俺「え」
その時やっと気付いたのだが、どうやら俺が病院を出るときに窓に残ってたガラス破片で腕を切ってたらしい。
Cもその時になって気付き、「うーわお前大丈夫かよ」と覗き込んできた。
105 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:06:11.402 ID:EMPetudy0
店員が慌てて店に戻り、もう一人のオッサン店員と一緒に緊急箱持ってきて
俺の傷に消毒液かけたり軽く包帯巻いたりしてくれた。
でも包帯の長さが足りなくてすぐに真っ赤になって、
そしたらオッサンの店員が売りもの包帯まで使って手当てしてくれた。
その間、俺はほんとぼけっと放心してた。
たまにコンビニに入ってく客とか出てく客が、ちらっとこっちを見て通り過ぎてってた。
C「それ病院いったほうがいいんじゃねえの?」
その言葉に俺は心底怖がった。
有り得ない話だけど、救急車にのっけられたらあの廃病院に連れてかれるって妄想までしたくらいだった。
「本当にいいから、大丈夫だから」ってガキみたいに断って、
少し冷静になった頭で包帯の代金を払おうとしたら財布がないことに気付いた。
長財布だから尻ポケットに入れてたのだが、どっかで落としてきたらしい。
代わりにCが財布から二千円だしてくれてるのをぼけっと見てると、
Cの携帯が当時流行ってたコブクロの桜をくぐもった音で流し始めた。
Cが携帯を開くと、眉を顰めるってのはああいう顔のことを言うんだろう、
そんな顔をして俺のことと携帯画面を見比べて「もしもし?」と話し始めた。
店員のオッサンが包帯の入ってたバーコードついた紙部分と二千円持って店に入って、
釣りを持ってきて会話中のCに手渡すと、Cは軽くオッサンに頭を下げながら「ああ、うん。……そう」とか言ってる。
オッサンはまだ俺のことを心配してて、「きみ本当大丈夫?」なんて気遣ってくれたけど、
俺は気の無い返事しかできなかった。
ただ、段々とCの話してる声に呆れと怒気が混じりはじめて、俺はそっちに意識をむけた。
106 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:07:30.173 ID:KmeUIK4W0
泣きそう
107 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:07:49.690 ID:EMPetudy0
C「コンビニ。そう。最初のD(コンビニ)。…………うん。………いるけど、なんかおかしいんだよ。
…………ああ。お前らは?………え、まだそこにいんの?」
その最後の台詞に、俺はなんだか嫌な予感がして全身に鳥肌がたったのを憶えてる。
C「いやコイツ(俺)がお前達が…え?…………やっぱな、そうだと思ったわ。でもちょっとこれはねえだろ。
……ああ……そう……いやもういいけど。…………いや怪我してるから病院つれてかねーと。
…………いやいねーだろ。………電気とおってねえし。………はぁ?………」
相当うろ覚えだが、そんな調子でCは話し続けてた。
C「いやもういいってそういうの。…………いいっつってんだろ。
しつけーな…………だからしつけーよお前いい加減にしろや!……あ?もしもし?」
はたから見てもかなりイラだった様子で舌打し、Cは乱暴に携帯をしまった。
俺を睨むように見ると。
C「オメーらマジいい加減にしろやオイ」
俺「は……?」
C「Bからかかってきてんだよ今の電話」
もうこのあたりから俺は殆ど何も考えられなくなってきてた。
もう何がなんだか本気でわかんなくて、Cはまだ何か言ってた気がしたけど
目がまわってそっからのことは憶えてない。
108 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:08:21.421 ID:xAaXEjHM0
許してください
怖すぎワロタ
109 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:09:05.908 ID:KmeUIK4W0
私怨
それでも一人残されるのは怖かったから、進むほうとは反対側の廊下の奥のほうへ
注意を払いながら二人の後をついていくと、突然Aがゲラゲラ笑い出した。
ビクっとなって前を見てみると、BがすっころんでAがそれに爆笑してた。
A「マジお前なにやってんだよダッセーな」
なんて言いつつ懐中電灯でBを照らして笑っていたが、中々Bが起き上がらない。
流石に心配になったAと俺は、「おい大丈夫か」と声をかけながらBの横にしゃがみこんで顔を窺った。
すぐにおかしいことがわかった。
キツく目を閉じて歯を食いしばり、脛のあたりを両手で押さえて低く呻いている。
俺「おいどうした?どっかぶつけた?」
焦って聞いてみるが、よほど足が痛いのかBは返事さえしない。
「あああああ」とか「ううううう」とかひたすら唸ってた。
A[おいちょっとどかすぞ?いいか?お前ちょっとここ照らしてて」
俺が懐中電灯を二つ持ってBの足を照らした。
Aが慌ててBがスネを抑えてる手をどかすと(相当Bも痛がって抵抗した)Aが「うわっ!」と声をあげた。
俺も「え?なに?どうしたの?」なんて言いながら目をこらすと、
今思い出すだけで本気で吐きそうになるんだが、本気であの時は呆然となった。
すまんちょっと気が昂った。
94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:50:58.813 ID:rhRYc+hPK
こわいお(;・`д・´)
今(」 ̄□ ̄)」ワッ!?て言われたら叫びそうw
95 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:52:12.220 ID:EMPetudy0
Bのスネのなんていうか一番骨に近いとこの皮と肉がなかったんだろう。
ライトに照らされてかすかに見えた白っぽいのは多分骨だったと思う。
あとは血がマジですごい出ててそれどころじゃなかった。
Aがパニくって「おいなんだこれ!?どうしたオイ!」なんて叫んだ。
俺もワケがわからなくて、でもここがもうヤバいことはとっくにきづいてた。
出ようって俺はAに言って、二人でB両側からかかえようとして、AがBの肩を支えて俺が反対側へまわりこんだ時だった。
今でも忘れられないあれを見た。
Bの落としたライトは手術室のドアを照らしてた。
そのドアがいつの間にか開いてて、中から妙なモンがこっちを見てた。
真っ暗なときに人の顔をライトで照らすと、輪郭がぼんやりして
目が光を反射して怖いと思うことがあるのは経験したことがあるとおもう。
人と言っていいのかわからないけど、あれの顔はそれに近かった。
身体は丸っぽいとしか憶えてない。
よくテレビで放送する、太りすぎた人間のあれ。
ぶよぶよとした肉がたるんで動けなくなったアレに近い。
大きさは普通に人間くらいだったけど、横幅が半端じゃなく広かった。
それが身体を左右に揺らすようにしてこっちに近付いてくる動作をした。
まともに見れたのはそこまでで、Aが金切り声を上げてBを引きずるようにして逃げようとした。
俺も叫んだと思う。
何も考えられくなったけど灯りがなくなるのだけが怖くて、
ライトをしっかり両手に握ってBの腕を俺の腕で抱えるようにしてAと引きずった。
ただ灯りが前を向いてなかったから前がよく見えなくて、それがまた怖くてパニックになった。
96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:52:36.379 ID:xAaXEjHM0
限界やわ…
大人用紙おむつって何CCくらい吸水してくれるのかね
97 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:54:44.542 ID:EMPetudy0
それでもなんとか階段近くまでBを引きずったけど、俺達が進んでたほうの廊下の奥から
カラカラカラカラカラって音が急に聞こえた。
それは段々大きくなって、なんだと思って俺がライトを両手で向けると、
人の乗ってない車椅子がもう間近に迫ってたところだった。
俺が手を放したせいで体勢が崩れたBとAにその車椅子は直撃した。
相当な勢いだったと思う。
Bが床に転がって、Aは本当に今度こそパニックになったんだと思う。
「わあああああああああ」って叫びながら踵をかえそうとして、また甲高く喚いて反対方向へ物凄い勢いで走ってった。
Aが階段さえ通り過ぎてしまったあたりで俺がAの名前を叫んだけど聞こえなかったんだろう。
そのまま喚きながら走ってった。
Aの叫びがただ間延びしながら遠ざかっていって、
俺はもう泣き叫びながらBの腕を引っ張ろうとして懐中電灯を両方落とした。
慌てて拾い上げようとして顔をしたにむけたとき、もう俺はそのとき死んだと思った。
その顔はハッキリ見えた。
子供の顔だった。
顔だけ見えた。
身体があるとしたら俺の脚の間をトンネルして垂直に俺を見上げている状態だったと思う。
完全な無表情は怒ったように見えるというが、あれはそういう無表情だった。
落としたライトの近くで、その顔は横から照らされてる状態だった。
俺は今度こそ逃げた。
本当に何度も何度もBとAに謝っても謝りきれないしその資格もないけど、俺は本気で怖くて逃げた。
Aのように階段を通り過ぎちゃいけないって、それだけを頭ん中で考えて壁を走り伝って
階段のとこで転んで段差に身体全部ぶつけたけど、そこから這うようにして階段をあがってった。
一階に戻ると暗闇に目が慣れてたせいか、月明かりで周囲の様子がよくわかった。
俺は全力で正面玄関に走って取っ手を押したけど、南京錠と鎖のせいで出られなかった。
後ろに戻ることなんて考えられなかったし、前以外を見たらまた化物や子供やらが映りそうで本気で怖かった。
ずっとガチャガチャやったり蹴ったりしてると、ドドドドドドドドって凄い音が前から聞こえた。
それでも必死に扉を開けようとしてた俺だったけど、前方に現れたバイクがくるりとターンして
ライトを俺に向けたとき、俺はやっと止まった。
眩しくて目が開けられなかった。
やってきたのはCだった。
この時ようやく助かったかもしれないと俺は思った。
バイクの照明を落として、メットをミラーにかけたCは、戸惑った顔で俺を見てた。
こっちに近付くと分厚いガラス越しの向こうで『なにやってんだお前』的なことを言っていた。
よく聞こえなかったけど。
俺は必死にここから出してくれって叫んで、Cが飽きれた顔で横に歩いていって俺の視界から消えようとしたから、
俺は必死にCに追いすがって横に移動すると、そこにちょうど俺の腰くらいの位置に窓の割れた部分があった。
必死すぎてきづいてなかった。
Cが「あーでもここはアブねえんじゃねえ?」なんて言ったが、
俺はそのギリギリのスペースに身体を突っ込ませるようにして外に出た。
俺の尋常じゃない勢いにCは仰け反るようにして引いていたが、俺はやっと外に出れたということと
今さらながらに心臓がバクバクバクバク壊れたみたいに鳴って苦しいことに気付いてた。
Cがマジでドン引きしながら「お前どうしたの」と声をかけてたけど、
返事をできるようになったのは多分2,3分してからだったと思う。
99 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 03:57:59.497 ID:rhRYc+hPK
今、ら、ラップ音が(;・`д・´)連続してビビったでつ、痛い。ラップが、、
100 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 03:58:13.067 ID:EMPetudy0
俺は微妙な顔で戸惑ってるCに必死に叫んでここから離れるように言った。
事態を説明しようにもとにかくここから離れたかったからだった。
Cは「はぁ?あいつらは?あいつらどこいってんの」なんてパニくってる俺に半分キレ気味だったが、
俺があまりにも必死に叫んでたからだと思う。
渋々バイクにまたがってターンすると、俺を後ろに乗るように促して発進した。
俺はバイクに乗りながら後ろから何か付いてきてないかとか、そういったことが気がかりで
何度も何度も無理に後ろを見ようとして「あぶねえだろ!」とCに怒鳴られた。
やがてCは病院から2、3キロくらい離れたコンビニでバイクを止めて、
「マジなにやってんのお前」と今度こそキレてきた。
俺はとにかくCに病院であったことをまくし立てた。
といってもその時の俺はこれからやらなくちゃいけないことやAやBのことや
あの化物のことなんかが頭にグルグルしてて全然要領を得なかったと思う。
たしか「俺達あそこの下に行ったらBが倒れて、なんか奥のほうからワケわかんねぇのが出てきて、
俺とAがB連れて逃げようとしたんだけどAが奥から出てきた車椅子にぶつかってパニックになって
どっか行っちまって、俺ホント怖くて、なんか足に子供の顔とか見えたりして二人のことおいてきちまった」
こんな説明を「はぁ?」なんて言うCに二、三回話した。
かなり早口だったし舌もまわってた自信がなかったから、
ここまで振り回すように連れてこられたCにとってはかなり頭にきてたと思う。
でも俺の様子が尋常じゃないのと話の不気味さは伝わったらしく、とりあえず怒りは引っ込めてくれたようだった。
101 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:00:00.012 ID:EMPetudy0
C「お前ら俺のこと騙そうとしてない?」
俺「んなことするわけねえだろ!!冗談じゃねえマジでやべえんだよ!!」
俺があまりにデカい声を出してたせいで、コンビニの店員が「どうしました?」なんて外に出てきた。
店の中で立ち読みとかしてた奴らも変な目でこっちを見てた。
俺はとにかく「なんでもないから」と店員を追い返し(これ以上事態を説明してる時間が惜しかった)
ジーパンから携帯を取り出して警察に連絡した。
こん時俺は凄い焦ってて、ジーパンの固い生地からうまく携帯がだせなくて「ああ!オイ!!」とか叫びながら出してた。
ここまで来てようやく、Cが躊躇い無く110を押した俺を見て表情を真剣なものへ変えはじめた。
110番はすぐ繋がった。
電話の向こうでおっさんの声で「はいこちら緊急110番」と返事があったので、
俺はまくしたてるようにして「J病院(廃病院)で友達が二人やばいことになった!早くきてくれ!」って言った。
※「どこのどこ病院です?」
俺「JだよJ病院!!×××山とか田んぼが近くにある!」
※「あーわかんないわかんない。詳しく住所とか言ってくれる?」
俺「ざけてんじゃねーぞオイ!!住所なんざわかるわけねぇだろ!!○○村んとこにある病院だっつってんだろ!!」
※「ああそう。で、何があったの?事故?喧嘩?」
まるでやる気のない気だるげな返事がマジで頭にきて、怒鳴るようにして
「どうせ今言ったってテメー信じねえよ!!いいから怪我してるヤツもいんだ!!さっさと来い!!」
102 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:02:33.770 ID:EMPetudy0
その台詞を言い終えるか言い終えないかのときだった。
ザザザザって携帯にはお決まりの雑音が入って、警察のオッサンが「あ?もしもし?もしもし?」なんていい始めた。
俺が何言っても聞こえてないみたいで、向こうの声もブツ切りになって聞こえなくなてきて、
「もしもーし。イタズラですかー?」なんて完全にこっちを馬鹿にしてしばらくしたら電話を切りやがった。
俺はひたすら悪態つきながらもう一度110を押して、耳に携帯当てた。
そしたら今度はコール音じゃなくて、ザザザってあの音が続いて時々「ブツ……ブツッ…」なんて音が混じるだけだった。
通話を一旦切ってまた掛けなおしたが、今度は何故か携帯の電源そのものが落ちた。
いま思い返せばあれは、手が震えてたせいで長押ししてしまったのかもしれない。
俺はCに「携帯貸せ!」って奪うようにしてCの携帯で110をコールした。
ちょうどボタンを押してコールが始まった頃、またコンビニの店員が
「ちょっとちょっと、どうしたんですか」と迷惑そうな顔しながら出てきた。
まぁ実際、俺としてはそれどころじゃなかったけど向こうにしたら本当に迷惑なヤツだったと思う。
俺はもう店員はほっといて、電話だけに意識を集中させてた。
Cが「いやなんか俺にもよくわかんないんすけど」なんて店員に説明しはじめたのが聞こえてきた。
今度のコールはやけに長くて、中々相手が出なかった。
Cが店員に「いやなんか、ダチがあそこ(病院)行ったんですけど、戻ってこなくて」そんな説明が聞こえたとき、
やっと「ツッ」と短い音がして通話状態になった。
相手が何も言わないのに少し疑問は感じたが、
俺はまた怒鳴りながら「友達が二人怪我してヤバイから」って始まりで事態を説明しようとしたときだった。
103 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:03:01.195 ID:xAaXEjHM0
頭痛がしてきたで
104 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:04:22.462 ID:EMPetudy0
電話の向こうっていうか、向こうの電話の遠いほうの音?が聞こえた。
「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」
初めソレはなんなのかわかんなかったけど、段々その音がデカくなってきて、それが何かハッキリわかって
俺は本当もう「うぃっひぁ」とかワケわからん声だして、火傷したときにやるような動きで携帯を放った。
Cが「オイオイオイオイ!」ってビックリしながらコンクリの駐車場に落ちた携帯を拾って、
怒ろうか事情を聞こうか迷ったような微妙な顔で俺を見た。
俺はもうヤバいくらい震えて、多分顔色も真っ青だったと思う。
店員が心配してくれて、「ちょっと大丈夫ッスか」なんて言いながら俺のほうを見てた。
俺は震えながら耳にこびり付いて離れないさっきの声をコメカミをかきむしって忘れようとした。
あれは間違いなくAの、病院で最後に聞いたあの叫び声だ。
なんで110からそんな声が聞こえたのか、あれは実際にリアルタイムで聞こえてきたのか、
それなら今あの場所ではなにが起こってるのか。
俺はもう本気でわけがわからなくなってその場にへたり込んで動けなくなった。
店員が酔っ払いでも見るような、扱いに困ってる目で俺を見てたのを呆然とした視界に捉えてた。
でも、その内店員が「え?ちょっとそれなんすか?」って言いながら顔を近づけて、「うぅっわ!」なんて奇声をあげた。
店員「ちょっとやばいっすよそれ!腕んとこ血ィ出てるじゃないっすか!」
俺「え」
その時やっと気付いたのだが、どうやら俺が病院を出るときに窓に残ってたガラス破片で腕を切ってたらしい。
Cもその時になって気付き、「うーわお前大丈夫かよ」と覗き込んできた。
105 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:06:11.402 ID:EMPetudy0
店員が慌てて店に戻り、もう一人のオッサン店員と一緒に緊急箱持ってきて
俺の傷に消毒液かけたり軽く包帯巻いたりしてくれた。
でも包帯の長さが足りなくてすぐに真っ赤になって、
そしたらオッサンの店員が売りもの包帯まで使って手当てしてくれた。
その間、俺はほんとぼけっと放心してた。
たまにコンビニに入ってく客とか出てく客が、ちらっとこっちを見て通り過ぎてってた。
C「それ病院いったほうがいいんじゃねえの?」
その言葉に俺は心底怖がった。
有り得ない話だけど、救急車にのっけられたらあの廃病院に連れてかれるって妄想までしたくらいだった。
「本当にいいから、大丈夫だから」ってガキみたいに断って、
少し冷静になった頭で包帯の代金を払おうとしたら財布がないことに気付いた。
長財布だから尻ポケットに入れてたのだが、どっかで落としてきたらしい。
代わりにCが財布から二千円だしてくれてるのをぼけっと見てると、
Cの携帯が当時流行ってたコブクロの桜をくぐもった音で流し始めた。
Cが携帯を開くと、眉を顰めるってのはああいう顔のことを言うんだろう、
そんな顔をして俺のことと携帯画面を見比べて「もしもし?」と話し始めた。
店員のオッサンが包帯の入ってたバーコードついた紙部分と二千円持って店に入って、
釣りを持ってきて会話中のCに手渡すと、Cは軽くオッサンに頭を下げながら「ああ、うん。……そう」とか言ってる。
オッサンはまだ俺のことを心配してて、「きみ本当大丈夫?」なんて気遣ってくれたけど、
俺は気の無い返事しかできなかった。
ただ、段々とCの話してる声に呆れと怒気が混じりはじめて、俺はそっちに意識をむけた。
106 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:07:30.173 ID:KmeUIK4W0
泣きそう
107 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 04:07:49.690 ID:EMPetudy0
C「コンビニ。そう。最初のD(コンビニ)。…………うん。………いるけど、なんかおかしいんだよ。
…………ああ。お前らは?………え、まだそこにいんの?」
その最後の台詞に、俺はなんだか嫌な予感がして全身に鳥肌がたったのを憶えてる。
C「いやコイツ(俺)がお前達が…え?…………やっぱな、そうだと思ったわ。でもちょっとこれはねえだろ。
……ああ……そう……いやもういいけど。…………いや怪我してるから病院つれてかねーと。
…………いやいねーだろ。………電気とおってねえし。………はぁ?………」
相当うろ覚えだが、そんな調子でCは話し続けてた。
C「いやもういいってそういうの。…………いいっつってんだろ。
しつけーな…………だからしつけーよお前いい加減にしろや!……あ?もしもし?」
はたから見てもかなりイラだった様子で舌打し、Cは乱暴に携帯をしまった。
俺を睨むように見ると。
C「オメーらマジいい加減にしろやオイ」
俺「は……?」
C「Bからかかってきてんだよ今の電話」
もうこのあたりから俺は殆ど何も考えられなくなってきてた。
もう何がなんだか本気でわかんなくて、Cはまだ何か言ってた気がしたけど
目がまわってそっからのことは憶えてない。
108 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:08:21.421 ID:xAaXEjHM0
許してください
怖すぎワロタ
109 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 04:09:05.908 ID:KmeUIK4W0
私怨
怖い系の人気記事
百物語
→記事を読む
本当に危ないところを見つけてしまった
スレタイの場所に行き知人が一人行方不明になってしまったHINA ◆PhwWyNAAxY。VIPPERに助けを求め名乗りでた◆tGLUbl280sだったが得体の知れないモノを見てから行方不明になってしまう。また、同様に名乗りでた区らしき市民 ◆34uqqSkMzsも怪しい集団を目撃する。釣りと真実が交差する物語。果たして物語の結末は・・・?
→記事を読む
短編シリーズ
→記事を読む
毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか
音楽をお供に、上質な怪談を味わってみませんか?
→記事を読む
師匠シリーズ
→記事を読む
唯一の友達の性癖が理解できない。
唯一の友達に唾液を求められ、VIPPERに助けを求める>>1。しかし運が悪いことに安価は「今北産業」で、スレの存在を友達に知られてしまう。そして事は予想だにしなかった展開に…!!
→記事を読む
守護霊「ゴルゴマタギ」
かのゴルゴそっくりなマタギの守護霊が憑いている友人を持つ報告者。そしてたびたび危機に巻き込まれるが、そのゴルゴよって救われる友人。愉快な心霊話に終わるかと思いきや、事態は予想外に大きくなっていき、そして…
→記事を読む
屋根裏から変な音する。獣害に詳しいやつ来てくれ
いっそ獣害だった方が救いはあった。
→記事を読む
笑い女
あなたは最近いつ人に笑われましたか?その声は耳に残ってはいませんか?居た。居た。居た。
→記事を読む
【都市伝説】都市伝説を語る会管理人が選ぶ【50選】
→記事を読む