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【参加自由】1レス勝負【2章】
[8] -25 -50 

1:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2014/10/16(木) 20:04:50 ID:7lTINYd4eE
日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます


574:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/12(日) 22:11:28 ID:EU.sSzzXU2
>>562
575:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/13(月) 00:16:44 ID:rJWJ05WBzk
>>569
参加者さんが増えてくれると嬉しいんですけどね……
あと、申し訳ないですがネウロは何のネタですか?

>>555
>>562が同票なので
月曜日が終わるまで投票延長に入ります。
576:🎏 佐藤 ◆p1bw2Xe7LI:2015/7/13(月) 00:49:25 ID:EU.sSzzXU2
参加者欲しいですよねー。
前は荒らす人いっぱい居ましたよねー。


脳噛ネウロ
ジャンプの漫画です
577:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/14(火) 00:06:19 ID:Fv.sHpB9Hw

と言うわけで締切ります。
今回の勝者は……
>>555>>562です

次回開催は20日、海の日からです!

>>576
そんなに前から居るわけじゃないので前のことは知りませんです。
荒らしですか……いやですねえ

578:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/20(月) 00:00:21 ID:GbwlBEFwCk

はい。
海の日です。
そして、今週の1レス勝負開催です。

お題候補を火曜日になるまで募集致します。

皆々様のご参加、お待ちしております。
579:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/20(月) 06:42:14 ID:twoOi/uGe.
「水着」
580:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/20(月) 09:37:53 ID:1dSnSvObhk
「花火」
581:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/20(月) 09:49:43 ID:Gm9BUcwCBs
ゾンビ
582:🎏 580さんと同じ案を考えてましたw:2015/7/20(月) 10:15:04 ID:Ee6F9DG/iQ
真夏の雪
583:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/21(火) 00:07:50 ID:Qf9OgeDJLw
これよりお題投票に入ります。

>>579
>>580
>>581
>>582
の中から、コレだって思ったお題に投票お願いします。
584:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/21(火) 05:25:07 ID:yz51vRuKYY
>>581
585:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/21(火) 20:16:50 ID:cve9MIntIE
>>582
586:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/21(火) 21:09:26 ID:twoOi/uGe.

>>582
587:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/21(火) 22:13:38 ID:R9Ur7EHEro
>>582
588:🎏 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/22(水) 00:42:20 ID:Fv.sHpB9Hw

お題が確定いたしました。
今回のお題、>>582
「真夏の雪」です!

参加者の方は土曜日20時までに作品を投下ください。

それでは皆々様のご参加、お待ちしております。
589:🎏 初投下:2015/7/22(水) 10:55:26 ID:1dSnSvObhk
娘「おとーさんおとーさん」
父「なんだい娘ちゃん」
娘「あのね、娘ちゃんね、まっしろのゆき、みてみたい」
父「南国の地沖縄で、しかも真夏にすごい要望きた」
娘「だめかなぁ…」ションボリ
父「上目遣い…だと…!?」ズキューン
父「よし、お父さんに任せなさい!」
娘「ほんと!?」パァァァ
父「あぁ、もちろんだ!では早速」テキパキテキパキ
娘「たまご、ちょこれーと、ばたー、おさとう…??」
父「これをこうしてあれをこうして」テキパキテキパキ
父「オーブンで焼く」チーン
娘「ちょこけーきだ!」
父「ふふ、ガトーショコラだよ」
娘「が、がとー…?」
父「ガトーショコラ」
娘「がとーしょこら!」
父「良く出来ました」
娘「えへへー」
父「さ、ここからが本番。粉砂糖と小さなふるいを用意します」
父「娘ちゃんよく見ててね。今から雪が降るよ」
娘「??」
父「ケーキの上に軽くトントンっと」パラパラパラー
娘「!!まっしろ!ゆきだ!!」パァァァ
父「うん、出来上がり〜。さぁ、雪乗せガトーショコラ、食べようか」
娘「うん!おとーさんありがとう!だいすき!」ギュッ
父「グハッ…娘ちゃん可愛い…!」ハナヂドバー

〜十数年後〜

娘「ねぇ、お父さん。あの時の雪のせいで、私雪って甘いものだと思ってたんだよ」
娘「友達と行った北海道旅行で恥かいちゃった」
父「ふふ、そうか」
娘「ねぇお父さん、雪乗せガトーショコラ、また食べたいな」
父「…そうだな」
娘「早く元気になってよ…退院して、またガトーショコラ作ってよ…」
父「……そうだな」

〜更に数年後、お盆に〜

娘「お父さん、ただいま」
娘「私の娘、あなたの孫も今年で5歳だよ」
娘「この子も、まだ雪を見た事がないんだ」
娘「お父さん……」
孫「ゆきみたい!まっしろのゆき!」
父「よぉし、孫ちゃんの為にガトーショコラ作るよ!」テキパキテキパキ
孫「きゃーっおじーちゃんだいすき!」ギュッ
父「グハッ…天使か…っ」ハナヂドバー
娘「雪は甘くないってちゃんと教えてあげてねー!?」

おしまい!
590:🎏 佐藤ー ◆CI4mK6Hv9k:2015/7/22(水) 20:17:07 ID:EU.sSzzXU2
「計理たいちょー。なんか雪降ってきましたよー」

とある専門学校の屋上、一人の女性が空を仰いでそう言った。

「そうだね、ちょっと警戒しないとね」


たいちょーと呼ばれる人物は柵に捕まり、仕切りに下を覗く。
下は動く屍の巣と化していた。

奴らは基本トロイし、嗅覚も聴覚も人よりも全然鈍い。
だか、奴らの中に特殊体が存在する。
人間の身体能力を遙かに凌駕する奴らは俺らにとって脅威となる存在だ。

だからアジトは高い何処を探さなければならない。
そして、三階までの出入り口を木や机などで封鎖し、階段なども塞がなければないのだ。


「今が普通の日常だったら、凄くテンション上がるんですけど……」


彼女は涙目になりながら、そう応えた。

世界中の人もこの雪に気づいているだろう、そしてどんな気分になるだろうか。


「どうなるかは分からないけど、きっとどうにかなる」


隊長はグローブを外し、彼女の頭を撫でた。


僕らは此処に居ます
591:🎏 ◆1T2swboMiw:2015/7/23(木) 00:18:55 ID:PRDpC0sllk
私は夏休みを利用して、叔父さんの家を訪れていた。叔父さんの家には異国の写真や名産品など、色々なものが所狭しと並んでいる。

「叔父さん、この箱はなぁに?開けてもいい?」

叔父さんが頷いたのでリボンを解き古びた箱を開けると、透明な丸い球体が出てきた。

「振ってごらん」

言われた通りにその球体の置物を振ると、中でひらひらと白いものが舞った。

「綺麗だろう?スノードームっていうんだよ。贈り物だったんだけど、結局贈れずじまいさ。聞きたいかい?」

叔父さんの宝物にはときどき物語がある。私はそれを聞くのが大好きなのだ。

「うん、聞きたい!」

それはね、と叔父さんは語り出す。
私がまだ24の頃だ。アフリカに行ったときのこと。写真家として仕事をするため、どこかに腰を据えなければいけなかった私は、小さな村にお世話になることにした。

私は村の子供達に色々な話をしてやった。中でも1番評判が良かったのが雪の話でね。それで、約束したんだ。次にここへ来るときには、雪を見せてあげると。

私はそのあとすぐに帰国したが、雪の写真とこのスノードームを持って、再びあの村を訪れた。そしたらね、なくなってたんだよ。村が。

どうやらその辺りは戦場になってしまったらしい。真っ平らで、人が住んでいたとは思えない景色だったよ。世界中を旅しているうちに会えるかも、なんて思って、外国へ行くときは必ず持ち歩いたものだが…とうとう引退してしまって、渡せずじまいさ。

ミキには少し難しい話だったかな?と言って、叔父さんは私の頭を撫でた。

「じゃあ、このスノードームはずっとしまってたの?」

「そうだよ。よく見つけたね」

「うん…」

私はもう一度スノードームを振ってみた。ひらりひらり、悲しげに雪が舞う。

「真夏の雪みたい」

「そうだね、スノードームはいつだって雪が見れるからね」

「ううん、おとなって、かなしい気持ちをかくして生きてるでしょう。叔父さんみたいに。ひっそり泣いてるけど、すぐにその涙は消えてしまうんでしょう」

真夏に降る、雪のように。ひらりひらりとちゅうに舞うけど、すぐに太陽に溶かされて消えてしまう。

「ミキはときどき鋭いことを言うね。でも、大人はそういう生き物だからなぁ」

「それならわたし、おとなになりたくないな」

「そうかい?叔父さんは大人が好きだよ。楽しいことがたくさんあるからね」

ミキも大人になればわかるよ、と頭を撫でられた。照りつける太陽の日差しを浴びて、スノードームがきらきらと光る。花びらのような雪は、いつまでも硝子の球体の中を漂っていた。
592:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/23(木) 16:00:50 ID:BbTuNZAfwQ
8月の天気と言ったらお日さまがぴかぴかと輝き、もくもくとした入道雲の浮かぶ青い青い空を思い浮かべそうなものだ。
しかし、あいにく今日は朝から空いちめんに重苦しい雲がたれこめていた。

お天気お姉さんの言うとおりに傘を持って出掛けたら、ほどなく季節はずれの雪が降ってきた。
最初は埃みたいに小さかった粒が、徐々に質量を増し、あっという間に人差し指の先ぐらいまで大きくなった。

道行く人々は慌てて傘をさしたり軒先に逃げ込み、車はワイパーを動かしはじめる。
ランドセルを背負った子どもたちが、雪だー!とはしゃぎながら隣を駆けぬけていった。

異常気象も3年続けば慣れてくるものだ。

待ち合わせの交差点にたどり着くと既に、なっちゃんがビニール傘を差して立っていた。
時間には余裕を持って家を出てきたのだが彼女は渋い顔をしている。原因はすぐにわかった。

「雪が降るとは思わなかったー」
「今朝の天気予報見てないの?」
「うん。昨日は雨だって言ってたもん」

そう言えば、なっちゃんは雪が嫌いなのだった。
理由は色々聞いたはずだが忘れた。たぶんどうでもいい理由だったんだろう、と言うと彼女は怒るかもしれないけれど。
二人並んで歩きながら他愛もない話をする。

雪は積もることなく溶けていく。
それもそうだ、気温が25度を越えている中で水分の多いべちゃべちゃした雪が降っている。何かに触れたとたん、幻のように消えてしまうのだ。

見た目以外はほとんど雨に等しいこの異常気象は3年前に突如として始まり、未だ原因は解明されることなく今日まで続いている。
学者たちは環境や生態系が云々、農業や漁業への影響が云々と議論しているが、そもそも連日の最高気温が40度を越えている時点で異常気象は異常気象なのだ。
そこに豪雨が襲ってこようとも、雪が降ってこようとも根本の問題は変わらないと思う。

歩き続けて10分ほど。私たちは人のいない小さな公園に辿り着いた。
屋根のある休憩所に入って傘をたたみ、並んでベンチに座る。
なっちゃんが肩からさげていたショルダーバッグからメモ帳とペンを取りだし、目を輝かせて言った。

「さあ、ゆきちゃん。世界を変える話をしましょう!」

風が吹いて休憩所にほんの少しだけ雪が舞い込んできた。
593:🎏 名無しさん@読者の声:2015/7/24(金) 22:42:09 ID:gPYEdwQMfI
地上も空も、白の色彩で覆い尽くすように、今宵も“雪”が降る――。

――
「……今日も、キミは来なかったね」
白い“雪”が空から降り堕ちる中、約束の丘のてっぺんで、ボクは毎日呟く言葉を今日も呟いた。
「それに、今夜も晴れなかったね。これじゃあ天体観測も出来ないや」

――――この世界が白く染まってから、もう、どのくらい経つだろう。
異常気象で、一年中――それこそ、真夏にだって“雪”が降り続ける。

かつて、夏の夜空を眺めるのが大好きなキミは、このことをひどく悲しんだけど――それでもいつか、また一緒に天体観測をしようと、そうボクに言ってくれた。だからボクは、この思い出の丘の上で、ずっと待っているのだけど……。
「……どうして、キミは来ないの?」

――
その日も“雪”が舞っていた。ボクは待っていた。
ボクは膝下まで“雪”に埋まっていて、もう歩くことが出来ない。でも、寒いとは感じなかった。
「お前、こんな所で何してんの?」
不意に、知らない声が降りかかる。
そこには、白く染まったこの世界にはひどく不釣り合いな、漆黒のコートを来た男が立っていた。当然、ボクが待ち続けているキミではない。
「こんな所にいたって、もう誰も来ないよ」
……うるさい。お前に何がわかる。
約束したんだ。いつか晴れたら、“雪”が止んだら、また一緒に天体観測をしようって。だからボクは待っているんだ。
ボクがそう主張すると、男は、それ以上は何も言わずに去っていった。

――
その日も“雪”が舞っていた。ボクは待っていた。
ボクはもう肩まで“雪”に埋まっていて、動くことが出来ない。でも、冷たいとは感じなかった。元からそういった機能は備わってないからだ。
「……お前、まだ此処にいたの?」
また、あの男が現れた。ボクが待ち続けてるキミは来ないというのに。
「こんな所にいたって、もう誰も来ないよ」
……うるさい。お前に何がわかる。
いつか“雪”が止んで、キミは帰ってくるんだ。そう信じているからこそ、ボクは此処に在るのに。
ボクが主張すると――男は、こう続けた。
「こんな所にいたって、もう誰も来ない。


人類は、とっくに滅びたんだから」

地上も空も、白の色彩で覆い尽くすように、今宵も“死の灰”が降る。
その様は、本物の雪のようで――。

「お前……もう何十年前から、死んだ『主』を待ち続けているんだ?」
生きとし生ける者が滅びた世界で。
死を知らないロボットと、送る者を喪った死神に――真夏の雪は、ただ降り注ぐばかりであった。

――
……人は、死ぬと空に行くという。
ならボクは、キミが晴れの日に逝ったことを祈ろう。


   END
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