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ロー「世知辛いのじゃー!」
エナ「のじゃー!」
15:🎏 せん ◆yRWJPYC6Ss:2018/3/16(金) 17:33:10 ID:X4xLv7s.8E
新スレありがとうございます(’∀’*)
身の震える季節を越え、
顔をあげれば蕾が姿を変えていた。
「…はっ!」
常時着用であった防具は既に影もみず
愛しい人の隣で寝る安堵に身を委ねていた朝
「アイ、アイ!…寝過ぎたの!」
「…ん、どうしましたかイズミ?」
「しまった…全速力で向かいましょう。」
「プランBなの!」
昨晩の事前準備も幸を成し、
二人はある場所へと急ぐ。
「はなびっち…まおー!」
「千両さん、魔王さん!お待たせしました、ほかの皆さんは…?」
「お待ちしておりました、御二方。」
「皆、好きにやってるから大丈夫だよ。アイさんお酒飲むっけ…?」
愛しそうに小さな体を抱き寄せるのは着物の女
隣で悠と佇む彼は相変わらずな笑みを二人へ向けた
「はなびっち…苦しい。」
「イズミちゃん、少し成長しました…?」
「…!!!!!!」
「…アイさんのおかげでしょうか。」
小声で交わされる乙女の会話に男性陣は顔を背けた
「あらやだ、まるで梅の花みたいに…。」
するりと少女の頬を撫でると無意識に目が合ってしまう。
16:🎏 せん ◆yRWJPYC6Ss:2018/3/16(金) 17:40:01 ID:X4xLv7s.8E
「…わ、花、が。」
その視線の向こうに目を取られると
視界が真っ赤に染まる
「これは梅の花、むこうには桜並木を。」
少し目が眩む
無意識に彼を探す
「…わっ、アイなにす…。」
視界が一気に高くなり、春の香りが鼻を擽った
「俺は、幸せです。」
「…?」
「俺は…。」
鼻をすする音が一つ
「アイ、ありがとう。」
「…あなたとこれからも尽きることない四季を。」
「イズミちゃん、アイさん。」
遠方からする声に目をやれば
変わらぬ風景がそこに広がっていた
【結婚おめでとう】
の旗と共に
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