百物語2015
Part18
325 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:30:35.89 ID:AgCPeYID0
【97話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様
『危機一髪』
怖いかどうかはわかりませんが…不思議な体験の話
私が小学生の頃に大阪で花の博覧会というのをしていました
確か開園して2日目だったと思います
あの日、私は家族でそこにいました
まず一番人気だったウォーターライドという高い場所に水路を作って
そこを船で進むという乗り物に真っ先に並んでいました
とても人が多くて、家族連れが目立っていました
老夫婦やベビーカーの親子までいたのを覚えています
並んで待って、やっと入り口が見えてきたかな?って時に妹が
「トイレー」と言い出してしまい、母が付き添い私一人だけ並んで待つことになりました
列はどんどんと進んで、はやく帰ってこないと私だけ乗っちゃうと焦っていました
すると妹と母の声で「私ちゃーん、こっちよーここよー」って声が聞こえたんです
え?なんで後ろから声がするの?後ろに並びなおしたの?と私は列を離れました
けれど周囲を探し回っても姿が見えないのです
はぐれた?と泣きべそをかきそうになっていると、やっと母と妹の姿
けれど後ろに並びなおした私に「あんた何やってんの!!」と怒られてしまいました
「だってさっき私を呼んだじゃない」「呼んでないよ!!今きた所なのに!!」
仕方なく後ろから並びなおしましたが、母はプンプンと怒っていました
私は申し訳なくて、やっと順番がきてもあまり楽しめなかったのです
ゆっくりと船が進んでナビゲータのお姉さんが案内してくれていました
平坦だった水路でしたが前に山みたいな急な登りが見えました
私はジェットコースーターが嫌いで、うわぁと思っていたら
突然に「きゃー」という人の叫び声ドゴン・ガゴンという音がしました
326 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:31:30.68 ID:AgCPeYID0
水路の下の通路の人たちは走り回り、案内のお姉さんは
「ちょっと落ち着いてください、大丈夫!!大丈夫ですから!!」
と本人も若い女性なのに泣きそうになっていました
前の登りかけの船も似た感じで案内の人が必死に
「立たないで下さい!!座って落ち着いて!!」と叫んでいました
大人たちも子供もどうしようもなく、とりあえずは冷静にそのまま座っていました
まず警備員の制服を着た人たちが複数下の通路に走って集まってきました
すぐにヘリコプターの音が空にバリバリと鳴り響いて、今度は警察官の人たちが来ました
救急車の音がしてオレンジの服を着たヘルメットをかぶった人たちが
女性を横にして上にまたがって何かしていました
前の登りかけに乗っていた案内の女性が水路横の非常通路から降りてきて
こちらの女性と相談していました
「マネージャーに連絡」「ここ動けない」「こんなの訓練で聞いてない」こんな会話でした
ともかく非常事態なんだなと思っていると、乗っていた大人の男性が
「何がおこっているんだ!!いい加減にしろ!!」と怒鳴り始めました
別の女性が「子供もいるのに、ともかく安全な場所へ!!」
すると黒いスーツを着たメガネをかけた男性が非常通路のどこかから来ました
まず案内の女性に指示を出した後に私たちに
「今から非常出口から安全に退避して頂きます。大丈夫です、まず混乱すると危険ですので
まず子供さん連れの前の席からゆっくりと歩いて行って下さい」
327 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:32:12.84 ID:AgCPeYID0
船を降りるときに少し揺れました。私たちには前で何が起こっているのか不明でした
通路途中でもう二人ほどのスーツを着た男性の人たちが誘導してくれました
階段は鉄の階段で下は草ムラで薄暗くて、本当に非常用なんだなと思いました
母は「これ返金してくれるのかしら」と怒っていましたが、私は怖がる妹の手を繋ぐのに必死でした
降りた先でまず男性が「ケガのある人はこちらへ」と叫んでいました
他の人は頭をずっと下げている別の男性の前を通って、やっと一般の道に出れました
その道には人だかりが凄くて、なんでもチケット返金を求める人や怒号が凄かったです
「これじゃあ返金も無理そうだわ」と興奮してる母に妹が
「お姉ちゃん、あのまま最初に並んでたらどうなった?」と聞かれました
まだ何が起こったのかわからなくて私は「わかんない」としか言えませんでした
あとは普通に他のアトラクションや展示を楽しみました
目玉のジェットコースターの風神・雷神は母が乗りたがりましたが
「なんか気持ち悪いしアレ、人いっぱいだからバスの時間遅れるよ?」
で母は不満そうでしたが帰路につきました
家についてテレビをつけて、やっと何がおこったか理解しました
家族で唖然と魅入ってしまいました
映像で落ちた人たちの物が散乱していましたが、私の身近にいた方の持ち物を見つけてしまい
確実にあのまま並んでいたら、私たちはアレに乗っていたと思います
船の落下事故でしたが亡くなった方がいなかったのが幸いでした
(終)
329 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:36:18.96 ID:AgCPeYID0
『7人の小人』
私が小学生のときに体験した、不思議で怖い話です。
あれは友人数人と学校から下校していたときのことです。
通学路の途中に、灰色の鳩が死んでいるのを見つけたのです。
最近死んだばかりなのか、死体は特に酷い状態というわけではなかったのですが、友達の何人かは気持ち悪さ半分好奇心半分といったところでした。
そこで、誰が言い出したかはハッキリとしないのですが道端に置いておくのもかわいそうだし、皆で埋めてやろうという話になったのです。
小学生のやることだったので、周りへの迷惑などはまったく考えず、適当に土がむき出しになっている街路樹のした辺りに鳩を埋葬し、形のよい石をその上に置いて供養しました。
さらに、どこから持ってきたのか友人の一人が7人の小人を模した陶器の人形を持ってきたのです。
「そこに落ちてた、こいつらに墓守させようぜ」
といって、お墓の周りにその小人たちを並べたのです。
私は、こう言っては何なのですがその小人たちがあまり可愛くなく、しかも7体もずらっと並んでいるのをみて少し不気味だなぁと思った記憶があります。
それから数日、私たちは学校から帰る途中は必ずその墓の前で手を合わせて帰っていました。
しかしある時、鳩を一緒に埋めた友人ではない友人と一緒に下校することがあったのです。
その友人……Aとしますが、彼は学校でもある意味で有名であり、体格がいいこともあってあまり考えなしに腕力にうったえる様な少し困った奴でした。
そして、鳩の墓の前まで来て私たちは気づきました。
(このジャ○アンがこんな面白そうなことを知って何もしないはずがない)
と、おそらく全員がそう思ったと思います。
ジャ○アンというのは、私たちが彼の陰口を叩くときに使っていた呼称です、勿論本人の前でそんなことを言えばどうなるかわかったものではなかったので……。
墓の前を通り過ぎる際、何か適当な話題で注意を逸らそうと私は画策していたのですが、それよりも早く彼は行動を起こしました。
330 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:37:53.59 ID:AgCPeYID0
「お、何か並んどる! 何やこれきもちわる!」
と言って、静止するまもなく墓守達(7人の小人)に駆け寄っていき、墓ごと小人を2〜3体まとめて蹴り飛ばしたのです。
流石のこの行動には私たちもびっくりしました。
その後、誰か人の物で、ここに置いてあるかもしれないから壊したらまずいよ、といったようなことを言って何とかその場を収めた覚えがあります。
壊したらまずいも何も、彼の豪快な蹴りで陶器製だった小人のうち3体はコンクリートにぶつかって壊れてしまい、墓石もどこかへなくなってしまっていました。
そして私は、その日の夜に不思議な光景を見たのです。
始めはそれは不思議な声でした。
私は子供部屋で一人で寝ていたのですが、窓の外から複数の人間が歌うような声が聞こえたのです。
それは日本語のような感じがしたのですが、内容としては何を言っているのか全く意味のわからない言葉でした。
窓の外を見てみると、家の近くにあった大きな木の下を、何か小さな人のようなものが踊りながらぐるぐる回っているのです。
よく目を凝らすと、それは例の7人の小人でした。
7人とはいっても、踊っているのは4体だけで壊れてしまった3体は大きな木の下に並べられていました。
どうやらその3体を囲むようにして、木の下をぐるぐる回りながら踊っているようです。
何だあれ、何だあれ? 壊したのは自分じゃないんだから、Aのところに行けよ!
と私はとにかく怖くなり、窓のカーテンをしっかり閉めて布団にもぐりこみました。
しばらく歌うような不思議な声が聞こえていたのですが、気がつけばその声も遠くなり、私はいつの間にか眠ってしまっていました。
次の日、例の墓があった場所を見てみると、壊れた小人も残った4人の小人もきれいさっぱりなくなっていました。
誰かが片付けてしまったのか、それとも自分たちの意思でどこかへ行ったのか……。
今では詳しいことはわかりませんが、夢だったのではないかと思うような不思議な出来事でした。
了
333 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:44:37.49 ID:AgCPeYID0
【99話】りほ ◆aZ4fR7hJwM 様
『蜘蛛の糸』
まだ小学生前半だった頃、当時は年に数回程家族ぐるみで付き合いのあった幼馴染達とよくキャンプをしに行ったものだった。
いつの時かどこの場所だったかは忘れてしまったが、とある山中でキャンプをした時の事だ。
大人達が夜へ向けバーベキューの準備をしている間、子供達だけで近くの山へ探検をしに行った。
薄暗くも手入れの行き届いた雑木林を進んでいると、ふと藪の中に矢印のついた看板があるのに気がついた。
そこに書いてあった内容までは覚えていないのだが、一見目につかない様な場所にあったそれを見つけた時はまるで隠しダンジョンを見つけたかのごとく皆が興奮し、さっそく探検しようということになった。
矢印の先にあったその道は今までの手入れされた林道とは違い、藪だらけで子供の背丈ギリギリの獣道のようなものであった。
多少不気味ではあるものの、それがまた冒険心を刺激するのと同時に、周りから弱虫と思われたくないという見栄か、誰も異を唱える事無くその獣道へと突き進んだ。
やはり手入れがされてないからか、その獣道を進みはじめるといっそう辺りが暗くなった覚えがある。
しばらく進んでいると、突然先頭の奴が悲鳴を上げうずくまった。
いったいどうしたのか、ケガでもしたのか、獣でもいたのか?
慌ててそいつの元へと駆け寄ると何やら手で顔を必死に拭っている。どうしたの?と尋ねると
「蜘蛛の巣。顔に引っかかっちゃた」と恥ずかしそうに答えた。
なるほど、どうやら道を挟んで藪の端から端にかかっていた蜘蛛の巣に顔から突っ込んでしまい、雰囲気も合わさって驚き叫んでしまったらしい。
なんだ驚かすなよと、皆安堵し、そいつもバツが悪そうにごめんと謝りつつもやはり気持ちが悪かったのか、隊の先頭から後ろの方へと移動していった。
気を取り直して進むも、想像以上に蜘蛛の巣は多く、たびたび「うわっ!」という声が先頭から聞こえてきた。
334 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:45:38.16 ID:AgCPeYID0
あまりの多さと皆の叫び声を聞くうちに、逆に気持ち悪そうという考えから楽しそうだという気持ちに変わってくる。メンバーの中でもお調子者な自分はさっそく先頭を代わり、蜘蛛の巣がかかるのを今か今かと待ちながら進んでいった。
するとさっそく顔から突っ込んでしまったのだが、肌に纏わりつく粘着性、細くも抵抗力のある強靭性、加えて薄暗くまったく見えない中でいきなりぶつかる唐突性と不快感。
思わず驚き声を上げてしまったのだが、その様を見て笑う皆を見てるとこちらも楽しくなってしまい、それから先も先頭で進んでは蜘蛛の巣をかぶり、さらに見えてるものには自分から突っ込だりと巫山戯ながら進んでいった。
しかし、最初は皆面白がっていたものの、飽きてしまったのかだんだんと口数も盛り上がりも極端に減ってきた。さすがに悪巫山戯に嫌気がさしたのか、はたまた蜘蛛の巣まみれの自分が気持ち悪がられているのか、だんだんと距離もあけられてるような気さえした。
すると一人の女の子が
「もうこわい。帰ろうよ」と言い始める。
確かに巫山戯てて気づかなかったが、辺りは相当暗くなっており、だいぶ進んだにもかかわらず目的地には未だ着く気配すらない。
遅くなって大人達に怒られる、もしかしたら迷っているのではないか?という不安から探検は諦めて帰ろうということになった。
そこでまた自分が先頭に立とうとしたのだが、
「◯◯はもうこれ以上蜘蛛の巣にさわっちゃダメ!」と先の女の子に止められる。
皆が不安がっている中、また巫山戯ると思われたのだろうか?
さすがにそんなことはしないと思いつつも、ヒステリックに叫ぶその子に圧倒され、大人しく皆の後ろからついていくことにした。
帰りは皆無言でただひたすらに歩き続けた。
辺りはほぼ真っ暗で、さすがの自分も怒られるのではないかと不安になっていた。
長い道のりではあったが、特に迷ったりせずに最初の雑木林に辿り着くことができた。
驚くことに雑木林へ出ると先の暗さが嘘のように明るく、これなら怒られまいと安堵したのを覚えている。
335 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:46:20.23 ID:AgCPeYID0
だが、そんな自分とは違い皆は比較的明るい雑木林に出てからも終始無言のままであった。
その時はきっと皆歩き疲れているんだろうと、特に考える事なく元のキャンプ場へと戻ったのだが、大人達に会うといきなり何人かが泣き始め、一人がしきりに自分の方へと指をさしてくる。
そんな状況に思わず呆然と立ち尽くしていると、自分が何か皆を怖がらせるような悪さをしたのではないかと思った親がこちらへと向かって来る。
が、近くに来たとたん
「おまえ、その顔どうした!?」と言うやいなや洗面場へと連れて行かれた。
鏡に写った自分の顔には…
まるで細い針金で引っ掻かれたかのような傷が無数についていた。
大人達の中では自分が巫山戯て藪の中で転び、ケガをしたのを見て皆心配したのだろうという解釈になったようだ。
だが、一緒にいた子に話を聞いたところ、
最初は面白かった。でもだんだんと蜘蛛の巣に突っ込んでいくたびに顔に傷ができていくのがわかって、もしかしたら巫山戯て蜘蛛の巣を壊したから蜘蛛が怒ったんじゃないかと思って怖かった。
だから帰りは壊させないように後ろに歩いてもらった。と教えてもらった。
あの当時はその話を聞かされ怖くなったものだが、後々からは肌の弱い子供時代、おそらくは蜘蛛の巣に付着していた花粉、樹液、アレルギー物質に反応して偶然あのようなことになったのではないだろうかと解釈した。
ただ、成長し丈夫になったからかはわからないが、結局あれ以来肌が炎症を起こすなんて体験をすることはない。
そして、成人した今でも雑木林や林道を歩く際には先ず手頃な枝を拾い、顔の前で振りながら歩くようにしている
なぜなら、やはり顔に着くと気持ち悪いというのもあるし、、、
腕や服に絡まる蜘蛛の糸が年々と太く強靭になっていくような気がするからである。
了
337 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:48:17.96 ID:AgCPeYID0
『馬好きの祖父』
これは私の祖父が亡くなって二年程経った頃の話です。
東京へ働きに出てきてた私の元に、両親と妹、そして祖父が死んでから一人で暮らしていた祖母が観光へきたのだ。
それもかなり急なことだった。
何故かというと、よくないことというのは続くもので、祖母に癌が見つかったのだ。
そのため元気なうちに私の顔を見るのも兼ねて観光へ来たというものだった。
二泊三日ほど観光をしていたのだが、その最中にひとつだけ不思議なことが起きた。
あれは確か千葉をレンタカーで走っていたときのことだ。
夕方になってきたこともあり、しきりに窓の外を眺めていた祖母も「暗くてよく見えへんようなってきたね」なんてことを言っていた。
そこでひとつ目を引いたモノがあったようで、横に座っていた私にあれは何だろうと聞いてきた。
私は祖母と同じように窓の外に目をやったのだが、なにやら白い壁が見えるだけで一体何の建物かよくわからなかった。
かなりの大きさのようで、一見するとドームか競技場のようであった。
「なんだろ、ちょっと調べるわ」
と言って私はスマホを取り出し位置検索を始めた。
338 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:49:17.41 ID:AgCPeYID0
祖母は常に持ち歩いている祖父の写真を取り出し、「あれは何やろねぇ」なんて言ったりしていた。
イマイチGPSが反応しないイライラしていると、祖母が「あ、なんか書いてる」と窓の外を指差した。
私はその声で再び窓の外に目を向けた。
そこにはこの建物が『競馬場』であることを示していた。
「競馬場? 競馬場やて、おじいちゃん……お馬さん好きやったもんね」
と、写真を窓の外に向けて祖母が喜んでいた。
父親も私たちのその話を運転しながら聞いていたようで、
「そうやな、親父は競馬好きやったからなぁ……きっと競馬場が近くにあるからおふくろに見せろってせがんだんやろうな」
そういって笑っていた。
祖母も「不思議なこともあるもんやねぇ」と懐かしそうに笑っていた。
祖母はその後、半年ほどで亡くなった。
観光を終えて実家へ戻った後は、手術後の経過がよくなくあっさりと逝ってしまったのだ。
普段は鞄の中にしっかりと仕舞い込んである祖父の写真をたまたま取り出した、それだけですが何か不思議なものを感じる出来事でした。
了
339 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:51:12.55 ID:AgCPeYID0
百本目の蝋燭が消えました・・・
これにて今年のお話は全て語られました……
今宵の宴に、幕が降ろされようとしています。
【97話】チッチママ ◆pLru64DMbo 様
『危機一髪』
怖いかどうかはわかりませんが…不思議な体験の話
私が小学生の頃に大阪で花の博覧会というのをしていました
確か開園して2日目だったと思います
あの日、私は家族でそこにいました
まず一番人気だったウォーターライドという高い場所に水路を作って
そこを船で進むという乗り物に真っ先に並んでいました
とても人が多くて、家族連れが目立っていました
老夫婦やベビーカーの親子までいたのを覚えています
並んで待って、やっと入り口が見えてきたかな?って時に妹が
「トイレー」と言い出してしまい、母が付き添い私一人だけ並んで待つことになりました
列はどんどんと進んで、はやく帰ってこないと私だけ乗っちゃうと焦っていました
すると妹と母の声で「私ちゃーん、こっちよーここよー」って声が聞こえたんです
え?なんで後ろから声がするの?後ろに並びなおしたの?と私は列を離れました
けれど周囲を探し回っても姿が見えないのです
はぐれた?と泣きべそをかきそうになっていると、やっと母と妹の姿
けれど後ろに並びなおした私に「あんた何やってんの!!」と怒られてしまいました
「だってさっき私を呼んだじゃない」「呼んでないよ!!今きた所なのに!!」
仕方なく後ろから並びなおしましたが、母はプンプンと怒っていました
私は申し訳なくて、やっと順番がきてもあまり楽しめなかったのです
ゆっくりと船が進んでナビゲータのお姉さんが案内してくれていました
平坦だった水路でしたが前に山みたいな急な登りが見えました
私はジェットコースーターが嫌いで、うわぁと思っていたら
突然に「きゃー」という人の叫び声ドゴン・ガゴンという音がしました
326 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:31:30.68 ID:AgCPeYID0
水路の下の通路の人たちは走り回り、案内のお姉さんは
「ちょっと落ち着いてください、大丈夫!!大丈夫ですから!!」
と本人も若い女性なのに泣きそうになっていました
前の登りかけの船も似た感じで案内の人が必死に
「立たないで下さい!!座って落ち着いて!!」と叫んでいました
大人たちも子供もどうしようもなく、とりあえずは冷静にそのまま座っていました
まず警備員の制服を着た人たちが複数下の通路に走って集まってきました
すぐにヘリコプターの音が空にバリバリと鳴り響いて、今度は警察官の人たちが来ました
救急車の音がしてオレンジの服を着たヘルメットをかぶった人たちが
女性を横にして上にまたがって何かしていました
前の登りかけに乗っていた案内の女性が水路横の非常通路から降りてきて
こちらの女性と相談していました
「マネージャーに連絡」「ここ動けない」「こんなの訓練で聞いてない」こんな会話でした
ともかく非常事態なんだなと思っていると、乗っていた大人の男性が
「何がおこっているんだ!!いい加減にしろ!!」と怒鳴り始めました
別の女性が「子供もいるのに、ともかく安全な場所へ!!」
すると黒いスーツを着たメガネをかけた男性が非常通路のどこかから来ました
まず案内の女性に指示を出した後に私たちに
「今から非常出口から安全に退避して頂きます。大丈夫です、まず混乱すると危険ですので
まず子供さん連れの前の席からゆっくりと歩いて行って下さい」
327 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:32:12.84 ID:AgCPeYID0
船を降りるときに少し揺れました。私たちには前で何が起こっているのか不明でした
通路途中でもう二人ほどのスーツを着た男性の人たちが誘導してくれました
階段は鉄の階段で下は草ムラで薄暗くて、本当に非常用なんだなと思いました
母は「これ返金してくれるのかしら」と怒っていましたが、私は怖がる妹の手を繋ぐのに必死でした
降りた先でまず男性が「ケガのある人はこちらへ」と叫んでいました
他の人は頭をずっと下げている別の男性の前を通って、やっと一般の道に出れました
その道には人だかりが凄くて、なんでもチケット返金を求める人や怒号が凄かったです
「これじゃあ返金も無理そうだわ」と興奮してる母に妹が
「お姉ちゃん、あのまま最初に並んでたらどうなった?」と聞かれました
まだ何が起こったのかわからなくて私は「わかんない」としか言えませんでした
あとは普通に他のアトラクションや展示を楽しみました
目玉のジェットコースターの風神・雷神は母が乗りたがりましたが
「なんか気持ち悪いしアレ、人いっぱいだからバスの時間遅れるよ?」
で母は不満そうでしたが帰路につきました
家についてテレビをつけて、やっと何がおこったか理解しました
家族で唖然と魅入ってしまいました
映像で落ちた人たちの物が散乱していましたが、私の身近にいた方の持ち物を見つけてしまい
確実にあのまま並んでいたら、私たちはアレに乗っていたと思います
船の落下事故でしたが亡くなった方がいなかったのが幸いでした
(終)
329 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:36:18.96 ID:AgCPeYID0
『7人の小人』
私が小学生のときに体験した、不思議で怖い話です。
あれは友人数人と学校から下校していたときのことです。
通学路の途中に、灰色の鳩が死んでいるのを見つけたのです。
最近死んだばかりなのか、死体は特に酷い状態というわけではなかったのですが、友達の何人かは気持ち悪さ半分好奇心半分といったところでした。
そこで、誰が言い出したかはハッキリとしないのですが道端に置いておくのもかわいそうだし、皆で埋めてやろうという話になったのです。
小学生のやることだったので、周りへの迷惑などはまったく考えず、適当に土がむき出しになっている街路樹のした辺りに鳩を埋葬し、形のよい石をその上に置いて供養しました。
さらに、どこから持ってきたのか友人の一人が7人の小人を模した陶器の人形を持ってきたのです。
「そこに落ちてた、こいつらに墓守させようぜ」
といって、お墓の周りにその小人たちを並べたのです。
私は、こう言っては何なのですがその小人たちがあまり可愛くなく、しかも7体もずらっと並んでいるのをみて少し不気味だなぁと思った記憶があります。
それから数日、私たちは学校から帰る途中は必ずその墓の前で手を合わせて帰っていました。
しかしある時、鳩を一緒に埋めた友人ではない友人と一緒に下校することがあったのです。
その友人……Aとしますが、彼は学校でもある意味で有名であり、体格がいいこともあってあまり考えなしに腕力にうったえる様な少し困った奴でした。
そして、鳩の墓の前まで来て私たちは気づきました。
(このジャ○アンがこんな面白そうなことを知って何もしないはずがない)
と、おそらく全員がそう思ったと思います。
ジャ○アンというのは、私たちが彼の陰口を叩くときに使っていた呼称です、勿論本人の前でそんなことを言えばどうなるかわかったものではなかったので……。
墓の前を通り過ぎる際、何か適当な話題で注意を逸らそうと私は画策していたのですが、それよりも早く彼は行動を起こしました。
330 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:37:53.59 ID:AgCPeYID0
「お、何か並んどる! 何やこれきもちわる!」
と言って、静止するまもなく墓守達(7人の小人)に駆け寄っていき、墓ごと小人を2〜3体まとめて蹴り飛ばしたのです。
流石のこの行動には私たちもびっくりしました。
その後、誰か人の物で、ここに置いてあるかもしれないから壊したらまずいよ、といったようなことを言って何とかその場を収めた覚えがあります。
壊したらまずいも何も、彼の豪快な蹴りで陶器製だった小人のうち3体はコンクリートにぶつかって壊れてしまい、墓石もどこかへなくなってしまっていました。
そして私は、その日の夜に不思議な光景を見たのです。
始めはそれは不思議な声でした。
私は子供部屋で一人で寝ていたのですが、窓の外から複数の人間が歌うような声が聞こえたのです。
それは日本語のような感じがしたのですが、内容としては何を言っているのか全く意味のわからない言葉でした。
窓の外を見てみると、家の近くにあった大きな木の下を、何か小さな人のようなものが踊りながらぐるぐる回っているのです。
よく目を凝らすと、それは例の7人の小人でした。
7人とはいっても、踊っているのは4体だけで壊れてしまった3体は大きな木の下に並べられていました。
どうやらその3体を囲むようにして、木の下をぐるぐる回りながら踊っているようです。
何だあれ、何だあれ? 壊したのは自分じゃないんだから、Aのところに行けよ!
と私はとにかく怖くなり、窓のカーテンをしっかり閉めて布団にもぐりこみました。
しばらく歌うような不思議な声が聞こえていたのですが、気がつけばその声も遠くなり、私はいつの間にか眠ってしまっていました。
次の日、例の墓があった場所を見てみると、壊れた小人も残った4人の小人もきれいさっぱりなくなっていました。
誰かが片付けてしまったのか、それとも自分たちの意思でどこかへ行ったのか……。
今では詳しいことはわかりませんが、夢だったのではないかと思うような不思議な出来事でした。
了
【99話】りほ ◆aZ4fR7hJwM 様
『蜘蛛の糸』
まだ小学生前半だった頃、当時は年に数回程家族ぐるみで付き合いのあった幼馴染達とよくキャンプをしに行ったものだった。
いつの時かどこの場所だったかは忘れてしまったが、とある山中でキャンプをした時の事だ。
大人達が夜へ向けバーベキューの準備をしている間、子供達だけで近くの山へ探検をしに行った。
薄暗くも手入れの行き届いた雑木林を進んでいると、ふと藪の中に矢印のついた看板があるのに気がついた。
そこに書いてあった内容までは覚えていないのだが、一見目につかない様な場所にあったそれを見つけた時はまるで隠しダンジョンを見つけたかのごとく皆が興奮し、さっそく探検しようということになった。
矢印の先にあったその道は今までの手入れされた林道とは違い、藪だらけで子供の背丈ギリギリの獣道のようなものであった。
多少不気味ではあるものの、それがまた冒険心を刺激するのと同時に、周りから弱虫と思われたくないという見栄か、誰も異を唱える事無くその獣道へと突き進んだ。
やはり手入れがされてないからか、その獣道を進みはじめるといっそう辺りが暗くなった覚えがある。
しばらく進んでいると、突然先頭の奴が悲鳴を上げうずくまった。
いったいどうしたのか、ケガでもしたのか、獣でもいたのか?
慌ててそいつの元へと駆け寄ると何やら手で顔を必死に拭っている。どうしたの?と尋ねると
「蜘蛛の巣。顔に引っかかっちゃた」と恥ずかしそうに答えた。
なるほど、どうやら道を挟んで藪の端から端にかかっていた蜘蛛の巣に顔から突っ込んでしまい、雰囲気も合わさって驚き叫んでしまったらしい。
なんだ驚かすなよと、皆安堵し、そいつもバツが悪そうにごめんと謝りつつもやはり気持ちが悪かったのか、隊の先頭から後ろの方へと移動していった。
気を取り直して進むも、想像以上に蜘蛛の巣は多く、たびたび「うわっ!」という声が先頭から聞こえてきた。
334 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:45:38.16 ID:AgCPeYID0
あまりの多さと皆の叫び声を聞くうちに、逆に気持ち悪そうという考えから楽しそうだという気持ちに変わってくる。メンバーの中でもお調子者な自分はさっそく先頭を代わり、蜘蛛の巣がかかるのを今か今かと待ちながら進んでいった。
するとさっそく顔から突っ込んでしまったのだが、肌に纏わりつく粘着性、細くも抵抗力のある強靭性、加えて薄暗くまったく見えない中でいきなりぶつかる唐突性と不快感。
思わず驚き声を上げてしまったのだが、その様を見て笑う皆を見てるとこちらも楽しくなってしまい、それから先も先頭で進んでは蜘蛛の巣をかぶり、さらに見えてるものには自分から突っ込だりと巫山戯ながら進んでいった。
しかし、最初は皆面白がっていたものの、飽きてしまったのかだんだんと口数も盛り上がりも極端に減ってきた。さすがに悪巫山戯に嫌気がさしたのか、はたまた蜘蛛の巣まみれの自分が気持ち悪がられているのか、だんだんと距離もあけられてるような気さえした。
すると一人の女の子が
「もうこわい。帰ろうよ」と言い始める。
確かに巫山戯てて気づかなかったが、辺りは相当暗くなっており、だいぶ進んだにもかかわらず目的地には未だ着く気配すらない。
遅くなって大人達に怒られる、もしかしたら迷っているのではないか?という不安から探検は諦めて帰ろうということになった。
そこでまた自分が先頭に立とうとしたのだが、
「◯◯はもうこれ以上蜘蛛の巣にさわっちゃダメ!」と先の女の子に止められる。
皆が不安がっている中、また巫山戯ると思われたのだろうか?
さすがにそんなことはしないと思いつつも、ヒステリックに叫ぶその子に圧倒され、大人しく皆の後ろからついていくことにした。
帰りは皆無言でただひたすらに歩き続けた。
辺りはほぼ真っ暗で、さすがの自分も怒られるのではないかと不安になっていた。
長い道のりではあったが、特に迷ったりせずに最初の雑木林に辿り着くことができた。
驚くことに雑木林へ出ると先の暗さが嘘のように明るく、これなら怒られまいと安堵したのを覚えている。
335 :わらび餅(代理投稿) ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:46:20.23 ID:AgCPeYID0
だが、そんな自分とは違い皆は比較的明るい雑木林に出てからも終始無言のままであった。
その時はきっと皆歩き疲れているんだろうと、特に考える事なく元のキャンプ場へと戻ったのだが、大人達に会うといきなり何人かが泣き始め、一人がしきりに自分の方へと指をさしてくる。
そんな状況に思わず呆然と立ち尽くしていると、自分が何か皆を怖がらせるような悪さをしたのではないかと思った親がこちらへと向かって来る。
が、近くに来たとたん
「おまえ、その顔どうした!?」と言うやいなや洗面場へと連れて行かれた。
鏡に写った自分の顔には…
まるで細い針金で引っ掻かれたかのような傷が無数についていた。
大人達の中では自分が巫山戯て藪の中で転び、ケガをしたのを見て皆心配したのだろうという解釈になったようだ。
だが、一緒にいた子に話を聞いたところ、
最初は面白かった。でもだんだんと蜘蛛の巣に突っ込んでいくたびに顔に傷ができていくのがわかって、もしかしたら巫山戯て蜘蛛の巣を壊したから蜘蛛が怒ったんじゃないかと思って怖かった。
だから帰りは壊させないように後ろに歩いてもらった。と教えてもらった。
あの当時はその話を聞かされ怖くなったものだが、後々からは肌の弱い子供時代、おそらくは蜘蛛の巣に付着していた花粉、樹液、アレルギー物質に反応して偶然あのようなことになったのではないだろうかと解釈した。
ただ、成長し丈夫になったからかはわからないが、結局あれ以来肌が炎症を起こすなんて体験をすることはない。
そして、成人した今でも雑木林や林道を歩く際には先ず手頃な枝を拾い、顔の前で振りながら歩くようにしている
なぜなら、やはり顔に着くと気持ち悪いというのもあるし、、、
腕や服に絡まる蜘蛛の糸が年々と太く強靭になっていくような気がするからである。
了
337 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:48:17.96 ID:AgCPeYID0
『馬好きの祖父』
これは私の祖父が亡くなって二年程経った頃の話です。
東京へ働きに出てきてた私の元に、両親と妹、そして祖父が死んでから一人で暮らしていた祖母が観光へきたのだ。
それもかなり急なことだった。
何故かというと、よくないことというのは続くもので、祖母に癌が見つかったのだ。
そのため元気なうちに私の顔を見るのも兼ねて観光へ来たというものだった。
二泊三日ほど観光をしていたのだが、その最中にひとつだけ不思議なことが起きた。
あれは確か千葉をレンタカーで走っていたときのことだ。
夕方になってきたこともあり、しきりに窓の外を眺めていた祖母も「暗くてよく見えへんようなってきたね」なんてことを言っていた。
そこでひとつ目を引いたモノがあったようで、横に座っていた私にあれは何だろうと聞いてきた。
私は祖母と同じように窓の外に目をやったのだが、なにやら白い壁が見えるだけで一体何の建物かよくわからなかった。
かなりの大きさのようで、一見するとドームか競技場のようであった。
「なんだろ、ちょっと調べるわ」
と言って私はスマホを取り出し位置検索を始めた。
338 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:49:17.41 ID:AgCPeYID0
祖母は常に持ち歩いている祖父の写真を取り出し、「あれは何やろねぇ」なんて言ったりしていた。
イマイチGPSが反応しないイライラしていると、祖母が「あ、なんか書いてる」と窓の外を指差した。
私はその声で再び窓の外に目を向けた。
そこにはこの建物が『競馬場』であることを示していた。
「競馬場? 競馬場やて、おじいちゃん……お馬さん好きやったもんね」
と、写真を窓の外に向けて祖母が喜んでいた。
父親も私たちのその話を運転しながら聞いていたようで、
「そうやな、親父は競馬好きやったからなぁ……きっと競馬場が近くにあるからおふくろに見せろってせがんだんやろうな」
そういって笑っていた。
祖母も「不思議なこともあるもんやねぇ」と懐かしそうに笑っていた。
祖母はその後、半年ほどで亡くなった。
観光を終えて実家へ戻った後は、手術後の経過がよくなくあっさりと逝ってしまったのだ。
普段は鞄の中にしっかりと仕舞い込んである祖父の写真をたまたま取り出した、それだけですが何か不思議なものを感じる出来事でした。
了
339 :わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 05:51:12.55 ID:AgCPeYID0
百本目の蝋燭が消えました・・・
これにて今年のお話は全て語られました……
今宵の宴に、幕が降ろされようとしています。
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