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【参加自由】1レス勝負【2章】
[8] -25 -50 

1: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2014/10/16(木) 20:04:50 ID:7lTINYd4eE
日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます


562: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/7/10(金) 21:56:05 ID:s4yNA.ZWnA
 駅前広場にカップルとか言う人生を謳歌する輩が溢れる中、不幸そうな黒髪メガネの私は佇んでいた。
 私の前には煌びやかに飾り付けられた笹、そして色とりどりの短冊には数多の願いが込められている。
 「…ちっ!リア充共がっ!一年に一度しか会えない呪いにかけられてしまえ!」
 私は悲しみを含んだ独り言を吐いた。
 「……へい、かーのじょ!君って七夕飾りは燃やす派?流す派?」
 そんな私に話かけてくる頭の軽そうな男性が現れた。正直、キモい。
 「アンタみたいなの嫌いなの!一年後に答えてあげるっ」
 トゲのある物言いで、男を遠ざけた。どうやら私は冷たい女だったようだ。

 「へい、かーのじょ!七夕飾りは……」
 一年たって、また駅前広場の笹の前に立っていた。そんな私もバカだが、きっと奴もバカだ。
 「はいはい、燃やす派燃やす派」
 燃やしたりも流したりもしないけど、私は軽く答えた。もしかしたら、私は暇なだけかもしれない。
 「そっか、一緒だね!どう?一緒に燃やさ」
 奴が言い終わる前に私が言う。
 「ない。一年後だったら考える」

 何年間だったろう?私が奴と飾りを燃やすまでにかかった月日は……。
 「燃えてるねっ!メガネに火が反射して綺麗!」
 奴がはしゃいでいて、キモい。
 「……何を願ったの?」
 何となく、私は聞いた。
 「もちろん!君と一緒に居ることさっ」
 やっぱり、キモい。
 でも、私は。
 「いいよ。叶えたげる」
 もっとキモい。
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