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毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2015/05/16 スレ

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Part2
30 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:25:43.885 ID:EMPetudy0
東京のS区に住んでいたんだけど、私の近所からわずかにN区に入ったところに小さな商店街があった。
そこの商店街にはその昔、長屋があって、井戸が使われないまま放置されていたんだ。
その長屋を壊した際に、その井戸を埋めたんだけど、そのために不吉な噂が流れた。
いや、実のところ、この噂は、最初の事件の発生以後に聞いたものかもしれない。
なにぶん、小さい頃の話なので、時間に基づく順序が少しあいまいなんだ。
そうそう、最初の事件。
これは悪魔的というか、確かに、迷信じみた噂を喚起するに足るものだと思う。
その長屋を壊した後に、和菓子屋がそこにできた。
できる予定だったというべきかもしれない。
和菓子屋は開店せずして閉店してしまったんだ。
どういうことかというと、和菓子屋の主人は開店当日の早朝に亡くなってしまったんだ。
ガス中毒死と聞いているけれど、脳卒中とも聞いたことがある。
本当の死因は知らないけれど、多くの人はガス中毒死だと考えている。
ガス中毒死だと言う人によれば、和菓子を作る際にガス器具を使うのだけれど、
何らかの理由でガス漏れが発生し、死んでしまったそうだ。
現在では都市ガスで死ぬことはないと聞いているけれど、
和菓子屋の主人が和菓子づくりに都市ガスを使用していたかどうかは分からない。
ともかくも、突然に店主が死に、経営が断念されたことは確かだった。
夫婦で始めようとしていた店で、和菓子職人の主人がなくなってしまったので、奥さんは、開店をあきらめたのだと思う。
結局、一度も商品を売ることなく、店は閉じたままとなった。

31 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:26:39.093 ID:EMPetudy0
ところで、井戸の噂だけれど、少なくとも、その事件の後には確実に広まっていた。
特に、商店街の商店経営者は気にしていたらしい。
店を始めようとしていた商店街の新入りが、まさに開店直前になくなったのだから、当然、気持ちが悪い。
それに、悪い噂が商売に悪影響を及ぼしかねないと思う。
さて、どういう噂かと言うと、井戸に対して何の儀式もしなかったからよくないことが起こるというものだった。
詳しくは知らないのだけれど、井戸を埋める際には、そこに竹の管を刺すことがあるらしい。
そうしないと、井戸の中の何者か閉じ込められて怒るのだということだ。
ある人は、神様というし、ある人は精霊というので、何が井戸にいるのかということについては、人によって違うようだった。
土地の持ち主はそういった話しを迷信視して、そのための儀式をしなかったそうだ。
和菓子屋の急死事件が起こった頃には、迷信を信じる人の多くは、
災いはその長屋があった土地だけにもたらされると信じていたと思う。
しかし、商店街の複数の店で不幸が続いた。
最も劇的だったのは、その土地の斜め向かいにあったクリーニング屋の店主の事件。
灯油をかぶって、自分の体に火をつけて死んでしまった。
その後には、隣の電気屋のおばさんが喘息の発作で死亡。
そんなふうに不幸が続いて、この商店街は井戸に呪われていると噂された。

32 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:28:21.248 ID:EMPetudy0
その後、井戸のあった土地には何度か商売を始めようとする人が入ったけれど、すぐに出て行ってしまった。
そのうちの一回は自殺が原因だと聞いているけれど、確かめていないので、本当かどうかはわからない。
井戸のあった土地の出入りが激しかったのは確かだ。
和菓子屋の事件以後、商店街の規模はしだいに小さくなり、商店街そのものがなくなってしまった。
これは井戸とは何の関係もないかもしれないけれど、井戸の話とセットで話されることがよくあった。
その後、井戸のあった土地は再度更地にされ、ずっと売地のままだった。
見た目、30坪程度の土地だったけれど、随分経ってから、その土地は2つに分けられ、小さな家が2つ建った。
土地を二分したとたんに、なぜか買い手はすぐに決まったそうだ。
どうなるものかと近所の興味を惹いたんだけど、
私の知る限り、そこに建てられた家は、それ以降空き家になったことはない。
何のオチもなくて申し訳ないけれど、その土地にまつわる不幸の始終を
リアルタイムに聞いていた私には、洒落にならないほど怖い思い出だ。

33 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:38:40.174 ID:EMPetudy0
電車で座ってうたた寝してたんだけど名前を呼ばれた気がしてハッと目が覚めた。
そしたら吊り革の上に黒い煙りと言うかもやがかかってた。
寝ぼけてるのかな、何だろうと目を凝らして見ると、どす黒い顔の女の顔だった。しかも見覚えがある。
はっきりした発音でその女は言った。
「焼かれて死ね」
と。
乗客は疎らだったが誰にも見えてないし聞こえてないらしく誰も反応しない。
その女は昔バイト先でちょっと因縁があった子なんだけど俺の彼女に危害を加えて執行猶予中。
怖かったけどコイツにだけは負けたく?ねぇと思い、
「お前なんかに焼かれるか」
と睨み付けた。
声に出したから乗客の数人が不審な目でこっちを見る。
ふ、と黒い煙りが消えて汗がどっと出た。
恥ずかしくなって次の駅で降りたら一緒に降りた30代くらいのサラリーマンが話しかけて来た。
「よく頑張ったね。くれぐれも火には気をつけてね。それと、お寺や神社へ相談したほうがいいよ。」
その人はそれだけ言って去ったけど、見えた人が居たって事は夢じゃなかったんだな、と思った。
忙しくてなかなか寺に行けないけど、今の所実害は無いです。
やっぱ行った方がいいかな?二週間くらい前の話です。

35 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:46:47.508 ID:EMPetudy0
|A-) 次のは割と有名な話な気がするなあ


37 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:53:04.502 ID:EMPetudy0
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。
まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。
文章作るの下手だし、かなり長くなった。
しかも怪談じゃないから、興味の湧いた人だけ読んで欲しい。
今から数年前の話。
俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングですよ。
それも組織じゃなく、個人が雇うの。
警察が介入してきたら、トカゲの尻尾切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。
俺は都内の、比較的金持ちの日本人、外国人が遊ぶ街で働いてた。
日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。
キャバクラ行くと、必ず花置いてあんだろ?あれだよ。で、花配りながら、集金して回る。
もちろん花屋に渡した代金の、3〜5倍はもらうんだけどね。
3万が10万、5万が25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。
俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。それでも結構真面目にやってた。
相手も海千山千のが多いからさ。相手が若僧だと思うと、なめてかかって、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいるけど。
でも警察呼ばれたら負けだからね。
次から金取れなくなるから、組から睨まれる。タダじゃすまんよ。

38 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:56:30.388 ID:EMPetudy0
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。
一円も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさんなんかに、結構信頼されるようになった。
それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになった。
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。
荷物積む時は、俺は運転席から出ない事になってたし、後ろは目張りされてて、見えないから。
それでベンツの後ろついてくだけ。
荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。
ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。
いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。
俺が着いても、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「…はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより…」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。
でも今回はドラム缶とか、段ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。
重そうなもんではあったけど。

39 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 01:58:40.211 ID:EMPetudy0
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。
いつもは俺一人で、ベンツについてくだけなのに。
しかもいきなり首都高に入った。
あそこはカメラもあるし、出入口にはNシステムもあるから。
こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。方向音痴だし。
多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが、右の車線に入って止めろって。
言われるままに止めたよ。
そこって合流地点だった。
で、中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。
Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も、嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。
もう中身は、絶対に人間としか思えない。
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。

41 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 02:03:11.734 ID:EMPetudy0
で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろって言うから、言う通りにした。
金網開けて、5〜6メートルで、また扉にぶつかる。
扉というより、鉄柵って感じかな。
だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな〜と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。
今度は大小ひとつずつの鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。
右から左に柵が開いた。
壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。
更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』
って書いてあった。
これは不思議だった。だってここ道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。
まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。
SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。

42 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 02:05:02.350 ID:EMPetudy0
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。
時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。
ある扉の前でSさんが止まって言った。
「これじゃねえか。これだろ」
そこには
『帝国陸軍第十三号坑道』
そう書いてあった。字体は古かったけど。
信じられる?今の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、休憩する事にした。
二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、袋の片側、多分『足』がある側を持った。そしたら…
『袋』が突然暴れた。Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
どっかで見たことある…それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、
しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。

43 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 02:06:09.387 ID:EMPetudy0
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。その間も『袋』は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。
一瞬『袋』の動きが止まったけど
「ウ〜!」
と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。
それでも『袋』は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。
『袋』の動きが止まった。
その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。
Sさんが
「袋に戻せ」
と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、足で抑えながら、袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。
Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ…突然だったんで、何が何だか」
そう答えるのが、精一杯だった。
その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 02:17:06.178 ID:xAaXEjHM0
何年ぶりかのvipで様変わりしてたけど毒ちゃんがいたなんて!!
懐かしすぎるwww

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 02:18:26.227 ID:KmeUIK4W0
紫煙

53 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/05/16(土) 02:36:19.894 ID:EMPetudy0
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。
それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。
何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それでSさんに言われるまま、中に入った。
中は結構広い部屋だった。
小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。
でも蓋が閉まってるの。重そうな鉄の蓋。
端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、
蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
 オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が『袋』を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。
なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?
二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。SさんとKさんも、顔を見合わせてた。

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/16(土) 02:38:42.621 ID:xAaXEjHM0
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