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【参加自由】1レス勝負【2章】
[8] -25 -50 

1: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2014/10/16(木) 20:04:50 ID:7lTINYd4eE
日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます


299: 名無しさん@読者の声:2015/2/3(火) 02:17:19 ID:zs6HkdJN8o

今回のお題候補は
>>295
>>296
>>297
>>298
です。この中からこれだっと思うのをお選びください。


300: 名無しさん@読者の声:2015/2/3(火) 06:37:09 ID:TtIIwmn.Kk
297
301: 名無しさん@読者の声:2015/2/3(火) 07:32:48 ID:qQoRvUX2Jw
>>296
302: 名無しさん@読者の声:2015/2/3(火) 22:00:24 ID:VHu0RcpVjQ
>>297
303: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/2/4(水) 00:22:54 ID:vJ5YwfnO9A

お題が決定しました。
>>297
「灰色の街」です

今回は名乗り無しですので
よろしくお願いします。


304: 参加します ◆WEmWDvOgzo:2015/2/4(水) 12:07:33 ID:IsuJYzf34o
OH GUSH 焼き尽くせ BURN DOWN BURN DOWN BURN THEM
そこは誰も触れてはならない領域
OH GUSH 狼煙となれ BURN DOWN BURN DOWN BURN DEM OWN
それは疚しい唸り声が飛び交うせわしない街

誰も彼も枯れてしまった成れの果て
おぉ神よ 目指す群れはどこかのどかな地へ
揺るぎない樹は伸びていく彼方へ
息づくリズムは刻む世の涯

昇る朝陽は目を眩ませる
手枷、足枷、その場で繋がれる
期待はずれはオンボロなこの身を包ませる
奮わせる勇気はポロポロ崩れ去る

過ぎ去った時の後
語り尽くせぬ命の話は辿る記憶へと
導かれし意思は未開の星にふと奪われる
悲しみはやがて誰かの耳になぞられて
なぞらえても解き明かせぬ時代の片隅に眠るだろう

赤焼けの空を舞う黒い雲に輝く吉兆の火から立ち込める煙が交わえて、いつしか大粒の涙を街に打ち付けた
しみったれた街を今日もさまようのは止まり木に身を休める渡り鳥の群れ
羽は抜け落ちて、身体は縮こまり、虚ろな眼差しを豪雨が遮る

海に溶け込む陽の光 闇を見渡す淡い月明かり
銀色の河をヒラヒラと泳ぐ星々が眺める群青と新緑のガイダンス

思想 疑問 自問自答 今夜も寝付けない

灰色の街 そこはきっと忘れ去られたまま
灰色の街 それはきっと目に見えぬまま

序章は無知の異なり
第1章は進歩への軌跡
第2章は知恵のいがみ合い
第3章は感覚のままに
第4章は理解を求め合い
第5章は束の間の安寧
引き換えに欠けた喜怒哀楽、思いやり、危機感をひた隠しにする忘却
次なる章は未だ開かれぬまま

健やかなる時も病める時も立ち止まれないのだから、なにが起きてもしかたない
触れた針は戻せまい、狭い世界など微塵にも描いてはいない
焦りぎみに走り出す心は背後の溜め息に気付かない
いくつも理屈を記すリスクを知らずに息づくリズムに身を委ねる
それが崩壊のリズムだとしてもバスバスと弾ませる鼓動がひたすら走れと促すのだ
305: 詩…だと…乗った ◆N6kHDvcQjc:2015/2/4(水) 18:30:13 ID:3royW.7drM

君がいないから
灰色の街。
誰彼を羨んで歩く
灰色の街。

黄昏時の色が
死んでいく。
君をなくした心が
死んでいく。

煌びやかな街の灯も
薄汚れた灰色に染まる。

君がいないから
僕には灰色の街。
306: ◆dq0aT6IjKU:2015/2/4(水) 18:45:10 ID:H4qHsEWWdo
ー灰色の街ー

色付いていたものが色を落としていく。
極彩色がモノクロームへ。
降るもの歩む者何もかも灰色へ移ろいゆく。

灰が肺に溜まって苦しい。
吐き出そうにも吐き出し方を僕は知らず、ただ胸の奥にある異物に喘ぎを漏らす。

灰色は色濃く淡く触れれば砂の山のように崩れてしまいそう。
あのビルの角も、きっと指を触れればほろほろと…

自分の指も、顔も感情も色を落とし、
灰に染まっていく。

今、あなたの髪に触れようとした指が霞み、
ほろほろと崩れていった。

音もなく目の前の電柱が崩れ落ちる。
その横で携帯を弄っていた女性も崩れ落ちた。
転がる灰に何も思わず、何事もなかったように
横にいるあなたが崩れるのも気付かずに、
向かう橋が崩れようとしているのにも解らずに
僕は崩れ落ちゆく灰色の街を眼球に移しながら歩いた。
307: あうあう:2015/2/6(金) 01:28:01 ID:9vc1DYUD..
モノクロの風景が並ぶ。列を為す。

かつて悠久とすら思える程に栄えた都は、もはや在りし日の夢の如し有様だ。

灼熱の日差しは文字通りに地を燃やし、有機物は全て余さず炭化した。

それらを神の裁きと呼び、祈り捧げた神父も望み通りに神に召された。

風が熱を掻き回し、残されたものさえも塵芥に変えて行く。

近未来都市の化粧を落とされ、土地の素顔は素朴な大地に回帰した。

人類は地中に逃れ、一部の恵まれた者だけがポッドに入り明日へと儚き希望を繋ぐ。

人づてに聞いた話だ。

誰も住めない都をさ迷う僕はなんなんだろう。僕は今日も答えを求めてポッドを開く。

ポッドの鍵は風化し、既に用を果たさない。手で封を引っぺがすだけで終わりだ。

機械の戒めから解放された人間が、悠々と体を起こし、眩しそうに瞬く。

人間は景色を一望すると、表情が絶望に凍りつき、視線は僕の顔を最後に止まる。

「ば、化け物!灰色の化け物!!」

僕は灰色の化け物らしい。大体半数の人間がそう叫ぶ。

二言目を口にする前に、人間は熱風に攫われた。

残りの半数はこのように消えた。言葉を残すか残さないか、違いはそれだけ。

灰色の街は灰色の僕だけの街。

僕は明日もポッドを開けるだろう。僕は人間に会いたいんだ。
308: 名無しさん@読者の声:2015/2/6(金) 23:34:32 ID:0zJ27ZSICE
 死に方は凍死と決めていた。昔テレビで、もっとも痛みが少ないと云っていたから。
 私は震えながら、とぼとぼ歩く。
 街はいつも通りに灰色で、なんの面白味もなかった。

 この世に生まれ落ちた瞬間から、私は色を失っていた。極彩色の名画も絶景も、この両目を通りぬければガラクタに変わる。すべてが白黒の濃淡で塗りつぶされる世界なんて、もううんざりだった。
 16歳になった朝、こっそり家を抜け出した。
(死ぬには絶好の日だ)
 覚悟はできていた。あとは行動に移すだけだ。

公園の中央にあるドーム型の遊具を、死に場所として選んだ。中の空洞でうずくまっていれば誰にも気づかれることなく逝けるだろう。
 一歩一歩近づいていく。北風がごうっと髪をかき混ぜた。
「おはよう」
 明るい声が体を硬直させた。ドームにぽっかりと空いた穴から、十歳くらいの少女の顔が覗いている。
 先客がいるとは予想だにしていなかった私は、人形のように固まったままだった。
 女の子はしばらくこちらを眺めていたが、不思議そうな表情で再度口を開いた。
「あなた、とっても暑がりなのね」
「え?」
「私なら冬に半袖は着ないわ。凍えちゃうもの」
 それが目的なの、とは言えなかった。
「中に入らない? 外よりは暖かいわよ」

 打ち明け話をする気になったのは、少女があまりにも大人びていたからだ。彼女なら、真剣に聞いてくれるという確信があった。
「他の人にとってはくだらない理由だと思う。色が分からない位で死を選ぶなんて。でも、私には耐えられなかった」
「……もっとくだらない理由で、人はいくらでも死ぬわ。それに比べたら、あなたのはかなり「真っ当」ね」
 少女はしばらく黙って下を向いていたが、何かを思いついたのだろう、急にぱっと表情が輝いた。
「ね、私があなたに色を解説するっていうのはどう?」
「どういうこと?」
「色を通訳するの。たとえば、あれ」
 丸い穴越しに広がる空を指した。
「冬の空は、とても冷たくて高潔な色。さわれば指先が凍ってしまうのは分かってるのに、それでもふれずにはいられない……凶悪なほど美しい冬の色よ」
「それじゃ、あのひとつだけ浮いてる雲は?」
「孤独で気高い色。自分を分かってくれる奴なんて誰もいない。だけど一人でも生き抜いてみせる。……そんな、寂しさの中に強さを秘めた色」
 私はいつのまにか、彼女のつむぐ色彩に魅了されていた。 
「あの痩せた枯れ木は?」
「静かな生命の色。葉っぱなんて一枚もないけど、あの樹皮の内側には、生きようとする力が無限につまってるの。この世でもっとも暖かい色よ。そして……」
 意志を秘めた目が、私を正面から見据えた。
「あなたは、あの木と同じ色をしてる。たくさん傷ついて死を決意するほど絶望しているのに、それでも心の隅では生きたいと願ってる、とても強い色」 
「……そんなことない! 私は、」
「ほら」
 冷たい指が目元を拭う。そのとき初めて、自分が泣いていることに気づいた。
「これから先、いっぱい悲しいことや苦しいことがあるでしょう。だけどそれと同じくらい、楽しいこともあるかもしれない」
「……本当?」
「さあ」
「えっ」
「答えっていうのは、自分で見つけるから価値があるのよ」
 片目をつぶり、少女はいたずらっぽく微笑んだ。

 帰り道は前と同じ、無機質な風景。でも私の眼は、そこにある新しい何かを映していた。
(ああ、寒いな)
 歩みは次第に早くなり、ついに私は走り出す。
 灰色の街並を、たった独りで。
309: ◆OUDf1gO5SQ:2015/2/7(土) 10:29:18 ID:KWhrxNaFPw
「ここはいつ来ても雰囲気が寂しいわね。きっと灰色ばかりなのがいけないんだわ」

「何か差し色があれば一気に明るくなるでしょうに…。ね、あなたもそう思わない?」

「…あっ、そうだ!私のリボンがあったわ。この赤さならきっと、灰色によく映えるわよ」

「そうね…じゃあ、ここに飾りましょう」

「え?いいじゃない、あなたの家は私の家なんだから。それに、あなたには美的センスが足りないのよ」

「…さあ、出来たわ!」

「ほら見て、とっても可愛いのよ。この灰色ばかりの景色の中で、一際目立つわ」

「ふふっ。これなら、ここまで来るのに迷ったりする心配も無いわね。あなたのいる場所がすぐにわかるんですもの」

「…だから、ねぇ、早く出てきてちょうだい。私、あれからずっと待ってるのよ?レディーを待たせるなんてひどいわ」

「デートに行く約束だったじゃない。私、頑張っておめかししたのよ。このワンピースだって、新しく買ったの」

「髪型がなかなか決まらないの?ちょっとくらい寝癖があっても私は気にしないわ。あなたと一緒ならそれでいいの…本当よ?」

「ねぇ、ここは寒いわ…。せめて、中に入らせて?」

「でも、あなたの家、ドアが無いわ。冷たい石の固まりしかないの…」

「ねぇ、入り口はどこ?会いたい、あなたに会いたいのよ……お願いだから私を置いていかないで……」


310: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/2/7(土) 20:49:57 ID:Gjis396R7w

これより投票期間に入ります。

これだっという作品に投票ください。

日曜日から月曜日の日付変更で投票終了となりますのでよろしくお願いします。
311: 名無しさん@読者の声:2015/2/7(土) 20:53:33 ID:KTFz0UcpOY
>>308
312: 名無しさん@読者の声:2015/2/7(土) 21:01:51 ID:ICjXF0EmlI
>>309
313: 名無しさん@読者の声:2015/2/7(土) 21:20:56 ID:UdCBQzYwOk
>>307
314: 名無しさん@読者の声:2015/2/7(土) 21:40:50 ID:KwbqdC.YRw
>>304
315: 名無しさん@読者の声:2015/2/7(土) 22:12:36 ID:DuLp/eGCs.
>>309
316: 名無しさん@読者の声:2015/2/8(日) 00:16:46 ID:NHz4OROpH2
>>305
317: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/2/9(月) 00:32:27 ID:3royW.7drM

投票終了ですっ

今回の勝者は……
>>309です。

なかなかの参加者数でございました。
ではお題候補募集に入ります。

皆々様の参加、お待ちしております。
318: 名無しさん@読者の声:2015/2/9(月) 01:44:39 ID:wuqsecO6N.
お題「神社」
335.31 KBytes

名前:
sage:


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